「ベルリン国立美術館展-学べるヨーロッパ美術の400年-」が、上野の国立西洋美術館で開催されている。フェルメールの「真珠の首飾りの少女」が目玉であり、注目されている。近くの都美術館では「マウリッツハイス美術館展」があり、ここには2枚フェルメールが来ているので、上野にはいま3枚のフェルメールがあることになる。
「ベルリン国立美術館展」ということであるが、この名称は「ベルリン国立美術館彫刻コレクション」「「ベルリン国立絵画館」「ベルリン国立素描版画館」の総称である。
構成は下記のとおり。
Ⅰ部 絵画/彫刻
第一章 15世紀:宗教と日常生活
第二章 15-16世紀:魅惑の肖像画
第三章 16世紀:マニエリスムの身体
第四章 17世紀:絵画の黄金時代
第五章 18世紀:啓蒙の近代へ
Ⅱ部 絵画/彫刻
第六章 魅惑のイタリア・ルネサンス素描
フェルメール「真珠の首飾りの少女」の他では、「黄金の兜の男」(レンブラント派)、「死んだ鳥のいる静物」などが目をひいたが、全体として15世紀から18世紀までのヨーロッパ美術を、イタリアと北方の美術を比較しながら観ることのできるようになっているのが特色である。
他にも 15~16世紀のドイツを代表するリーメンシュナイダーの木彫やベルリン素描版画館の誇るボッティチェッリの素描など、優れた作品が出品されていた。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます