(ポスターの画像は昨年のものです)
地元の蓮田市の慶福寺で、「ホタル観賞会」がありました。親子の参加がかなりありました。
赤城さんという「ホタル博士」がホタルの生態について説明してくれ、そのあと、境内の隅にあるホタル飼育の池のあたりで、ホタル観賞。今年はかなり、ホタルがいました。かなり高くまで飛翔するもの、ランデブーのように連れ添いながら飛んでいるもの、はっぱの上でかすかに息づくように光っているもの、などさまざまです。
光っているのはオスですが、その生命は2週間ほどだそうです。メスをもとめて、ひかっています。一匹のメスが産む卵は1000個前後ですが、ほとんどは他の小動物に食べられてしまい、300個ほどが幼虫に、そして蛹になり、8回ほど脱皮して成虫になるそうです。成虫となった、ホタルは露や真水を飲んで生きているとか。成虫になってもカエルやコウモリに食べられたり、蜘蛛の巣にひっかかかったりで、生きぬけるものはわずかという、厳しい現実です。
赤城さんの話によれば、この辺りでは、かつて見沼用水にホタルが生息していたようですが、環境の変化、とくに農薬の影響で、絶滅に近い状態だそうです。そこで、慶福寺では、赤城さんの協力で、以前からホタルを生息させる取り組みをしています。毎年、この時期になると、この会がもたれます。
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