昨日のブログで高尾山を紹介したが、ここへ行ったおりに山頂に登らなかったのは、この同じ 日に高幡不動尊金剛寺と深大寺で、やはり紅葉を観る予定だったからである。時間の関係であった。
高幡不動尊金剛寺には京王線の「高幡不動」で降りて、向かう。日野市にある。真言宗智山派別格本山、高幡山王院は関東三不動のひとつで、地元では「高幡不動尊」と親しまれている。
創建は大宝年間(701年)以前ともいわれる。今から1100年も前、平安時代初期に慈覺大師円仁が清和天皇の勅願によってこの地を東関鎮護の霊場と定め、山中に不動堂を建て、不動明を安置したことに始まる。
のちに建武2年8月に台風で堂宇が倒壊し、安永8年には業火で大日堂、大師堂が焼失した。しかし、そのたびに、再建され、現在では往時をしのぐ寺観を呈している。
仁王門から入ると、境内には大日堂、五重塔が配置されている。他に奥殿、不動堂、聖天堂など。この五重塔の背後の紅葉が素晴らしかった。樹齢100-300年のものが約350株、20年未満のものが1000株ほどあるという。東京にもこのような立派なお寺があるのかと、びっくり。
ここはまた新撰組の副隊長であった土方歳三の菩提寺で、像がある。