【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

高尾山散策

2012-12-05 00:23:38 | 旅行/温泉

       

 高尾山に行く。目的は以前から、気軽に登山できる山として知られているここを訪れたかったこと、また今、紅葉の時期で見どころが多いのではないかということで「紅葉狩」をしたかったことである。

 年間約260万人の登山者がいて、ギネスブックにも世界で一番登山者の多い山として登録されているという話を聞いたことがある。


 快晴の日和。しかし、気温は低い。7-8度くらいだった。今回は山登りはやめた。ケーブルカーで中腹まであがり、そのあたりで散策。下山はリフトを使って降りてきた。標高は599メートルで、それほど高い山ではないが、結構、きつそうである。様子を見るということでケーブルカーの利用となった。140人ほどが乗車できるケーブルカーで、7-8分も乗ると、中腹に到着する。

 ここに薬王院がある。かなり大きいお寺で、山のなかほどによくこのようなお寺を建立したものだ。ケーブルカーの終点から男坂あるいは女坂を歩くとここい着く。「御朱印」をいただく。途中に植物園、猿園がある。お店もかなりある。団子、茸汁、いろいろなものが販売されている。大変なにぎわいだ。「銀座」を歩いているよう。健康志向で、老若男女が闊歩したり、杖をつきながら歩んでいたり、みなそれぞれの流儀で愉しんでいた。頂上まで、15分との標識があったが、今回はここまでとする。また、必ずいつか来ると誓って。

 高尾山は、東京近郊の行楽地としてつとに有名であるが、元来は修験道の霊場であった。現在は上記のように薬王院(真言宗智山派)の寺域となっている。天然の森林が素晴らしい。かつて中世の頃に八王子城主だった北条氏照による「本山の竹木の伐採を禁じる」という制札が薬王院に残されているそうで、江戸時代には幕府直轄領となり八王子代官・大久保長安が山林保護政策をとり、その書状が同じく薬王院に残されているという。

 紅葉は丁度よいぐらいだった。真っ赤なもの、黄葉、ながめがいい。絶景である。遠くにかすむようにスカイツリーも見える、。東京タワーも。見晴らしは抜群だ。

 帰路はリフトで。怖いも怖くないも考える暇もなく、乗ってしまった。しかし、慣れないとかなり怖い。細い座席に一人乗り。下を見るとかなりの高度、傾斜は急峻で、長い。約12分ほど乗っている。しかし、ここでしか見ることのできない、紅葉を楽しめた。