きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

大阪市住民投票 市民の選択② 踏み出す人生初宣伝

2020-11-06 07:36:21 | 政治・社会問題について
大阪市住民投票 市民の選択② 踏み出す人生初宣伝
「今回の住民投票は、市民による、住民みんなの生活を守るたたかいだった」。市民有志「残そう、大阪」のメンバーの一人はそう振り返ります。
路上で無名の市民が「大阪市をなくしたらあかん」と対話し、反対の輪を広げました。その多くが人生初の宣伝・対話に踏み出した人たちでした。「知らないところで、私たちのフライヤーを使って宣伝・対話してくれている人がいた。一人ひとりの思いと行動がつながって、大阪市を残すことができたと思います」



街頭宣伝をしたSOCsのメンバーら=9月4日、大阪市・天王寺駅前

地道な対話
今回、たくさんの市民有志・団体が結成され、市民の行動の受け皿となりました。
平野区・東住吉区・阿倍野区の若者を中心に活動した「SOCs」(ソックス、大阪市を守る有志)もその一つです。7月に立ち上げ、早い時期から街頭宣伝、ネット署名、メッセージ動画などで生の市民の声を届けてきました。
メンバーの松本めいさんは、シールアンケートを使った対話を大事にしました。「宣伝回数は多い方ではなかったけど、地道な対話を重ねてきました。私たちがやっている姿を見て、多くの人から『私もがんばります』と言ってもらえました。たくさんの市民の行動が重なって、大阪市廃止を食い止めることができた」
SOCsの宣伝では、毎回新しい出会いが生まれました。メンバーの石川尚子さんは「本当に多くの若者が宣伝に来てくれ、感謝と感動で胸がいっぱいです。人生初宣伝の人、『ビラってどうやって配ったらいいですか』と言うような人が、自分のこととして一歩足を踏み出してくれた」。最終日には沖縄から、71歳の女性がツイッターを見て応援に駆け付けました。メンバーは仕事の合間に宣伝を準備。「大変でしたが、毎回新しい出会いがあるから最後までできたと思います。こんな経験は初めて」

町会長らも
維新市政で学校の統廃合が強引に進められてきた生野区では、連合振興町会長と有志が立ち上がり、「私は都構想に反対です」のゼッケンを着けて、初の練り歩き宣伝を行いました。町会の女性部も大活躍しまし輪た。
 同区舎利寺(しゃりじ)地域の猪股康利会長は語ります。「みなさんの力が一つになって、維新の暴挙にくさびを打つことができ、喜びもひとしおです。女性陣も非常に頑張っていただいた。学校統廃合は進められていますが、コロナ禍で『3密(密閉・密集・密接)』となる計画を暴走させないよう、これからのたたかいが大事です」(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年11月4日付掲載


それぞれの人が自分の思いで宣伝、発信。「ビラってどうやって配ったらいいですか?」なんて人も、一つひとつの踏みきりをして行動。
それが大阪市を守るたたかいを勝利に導いたのですね。
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