日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

ちどり亭にようこそ4

2019-01-18 06:16:22 | 読書
十三湊の『ちどり亭にようこそ4』を読みました。



このシリーズは、京都の町屋で小さなお弁当屋さんを営む花柚と、そこでアルバイトをする大学生の彗太を中心に、周囲の人々との交流と、凝ったお料理とを描いた作品です。花柚は、幼馴染で元許婚だった総一郎との結婚を控えて忙しく過ごしていました。そこへ総一郎の祖母が訪ねて来ます。最終的にちどり亭を引き継ぐ事になっている彗太の力量を試すために、慧太はこのおばあさんに毎日お弁当を作る事になりました。



あいかわらず、ちょっとしたトラブルやイベントがある中で、気合の入ったこだわりのお料理が次々と作られます。1や2くらいまでは、読みながら作ってみたいと思う料理が描かれていましたが、重複を避けるためか、3以降はかなりローカルだったり食材が簡単に手に入らなかったりする料理が増えて、料理本として読めなくなっていました。が、確かな筆力で愛情を持って物語が描かれていてとても楽しめました。あとがきを読むとどうも4でこの小説も終わりっぽいのですが、子どものできた花柚さんや、店長になった彗太にも会ってみたいと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする