黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ありふれた風景画』あさのあつこ(文藝春秋)

2006-11-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
高校2年生の高遠琉璃は、ウリをやっているというあらぬ噂を立てられていたことから、彼女に恋人を取られたと勘違いした上級生に屋上に呼び出しを受けたが、危ういところをたまたま居合わせた美貌の上級生・綾目周子に助けられる。
鴉を友達に持ち、霊能力を持っているらしいという特異な噂のある彼女もまた、人々から遠ざけられていた。
互いに信頼しあい、深く惹かれ合うようになった彼女たちの周辺では、さまざまな事件が起き……

噂に振り回されず、ちゃんと自分の目や心で判断する彼女達の姿勢が、当たり前の事ですが好感が持てます。
そして鴉のタロウも良い味を出してますね(笑)。

<06/11/15>