黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『安楽椅子探偵アーチー オランダ水牛の謎』松尾由美(東京創元社)

2006-11-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
上海生まれの、口をきく、正真正銘の“安楽椅子探偵”アーチーと、小学6年生になった少年・及川衛の交流を描く連作短編集。
駅の公衆電話のところに置かれていた謎の封筒を持ち帰った衛。その封筒には“オランダ水牛”“スパイ”といった言葉が書かれており、中には木の枝が入れられていた……『オランダ水牛の謎』、
衛のクラスメート・野山芙紗が塾の友人・安倍マコトから黒猫を預かった。家の窓枠のペンキを塗り直す為だというのだが……『エジプト猫の謎』、
図書委員長である芙紗を慕う5年生・楠小百合。ちょっと風変わりな格好をした彼女をモデルに図工の教育実習生・沢尻が像を作成。ところが何者かによって壊されるという事件が起き……『イギリス雨傘の謎』、
インターネットサイトで評判のインド料理店に出かけた衛と父と芙紗。ところがそこでテーブルクロスを裏返す謎の男を目撃する……『インド更紗の謎』、
衛がドーナツショップで出会った男は、翻訳家の渡辺俊樹と名乗った。彼に30円を貸した衛は、次に合う約束を交わすが、その時間に彼は現れなかった。名刺の住所を訪れたもののそこにも彼の姿はなく……『アメリカ珈琲の謎』の5編収録。

安楽椅子探偵アーチー・第2弾です。5年生だった衛も6年生になり、ちょっと成長の様子がうかがえて微笑ましかったり(笑)。

<06/11/27>


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