黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『アインシュタイン・ゲーム』佐飛通俊(講談社)

2006-11-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
1922年。アインシュタイン博士が来日した折、遭遇した衝撃的な事件……それは蔵で自殺した佐久本家当主・律を、使用人・茂助がバラバラに切り刻む、という残酷なものだった。その事件に関して“自殺ではない”と書き残したとされるアインシュタインの手記が遺されていという。
2003年。ライター兼探偵・ザナドゥ鈴木は、相対性理論を用いたアンチ・エイジングを売りとする怪しげなセミナーの実態調査を依頼され潜入するが、そこでその団体に手を貸していた南無井新二と、文化芸術振興推進事業会の主査・円桜池白冷と知り合う。
彼女の所属する組織は、南無井の父である蓼科の資産家・南無井存在の所有する館を文化財として保存しようとしていたのだが、急遽その建物を壊すといい出した為困り、新二に説得を頼みにきたのだが、結局逃げられてしまう。
その後、アインシュタインの手記の謎の解明を依頼されたザナドゥは、その文書が眠る、存在が経営する老舗ホテル・萩屋へ向かうが……。

エピローグのアインシュタインのくだりでは良いかなぁ、と思ったんですけどねぇ;
ペダントリィに溢れてるのは構わないのですが、そこにページを取られてる分、内容が薄いような……。

<06/11/11,12>