黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

パリブレスト@ラ・マドレーヌ

2006-11-25 | スイーツ
 固めのシュー生地の間にアーモンドクリームが挟まれています。
 香ばしい感じ。
 土日限定です、というお店の人の言葉に釣られて買ってしまいましたが、後で考えてみるとわたしがこのお店に行くのは、大抵土日なんですよね(笑)。

 ラ・マドレーヌ:新潟(長岡)

『クラッシュ・ブレイズ ソフィアの正餐会』茅田砂胡(中央公論新社)

2006-11-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
惑星ツァイスで指折りの高級学校である聖ソフィア学院。
名家の子女だけが通う女子校で起きた少女ミシェル・クレーの失踪事件。戻ってきた彼女は意識障害を起こし、妊娠していたという。
とある事情から、その事件を調べると言い出したルウ。そしてそんな彼に付き合いシェラが、女生徒に扮し、潜入。リィも近くの男子校へと潜り込んだ。
一方、ルウから前回の事件に関わる捜索を依頼されたケリーたちがつかんだ事柄とは……

2人の女生徒っぷりが、とても楽しかったです(笑)。
ちょっとマリみて気分(笑)。

<06/11/25>

『春の魔法のおすそわけ』西澤保彦(中央公論新社)

2006-11-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
気がつくと、二日酔いの状態で九段坂をさまよっていた四十代半ばの作家・鈴木小夜子。
そしてその手には、見知らぬセミショルダーのバッグが……どうやら地下鉄かどこかで取り違えたものらしい、そのバッグには、二千万円もの現金が入っていた。
その処理に困った彼女は、たまたま出会った美青年・優弥に、自分と最後までつきあってくれたら、その二千万円を渡すと条件を出し、彼を連れまわすが……

メルヘンチックなタイトルですが……確かにある意味メルヘンな内容です(笑)。
小夜子のキャラは、かなりイタいですが、男性作家ながらその四十代女性の心理を描き切ったのは、西澤さんならでは、な感じでしょうか(笑)。

<06/11/24>

『月色光珠 黒士は白花を捧ぐ』岡篠名桜(集英社)

2006-11-23 | 読了本(小説、エッセイ等)
借金がきっかけで没落した名家・周家。その娘・琳琅は、科挙を受験する双子の弟・子朝と共に、数年ぶりに長安に戻ってきた。
そんなある夜、琳琅は傷を負った黒衣の男・魏有を助けたことをきっかけに、彼の仕事を手伝い始める。
そんな彼が、彼女に頼んだ仕事とは、一家が没落するきっかけを作った金貸し・安潜の娘で、子朝が思いを寄せる幼なじみ・春蓉の警護だった。複雑な思いを抱きつつも、安家にやってきた琳琅だったが……

琳琅の心理描写がちょっと足りない感じが…(唐突な気が)。
子朝のキャラが変でおかしいのですが、琳琅と双子にはあまり見えません(年の離れた姉弟みたい)。双子設定である必然性が今一つ不明;

<06/11/23>

『ラギッド・ガール 廃園の天使Ⅱ』飛浩隆(早川書房)

2006-11-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
人間の情報的似姿を官能素空間に送り込むという画期的な技術によって開設された、仮想リゾート<数値海岸>を主な舞台とした“廃園の天使”シリーズ2冊目。短編&中編作品集です。
<大途絶>から300年が過ぎ、外部の人間が訪れなくなって久しい<夏の区界>。16歳の時を繰り返すジュリー・プランタンは、音楽を紡ぐ硝視体<手風琴>を見つけた。彼女は青年ジョゼ・ヴァン・ドルマンの中に、長身の女性の姿を視る………『夏の硝視体(グラス・アイ)』、
<ラギッド・ガール>の作者である阿形渓は、先天性の代謝障害を原因とする醜い肢体の持ち主で、それ故に特異な能力の持ち主でもあった。そんな彼女と<数値海岸>開発の研究所で出逢った安奈・カスキは……『ラギッド・ガール』、
ガウリ・ミタリはルームメイトであったカイル・マクローリンの死の真相を探るべく、カイルの<似姿>へ調査を開始するが……『クローゼット』、
<数値海岸>や他の区界を渡る<鯨>を育成する区界<ズナームカ>に暮らすズラータとレオーシュたちの物語。そして現実世界における反<数値海岸>の活動家ジョヴァンナ・ダークへのインタビュー。それらが語る<大途絶>の真相とは……『魔述師』、
この世界そのものである<汎用樹>。<大途絶>後、その衰弱をひとりで支える蜘蛛の王・ランゴーニ。その蜘蛛衆の一人であるニムチェンは、王の庭から逃げ出し野生化した蜘蛛の討伐に王も加わることを知る……『蜘蛛の王』の5編収録。

前巻の『グラン・ヴァカンス』を補完するような、前後のお話の作品集です。
文章により形作られた独特で緻密な世界設定が、蜘蛛の巣のように張り巡らされている印象ですね。

<06/11/21,22>

『ツバサ 17』CLAMP(講談社)

2006-11-21 | 読了本(漫画)
二人の小狼の対決に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったファイ。そんな彼を助けるために、吸血鬼である昴流の血を与え、黒鋼に自らその餌となるよう告げる侑子。
一方、黒鋼の代わりに代価を払うというサクラは、厳しい環境の中、外へと出て行くが……

ホリックで四月一日が汲んだ井戸水はどうするのかなぁ、と密かに気になっていたのですが、まさかここで使われようとは(笑)。

<06/11/21>

『12番目のカード』ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋)

2006-11-20 | 読了本(小説、エッセイ等)
ハーレムのラングストン・ヒューズ高校に通う、成績優秀な黒人高校生ジェニーヴァ・セトルは、図書館で資料を閲覧中、何者かに襲われそうな気配を感じ、間一髪で難を逃れた。
現場に残されていたのは、レイプの為の道具の入ったバッグと1枚のタロットカードだった。
そんな現場を調べるべく到着したニューヨーク市警のロン・セリットーの目の前で、聴取中だった図書館長が銃撃される。
その後も執拗にジェニーヴァを狙う犯人の影。
動機が、彼女の調べていた南北戦争時代の解放奴隷であった先祖、チャールズ・シングルトンに関わっているのではないかと、過去彼が関わったとされる事件について調べ始めたリンカーンとアメリアたちだったが……。

リンカーン・ライムシリーズ第6作。
終盤の二転三転するところが、いつもながら楽しめたのですが……前作の方がドキドキ感は上かなぁ(笑)。

<06/11/19,20>

『xxxHOLiC 10』CLAMP(講談社)

2006-11-19 | 読了本(漫画)
侑子から、謎の屋敷での井戸の水汲みを命じられた、四月一日。
その屋敷の窓辺に女性の姿を見るが、彼女は翌日も同じ位置に居り、服装も同じままだった。
そして水汲み最終日。風に舞い上がった風呂敷を追い屋敷へ入った四月一日たちは、その正体を知ることに。
そして四月一日は、これまで何か良くないことが起こったときには、その前にひまわりが関わっていたことに気づく……

とうとうひまわりの謎が明らかに。
もっと何か黒い陰謀(って何?/笑)が隠されているのかと思っていたので、ちょっと意外でした(笑)。
そして四月一日は、やっぱり良い子ですね~(しみじみ)。

<06/11/19>

『毛布おばけと金曜日の階段』橋本紡(メディアワークス)

2006-11-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
父を事故でなくし、そのショックで心の病になってしまった母は入院中。そして残された姉妹……姉・さくらと妹・未明。しっかりもののさくらだったが、ただ父の亡くなった毎週金曜日だけ、階段の踊り場で"毛布おばけ"になってしまうのだった。
そんな彼女の前で、さくらの恋人・和人と共に、階段でお茶会を催す未明。それが金曜日のいつもの光景となっていたが……『みちのながてをくりたたね』、
さくらに指輪をプレゼントする為、バイトを始めた和人。その所為でさくらへの連絡が少なくなってしまい……『花火の下、きみの微笑みを』、
和人の紹介で、彼の親友・都築と付き合うことになってしまった未明。しかし2人のデートはうまくゆかず……『缶コーヒーの行方』の3編収録。

『毛布おばけ』という形で、普段の自分の精神の平行を保つさくらの姿が切ないですが、それがただの悲劇として扱われるのではなく、うまく温かい方へ導かれてゆく感じのするところが良いですね♪

<06/11/18>