く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

うさぎの「く~にゃん物語」⑦ 「水は飲まない」は迷信よ!

2012年02月24日 | ウサギ「く~にゃん物語」

 

【乾燥ペレット食べた後にはゴクッ、ゴクッ】

 

 「ウサギは水を飲まない」「水を飲ませると下痢して死んでしまう」。ウサギについて昔からこんなことが言われてきたらしいわね。だけど水を飲まない生き物っているかしら。

 

     

 

飼われ始めたときは生後数カ月とまだ小さかったから、ケージにセットされた給水ボトルの飲み口から「ゴクッ、ゴクッ」と飲んでいたの。懐かしい! だけど大きくなってからは、白いガラス製の器に入った水を1日に何回も飲むよ。この器、照明器具の電気カバーを代用しているんだって!

 

あくまでも想像だけど……。昔、家で飼われていたウサギにとって、主食は水分たっぷりの野草や野菜くずなどばかり。だから、あまり水を飲む必要がなかったんじゃないかしら。そこで「水を飲まない」といった迷信が生まれたのかなあ。

 

だけど、今では水分があまり含まれていない乾燥ペレットが主食でしょ。だから喉も当然渇くの。特に暑い夏場は水がなかったら死んじゃうかも。それじゃ「ゴクッ、ゴクッ」っと。

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うさぎの「く~にゃん物語」⑥ スタンピング 後ろ足で「ダン!ダン!」

2012年02月15日 | ウサギ「く~にゃん物語」

【ご機嫌斜めの証拠だよ】

 

 以前、ご主人様のベッドにジャンプして上がったことがあるの。そこで遊びに夢中になっていて、ついコロコロウンチが! それを見つけたご主人様が両手をパチンと打ちながら「コラッ!」。怖かったなあ。だから、私も「足ダン!」で対抗したの。

 

            

 

 後足を高く持ち上げて、素早く振り下ろすの。「スタンピング」といって、すごい音がするんだ。さすがにご主人様も初めて見た時には驚いて、あっけにとられていたよ。長い時には1~2分間ほど続けるけど、音は次第に小さくなっていくわね。

 

 野生のウサギは天敵が近づいてきた時などに、このスタンピングで仲間に危険を知らせるんだ。家で飼われている私たちもその習性というか本能を受け継いでいるというわけ。「足ダン!」が始まったら、何かに怒ったり、気に入らないことがあったり、ストレスがたまったりしているという証拠よ。

 

 ウサギは普段、犬や猫のように鳴かないし、表情も乏しいと思われているでしょ。だけど、スタンピングのほかにも結構いろいろな「ボディランゲージ」で、その時々の気持ちを表現するの。よく観察してね。

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うさぎの「く~にゃん物語」⑤ 食糞「えっ、汚~い」なんて言わないで!

2012年02月10日 | ウサギ「く~にゃん物語」

【盲腸糞、栄養たっぷりの発酵食品よ】

 

ウサギのウンチって知ってる? 普通のウンチはコロコロして乾燥しているの。そう、シカの糞(ふん)をずっと小さくしたものを連想したら分かりやすいかな。においはほとんどしないよ。

 

だけど、ブドウの房のような粘り気のある軟らかい便もするんだ。これを「盲腸糞」というの。ビタミンBやたんぱく質など栄養たっぷりの発酵食品なので、すぐに食べちゃうんだ。夜中に多いから「夜便」とも言うわね。だから、ご主人様でもあまり目にすることがないんじゃないかなあ。

 

                

           

「えっ!糞を食べる。汚~い」だって。「食糞」は私たちの習性なの。だから、そんなこと言わないで。犬にも「食糞症」というのがあって飼い主さんたちを悩ませているそうね。だけどウサギの「食糞」はそれとは違って健康を保つために不可欠な大切なお食事。だから、お尻に口をもっていってモグモグしているのを見ても、見て見ないふりをしてね。

 

それに「盲腸糞」を食べ残して、よく見かけるようになったら要注意。体調があまり良くないということを知らせてくれているのかもしれないからね。じゃ、横座りして昼寝しようかな。おやすみ。

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ウサギの「く~にゃん物語」④ 鼻ぴくぴく ウサギの〝ウインク〟よ

2012年02月07日 | ウサギ「く~にゃん物語」

 

【嗅覚は高感度、視覚は弱くてもぐるっと360度】

 

 鼻ぴくぴくはウサギの専売特許。よく動くでしょ。西洋では「お鼻でウインクする」とか言われてて、なかなか評判がいいんだって。ぴくぴく動かして、その鋭い嗅覚でわずかなニオイでもかぎとるの。「回りに天敵がいないか」「何か危険が迫っていないか」。そんな状況をつかむための強力な探知機というわけね。

 

     

 

だから何か物音がしたり不安だったりした時にはぴくぴくが速くなるんだ。ご主人様がある時数えたら30秒間に40回近くも動いたんだって。逆にリラックスして安心な時には動きが少なくなって、熟睡状態の時はほとんど動かないの。だから鼻の動きでその時の気分や状態が分かるっていうわけ。

 

鼻はいいけど、目の視力のほうはちょっと弱いんだ。「0.1程度」ともいわれているけど、その代わり視野が広いのが自慢なの。片目で170190度も見えるから、両目だとぐるっと360度。真後ろも見えるんだから。

 

人の片目の視野が100度ぐらいらしいから、それに比べたらすごいでしょ。しかも光に対する感度が人よりずっと高いんだ。ウサギは天敵を避けるため主に夜間に行動するでしょ。そのために必要な視覚は十分備わっているというわけよ。

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ウサギの「く~にゃん物語」③ 私の〝天敵〟はシジュウカラ!

2012年02月02日 | ウサギ「く~にゃん物語」

 

【だって、私の大好物をスキ見て盗むの】

 

私の主食はペレット。穀類や豆類、米ぬかにビタミンなどを混ぜているんだって。カリッカリしてておいしいよ。だけど、ずっと食べ続けていたペレットが最近、生産中止になって新製品に切り替わったんだって。食べ物に神経質な私のことを気遣って、新製品の割合を少しずつ増やしてくれているの。だけど微妙ににおいや歯応えが違って、なかなか馴染めないなあ。

 

ペレットやワラのほか野菜や果物なども食べるよ。だけど一番の好物はピーナッツ。茶色の皮をむいたのを朝夕5個ずつくらい食べるかなぁ。それが待ち遠しくて、最初の1~2個は必ず手から直接もらうの。ただカロリーが高いからって、少し減らされ気味なのがちょっと心配。

 

    

 

なぜ小鳥のシジュウカラが〝天敵〟か?だって。後で食べようとピーナッツを少し残すでしょ。そしたら昼寝のスキを見て餌箱からあっという間に盗んでいくの。全く油断ならないんだから。

 

ご主人様は秋から春にかけヤマガラやシジュウカラに、よくヒマワリの種をあげるのね。盗まれるのはその小鳥の食事がなくなった時が多いわね。ただ、小鳥だって毎日の食べ物を探すのに必死でしょ。だから少しぐらい大目に見てやってもいいかな、とも思うの。

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ウサギの「く~にゃん物語」② 私の隠れ家は特製の巣穴!

2012年01月29日 | ウサギ「く~にゃん物語」

【マットやバスタオルでぐるぐる巻き、暖かくて快適】

 

ベランダには洗面器ベッドのほかに、ご主人様特製の隠れ家があるんだ。直径30センチ、長さが80センチぐらいある巣穴だよ。植木鉢を載せる円いスチール製スタンドを2つ組み合わせ、ロープを編んだハンモックやバスタオル、新聞紙、玄関マットなどでぐるぐる巻きにして作ってくれたの。中はなかなか暖かいよ。

 

    

 

私の遠い遠~いご先祖様はヨーロッパ原産の「アナウサギ」。その血を引いているからかなぁ、穴の中が大~好き。巣穴は天敵から身を守るためにもなくてはならないものなの。だけど、同じ仲間でも「ノウサギ」は巣穴を持たないんだ。「危ない!」と感じた時には猛スピードで逃げて、茂みや草むらにじっと隠れるそうよ。

 

私たちウサギ族はもともと夜行性。だから睡眠時間の日中は洗面器ベッドに入ったり、日だまりでウトウトしたり。ただ昼過ぎから夕方ぐらいまでの間はこの巣穴の中で過ごすことが多いかな。

 

ベランダはすだれや板の天井などで覆われているんだ。だから寝起きする所には雨は降り込まないよ。強風も吹き込まないし、真夏の直射日光も当たらない。だからベランダ暮らしもなかなか快適。きょうは少し冷えるので、巣穴で昼寝しようかな。では、おやすみ。

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ウサギの「く~にゃん物語」① 私のベッドは洗面器!

2012年01月27日 | ウサギ「く~にゃん物語」

【中に牧草、おなかがすいたらムシャムシャ】

 

ピーターラビットって、もちろん知ってるよね。そのモデルとなっているのが「ネザーランド・ドワーフ」という種類の小型ウサギ。「ネザーランド」はオランダ、「ドワーフ」は小さな妖精という意味だって。

 

私はその血を少し引き継いでいるの。メスなので名前は「く~にゃん」。中国語で書くと「姑娘」で、「娘さん」のことなの。えっ、年齢? 「それはヒ・ミ・ツ」。体重は1.5キロぐらいかなぁ。

 

   

 

では、まず私の住まいからご紹介しますね。私はいつも2階のベランダで過ごしているの。その隅のほうにある洗面器が大のお気に入りの寝室。中にはワラがいっぱい敷き詰められているからフッカフカ。だから寝心地もいいの。このワラ、「チモシー」という牧草で、おなかがすいたらムシャムシャ食べるのよ。まさに〝食住〟近接というわけ。便利でしょ。

 ワラが減ってきたら、ご主人様が新しいワラを追加してくれるの。やっぱり新しいワラは新鮮でおいしい。この家に来たのは生後2カ月ごろ。それからずっと、この洗面器が私の安息の場所。暖かいし、愛着もあって、その中に入ると本当に気が休まるのよ。では、洗面器ベッドでおやすみ。

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