CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

「ダウントン・アビー」の舞台 ハイクレア城の秘密

2015-05-09 18:58:11 | ドラマ映画テレビ感想
ずいぶん前に放送されてましたが、
ようやっと消化できましたので
遅まきのレビウであります
相変わらず、ダウントンアビーが面白くて
欠かさず見てるわけですけども、
誰一人として、あれを見てるものがいない、
近くで語り合う同士がいない
そういう悲しい毎日でありますけども、
心慰めに非常に有意義な番組でありました
というか、ダウントンアビーとセットで製作された
それなのでありますね

内容は、その舞台となっているお城
本当の名前は、ハイクレア城というようでありますが
そこに、未だに伯爵がいて、しかもビジネスをしているというか
なかなか、ダウントンアビーを見ている身分としては
考えさせられる、現在の伯爵像を
見せてくれたわけでありました

結局、あの物語はこの一族をモチーフとしていたのか
そう思うような、歴史的事実が淡々と語られて、
第一次大戦時分の急ごしらえの病院化騒動や、
資産家の娘が嫁いできただとか、
やがて、なんとかして城を残すためにやりくりしていくだとか
ほとんどが、同一人物のそれこれだったように
思わなくもないですが、非常に興味深い
逸話の多くが、貴族が輝いた最後の時代だったと
あれこれ思わされると
アンティークの風景とともに
感慨深く見てしまうのでありました
色々、本も読んでおくものですな
なんとなく、理解が平たくなった

伯爵の歴史については、あの
ツタンカーメンの遺跡を発掘したパトロンだったと
それが結構な衝撃というか、
そういうことが、貴族の仕事というか、
趣味といってしまえばそうなんだが、
事業を手がけたという言葉がさすそれだろうと
こういうのも見てみたかったなと
ドラマに求めてしまったりするわけですけども
なかなかに、衝撃を受けたものであります
その貴族が、いまだ、続いているというのが凄い
と、感動を受けたと
そんなわけでありました

イギリスに行くという機会は
なんとか、生きているうちに作っておきたいと
願ってはいるのでありますけども
なかなかに遠いと眺めつつ
テレビで楽しんだのでありましたとさ

よたびの台湾旅行 18 鱸魚湯と魯肉飯の朝

2015-05-07 21:04:02 | よたびの台湾旅行(2014)
特に盛り上がりがあったわけではない、
完全に写真の紹介だけだったと
一連のシリーズを書いておいて反省しきりですが
今回で最後であります
三日目の朝、早めに起床して、バス出発までの短い時間を
なんとか利用しようと、片道20分かかる龍山寺まで走っていき
あれこれと堪能してきました



鱸魚湯と魯肉飯で、105元(420円)
以前なら300円くらいの計算だったのにと
朝飯だと思うと色々考えてしまうのですが
とりあえず食べました
前日、龍山寺前の夜市でうろうろして
おいしそうだなと思っていた湯(スープ)が、
朝からわんさか作られていましたので、
魯肉飯とともに食べてきました

このスープが抜群に旨かった
魚の知識がないので、いったいなんだったのか、
それはわからないのですが、淡白な白身で、
骨なんかまったくない、なんか、うろこもなかったんじゃないか、
これ、川魚なのか?と思うような食いでで、
たっぷり生姜が利いてて、朝からさっぱりと
とんでもなく美味しかったのであります
これは素晴らしい、有名な両喜号だと思ってましたが、
今写真見てみると、これ隣の店じゃねぇか?
そんな風でありますけども、ともかく美味しかったのであります

あとは、足早に市場見たり、朝の台湾を満喫しつつ、

近くのお寺をそっとおまいりして、
ゲームセンターというか、ネットカフェみたいな店を覗いたりし、
朝の爽やかな時間を過ごしたのでありました



せっかくだからと、泊まったホテルの概観と内装を
内装は暗がりだったので手ぶれが酷いですけども、
左奥が半透明の仕切りで、風呂兼トイレであります
どう見ても、ラブホテルというつくりなんだが
まぁ、気にしない
外装についても、明るい時間に見ると、結構アレだなと
戦慄を覚えたものでありました
泊まってみたら、ちゃんとしてんだけどね



最後に、龍山寺のではなく、
そこらの屋台で食べた胡椒餅(40元)と、
空港で食べたパイコーハン(190元)でありました

もうすっかり慣れたものというか、三日目の朝、
近所であれこれ朝飯を無理やり楽しむ方法も会得して、
非常に満足な台湾旅行だったわけであります
そろそろ台北も行き終えたなどと思ったりしましたが、
まだまだ、松山線界隈を遊んでいないので
次は、そこらをせめてみたいと思いつつ

楽しい楽しい四度目の旅行を終えたのでありました
帰りの飛行機が、ひっくり返りそうなくらい
アグレッシブなフライトでしたが、
それはそれ、楽しかったのでよしとするのでありましたとさ
また行き台湾

前記事 17 夜の龍山寺と來來水餃

【読書】ザ・サークル

2015-05-06 21:53:30 | 読書感想文とか読み物レビウー
ザ・サークル  作:デイブ・エガース

分厚い小説でありました
近未来を描いたSF小説といったらいいのか、
あるIT企業が、やがて世界を支配するというか
変革させるというか、ともかく、
あまりよろしくなさそうな未来を暗示させる
そういう不気味な小説であります
読んだことないけども、
ジョージウォーウエルのなんとかという、
アップルが広告に使ったあれのような世界観でないか
そんな風に思ったのでありました

内容は、平たくいってしまうと
Googleと、どっか新しいIT企業をごたまぜにして、
世界を全てインターネットというか、
ネットワークの下に統一してしまおう、
さらにビッグデータ化するというか、
全部記録して保存、利用してしまおう
やっぱりGoogleだなと
思ってしまうそれこれをやってのける
凄まじい企業、サークル
そこに就職した女の子が、やがて、
とんでもない影響力をもって時代を進めていく
そんな按配であります

こういったオチの本を読むのは
正直初めてじゃないかと、
ちょっと思うほどでありましたが、
なかなか読みやすくて、期待通りというか、
わくわくとは違う、ただ
不気味とも思えるそれが続いていくんだが、
その不気味さが露骨ではないというか、
解りやすいんだけども納得してしまうというか、
わざとらしさと、深刻さが絶妙で
説教臭くならないように気遣われているかのような
そういう楽しい小説でありました

わくわくするようなというと
のんきにすぎるような、実際近く行われそうな
喜劇めいた悲劇という、ありていなそれが
ありあり描かれていて、
読んでいて、正直どちらの派だろうか、
世界はクリアであるべきか、そうでないか
について、あれこれ考えさせられたのであります
大多数はクリアでないほうがよいというのが、
今なんだろうなと思うんだが、
実際問題、提起されていたように、乱暴だけども
クリアになったら、問題が解決される期待があるような、
さりとて、問題は姿を変えるだけかもしれないとか
色々考えさせられるのでありました
なんとなく、感覚的に、支配されるようでやばい、
情報共産主義という思想がなかなか
斬新というか、言いえて妙だなと感心したりで
ちょっとした思考実験めいた内容に
興味をひかれたのでありましたとさ

なかなかよい一冊ながらも、
どちらかというと高校生向きに小説とか
そういう感じでもあるなと
考えてもしまうのでありました

明治神宮 不思議の森 ~100年の大実験~

2015-05-05 22:07:16 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりにネイチャー系といっていいのか、
自然関係のNHKスペシャルで、
そこまで期待してなかったというか、
そんな話だと知らなかったという、
実に私にとって楽しくて仕方ない番組でありました
100年計画の森林調査とか、すごすぎるだろう
こういうのだよ、こういうのを見たかったんだよ

個人的に、金持ちになったら
理想的な山を作るだとか、
合戦を完全に再現するだとか
そういうことをしてみたいななどと思ってましたが、
日本の叡智が、森林を作るという壮大な実験を
東京の真ん中でやってたというのが
すごすぎて感動でありました
これは本当に、いい番組であった

見つかる様々な植物やら、動物やらも
楽しいことこの上ない感じ、
山ほど、しかも、良質というか
明らかに大型のカブトムシが見つかったり、
コクワガタがいたり、新種じゃないかというのも見つかったり
まぁ、楽しくて仕方なかったのであります
菌類とかも、調べている人の興奮加減とあわせて
楽しかった、こういうのが素敵よね
というか、ほったらかしにしておくと
ああいう植生というか、生物相ができるんだなと
素直に感心というか、感激してしまった

何よりも、あれをやろうと考えた当初が、
明治天皇をまつるため、鎮守の森を作るという
もう発想からしてすごいなというところもあり、
それを大真面目に予想して、だいたい、予想通りになり
人工的に自然な昔のものという、
ものすごく矛盾しているようなそれが
できあがっているというのが
どこかSFめいているというか、ともかく
すごく面白かったのでありました
この実験はまだまだ続いていくのだなぁ
すげぇなぁ、いいなぁ

あの森が、大戦でどうにもならなかったことも感激だったし、
地震だとか、まあ、さまざまなことがあったのに、
この不安定な土地で続いているというのが
素敵だと感嘆みまいつつ、
そういう目で、いつか明治神宮お参りしたいと
思ったりするのでありました
グッドジョブな番組だった、久しぶりに本当に感動した

【漫画】二兎物語

2015-05-04 17:12:44 | 読書感想文とか読み物レビウー
二兎物語  作:滝沢聖峰

先日、二巻が発売されたと聞いて、
本屋を何軒まわったか…滋賀県は入荷してねぇんじゃないか
結局、実家帰省して、愛知県で発見したのであります
素性がバレますな、今更ながら
さておき、やっと手に入って
楽しみにして読んだら、なんと
二巻完結だったそうで
オチが、あっとさせられたというか、
東京物語を思い出して、なんだろうかな、
ほっとしたというか、もう一度東京物語を読めると
そう思わされるようで素敵であります
悲しい話が好きだという時期は
さすがに過ぎてしまったんだなぁ
でも、本当によかったなぁと、
そういう気持ちでいっぱいなのでありました

というわけで、話の何割がとか、
そういう野暮なことをいうべきではなく、
ただただ、江戸っぽいサブカルを餌にしつつ
その実、あの頃の夫婦というか、いや、夫婦じゃなかったのか
ともかく、ああいういちゃいちゃしてるというのが
楽しくて仕方なさそうな
ちょっとした、落語を聞いたかのような話が
珠玉でありました

個人的には、なんだかんだと、まりにやられてしまうというか
ああいう夫婦関係は、男の描く理想ではないかと
所帯を持てない身分としては、
羨ましいというか、いいなぁと、まさに羨望であります
あいうすったもんだができると
彩るのでありましょうな、遠い目をしてしまう

そんなわけで、絵で食うという江戸での生き方と、
人間関係のあれこれを見つつ、
つまみに江戸風俗史みたいな知識ももらえてと
満足の二冊でありました
また、この組み合わせであれこれあるのか、
マリア・マンテガッツァの方とともに
楽しみに読ませてもらった漫画でありました
いや、あっちは終わってないんだけども
ともかく、よい漫画を久しぶりに読んだと
晴れ晴れであります

花燃ゆ  龍馬!登場

2015-05-03 20:44:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
新展開ということで、いきなり時間が飛ぶとか
そういう感じかと思ってましたが
そのまま続いたという具合でありましたね

時代で区切るというよりは、
ヒーローで区切るといった具合のようで、
久坂が主役になったと、
十二分に伝わるようで、楽しくありました
いいですな、ああいう、政治結社めいたやりとりが、
幕末だよなと、
見たかった長州という感じで楽しみであります

しかし、まさかの彦根さまがあっさり退場というのに
度肝を抜かれたというか、高橋英樹を
あんな扱いでいいのかしらと
思わなくもなかったのですけども
鉄砲音で見せるという、桜田門外は鉄砲が決定打を
ありあり見せていくんだなと、
なんか一種の感慨を覚えたのでありました

ま、それはそれとしまして、
タイトルの通り、龍馬が出てきて、
あの短いシーンで、どういう人柄かというか
キャラクタと見せ方がわかったのは
図抜けてすごいなというか、
わかりやすいと感心したと思ったら、
そこから、文の独壇場、
これはいいもの見たと感動したのでありました
あの長い尺を一人でまわすというのは、
しかもテレビの演技で、自然に
飽きがなく見せたというのが
まぁ、すごいな、やっぱり大河の俳優さんは
ぱねぇなと、感動させてもらったのでありました
今後も、こういうのが見られるように

そして、政治劇というか、長州のそれこれを
もっとぐっと見せてもらえるようにと
楽しみを抱いていくのでありました

よたびの台湾旅行 17 夜の龍山寺と來來水餃

2015-05-02 19:30:10 | よたびの台湾旅行(2014)
夜市も満喫しつつ、またも仕舞い際の龍山寺を
ひっそりと覗くことにしました
というか、こんだけ龍山寺来てるのに
一度も、胡椒餅食べられてないんだから
なんというかがっかりであります


夜でも凄い賑わいでありました



敬虔といったらいいのかわかりませんが、
熱心に祈る人たちが山ほどであります
まねをして、長い線香を燃やしたりしたものであります


どこのお寺にも、この輝かしい柱があるのですが
これがいったい何なのか、わかる日が来ることもなく
何度見ても綺麗だわと、ごちるのでありました

で、龍山寺をあとにしまして、
いよいよ一日の仕上げにと、昨夜も遊んだ
南機場夜市へと移動します
前日食べられなかった、來來水餃で、水餃を食べようと
ひた歩いたのでありました


最近は本などにも紹介されることが多いらしく
えらい賑わいであります
こんなににぎわってるのに、なぜ前日見つけられなかったのか
私の目のつけどころがいけないと思うのですが
黄色い看板だと勝手に思ってましたが、
ここは白い看板であります、ある意味質素で目立たないのだ



そして、念願の酸辣湯(40元)と水餃子10個(60元)
これがあっさりしてて、噂どおりの旨さでありました
酸辣湯については、前日の店のほうが好きな味だなと
思ったりしたわけですけども、
水餃子はこっちのほうが美味しかったように思う、
白菜メインのそれでして、非常にあっさり
さっぱりと食べられるのがステキでありました

このあと、夜市をぐるぐるしまして、
逡巡した挙句、麺線を食べずに終わってしまったのを
凄く後悔しながら、帰路についたのでありました
前日同様、暗いとやっぱり怖いですね

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