CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【テレビ】羽生善治 52歳の格闘 〜藤井聡太との七番勝負

2023-04-21 21:12:11 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりのNHKスペシャルでの将棋話
とても楽しく見られたので、満足したというメモをおいておく

52歳という字面がやっぱりすごいなと改めて思わされるばかりなんだが、
せんだっての王将戦を追ったドキュメンタリで、
あの夢のような連戦の裏側を取材していて
大変よかったのでありました
基本的に羽生先生の感想ばっかりだったので、
藤井先生の方の話も聞きたいと思ってしまったんだが、
それはそれ、インタビューであんなに朗らかにしゃべってる羽生先生
初めて見た気がするなと思ったのでありました
過去何回かNHKスペシャルに出ておられるが、
今回のインタビューが一番ゆったりというか、よい感じで喋っておられたと感じたのである
まぁ、そのインタビューで、藤井先生がまた闘いたいと言ってた話を聞いて
本当に嬉しそうに「リップサービスじゃなくて?」って聞いている羽生さん、
あの瞬間を捉えただけで、このドキュメンタリの価値があったなと
嘆息見舞ったのでありました

実際のところは、結局二人にしかわからないところであろうけども、
羽生さんが用意していたものをぶつけてという闘いだったし、
最高に盛り上がる星の取り合いでかっこよかったと
感激していたわけだけども、
こう、ドキュメンタリでまとめられてしまうと、羽生さんが用意した作戦は限られていて
結局角換わりのハイリスクなそれに踏み込んで最終局はあっさりだったと
そんな風に見えてしまったのでありました
個人的には後手番からで振り飛車とかやってほしかったなと思ってたんだが
そういう話にはならないドキュメンタリだったので、一人やきもきしてしまったんだが
勝ちに不思議の勝ちありを地で言った内容だったような気がしたのでありましたとさ
いかん、感想が飛躍しすぎている

王将戦恒例の罰ゲームも、惜しげなく披露されていて、
羽生さんを楽しむためのドキュメンタリとして最高の出来栄えだったなと
ほれぼれとして見たのでありますが
NHKがドキュメンタリを作ってくれる棋士としては、これから藤井先生に移っていくのか、
個人的に康光先生の会長期間についてやってほしいとか思うんだが
あまりにも需要が限定的すぎるだろうかと悩みつつ
米長先生の話とかもやったわけだし、証言羽生世代みたいなのを見たいなぁとか
要望というよりも、妄想を書き散らかしておくのでありました

ともかく、羽生先生の生の声ともいえそうなインタビューが見られただけで
最高によかった番組でありました
でも、矢倉を古いとしたのは少々ひっかかるのであった
矢倉は終わってもないし、古くもない