CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】マチ工場のオンナ

2018-01-17 21:50:14 | ドラマ映画テレビ感想
NHKドラマ10枠でありました
個人的にこれまた、大当たりの2017年を
非常に綺麗に〆てくれたドラマだったと思うのであります
よかった、なんといったらいいか、
凄く好きなドラマだった

名古屋の中小工場の悲喜こもごもが描かれたそれだったわけで、
主婦の思いつきで工場が立派になるとか
そういう安易なものかしらと不安に思っていたら、
そんなこともなく、いや、あったのか?
よくわからんが、主婦の思いつきが、
間接的に工場に寄与するというか、
明るくしたり、新しい風を吹き込ませる切欠になったり

ちょっと、新米教師奮闘みたいな内容でもあったけど、
工場の若い工員があんなに子供っぽいだろうかと
感じたりもしたが、それはそれとして、
家族経営ではないが、それに近い中小の工場の感じと、
そこで起こる事件と、その工場に対する愛情みたいなのが
凄く伝わってきて、まぁともかく感動したのでありました
何よりも、名古屋弁がよかった
舘ひろし以外、ほとんど名古屋弁喋らないのは気になりましたが
むしろ、それがよかったのかもしれないとも思ったりする
変に名古屋弁押しされるよりずっとよかったのかもしれない

名古屋弁については、舘ひろしのネイティブな発音といっていいのか、
ああ、ああいうおじさんが俺にも居たな、いや、今も居るなと
思い出させるほど、見事な名古屋のおっさんの発音であり所作であり
言い回しであったと、このあたりの感激は、個人的なものでありますが
ひとしおであった、凄くよかったのである

物語の内容も、よくなる一方なはずもなく、
ちょっとだけぎりぎりでよくなって、新しく踏み込んで、
そして非常事態になってと、ドラマが面白かったのでありました
もう、何回も潰れるなと思ったそのときに、
なぜだか救われていくというのは、
実際にあの時を過ごした、同じような中小工場は
あんな奇跡が訪れることなく潰れていったのだろうとも思ったんだが、
ドラマとして、辛酸を嘗めつつも
どうにか生きていくという姿がいいなと
心に響くようであったと
思うのでありました

ここ二回続けて、この枠のドラマが当たりだったので
衝撃であるのだが、女性向け枠のはずなので、
自分の中が何か大きく変わりだしてんじゃないかと
ちょっと思ったりするのであります