しくじり姫 作:ゴマブッ子
女の悲哀を描いたエッセーかと思ったら、
まさかの童話風のお話集でした
なんというかな、肩肘張らずにさらっと読めるんだが
いたたまれないというか、どうというか
内容は、御伽噺や昔話、童話なんかを本歌として、
女がしくじっていく様に置き換えて
面白おかしいお話に仕立て上げたものの連作でありました
大枠の物語では、行き送れ気味のキャリア女子編集者が、
年下の作家男子(彼氏)に、新しい企画として
しくじり姫という面白おかしい女の童話を書かせようとする
その最中に、こんな話がと、先だってのお話が出てくるといった具合で
よく考えたものだなと思うんだが
これは女性が読むと、また違う味わいがあるんだろうか
ともかく、男にもてない、よい男と結婚できないという
直球の欲望に対して、こんなだからできないんだよというのを
お話として語り聞かせるという
なかなか残酷なものでありました
ウサギとカメになぞらえて、イケイケ(古い)の女が行き送れる話だとか
まずもって、そういうもんだよなと思えるところから
もはや無理というか、強引すぎるだろうと思われる改編まで
様々に載っていて、楽しいといえば楽しかったのであります
最終的には、めでたしめでたしみたいな感じで終わるので
よかったといえばよかったんだが、
少し前の世代の女性像ではないかなとも
思えたりしつつ、猛禽女子だのなんだのを
つと思い出させてもらったわけでありましたとさ
女の悲哀を描いたエッセーかと思ったら、
まさかの童話風のお話集でした
なんというかな、肩肘張らずにさらっと読めるんだが
いたたまれないというか、どうというか
内容は、御伽噺や昔話、童話なんかを本歌として、
女がしくじっていく様に置き換えて
面白おかしいお話に仕立て上げたものの連作でありました
大枠の物語では、行き送れ気味のキャリア女子編集者が、
年下の作家男子(彼氏)に、新しい企画として
しくじり姫という面白おかしい女の童話を書かせようとする
その最中に、こんな話がと、先だってのお話が出てくるといった具合で
よく考えたものだなと思うんだが
これは女性が読むと、また違う味わいがあるんだろうか
ともかく、男にもてない、よい男と結婚できないという
直球の欲望に対して、こんなだからできないんだよというのを
お話として語り聞かせるという
なかなか残酷なものでありました
ウサギとカメになぞらえて、イケイケ(古い)の女が行き送れる話だとか
まずもって、そういうもんだよなと思えるところから
もはや無理というか、強引すぎるだろうと思われる改編まで
様々に載っていて、楽しいといえば楽しかったのであります
最終的には、めでたしめでたしみたいな感じで終わるので
よかったといえばよかったんだが、
少し前の世代の女性像ではないかなとも
思えたりしつつ、猛禽女子だのなんだのを
つと思い出させてもらったわけでありましたとさ