CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】ヘヴン

2016-12-05 21:26:59 | 読書感想文とか読み物レビウー
ヘヴン  作:川上 未映子

苦手なジャンルくさいよなぁと思いつつ読んで
やっぱりそうだったと確認した
そんな読書でありました
でも、この紡がれた物語からは目が離せないというか
まぁ、ひきつけられた感じがします
特にこんないぢめにあった覚えはないし、
見たこともないのだけども、
そこでのなされように対する解き方というか、
心の処し方について、思い至らざるを得ない
やっぱり、芥川賞作家は重いなと
ラベルに頼った感想を書いてしまうのである

いじめと、自分とは何かと、生きる意味
こんな感じで例えられるのだろうか、
足らないような、多すぎるような
印象としては、このあたりで結ぶ像が近いと思うのですが
ともかく、いじめられる男女が
奇妙な友情めいたものを覚えたのもつかの間、
それすらも、いじめをするということと
似た、といえばいいか、どうしようもない運命のような
ともかく、益体も無いとらえどころの無い理不尽
いや、もっと軽々しく、と
ことの軽重もわからない内容でありました
重いんだけども、そこが根幹ではないと読めたのだから
たぶんそこを描きたかったんだろう

何書いているかまったくわからん感想である

ともかく、物語の筋道は、このなんともいえぬ感情を抱かせるための
装置でしかないという具合で、読んで、想って、感じてというのが
この本から得られる何かであり、
それはきっと、言葉で尽くすとこの文章になるんだろうと
そう想わされるような、
つかみどころがないけども、終わりが無かった話ではない
ひとつ、何かを描き終えていると思える
小説だったと、なんか、わかった風のかっこいいことを書いておくのである

どうも、頭が弱ってきている
いかんね