セラピスト 著:最相 葉月
ものすごく真面目な、精神医療について書かれた
有益な本でありました、よかった、とてもよかった
よかったけども、私の期待と違ってた
と、まずは言い訳からスタートしてしまう具合に
あまりの真面目さに驚いたのでありますが、
なんかの煽りで、凄い面白い精神医療を描いたなんとかと
そういうのを見たせいで、
精神医療について、事例とかをまとめたノンフィクション系
あるいは、ほとんど事実みたいなフィクション小説かしらと
胸躍らせてというか、楽しみにして読んだんですが
確かに、ノンフィクション系なんでありますが、
なんというかな、ものすごく医療に関するノンフィクション、
事実がどうしたとかでなくて、
学問というか、この分野に関するアプローチ、
そして研究の一進一退を描いたと
あれ?そう書いても、やっぱり凄い面白そうな題材だ
実際面白かったんだけども、なんだろう、
興味本位であれあれと読めるというには
だいぶ重たい、専門書というほどではないが、
硬く、さりとて読みやすく、なによりも、
先が気になるというか、ちゃんと読みたくなるという
そんな不思議な本だったのであります
内容は、著者自身が体験した精神医療についてと、
少し古いながらも、箱庭療法という手法が、
どのように日本で発展したのかという歴史に近い部分
そして、その時々にかかわった医者や学者、
はてまた、関係のない分野の人々などなどが
言葉を使わないコミュニケーション、
そして、その手段として箱庭を使い、
お互いを理解しあうという実験に挑んだと
そんな具合で、ものすごくためになったし
面白かったのでありました
あくなきというではないけども、
私が好きな、実験を繰り返し、観察することで導き出すという
データ主義的な開拓方法がとても楽しくて
観察実験から、示唆を得る、そして試行錯誤するという
その姿といえばいいのか、すべてが面白いというと
少しばかり品がないのですけども、
興味深い内容だったのであります
間違っているかもしれない、正しいかもしれない
それを導くためには、観察をするしかない
そういう具合にも見えて、
途方もない時間と、実験回数を繰り返し
それが、実践でもあり、事実でもあり
見方によれば、患者を(クライエントと呼ぶようである)実験台にしていると
思われるようでもありながら、
成功体験については、光り輝くといっていいほどの
成果があがるというのが凄かったのでありました
精神病というそれこれは、非常に難しい分野のようでありまして、
治るということもおきるようでありますし、
本当に心という部分が破損するという事象があるようだし、
あれもこれも、自分に思い当たることばかりのようでもあり、
そこまではならないようでもありと、
とらえどころのないものでありましたが、
それでも、科学的なアプローチによって、
回復する軌道、軌跡が見えるようになったというのが
なんというか、とてつもなく偉大な功績に見えたのでありました
長くなってしまったが、
思ったのとまったく違った本でしたが、
すこぶる面白い本でありました
ものすごく真面目な、精神医療について書かれた
有益な本でありました、よかった、とてもよかった
よかったけども、私の期待と違ってた
と、まずは言い訳からスタートしてしまう具合に
あまりの真面目さに驚いたのでありますが、
なんかの煽りで、凄い面白い精神医療を描いたなんとかと
そういうのを見たせいで、
精神医療について、事例とかをまとめたノンフィクション系
あるいは、ほとんど事実みたいなフィクション小説かしらと
胸躍らせてというか、楽しみにして読んだんですが
確かに、ノンフィクション系なんでありますが、
なんというかな、ものすごく医療に関するノンフィクション、
事実がどうしたとかでなくて、
学問というか、この分野に関するアプローチ、
そして研究の一進一退を描いたと
あれ?そう書いても、やっぱり凄い面白そうな題材だ
実際面白かったんだけども、なんだろう、
興味本位であれあれと読めるというには
だいぶ重たい、専門書というほどではないが、
硬く、さりとて読みやすく、なによりも、
先が気になるというか、ちゃんと読みたくなるという
そんな不思議な本だったのであります
内容は、著者自身が体験した精神医療についてと、
少し古いながらも、箱庭療法という手法が、
どのように日本で発展したのかという歴史に近い部分
そして、その時々にかかわった医者や学者、
はてまた、関係のない分野の人々などなどが
言葉を使わないコミュニケーション、
そして、その手段として箱庭を使い、
お互いを理解しあうという実験に挑んだと
そんな具合で、ものすごくためになったし
面白かったのでありました
あくなきというではないけども、
私が好きな、実験を繰り返し、観察することで導き出すという
データ主義的な開拓方法がとても楽しくて
観察実験から、示唆を得る、そして試行錯誤するという
その姿といえばいいのか、すべてが面白いというと
少しばかり品がないのですけども、
興味深い内容だったのであります
間違っているかもしれない、正しいかもしれない
それを導くためには、観察をするしかない
そういう具合にも見えて、
途方もない時間と、実験回数を繰り返し
それが、実践でもあり、事実でもあり
見方によれば、患者を(クライエントと呼ぶようである)実験台にしていると
思われるようでもありながら、
成功体験については、光り輝くといっていいほどの
成果があがるというのが凄かったのでありました
精神病というそれこれは、非常に難しい分野のようでありまして、
治るということもおきるようでありますし、
本当に心という部分が破損するという事象があるようだし、
あれもこれも、自分に思い当たることばかりのようでもあり、
そこまではならないようでもありと、
とらえどころのないものでありましたが、
それでも、科学的なアプローチによって、
回復する軌道、軌跡が見えるようになったというのが
なんというか、とてつもなく偉大な功績に見えたのでありました
長くなってしまったが、
思ったのとまったく違った本でしたが、
すこぶる面白い本でありました