タックス・ヘイヴン 作:橘玲
今週はちょっと読みすぎた気がせんでもない
そんな感じですが、新作小説というのは
どうにも止められないという具合でありました
かつて、マネーロンダリングという本で、
まぁどんだけ面白い小説を書く人なんだと
その後、小説じゃなくて、経済指南本みたいなの
ばっかりになってたので、やきもきしてましたが
今回、ようやっと新作
そして、マネーロンダリングのときと題材は同じ
ステキ、ステキすぎる
そう、興奮して読みきったのであります
あっという間というか、凄い面白かった
サスペンスであり、謎解きがあり、
骨の部分は、経済と政治の闇という
まぁ私にとっての娯楽要素が全て煮詰まったような
ステキな背景でありまして、
タックス・ヘイヴンを利用して
どうやってどうするかなんて、楽しいことと
それに翻弄される人を書いた作品でありました
狂言回し役が秀逸でありまして、
その絶妙な鈍感さと、読み手を裏切る行動力の強さが、
終始はらはらさせられて、もうお前動かない方がよくないか、
大丈夫なのかそれって、などと、
ずっとはらはらさせられていく挙句、
見事にトリックというか、あれやこれやにひっかけられた
振り回されたというか、完全に犯人を見誤ったというか
誤解していた自分が恥ずかしくなるようでありました
でも面白かった、言われてみれば当たり前なんだけど
胡散臭い描写がたまらんのでありますね
見事に、疑心というのが架空の敵を作るというか、
犯人を育て上げられてしまったわけでしたが、
そこをあっといわされて、そして、最後なんて
複雑すぎて、何がどうなったかよくわからんと
自分の頭の悪さを再認識させられるようで
なんとも居心地悪い次第でありましたが
ともあれ、楽しく読み終えたので満足なのであります
経済小説でありながら、アジア関係の政治と金の行方というか
面白い推測、忖度が描かれているので
まぁ、これは盛りすぎだろうと思うものの、
ひょっとしたらそうなのかしらなどと
邪推させてもらえるところも楽しく
大変、娯楽を楽しんだと、そう思える小説でありました
とてもよかった
今週はちょっと読みすぎた気がせんでもない
そんな感じですが、新作小説というのは
どうにも止められないという具合でありました
かつて、マネーロンダリングという本で、
まぁどんだけ面白い小説を書く人なんだと
その後、小説じゃなくて、経済指南本みたいなの
ばっかりになってたので、やきもきしてましたが
今回、ようやっと新作
そして、マネーロンダリングのときと題材は同じ
ステキ、ステキすぎる
そう、興奮して読みきったのであります
あっという間というか、凄い面白かった
サスペンスであり、謎解きがあり、
骨の部分は、経済と政治の闇という
まぁ私にとっての娯楽要素が全て煮詰まったような
ステキな背景でありまして、
タックス・ヘイヴンを利用して
どうやってどうするかなんて、楽しいことと
それに翻弄される人を書いた作品でありました
狂言回し役が秀逸でありまして、
その絶妙な鈍感さと、読み手を裏切る行動力の強さが、
終始はらはらさせられて、もうお前動かない方がよくないか、
大丈夫なのかそれって、などと、
ずっとはらはらさせられていく挙句、
見事にトリックというか、あれやこれやにひっかけられた
振り回されたというか、完全に犯人を見誤ったというか
誤解していた自分が恥ずかしくなるようでありました
でも面白かった、言われてみれば当たり前なんだけど
胡散臭い描写がたまらんのでありますね
見事に、疑心というのが架空の敵を作るというか、
犯人を育て上げられてしまったわけでしたが、
そこをあっといわされて、そして、最後なんて
複雑すぎて、何がどうなったかよくわからんと
自分の頭の悪さを再認識させられるようで
なんとも居心地悪い次第でありましたが
ともあれ、楽しく読み終えたので満足なのであります
経済小説でありながら、アジア関係の政治と金の行方というか
面白い推測、忖度が描かれているので
まぁ、これは盛りすぎだろうと思うものの、
ひょっとしたらそうなのかしらなどと
邪推させてもらえるところも楽しく
大変、娯楽を楽しんだと、そう思える小説でありました
とてもよかった