
蒸し暑い雨の夕方。
T京音大のすぐそばに、「雑司ヶ谷の鬼子母神」という場所があります。
僕の大好きな作家、京極夏彦さんの処女作「姑獲鳥の夏」(うぶめのなつ)の舞台の一つとなった場所です。
実際には、この鬼子母神のそばの「久遠時医院」という病院が舞台でしたが、
いやあ、この作品、夢中で読んで、そして、・・・ひっくり返りました。
「こんな小説があるのか!」と。
・・・で、以降、京極夏彦さんの作品は、
「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理」「塗仏の宴 宴の支度」「 塗仏の宴 宴の始末」(←どんどん厚くなって、塗仏~では、いよいよ上下巻になってしまった(笑))、
ここまで、一気に読みました。夜に読み始めるんですが、これがどれも本当に面白くて、朝7時とか、8時まで、毎日、止められなくて読んでましたねー。
最後は、倒れるようにして、連日、本を抱えたまま眠ってました。
今日、(楽しく)講義を終えたあと、いい感じで辺りも暗くなってきましたので、この鬼子母神を覗いてみました。
いやあ、雰囲気あったなあ
。
「姑獲鳥の夏」の、あの雰囲気を思い出して、思わず、
思わず、
・・・にらっ
と、してしまいましたよ(笑)。

またも、このように僕の写真入りのフライヤーを校内のあちこちに貼って頂いておりまして、大変恐縮でした。
前回に引き続き、「本日」という真っ赤な目立つ紙が付けられていたのですが、
なんだか僕は、赤い紙に白抜きで「本日」とありますと、
その先に、
どうしても、
「特売」
という文字が見えてしまうのです
。
「2割引き」とかね(笑)。
お茶っ葉屋の息子ですからね、
なんか、あの、売出しの時を思い出して、懐かしくなってしまうんですよ
。
いや、講義はまじめにやりましたよ
(笑)。
「そこ行く学生さん、お茶、いかがですかー

」
とか、やってませんからね

・・・今日はまだ(笑)。
ではー。