ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ロンドンオリンピックが始まりましたね。

今日、といっても、すでに録画でしたが、開会式の模様を見ておりました(トップの写真は、テレビを撮ったものですので、画質があれですみません。でも、記憶に残したかったので……)。

 

……ら。

 

選手入場や、聖火リレーなどのセレモニーが一通り終わって、

この時点で、「いやー、やっぱいいなー」とウルウルしておりましたら(ト〇と共に、涙もろくなるというのは間違いありませんね(笑))、

感動に追い打ちをかけるように、花火(fireworks)が、ドンドン、ドドーン

最高のクライマックスでしたね。

 

ご覧になられた方も多かったとは思いますが、

皆様、お気づきになられたでしょうか。

 

今日の、あの大クライマックスの花火ショーの、そのバックで流れていた曲です(この曲を受けて、直後にポール・マッカートニーが「Hey Jude」を歌いました)。

そう、その曲こそは。

 

 

炭坑節

 

 

……なわけはなくて

 

そう、こちらではもう何度もご紹介しておりますし、もっともっと知って頂きたくて、課外授業までやってしまった、

ピンクフロイドの、

その最高の名盤ともいわれるアルバム「狂気(The Dark Side Of The Moon)」の、

まさにラストの大クライマックスを飾る曲、「日食(Eclipse)」だったのですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=IlHRSpFGtQk&feature=related

 

「Eclipse」 (Pink Floyd)

All that you touch
All that you see
All that you taste
All you feel.
All that you love
All that you hate
All you distrust
All you save.
All that you give
All that you deal
All that you buy,
beg, borrow or steal.
All you create
All you destroy
All that you do
All that you say.
All that you eat
And everyone you meet
All that you slight
And everyone you fight.
All that is now
All that is gone
All that's to come
and everything under the sun is in tune
but the sun is eclipsed by the moon.

触れるものすべて
見るものすべて
味わうものすべて
感じるものすべて
愛するものすべて
憎むものすべて
疑うものすべて
救うものすべて
与えるものすべて
配るものすべて
買うものすべて
請う、借りる、盗むものすべて
創るものすべて
壊すものすべて
お前のすることすべて
お前のいうことすべて
食べるものすべて
お前が会う人すべて
軽んじるすべて
お前が戦う人すべて
今あるすべて
過ぎ去ったすべて
これから来るすべて
すべてのものが太陽の下、均衡を保っている
でも太陽は月に蝕されてしまうのさ

 

上でご紹介したYouTubeの動画には、すでに

「Nice climactic song for the Olympics!!」

「Best song to open the Olympics with. Well done, Danny Boyle.」

とコメントが寄せられてますね。

 

……って、ダニー・ボイル(Danny Boyle)!?

 

慌てて調べましたら、なんと、開会式の芸術監督がダニー・ボイル氏だったんですね。

 

僕の、大大大好きな映画監督で、

28日後……」は、もう最高の一本。

スタイリッシュ・ホラーですが、これはホラー好きでない方も必見の一本です。断言。

レオナルド・ディカプリオ主演の隠れた名作「ザ・ビーチ」、これも僕は2回観ましたね。

そして、アカデミー賞8部門も受賞した「スラムドッグ・ミリオネア」も、素晴らしい映画でした。

真田広之さん主演の「サンシャイン2057」も、そこかしこにダニー節がちゃんとあって、なかなかに面白かったです。

 

……基本、ダニー監督の映画は、

切ないんですよね。

 

そのイギリスならではのセンス、

今日の花火の選曲に「eclipse」を選んだセンス、

素晴らしかったです。

なんか、僕が言うのもアレですが、……ありがとうございました。

 

Mr.ビーン氏の演奏も、最高でしたね。

グランドピアノに放り込まれたティッシュ、お見事でしたね(笑)。

 

ともあれ、ピンクフロイドが、イギリスの誇りであることが、今日改めてよく分かりましたし、

そして、ダニー氏が、「うん、何が何でも、ここでこれを世界中の人々に聴かせたい!」って思ったであろうことに、

フロイドの一ファンとして、本当に感激でしたよ

 

まあ、決して明るい歌詞ではないのですが、そこがまた、なんとも、さすが皮肉やブラックジョークが好きなお国柄というか(笑)。

普段はあまりスポーツ観戦はしないのですが(相撲は好きー)、 オリンピックは、やっぱり特別。楽しみです。

ではー。



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