ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




広島ライブ、無事に終了です。

もー、今日も素晴らしくむんむんでした。

夕方から雨が降ってきたせいもあってか、ステージも結構なビショビショ状態で、

またこれがいいんでよね(´∇`)。

さて!



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少し早起きして、平和記念公園に行ってきました。

GWということもあり、沢山の人出でしたよ。

「安らかに眠って下さい

過ちは繰り返しませぬから」

祈りをこめて。



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いやっほう(~o~)!

初日、アツアツモワモワで終わりました!

たんのしかったー!

ライブ、最高です!

皆さん、ありがとうございました!



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これです。



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今日は、またちょっと長いです。

リンクも多いので、どうぞ、ゆっくりご覧になられて下さい。

 

今日の神奈川県東部、風が強かったですけど、良く晴れたお天気でした。

久しぶりに献血に行き、帰りには栄養補給という名目で王で餃子とレバニラを食べ、

いくつか用事を済ませ、帰って来て、ピアノに向かって週末のライブへ向けての準備をしたり、キーマガの連載の原稿書きなどをしておりました。

・・・普通に、日常です。

でも、やっぱり気になる。

 

もーなんだか。

千葉の香取市から、10軒の農家から7900束の出荷停止のホウレンソウが出荷され、そのほとんどはすでに消費されたとのこと。

なんとも歯がゆいのが、農家が「出荷停止は知っていた」こと。

売りたいのは皆一緒。

・・・でも、これは一番やってはいけない行為でした。「千葉産の野菜」というブランドに対する信頼を、自らが断ち切ってしまったと言ってもいいでしょう。

千葉の、他のきちんと我慢して、耐えて仕事をされている農家の方がどれだけ迷惑するか、考えられなかったのでしょうか。

これは、・・・人の健康も損なう危険がありますし、農家仲間の信頼も、千葉産ブランド野菜に対する裏切りにもなってしまいました。とても残念です。

正直、近所のスーパーでは、売れていない野菜がはっきりしています。なんとはなしに見ていますと、皆、生産地を確認して選んでいます。当然、今まではこんなことは無かったです。

テレビのキャンペーンは盛大ですが、買わない消費者は、やっぱり買わない(というか、買いたくても買えない)んですよね。基準値以下だといっても、その値すら公表されていない上、将来的に安全である保障がないわけですから。初めてのこととはいえ、あまりに情報が少なすぎるんですよ。

その上、基準を超えているから出荷制限になっている野菜を出荷できてしまい、流通できてしまう・・・政府、仲買、農家、流通、販売店・・・信用で成り立っているからでしょうが、結果的にチェック機能が正常に機能していなかったわけです(ちなみに、これを告発したのは、同じ千葉の他の農家の方だそうです)。「農家の良心にまかせていた」という話ですが、もちろん皆、それを信じたい。でも、・・・その上で、こういう行為があったのでは、ますます不信感は高まるでしょう。本当に悲しい出来事です。

原発は収束はまだ先にせよ、希望的観測をすれば、あの3月のような大爆発はもう起きないかもしれない(核爆発は、核物質がそこにあるからといって、そう簡単に起きるものではないのです。逆に、それだけ難しいからこそ、核爆弾の製造技術が売り買いされるのです)。

爆発が無いなら、もうあんなに一斉に強い放射能がばら撒かれることは、今後はないかもしれない。なら、来年の千葉の野菜は、もしかしたら本当になんの問題もないものなのかもしれないのに。

・・・翻って、だから、こういった「出荷制限対象になった野菜」は政府が(東電などの財源で)が全て買い上げるべきでは、という思いが今もあります。これからだって、こういうことが起きないとは限りませんし、表にでてこないことだってあるかもしれないのですから。

あと、基準値は本当に上げるべきでは無かったと思います。今からでも、厳しくできないものでしょうか。野菜などの「規制が解除となりました」「出荷が開始されます」というニュースを見るたびに、思います。「それは、一ヶ月半前までなら、売ってはいけないものだった・・・かもしれないのに」と。規制を緩和したことが、逆に消費者を不安にさせてしまっていると思います。非常に、難しい問題ですが。

 

そして、東電の女性社員が福島第一原発での作業で被爆し ていたことが、なぜか一ヶ月以上経って発表されました。ちょっと、このニュースの文章は非常に難解なのですが、要するに、「50代の女性社員が、作業の中 で、約17ミリシーベルトを浴びてしまった」とのこと。すでに作業からは外れていらっしゃるとの事ですが、ともあれ、「健康への影響は見られないという」 ことですから・・・。

かたや、「福島の一部の公園で、毎時3.8ミリシーベルトが計測されたので、一時間以上遊んではいけない。」というニュースがある一方、学校の校庭では、校庭の土を取り除く作業が始まってはいますが、「毎時3.8ミリシーベルトまではOK」となっており、年間、20ミリシーベルトまで、大丈夫ということになってしまっていました(はい、そうです。これは、東電の女性社員の方が浴びた放射線量よりも高い値です)。

「あれ、これって、検討してるってニュースはあったけど・・・いつのまに」という感じです。僕も、先日「スーパー日本人」という記事でこれについて書きました。ほんとに?と思って見ると、

福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について

ちゃんと文部科学省が公式に発表してました。いつの間にか、子どもが浴びていい年間の放射線量を1ミリシーベルトから、20倍の20ミリシーベルトに引き上げてしまっていたのです。

 

公園を一時間と限度を決めた値と、校庭は通常通り使用可能と決めた値がまるで一緒なのです。

公園担当は国交省、学校担当は文科省。お役所によって、こうも違っている。そして、振り回されるのは、国民です。危険な目にあうのも、国民です。

 

これに対して、ノーベル賞も受賞したアメリカの医師の団体が、基準が高すぎるとして、引き下げを求めました

それはそうです。年間20ミリシーベルトというのは、「アメリカでは、原子力関連施設で働く人の1年間の許容量の平均的な上限」なのですよ。

下は6歳からの小学生と、原発労働者の被爆基準が一緒だなんて話が、あっていいのでしょうか。

 

これに関してはこちらの『正気を疑う文科省の学校線量基準』に詳しいです。細かな線量などの話ですが、よろしかったら。

また、この20ミリシーベルトへの引き上げに対して、

『私たちは、日本政府に対して、下記を要求する。
・子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回すること
・子どもに対する「20ミリシーベルト」という基準で安全とした専門家の氏名を公表すること』

こういった趣旨で、署名への協力を求めている「eシフト」という団体のサイトがあります。僕は署名しました。

撤回させたいです。いったい誰が決めたのかも知りたいです。

ちなみに、ここでこれが通ってしまったら、この基準は、今後の日本のスタンダードにされてしまう恐れが十分にあります。

 

危険かも、と言われている地域の、公的にはそうでなくとも、あるいは「もしかして・・・」と危惧している地域の、特に放射能の影響を受けやすいとされる子どもや妊婦さんなどは、できるなら避難して欲しい。そう思っています。

でも、避難についても、こんな問題もあるようです。

避難区域から引っ越せない…業者の拒否相次ぐ

引越し業者が、引越しの為にその地域に入るのを拒否してしまい、引っ越したくても、それができないというのです。

 

政府「どこかへ避難して下さい」

被災者「え?自分で?どこへ?」

政府「自分で決めてください。とにかく、一ヶ月以内に。」

被災者「・・・はい。では引越し屋さん頼みます。」

引越し屋さん「住所は?・・・あ、そこはダメです、お断りします。」

こんなことってありですか。

これはもう、東電と政府が、きっちりと介入するしかないでしょう。

 

がれきの撤去に関しても、問題が起きています。

がれき受け入れに波紋 「放射能怖い」愛知で苦情殺到

行政は、「放射能に汚染されたものではない」と言います。

しかし・・・これこそ風評被害がでかねません。

愛知、岐阜、三重、長野の各県が、がれきの受け入れを検討していますが、記事にもありますが、徹底した安全対策が取られるべきですが、徹底とはいえ・・・どこまでできるやら。

ちなみに、神奈川県東部にあるうちと同県内であります川崎市でも、がれきの受け入れが半ば強引なかたちで決定してしまっています(反対の投書や電話などが数千件あったにもかかわらず)。

市長が福島出身だから、ということも言われていますが・・・・。

たしか、浮島で燃やすのではなかったでしょうか。万が一にも周辺に影響がでないことを祈るばかりです。(しかし、この市側の回答とされるものは、耳を疑うものでした)。

なんで、わざわざこんなに拡散させてしまうんでしょう。本当にどうしても、これをやるしかないのでしょうか。

海外で狂牛病とか出た時には、すぐに輸入停止とかしてたのになあ。口蹄疫でも、ずいぶん慎重な手段が録られました。でも、今回は随分、ゆるいんだなあ、と思います。がれきの放射能濃度なんて、ひとつひとつ測れるはずもないでしょうに・・・。本当に安全ならいいんですけれども。あと、やっぱり拡散することで、特に海外からの目が今以上に厳しくなったりなど、色々と二次災害になるような気がしますが・・・。どうなんだろう。

ちなみに、武田先生は「同情は良いことですが、決して放射性物質を「拡がらせる」ことになってはいけません。それは今、福島の人が苦しんでいることと同じ事なのです」として、福島での処理を勧めています。

 

小さなことですが、前にも書きましたが、僕も喘息で公害認定を受けています。何があっても、子どもは仕方なく、それを受け入れるしかないんです。

病気になっても、政府や行政をうらむなんて発想は、子どもにはありません。ただただ、「・・・辛いなあ。苦しいなあ」って思いながら病院に通うことしか出来ないんです。

大人になった今思いますが、行政の決定は本当に大切で、政治家としての面子や業績なんかより、とにかく目の前の子どもや弱者のことを考えて行われなければならないと思います。

 

そして、大元であります原発では、

1号機建屋で高放射線量 工程表に影響も

なんと、1120ミリシーベルトという、原発事故以来計測された中で、最も高い値の放射能が検出されました。

被曝のWikiによりますと、1000ミリシーベルトで「急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。」ということですから、官房長官をもってしても、「ただちに」健康に影響のある値になります。とてもではありませんが、人間が近づくことはできません。ですので、ロードマップ(行程表)に遅れがでる恐れがある、といわれているわけです。もとより「6ヶ月~9ヶ月で収束」だなんて、レベル7の事故の収束の時間として提示するには、世界中の誰も信じられないような「ご都合ロードマップ」でしたが・・・。

といって、見通しを揶揄している場合ではありませんよね。応援するしかありません。

こんなのが何年も続いたのでは、作業員の方もたまったものではないでしょう。といって、人間が入らないわけにも行かない。

72歳、ご高齢のエンジニアさんたちが立ち上がる声(『福島原発で危険作業志願 高齢エンジニアたち「決死の覚悟」「未来のある若者に任せてはいけない」』)が、頼もしくもあり、切なくもあります。

勿論、この方たちにだって、こんな場所には近づいてもらっては困ります。人が宇宙に行く時代。絶対に放射能を通さない、それでいて長時間の作業が可能な防護服は、作れないのでしょうか・・・。

なにか、いい手立てが見つかって欲しいです、本当に。

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---補記---

昨日、放送されたばかりの、原発作業現場最前線のレポートです。 (それぞれ15分ほどです)

「福島第一原発 青山が見た事故現場は...」01
http://www.youtube.com/watch?v=6Vbj1xFbmps
「福島第一原発 青山が見た事故現場は...」02
http://www.youtube.com/watch?v=iA6g3SLIEYo

関西テレビのニュースアンカーという報道番組の中で、第一原発の今の中の様子がわかる青山繁晴氏によるレポートが放送されました。これは必見だと思います。(この青山さんのレポートは赤裸々なせいか、ネットからすぐに削除されちゃうかもしれないそうですね・・・。お急ぎ下さい。→案の定、削除されましたが、再度アップしました。)

事故原発“ボイコット”寸前…所長ブチ切れ「やってられねぇ!」

このニュースでも伝えられた吉田第一原発所長が出演されています。原発の話をこれだけしていて、今日、初めてここの責任者である所長さんのお顔を見ました。この方の「やってられねえ!」のニュースは知っていたのですが、この意味もよくわかりました。この方たちは、保身や利益でなく、本当に純粋に原発の安全を考えて、日々作業をされているんですよね。職人さん、なんですよね。

本当に、現場の作業員の方々には頭が下がります。

敷地内でトラックが何台も地面に突き刺さってるのとかが(きっと3月11日のまま)処理されていないのを見て、本当にそれどころじゃないんだろうなあ、と、現場の緊張感が伝わってきました。

と、同時に、この施設の大きさを、こう具体的に映像で見まして(敷地や建物の大きさの感じで言えば、例えば大学とかみたいな)、ここから今、近県をはじめ、こちら東京、神奈川はもとより、イギリスやアメリカまでも放射性物質が飛んで行っているいうのは、改めて物凄いことだな、と思いました。東京で空に向かって「おーい!」と大声で叫んだら、名古屋で「ん?呼んだか?」みたいな(変な例えですみません)。

また、掲示板(要するに2ちゃんねる)に、4月の6日~9日、第一原発で作業にあたっていたという人物からの書き込みがありました。

第一原発行ってきたけど質問ある?

http://twuruttwuru.2chblog.jp/archives/1848846.html

色々と現場の様子がわかり、とても興味深いのでした(真贋についてはご意見もあろうかと思いますが、それをさしおいても)。よろしかったら。

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話が変ります。

 

一昨日、こちらを読んでくださっている男性の方から、メールを頂きました。

ご親戚に会いに、南三陸町に行かれたとのこと。

一部、プライバシーに関する部分のみ省略させていただきましたが、ご本人にご了解をいただきまして、写真と共にこちらに掲載させて頂きますね。

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ケンさん、こんにちは。
先ず、私信をお送りしました事を、お許し下さい。(どうしても、現状の写真を見ていただきたく、送信させていただきました。申し訳ございません。)

土・日(23~25日)を利用し、宮城(南三陸町)へ行ってきました。

実際に、自分の目で見て愕然とし、言葉にならなかったです。


幸い、親しい親族は大半、無事な姿を見れたのですが、地域により、生活の格差が激しい事が分かりました。(未だに電気が通っていない、買い物ができないなど。)
また、避難所生活をされている方が、大変多く、プライバシーの問題や、仮設トイレを利用させていただいた際に感じたのですが、日々のストレスが考えている以上の、予想以上だと感じました。

原発問題は優先して対応すべき事だとは思いますが、この度の地震や津波による被災地の方々のあらゆるケアが行き届いていないのが実感できました。(国際問題である、原発ですら後手後手になっている現状ですから、少しでも希望を抱いていた自分が間違っていたのかもしれません。)




今回、状況を実際に見て、直接話を聞くことができ、感じたのは、家族・友人はもちろんですが、著名人の方々が支援活動に訪れる事で、心のケアになっているんだとわかりました。
この先、必ず、音楽の力を必要とする時期がくると思います。
その時は、ケンさんの出番です。
今までのように、皆さんに、素敵なプレイを魅せ、希望や未来を拓いて下さい。

人は、みんなに支えられ、生きていけている事を強く、再認識できました。

気持ちが折れないかぎり、きっと頑張れる、乗り越えていけると信じています。
一人ひとりの力は、限られているかもしれませんが、人を思いやる気持ちを大切にし、行動する事が、今、一番身近で、みんなで出来る最低限の事だと思います。

できる事から始める事で、どんな小さな事でも未来への光芒になると思います。

みんなで、乗り越えましょう。

長文、失礼しました。

応援しています。

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(ご本人には、お礼のメールをさせて頂きました。)

 

大きな写真は、ご親戚の家があった場所なのだそうです。

こうして、じかに撮られた写真のリアリティは・・・凄まじいですね。

わかったような気にはなっていても、これは目で見、その場を体感した方にしかわからない状態なのだと思います。

被災地では、ホコリなどで肺炎になられている方が多いと聞きます。・・・息ができないのは、本当に辛いです。

どうか、一日もはやく、被災地の皆さんに笑顔や元気が戻ってきてくれる日が来ることを祈らずにはおられません。

 

そして、時計の針を戻してみますが、全ての元は、あの地震です。

僕もこのところ、ここでは主に原発の話ばかりになってしまっていましたが・・・、

あの日、日本に何が起こったのか、改めて「ナショナル・ジオグラフィック」がまとめた映像を見て、固まりました。

とてつもなく、恐ろしいです。

『National Geographic Witness Disaster in Japan Part 1』(各15分ほどです)

http://www.youtube.com/watch?v=mvC1uvCKlT8

http://www.youtube.com/watch?v=hBQltRW3d00&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=INR5Go90sx8&feature=related

基本、ナレーションは英語ですが、これに関してはそれは関係なくご覧になれると思います。

また、日本のことなのに、今までテレビでもネットでも未見だった映像が沢山あることも驚きです。

いったい、どうやって集めたんだろう・・・。日本人であるからこそ、僕たちの知らないことって、沢山あるのでしょうね。

 

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長くなってしまいましたが(いつもかな)、わけがあります。

明日から、三泊四日で、へきるちゃんのツアーで福岡、広島に行ってきます。

なので、ブログも、きっとちょっと短くなります。

でもね、こうして、仲間と音楽ができる幸せ、多くの方と一緒に集まれる幸せを、本当に大切にしたい気持ちで一杯です。

会場でお会いできる皆さん、元気でお会いしましょう。そして、一緒に、素晴らしい時間を作りましょう。

どうぞよろしくお願い致します。

 

ではー。



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今日は、チェルノブイリ事故から25年とのこと。

テレビなどでも取り上げられ、当時の作業員の方が、

「我々の経験した過ちを繰り返さないで欲しい。私たちの間違いを教訓として生かしてほしい」

と訴えています。

 

そして福島。

 

「故郷を離れたくない。」

「故郷に帰りたい。」

「故郷で死にたい。」

「それが夢だ」と。

被災された方々の声が、報道されてます。

しかし、チェルノブイリなどの放射能汚染事故があった場所のその後、そして現在を知るにつけ、そこで家族を作り、生きていくことがどういうリスクを伴うことか、故郷を思う気持ちがわかるだけに、暗澹たる気持ちになります。

 

一方、ニュース番組で見たのですが、原発から3kmの双葉町に住まわれていた女性の獣医さんが、故郷の様子が録画された映像で初めて見て、

「いままで、いつか線量が落ち着いたら町に帰れる、と思っていました。」

「でも、間違ってた。帰れない。(ここは)もう、幸せになれる場所ではない気がする。」

と、静かに、しかしキッパリと仰っていました。

 

また、飯舘村の壮年の方がインタビューに答えて、

「日本のどこでもいいから、また飯舘村を作って、そこで暮らしたい」

と、汚染されていない場所への、村ごとの移住を望まれていました。

 

また、武田先生のブログをご紹介させてください。

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なぜ、市長は「いやがる子供に強制的に、イヤなものを食べさせる」ことができるのですか? こんな簡単な事がなぜ判らないのですか?

いわき市の給食に福島産の牛乳と食材が使われると聞きました。

その理由としていわき市の市長さんは、

「福島産の牛乳や食材は危険だという風評を払拭するため」

と言われたようです。

http://takedanet.com/2011/04/post_3c12.html

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ところで、時々、日本社会には「悪魔の言葉」が出てくるが、

「自分だけ生きようとは思わない」

という驚くべき言葉がはやっているらしい。そしてマスクをしたりして放射線に対して防御している人に、

「あいつは自分だけ生きようとしている」

と非難すると言う.

今の状態が「放射線が強く、生きるのが難しい」と思うなら、防御したり、避難したりするべきで、自分で危ないと思っているのに、子供を道連れにするというのはどういうことだろうか?

なぜ、放射線が強い地域でも防御しないのか、少し理解できたような気がするが、自爆するなら自分だけがして欲しい。

「あいつは自分だけ」というところが、残酷で感心しない言葉である.

http://takedanet.com/2011/04/post_3a50.html

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なぜ、福島の方々は、こんなにも悲しいことに、いつまでも身をさらし続けなければならないのでしょうか。

理想と現実は違うにしても(一口に避難といっても、それは大変なことなのは判ります)、でも、現実があまりにも受け入れがたく、無情に感じられます。

 

 

以下の動画は、15年ほど前に放送された、キャスターの桜井よしこさんの報道番組での、フォト・ジャーナリストの広河隆一氏のチェルノブイリのレポートです(それぞれ8分ほどです)。

『チェルノブイリ特集 隠蔽工作 ねつ造されたカルテ 安全宣言の罠』

http://www.youtube.com/watch?v=gWrfcGlItxk

『チェルノブイリ特集 子供に何が起きたか』

http://www.youtube.com/watch?v=M7u1AyLfkyw

『チェルノブイリ特集 少女の体に放射能は』

http://www.youtube.com/watch?v=0rFYHpmta_0

5歳の子どもが、顔をしかめながら甲状腺ガンの手術を受け、1歳の子どもが白血病に苦しんでいます。若く美しい少女の髪の毛が、まだらに抜け落ちてしまっています。

そして、IAEAの代表として現地を訪れ、「安全である」と宣言したのは、広島の医学者、重松逸造氏で、人々は「広島の方なら公平なことを言ってくれる」と信頼したにもかかわらず、危険な場所には入らず、食べ物も全部持参での視察し、安全宣言を出したため、沢山の住民、子どもたちは、早急な避難をせず、結果、今も苦しんでいるのです。勿論、公的には、その因果関係は認められていません。

 

そして、以下のドキュメンタリーは、チェルノブイリとは別の事件で、核廃棄物を川に捨てたことによる水の汚染と、その近隣住民への影響を記録したものです。

『ドキュメンタリー 核の清算』(Youtube上での動画のタイトルは「放射能汚染と奇病」。それぞれ12分ほどです)

http://www.youtube.com/watch?v=fTO14WLBOSw&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=HrB9YjNGyvA

 

生まれながらにして酷い皮膚病をもつ子。片足が無く、手の指を持たず生まれた子。異様に頭の大きな子。そして、大人も、おじいさんも病気になっています。お年寄りだって、安心ではないのですよね。

病気に苦しむ村人は、視察にきた政府の役人に言います。

 

「引越しさせてくださいよ!」

「どこに引越したいのですか?」

「きれいな水のある場所!」

「え?どこに引っ越したいって?」

「どこでもいい、ここ以外なら!」

 

将来、日本でこんな会話が出ないことを祈るばかりですが・・・。

動画は後半、日本へ目を向けます。

 

このように、チェルノブイリなど、学ぶべき過去のことは沢山記録されています。

今、僕たち日本人も、今と、そして未来の被害を最小限に食い止めるために、歴史に学び、放射能に関する知識を持ち、恐れるべきものは"正しく”恐れるべきだと思います。そして、日本を、子どもたちの未来を、放射能汚染から守りましょう。

原発問題は一進一退(あまり良い方には進展はしないですけど)、ともあれ、依然、煙が上がっている今、「安全」のわけはないのですから。とにかく、何が起きているか、注視しましょう。きちんと、知りましょう。

福島の原発は、とりあえずの冷温停止までだけでも、これから10年はかかるかもしれない、ともいわれています。長い、長い戦いになります。

知識は身を助ける力となる、と信じています。

 

そして、福島の方々には、マスクはしていただきたいです。

・・・人の目も怖いものでしょうけれども、最終的に、放射能の方が、もっと怖いものだと思います。

 

最後に。

「Paul Fusco Cyernobyl Legacy(写真家ポールフスコ氏「チェルノブイリがのこしたもの」。ただし、ショッキングな写真を含みますので、閲覧は自己責任でお願いします。)

http://www.paulfuscophoto.com/#mi=2&pt=1π=10000&s=0&p=1&a=0&at=0

 

では。



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スーちゃんこと、田中好子さんの最後のメッセージ動画ではこちら)を聞き、涙が出ました。

最後の最後に、本当に心を痛める出来事に出会い、それでも、被災者の方々を思いやり、死を悟りながらも、天国での自分の夢を語り、最後に、こうしてさようならを伝えてくれた。

残してくれた、沢山の良き日本の時代の思い出、そして、田中さんが天国から見守る、僕たちの未来。

「もっともっと女優を続けたかった」

静かな語り口でしたが、志半ばで、自分の命がついえてしまうことを感じる辛さ、悔しさが、痛いほど伝わってきました。

自分の意思に反して、命を失わなければならないこと。

人の世の定めとはいえ、でもそれは、せめて納得できるものであってほしい。

福島で起きていることを、スーちゃんは、どう思われていたのでしょうか。

 

僕たち大人は、これから日本を背負っていってくれる子どもたちの為に、何を残してあげられるのでしょうか。一生懸命、本当に正しいと思うことをしているのでしょうか。

 

こんなニュースがありました。ソース元が削除されてしまっているので、全文載せます。

『福島で初の公園利用制限 1日1時間以内』

福島県内の5つの公園で、放射線量が国が定めた学校での屋外活動などを制限する目安を上回り、
福島県は、これらの公園の利用を1日1時間以内に制限しました。公園の利用が制限されるのは初めてです。

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、国は、学校の校庭などでの活動を制限する目安として、
放射線量を1時間当たり3.8マイクロシーベルトと定めています。福島県は、県内13か所の公園で
放射線量を測定した結果、5つの公園で放射線量がこの目安を僅かに上回るか、同じ値になったため、
これらの公園では1日の利用を1時間以内に制限しました。利用が制限されたのは、いずれも福島市の
▽新浜公園と▽信夫山子供の森公園、それに▽郡山市の酒蓋公園、▽二本松市の日渉公園、
▽本宮市の岩角農村公園です。

福島県は、公園の利用を制限するとともに、利用したあとは
手や顔を洗ってうがいをすることや、土や砂を口に入れないよう呼びかけています。この目安を基に
福島県内では、避難などの対象となっていない地域の小中学校などで、すでに屋外での活動が
制限されていますが、公園の利用が制限されるのは初めてです。


NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110425/k10015523691000.html

 

一時間しか遊んではいけない公園ってなんでしょう。

「土や砂を口に入れないよう」って、どんな公園でしょう。どうやって遊びましょうか。

水を飲んじゃいけない公園っていうのも、不気味極まりないです。

「一時間なら大丈夫だから行っといで!」と、そこで子ども遊ばせることなんて、できるのでしょうか。

例えば、公園で転んで擦りむいたときに、その傷に土や放射能に汚染された砂が入ることは考えられているのでしょうか。

 

といいますか、

公園で過ごすことが一時間以内ということは、公園の前の道路は?近所の空き地は?これは考えなくてよいのでしょうか。ピンポイントで公園だけが汚染されているわけではないですよね。その地域は、同じと考えるできではないのでしょうか。

そのあたりにある友達の家で窓を開けてても同じですよね。公園で一時間以上遊んではいけない町に、外に布団や洗濯物を干しても大丈夫なのでしょうか。

つまり、この報道から、公園だけでなく、すでにその町そのものが、一時間に3.8マイクロシーベルトのレベルで汚染されている、と考えるべき、いうことではないでしょうか。

これは、3.8マイクロシーベルト×24時間×365日でおよそ33ミリシーベルトになります。僕たち大人が浴びていい放射能の上限1ミリシーベルトの33倍です。

福島市や郡山市の公園の話ですよね。

・・・なんだか、あたまを捻るしかありませんが、これは、避難指定地域になっていない地域の公園です。どういうことなのでしょう。

「察してください」ということでしょうか。

「パニックになるので、公には言えないんです」ということでしょうか。

 

福島の避難所を訪れた東電の社長に「あなたの大切なお孫さんを福島の公園で遊ばせられますか?」と詰め寄った方がいらっしゃいましたね。官房長官にだって、総理大臣にだって、家族がいるでしょう。

自分のこととして考えたら、もっと違った対応があるのではないでしょうか。

 

テレビでは日々、報道は減っていますが、今も放射能は駄々漏れです。

『放射能の大気放出続く…1日154兆ベクレル』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000667-yom-sci


ちょっと単位がよく分かりませんよね。もはや。

こちらは汚染水の話ですが、単位を考えるために載せます。


『流出放射能は4700兆ベクレル 年間許容量の2万倍、福島第1原発事故』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000530-san-soci

これで計算してみましょう。


4700000000000000 ÷ 20000 = 235000000000

うう、0が沢山でよく分からなくなりますが、がんばりましょう。

つまり、年間許容量=235億ベクレルってことですね。(こんなに大丈夫なのか・・・)

 

で、えっと、さっきのだと・・・一日で154兆ベクレル・・・。

年間にすると

1540000000000000×365=56210000000000000

5京6210兆ベクレル・・・。

これは、年間許容量の・・・の

・・・の、えっと、


56210000000000000 ÷ 235000000000 = 239191.489

23万9191倍ちょっとですね。

 

あの高濃度&準高濃度(低濃度ではない)汚染水で、年間許容量の2万倍。

そして今、水蒸気などででているのが、一年間算にしますと、23万倍。

 

これ、避難して頂いたほうがよくないですかね。

政府命令で、ちゃんと避難先も用意して。

いえ、僕たち首都圏に住むものにとっても勿論、これはもはや日本全体の問題だと思うのですが、とにもかくにも、福島や被害が危険な数値となって出てきてしまっている地域の方たちには、本当に一日も早くなんらかの手だてを講じてもらわないと。どんどん、将来、病気になってしまうリスクを背負う子どもを含む人々が増えてしまいます。なんとかならないものでしょうか。

一時帰宅や、さらに将来的な帰宅の問題が毎日ニュースになっていますが、放射能で汚染されてしまった場所に入るのは、相当に危険なことだと思います。

勿論、地域の方々は悪いことなんてなにもしていない。帰る権利もあると思います。

でも、危険を一番良く知っている政府には、国民を守る義務もあると思うのです。

辛い話です。でも、命なくしては、なんにもなりません。

 

そして、本当に、一刻もはやく放射能の流出を止めてもらわないと。

前にも書きましたが、もう東電と政府だけでやる必要はないでしょう。世界中に、助けを求めるべきです。

企業や国のメンツなんて、命の前では紙切れ一枚ほどの重さもありません。

 

「公園で遊ぶのは一日5分までですよ」

 

日本がそんな国になんて、なってほしくありませんから。

 

しかも、防護服着て。

 

・・・なんて洒落にもなりませんよ。

 

ではー。



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昨日のようないじめも、原発が無ければ起きなかった・・・

などという「タラ、レバ」を言ってもはじまりませんが、僕たちは今、自分たちの国とか、現状を知って、めいめいが考える必要があると思います。

これまでの動画もそうですが、以下にご紹介するような動画も、Youtubeがなければ目にすることができなったと思うと、本当にネットには感謝です。使わない手はないです。テレビでは、おそらくもう流されることがないのでしょうから。(元々はテレビで流されていたものなのに・・・)

 

1995年にイギリスで放送されたドキュメンタリーです。

今だからこそ、是非ともご覧になっていただきたいです。

「隠された被爆労働~日本の原発労働者1~3」

http://www.youtube.com/watch?v=92fP58sMYus&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=pJeiwVtRaQ8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=mgLUTKxItt4&feature=related

 

そして、原発がある街はその誘致利権で儲かってる、という話もありますよね。

でも、実際、こういう現実でもあるのですね。

「柏崎市からのメッセージ~原発がきて町がどうなったか~ 2010.2.10」

http://www.youtube.com/watch?v=PCbknk_wdbk&feature=related

 

知らなかったことだらけですよ、本当に。

 

 

「福島が苦しんでいる。

今まで東京のために危険を背負い、人材も電力も供給してきた福島に東京の人は救いの手をさしのべない。政府には富と権力は溢れるほどあるのに・・・

それでも福島の人はジッと腹に収めて反乱を起こさない。

福島の大地は汚れた。でも福島の人の心と体は汚れていない。むしろその魂は高潔だ。

汚れているのは恩を忘れた政府、東大、NHKと、福島の人を温かく迎えない同胞だ。

福島の農作物はすべて買い取ろう。申し訳ないが食べないから泣いてほしい。瓦礫も牛も引き取れないが、こちらから福島の大地を綺麗にしに行く。日本全国、どこでも福島の人を温かく歓迎する。

福島原発は静かに眠ってもらい、碑を建ててその労をねぎらおう。

福島こそ、今、日本人が手をさしのべるところなのだ。

福島の偉人は私たちに語りかける.

・・・日本人が福島の人の立場をすべてにわたって意識するまでに進歩しているかどうか、それこそが重要である・・・」

武田先生のブログより抜粋。(原文ままですが、文中の「東大」は、おそらく「東電」だと思います。・・・御用学者の件では、東大も随分問題が露呈ましたから、武田先生も思わず間違えたのでしょうか。)

 

僕は元気で、毎日、食べ、眠り、仕事をし、たぶん、ほぼ通常通りの生活をしていると思います。

でも何か、明らかに違っていることがあって、青空の広がる景色を見ても、夜のひんやりとした空気を吸っても、何か、違和感がずっとあるのです。

 

・・・むしろ、何もかも普通どおりになんて、できるわけがない。

と思うのですけれども、こんなことがあっても、・・・命からがら避難した子どもが、友達だと思いたい同じ日本人の子どもに吐くほど蹴られて入院しても、僕たちは、普通にしてなきゃいけないのでしょうか。

 

 

そして、福島の動物たちも、殺されることになってしまいました。いよいよ、公に。

罪の無い生き物たちが、犠牲になっていきます。

飼われていた方々の心の痛み、想像を絶します。動物ですが、まったくもって彼らは、家族ですものね。

そして、ペットたちのあまりに悲しすぎる現状。(←こちら、閲覧注意です。特に猫を飼っていらっしゃる方、お好きな方は、本当に。僕もさすがに・・・固まりました。)

 

僕たちは、本当に罪深いことをしています。

でも今、どうしたらいいのか、皆目見当がつきません。

 

では。



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「福島の避難児童、腹部を蹴られ入院」

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/23/kiji/K20110423000682910.html

 

福島の人や子どもに対して、こういうのは、一番やっちゃいけないことだと思います。

子ども同士だからって、許せないですよ、これは。

子どもは、未来の大人。

日本人ってこんなか、この先、どうなる、などと考えさせられます。

これじゃ、ダメなんじゃないかな。

 

皆が皆じゃないのはわかってるけど、悲しすぎますよね・・・。

蹴ったのが女児だってのも、また凄いですけど・・・。

どんなお母さんになるのやら。

 

事情はわかりません。

でも、さっきから色々考えて、

でも・・・やっぱりダメだ、の結論しか出てきません。

 

そして、この女児だって、ある意味では、とても哀れです。

 

そしてこれは、全て、大人の都合のせいです。

 

今、彼は、病院のベッドで、どんな気持ちでいるのでしょう。

可哀相すぎる。

 

とんでもないことが起こってしまっているように思います。

日本人は優しくて、にこやかで、礼儀正しくて。

確か、先月まではそういうことになってましたよ。

 

原発のせい、ともいえますが、でも、・・・だからといって、脆くなってしまってはいけないと思います。

しっかりしなきゃ、ですよ。

大人も子どもも、一人、一人が。

 

ではー。



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どうにも解せないことが、本当に毎日のように出てきます。

今の政府や首相の能力が・・・なんて言われているような事も多いですが、

どうなんでしょうね。

 

それにしても、おっかしいなあ、こんな国だったっけ。

いや、きっと、こういう国だったんだろうなあ・・・、

今まで、こうして、あからさまに気付かされることが無かっただけで。

 

とはいえ、目の前の仕事も、ちゃんとしないと。

ということで、またちょっと後ほどです。

 

 

被爆」のWikipediaによりますと、

250ミリシーベルトという数値が

「福島第一原子力発電所事故の処理にあたる放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよいと特例で定められている放射線の限度。」

であると書かれています。

今までは100ミリだったのが、今回、緊急な場合と言うことで、特例的に250ミリまで引き上げられた、ということは皆さんもご存知かと思います。

 

福島第1原発 作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず

というニュースがありました。

そもそも、僕たち一般人と、原発での作業員で、なぜ、限度が違っているのでしょうか。

これは、作業員の方の身体が、特別性で、耐えられる放射線に違いがある・・・というわけではありません。

原発などで働く人は、「放射線管理手帳」というものを持ち、放射線測定器で、常に「自分が今日、どれだけ被爆したか」ということを管理しているので、

100ミリとか、250ミリとか、そういう数値をきちんと管理できるから、そういう上限設定が可能になっているのです。

僕たち一般人は「1ミリシーベルト」を上限に定められています(このあたりは、武田先生のブログに詳しいので、そちらをご参照下さい)。

 

ともあれ、決まりは、決まり。なんと言っても原発の修復作業に当たられている方々は、本当にこうした身の危険を冒して(報酬はもらってるにしても、健康はお金に換えられませんから・・・)、

作業をしていらっしゃるのですよね。

 

でも、今のような高濃度の放射能が出ている環境では、とてもじゃないですけれども、すぐ限界になってしまう。

でも、作業はまったくの素人ができるものではありません。高度な専門技術が必要だったりもします。

なのに、長く作業できない。こんな現場って、他に考えられないですよね。


福島原発:被ばく量の限界で作業員交代-東電は人員増強を急ぐ

 

もどかしいですが、作業がはかどらないのも、致し方なし。

腰を据えて、ゆっくり作業なんて出来ない現場なのです。

一人に与えられた時間は本当にわずか。限度を超えたら、もう何年も、原発に近づくことは許されないのです。

 

しかも、その短い作業ですら、過酷を極めているのですね。

空調なく水も飲めず…重装備の作業員、熱中症に

3月、4月の東北で、熱中症ですから、本当に、これから暑くなったら、どうなるのでしょう。

 

実際、具合を悪くされた方もでています。

福島第1原発でホース敷設中の男性作業員が体調不良で病院へ

このニュースのほかにも、20代の方も、病院へ搬送されたというニュースを見ました。これからも、増えるでしょうね。

 

一日あたり、300~700人が作業にあたられているということですが、今後は数千人規模になるそうです。

そして、これから30年、健康を検査していくそうです。データを取るのも目的でしょう・・・。

福島第一原発、作業員の健康状態を30年調査へ

ちなみに、チェルノブイリでは、60万人が作業にあたったそうです。

 

万が一、被爆して細胞が破壊されたときの為に、あらかじめ、自分の健康な細胞を保管しておく、ということが出来ます。

これで、必ずしも安心というわけではありませんが、それでも、リスク管理という意味では、本当に推奨されるべきだと思います。

原発作業員の幹細胞保管を、大量被ばくに備え=日本人医師団

・・・が、これ、実は自己負担額が20万円かかるんだそうですけれども。

 

 

という、本当に過酷で、大変な作業に当たられている皆さん。

健康を害して、白血病や、癌などになる危険が、とても大きい放射能汚染。

なにがなんでも、最低限の健康管理は、政府と東電がしっかりやってもらわなくては。

 

・・・と思っていたら。ここが、一番のビックリ。

福島第1原発 作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず

 

一部、抜粋します。

「復旧作業にあたる2次下請け会社の男性作業員(30)は3月下旬、現場で元請け会社の社員から「今回浴びた線量は手帳に載らない」と説明された。「250ミリシーベルト浴びて、新潟県の東電柏崎刈羽原発で働くことになっても250ミリシーベルトは免除される」と言われたという。」

「作業員の被ばく線量を一括管理する財団法人・放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターは「250ミリシーベルト浴びた労働者に通常規則を当てはめてしまうと、相当年数、就業の機会を奪うことになる。全く別扱いで管理する」と説明。さらに「労災申請時などに困らないよう、手帳に記載する方法を検討している」とし、放射線管理手帳への記載方法が決まっていないことを明らかにした。」

 

要するに、

・250ミリに引き上げたけど、線量が高すぎて、すぐに限界になってしまう。

・そうすると、その人は、もう限界ということで、原発などで働けなくなってしまう。

・それじゃ困るだろうから、今回の福島原発での作業に関しては、手帳に書かなくてよい。

・そしたら、大丈夫なこと(=放射能を浴びてないこと)になるので、福島から帰っても、他の原発ですぐに働けるよ。

・良かった、良かった(^o^)。

 

・・・おいっ。

まるで、意味ないじゃないか。

しかも、「現場で元請け会社の社員から」言われたってことは、元を辿れば、東電がそれを言っているか、少なくとも看過してるってことではないですか。

 

ははあ、そういうことか。

(ここからは僕の推測です)

これ、今までも日常的に行われきたことなんではないでしょうか。

考えてみますと、事故発生当初、「線量計を持たない作業員がいた」ということが発覚した時「地震と津波で、壊れたので数が足りなくて」と釈明してました。

じゃなくて、あれも、「線量計を持たないで原発に入るなんて、よくあること」だったのでは。

作業員の方たちも(いわゆる「原発ジプシー」といわれる方々も含めて)、「いちいちキッチリなんて計ってられないよ。」という感じで、

それを管理する側も「まあ、気をつけてよね」程度の管理体制だったんじゃないかと。

 

なんかね、ここまでの放射能とか、放射性物質に関する取り扱いや規制の甘さ、対応の遅さを考えるに、

どうも彼らは

「ハナから基準値を守る気がない集団」なのでは?

と思ってしまうのです。

だから、僕たち一般人からすると、感覚がズレて感じるようなことが、そういう物言いをよく聞くのではないかと。

そして、それは、東電のみならず、政府も、きっと看過してきた。

そう考えると、辻褄が合うことが沢山あるんですよ。

 

「〇〇シーベルトの放射性物質が検出されました」とかいう一つのニュースを、

僕たちと彼らは、全然同じ視点で見てないんではないか、と。

 

「・・・実際はね、そんなね、いちいち目くじらたててたら、この商売やってられないですよ」

なんて。でも、さすがに今回の事故での放射線量はあまりにも高い。

 

だから、今度は、

作業員の被ばく線量、さらなる引き上げ検討

 

・・・おいっ。

こういう規制緩和は、本当に良くないと思います。

きっと、将来、辛い病人を沢山生みます。

それに、これじゃ、今度、作業する人がいなくなってしまうのではないでしょうか。

誰だって、怖いですから。

建屋の中とか、もう、ミリじゃない何十シーベルト、とかいう単位の世界なんですから。

誰かが急性の病気で亡くなるとかするまで、止めないのではないでしょうか。

(亡くなっても、やめないかな・・・。)

 

本当に、政府や東電のやってることは、おかしいです。

でも、ここでやってるなら、これから拡散するかもしれません(たぶん、するでしょう)。

「部分は全体」ですから。

 

 

そして、こういう感覚で、僕たちの基準値や野菜や魚なんかの基準値も、これからどんどん緩和されたら、たまったものじゃないです。原発の中で起きていることも、明日は、わが身です。

 

・・・いや、あくまで、僕の想像ですが。

 

最後に、こちら、ぜひとも、ご覧になっていただければと思います。

残念なことですが、これは現実です。

そして、今となっては、もはや対岸の火事でも、他人事でも、全然ないと思います。

 

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実』(NHKスペシャル 2006年4月放送)

(その1~5 それぞれ10分程度あります)

http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=8hXmoNuJHKs&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=Fgx1mcUgHnA&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=BiFTMaApEpw&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=ZK7T6BDiB1c&feature=related

 

人が死ぬのは、嫌です。

仕方ないことですけど、辛いです。

まして、誰かのせいでなんて、本当に悲しいことです。耐え難いです。

 

ではー。



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「まったく、悪い冗談だなあ・・・・」

そうとしか思えませんでした。

闘病されていたことも存じ上げませんでしたから、あまりの突然の訃報に、

まだ、現実味がありませんし、正直、信じたくない気持ちです。

 

今とは違って、昔、テレビは、家族や友だち、本当に国民みんなの娯楽の中心でした。

もう、無条件に、楽しくて、華やかで、笑えて、泣けて、ワクワクして、ドキドキして。

大好きな歌番組の始まるのを待って、そして、終ると切なくて。

また、翌週の同じ時間が、もう、待ち遠しくて、でも、楽しみがあるのが嬉しくて。

 

あの頃、楽しませてもらっていたテレビの中の華やかな方たちは、間違いなく、自分の子どもの頃の思い出そのものです。

あの頃のことを思い出すとき、必ずそこには、家族揃ってテレビを見ていたお茶の間の様子と一緒に、

まだ若い母や叔母、そしてまだ健在だった祖母や祖父たちと一緒に、

本物の「アイドル」であった彼女たちの、天真爛漫な笑顔があり、魅力的な歌声がありました。

 

当時があったから、今があるわけで、今でも、どうやっても、自分と切っても切り離せない存在なんですよね。

ですから、こんな悲しい訃報には、まるで自分の身体が、グサリと切り取られたような思いがしています。

 

「微笑みがえし」

http://www.youtube.com/watch?v=NGjrq-NETlc

沢山のヒット曲の中でも、とりわけ大好きな曲でしたが、キャンディーズのラスト・シングルということで、今までも、聴くと胸が切なくなる曲でした。

特に今日は、「私たち お別れなんですよ」という歌詞が、胸に刺さります。

 

本当に素敵な、そして見事な歌と、沢山のよき昭和の思い出を、ありがとうございました。

心から、スーちゃんのご冥福をお祈りいたします。

 

だけど、これからもキャンディーズは(・・・特に僕たち四十代、五十代の世代にとっては)、

永遠に「三人の国民的アイドル」であり続けると思います。

 

しかし、本当に悲しいなあ。

今年の春が、三人が居てくれた、最後の春だったなんて。

 

では・・・。



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「大人は子供たちを被ばくさせたがっている・・・」


●「雄々しく放射線に立ち向かう」というのが立派なことだろうか?
 なにか戦前を思わせる.放射線が人体に害があるというのは国民的コンセンサスなのに、なぜ急変して「我が身を放射線に曝すのが格好いい」となり、「ついでに子供も被ばくさせてしまえ」という自爆主義は許されるのだろうか?

●60の爺さんが「大丈夫」とパフォーマンスをして、その野菜を子供が食べるというのはどういう意味があるのだろうか?
現在のように全体的に汚染されているときには、思い切って汚染地域の農作物は捨てるのが正しい。無理して放射性物質を含む野菜を食べなくても良いのに、なぜ出荷するのだろうか?

●なぜ、給食に地産地消を強調するのだろうか?
子供は給食を拒否できない.拒否できないものに放射性物質を使うのは許されない.食を供給する人は「上司」の命令を聞いてはいけない.単純に子供の健康だけを考えることができる。栄養士は「専門職」である。上司はいない。栄養士の人、立ち上がってください!

●福島が汚染されたのは福島の人の責任だろうか?
福島の人は「福島が汚染された」と言われるのをいやがる。でも、福島を汚したのは福島人ではないのに、なぜいやがるのだろうか?
福島市を汚したのは国と東電なのに.

●東電のミスを福島の子供に転嫁するのは正しいのだろうか?
福島県は福島の子供を避難させない。これは「東電のミスを福島の子供の被ばくで贖う」ということだ。福島の親がそれで良いというなら仕方が無いが、放射線は子供や若い女性に厳しい。私は可哀想に思う.

●被ばくしている児童生徒を疎開させるのは面倒なのだろうか?
文科省は子供に20ミリという高い放射線をあびさせている。疎開させれば無事なのに、なぜ子供達を被ばくさせたいのだろうか?まるで戦時中の竹槍精神を思い起こす.先生方、立ち上がってください!

●東電のミスで汚染された食材を消費者に転嫁するのが魂のある農業だろうか?
農家こそ、「消費者が安心して食べることができる食」を提供してきたのではないか。今後も農薬が付いていても「基準以下」なら出荷するのか? 無農薬とか言っていたあれは何だったのか? 
農家の方、立ち上がってください!

●なぜ、福島の大人は子供を被ばくさせたいのか?
なぜ、福島の大人は子供を疎開させないで被ばくさせたいのだろうか? なぜ、安全委員会でも10ミリまでと言っているのを20ミリも被ばくさせるのだろうか? 保護者とはそんなに子供に権利があるのだろうか?

●放射線に高いところの人はなぜ、避難しないのだろうか?
放射線の障害は20年かかる遅発性が多い.一生に一度しかないのだから数ヶ月でも避難すれば良いのに。

●  なぜ、突然、放射線が安全になったのだろうか?
今までの放射線の法規制、専門家の意見はいったい何だったのか? 「ちょっとでも危険な放射線」と言っていた専門家は、なにが変わって「いくらでも良い放射線」に豹変したのだろうか?

(平成23年4月20日 午後8時 執筆)

 

武田先生の今日のブログです(原文ママ)。

どうしても読んでいただきたかったので、リンクではなく、転載させていただきました。

http://takedanet.com/2011/04/post_faf5.html

 

原発の擁護とか、推進とか、反対とか、

そういう「立場」の話ではなくて、

今、まさに起こっている歴史的な事件、というか、日本が放射能に汚染されている問題に対して、どうも「普通であろうとする」世の中が、僕は正直、なんか怖くて、

正直、ちょっと気持ち悪いくらいです。

 

「普通にしてれば大丈夫。今までだって、なんでもなかったじゃん。そんなさ、日常が脅かされるような怖いことなんて、日本じゃ起きないんだよ。明日も明後日も、来年も、未来は、ずっと今までどおりだよ」

 

というのが、いわゆる「平和ボ〇」という病気の、症状なんだろうなー、と思います。

 

以下の動画を、ぜひご覧になってください。1999年に茨城県の東海村の核燃料加工施設で起きた臨界事故で、作業に当たられた方の記録です。

時間が無ければ、ひとつでも。

 

東海村JCOバケツ臨界ウラン放射能被爆事故(その1~5)

http://www.youtube.com/watch?v=pYB58P3t_Hs

http://www.youtube.com/watch?v=DFyBq4sLRhU&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=wg8qzdmA1Ew&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=w8UFJ1uwua0&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=Yw823HYf_ZI&feature=related

 

放射能って、恐ろしいものです。

間違っても、「安全なもの」なんかじゃないです。

 

 

ではー。

 

---追記。---

とうとう・・・残念なことですが、母乳から、放射性ヨウ素が出てしまいました。

 

『母乳から微量の放射性ヨウ素…千葉と茨城「普通通りの生活」で』

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110421-OHT1T00032.htm

 

「微量」とありますが、こちらの時事通信の記事には

「母乳については明確な基準はなく、数字が高いとも低いとも判断できない、としている。」

とあります。

(このニュース、テレビではまだ見てないですが、昨夜からネットでは公表されており、既にそれなりに騒ぎになっています。

記事名で検索をかけますと、色々と出てきます。)

 

判断する基準が無い場合、どうしましょう。

これは、「安全が判明するまで、それを止める」

しかないですよね。

本当に母親として、これは辛すぎるニュースだろうと思います。

そして、千葉、茨城で出たのなら・・・と、考えるのが普通でしょう。

 

でも、これからまた「大丈夫。安全。問題ない」という報道がされるのかもしれません。

しかし、そもそも「微量」というのは何を基準にしているのでしょうか。

そして、何をもって、「安全だ」とするのでしょうか。

赤ちゃんの身体に、細胞に、染色体に訊いてみないと、わからないですよね。

そして、10年、20年経ってみないと、わからないことかもしれません。

結局は「何%が病気になる可能性がある」というような確率論でしか言えないのでしょうが、

それでも、誰だって「その病気になる人」にはなりたくないし、子どもを守りたいでしょう。

 

アルコールですら、小さな子どもへの影響を考え、摂取を避ける親がほとんどでしょう。

まして、放射性物質となったら。

とにかく、今からでも、避けられるリスクなら、避けるべきです。

わざわざ、赤信号の大通りを、目を瞑って、ガマンして渡ることはないと思います。

見渡して見れば、青信号が点灯している道が、きっとあるはずです。

本当に国が、その舵取りをしないと。

保障なくしては、なかなか人々は決断できないですから。

 

あと、テレビを見ていると「これは誤解を生むんじゃないかな」、と思うことがあります。

よく「放射性物質は、身体に入っても、すぐに体外に放出されるので大丈夫」と言ってますが、

細胞(染色体)は、たったの一瞬放射能が通過することでも、壊れるのです。

 

確かに放射性物質には半減期もありますし、尿や汗などと一緒に体外にも放出されますが、

強い放射能は、細胞を壊してから、出て行くこともあるんです。

 

 

一度壊れた染色体が、人体にどういう影響を及ぼすかは、上の東海村事故動画のリンクをご覧下さい。

現実に起こったことなので、ちょっと不謹慎な表現かもしれませんが、

この現実は、どんなに怖い映画を100本見るより・・・恐ろしいと思います。

 

東海村の事故と、母乳の放射性物質一緒にしているわけではありません。

ただ、放射能に関して、あまりにも「安全だ」「ただちに人体に影響はありません」みたいな報道ばかりがされているので、

洗脳されないように、自戒の意味も込めて書きました。

 

ではー。



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ピアノをポロンポロン。

パソコンとiPod touchから、

ティロンティロン。

 

ホントに毎日、地震が来ます。

家の中のいろんなものが、しょっちゅう、揺らゆらと揺れてます

こんなことは、今までの人生でもなかったことを考えますと、

日本で今、地震が活性化しているのは、間違いないんだろうなあ、と実感します。

 

軽く地震酔いみたいになっているのか、揺れてるのか揺れてないのか、分からなくなる時がありませんか?

今日、ドラムの充さんにこの話をしたら、「乗り物の酔い止め飲むといいよ。俺、たまに飲んでるよ。」とのことでした。

地震のおかげで、部屋で酔い止めを飲むことを考える日が来るとは、これもユメユメ思いませんでしたよ

 

ペットボトルに、お水を半分~7割くらい入れて見えるところに置いておくと、

水面の揺れで、揺れているかどうか、はっきり判るそうです

 

もう、家中のあちこちに置いたりしてね。

 

 

・・・ノラネコよけかっつーね(笑)。

 

 

さてさて、今日もまだちょっと作業がありますので、がんがんべーです

 

写真は、今日、スタジオに行く途中で、菜の花を見つけて

 

ではー。



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みっちりと、それでもやはり大笑いしながら、へきちゃんバンドのリハーサル、初日終了です。

地震があるといけないので、ミニモグを床に下ろして、スタジオをあとにしました。(←これ大事ね)

どうも、昨夜の地震のあとも寝付けなく、今日は少し寝不足でしたが、

ちょっとリハ関連以外にも宿題が色々ありまして、ひとまず、仕事に戻りますー。

 

ではー。

 

---追記。---

 

原子力保安院が核燃料が「溶融」している、と、いよいよ、・・・というか、ようやく(一部ではずっとその可能性が極めて高いと言われていたので)、認めました。

4号機建屋の汚染水は、最初深さ20㎝と発表されましたが、「実は5mだった」、と訂正されました。

 

今日は荒れ模様とのこと。梅雨の季節も近いですし、その先には台風もやってくるでしょう。

依然、複数の原発から漏れっぱなしになってしまっている大量の放射性物質が、これからどのように空気や水に拡散していくのか、人のからだ、食べ物をはじめ、土、川、海などの環境への影響を考えると、正直、気が遠くなります。

これから、僕たち日本人は、いったいどれだけの辛いニュースを向き合わなければならないのでしょうか。

一刻も早く、本当に有効な手を打ってもらいですが(・・・あればやってるよ、との声が聞こえてきますが)、現場の状況は、ニュースで伝え聞く範囲から想像するだけでも、相当に深刻のようですね。

一番そばにいる、作業員の方々の健康も、とても心配です(こちらについては、また改めて書きたいと思います)。

 

 

先月、東京でも大騒ぎになりました水道水問題ですが、実は、あの後の4月4日からは「三日間の平均値で考える」ということになっています。ご存知でしたでしょうか。

これは例えば、一日目20ベクレル、二日目20ベクレル、三日目850ベクレルが検出されたとしましても、

「三日間を平均で考えますので、大人は飲んでもOK」ということになってしまうものです。

勿論、三日目のレベルは大人の摂取基準値の300ベクレル/kgの3倍近く(乳児の制限値100ベクレル/kgからしたら8倍以上)となっているのに、です。この三日目には、発表されないのです(勿論、そのまま高レベルが続き、以降三日間の平均が基準値を超えれば、それから発表にはなりますが)。

日々、刻々と変る現場の状況を見るに、本当にこういうのんびりとした測定や発表の仕方でいいのでしょうか。

 

そんなこともあり、積極的にご自分で水道局のHPなどで、毎日の汚染に関するデータをお調べになっていらっしゃる方も多いかと思います。

ただ、ここしばらく、例えば東京都では、連日「不検出」という表示が多くなっており、「汚染は検出されてないね。大丈夫」と思っていたら、実は、20ベクレル以下は「不検出」と見なして良い、となっていたのです。なんと、原発事故後の3月17日から。

実際、東京都水道局のHPをご覧下さい。

http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h23/press110406-1.html

確かに、

「※2 不検出≦20Bq/kgv」

と書かれています。

 

先日も書きましたが、こういう規制緩和を続けていたら、僕たちは何を信用していいのかわからなくなってしまいますよね。

むしろこれでは、余計に不安になってしまう人の方が多いと思います。

今は、本当に正しい情報が求められます。

ちなみに、テレビではこういうニュースはやりませんね。

パニック防止>国民の健康

ということでしょうか。

 

ただ、こうした事態を重く見た一部の方から、強い不満の声があったのでしょう、

東京都水道局は4月15日から、

これまで一律に「不検出≦20Bq/kg」と表記してきた方式を、「検出限界値」を用いた新たな方式に変更しました。

ということになったそうです。

そりゃそうですよね。

 

4月18日の東京都水道局のHPには、こうも書いてあります。

「お客さまからより詳細なデータを知りたいとの要望が多数寄せられたことを受け、4月15日からは速報性を損なわない範囲で測定時間を延長して、より低い濃度まで測定することとしました。」

小さいと思いがちな一人ひとりの声でも、集まれば、このように事態を動かすことができるんですよね。

 

だから僕たちは、ちゃんと現状を知って、必要なことには、しっかり声を上げ続けていかなくてはいけないと思うのです。

 

さて、リハの準備をして、出かけます。

ほんと、天気が荒れるようなので、皆さんも、どうかお気をつけて。

 

ではー。



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今日はへきちゃんチームで、チャリティー握手会でした

会場に着くと、まさにへきちゃんチーム。

現役メンバーのみならず、阿部さんやノブーKさん、そのほかにも歴代のメンバーさん有志の方々が楽屋におられ、

そんな中、最後に到着してしまった僕は、ちょっと恐縮でした。

 

というのも、ちゃんと時間通り家は出たのですが、普通に道を走っていたら、ふと通りに知った顔が目に飛び込んできました。

なんと、ギターのトモくん(西尾くんね)がいたのですよ。

でも、彼の家からも全然違う場所でしたから、

「ん、ニセものか?」と思ったのですが、まあ、十数年の付き合いの友人の顔を見間違うはずも無く(ニセものなんていないし)。

少し先でクルマを寄せて、そちらに歩いていくと、

「あれ?ケン坊、何してンの?」と。

そっちこそ、何してんのよ、ですよ(笑)。

 

震災後すぐにメールで無事は確認してましたが、会うのはあれ以来。

ちょっと立ち話のつもりが、色々と深い話になってしまい、つい時間を忘れてしまいました。

トモくんに、「おいケン坊、ゼップ行くんだろ?もう行かないと間に合わないぞ」と促され、

「いかん」と、そそくさと別れを言って、走り出したのですが、どうにも会場に着く時間がギリギリになってしまった、というわけなのです。

まあ、ただの言い訳なのですが。

でも、思いがけないところで、思いがけない友人に会うというのは、面白いものです。

それに、こういうのも、何かの必然なのかな、とか思っちゃったりもします。

話をしていて、「あ、これか」と、ちょっとそんな風にも思いました。

 

握手会には、本当にたくさんの方々がいらっしゃってました。

僕たちメンバーとへきちゃんは、ステージ上に並んで、皆さんをお迎えする格好でした。

紹介されてステージに出た順だったのですが、JAKEさん、金髪さん、阿部さん、充さん、そしてマリオさんの次が僕で、その次がへきちゃんでした(そして歴代メンバーの先輩たちへ)。

お一人お一人と、「こんにちは!」などと声を交わしながら握手をさせてもらったのですが、

皆さん、なんかとっても、熱くてね。

思いが、あったなあ・・・・。

 

で、僕の次がへきちゃんなものですから、皆さん僕との握手の後は、緊張して順番を待っている様子でね。

そりゃ、当たり前ですよね。

で、なんか思いついて、(いや、緊張をほぐそうかな、と思ったわけですが)、「あのー、そろそろですけど、緊張してます?」とか訊いてみたりして。

横にいたマリオさんに「そりゃそうだよ!」と笑われました。

これまた、当たり前ですよね。すみませんでしたー

 

750人くらいいらっしゃったとのこと。

最初の予定では、握手会そのものは1時間くらいとのことでしたが、

結局二時間近くオーバーして、最後のお一方がステージを降りられたのは、17時半過ぎだったように思います。

 

震災の影響で今日のライブが延期になったからこその握手会でしたが、やりながら、とても貴重な体験だなあ、と思いました。

皆さん、緊張の中、僕にもね、「本、買いました!」とか「ブログ、いつも読んでます!」とか・・・、

「ヘン〇イ・キャラ、期待してます」とか(笑)、色々と声を掛けて下さいました。

嬉しかったなあ。〇ンタイ・キャラの件も含めて(笑)。

 

でも皆さん、本当に楽しみにされてるのが伝わってきました。

そして、指折り、それぞれが参加されるライブの日を迎えられるんですよね。

 

明日からのリハーサル、そしてライブ本番、よっさ頑張ろうって、改めて思いました。

そして、今日の握手会があったことで、また皆さんと会場でお会いするのが、より一層楽しみになりました

 

せっかくの春ですが、今の日本は色々とあります。

でも、色々あるからこそ、気付くこともあって・・・、

本当に、誰かと元気で会えるってありがたいことだな、と思いました。

 

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東電から収束への工程が発表になり、原発事故で避難されていらっしゃる方々の帰宅に関する今後の見通しも告げられました。

正直、今まで流されていた情報との格差にビックリしますが、これが本当(半年程度で収束する)なら、

「まだよかった・・・」と思える期間だと、個人的には思います。

ただ・・・・

調子よく目の前にぶら下げたニンジンを、また後から遠くへ放り投げるような真似だけはしてくれるなよ、と思うばかりです。

それが、一番残酷なことだと思いますから。

 

収束に向けて、どうかミラクルが起こってくれと祈るしかありません。

命を掛けて作業されている現場の方々を、応援するしかありません。

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こちらは、発電所ではありませんが、ご覧頂ければと思います。放射能を扱う場所がどんな場所なのか、その理解には役立つと思います。

青森県六ヶ所村 再処理工場(5分)

http://video.google.com/videoplay?docid=-19528177237108224#

 

あわせてこちらも。「放出される放射性物質」の項をご覧下さい。年間、どれだけの放射性物質が出ているか、ご覧になってみてください。

Wikipedia「六ヶ所再処理工場」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E5%B7%A5%E5%A0%B4

ちょっとビックリされるかも知れませんが、これは事故の時ではなく、通常時の値です。今、福島原発の問題では、基本的にヨウ素とセシウムしか値が発表になりません。他のものは一切出てない・・・わけはないですよね。

この工場は、今月の大きな余震で、外部電源が遮断されました。

日本という国について、そして、日本での放射性物質の扱いについて、知らなかったことが沢山あるんだな、とちょっと恐ろしくなります。

 

ではー。



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