ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




はい、レバニラーメン、おまっとさん。

まあ、どんな味なのかは、食べてみてのお楽しみ。

 

と、自分でも思いつつ、作ってみました

そうね、うん、美味しかったですよー。これはこれで(微妙だったんじゃないのか)。

 

しかし、正直な話ですが、スーパーで野菜などを買うのに、本当に躊躇してしまいます。

今はきっと過渡期だと思っているので、この先、どういう展開になるのか、様子を見ている状態なんですが、

これが続くと思うと、辛いものがありますね。

外食なども好きなので、そういうところでは、もうあまり神経質になっても楽しくないので、何でも美味しく頂くことにしています。

その分、自分で買うもので、少しバランスをとっておこうかな、というのが実際のところです。

お肉もね・・・、ちょっと躊躇する場所産のものよりも、アメリカ産など、海外のものを買うようになってしまいました。

ほんと、悲しいことです。

でも・・・。

 

異常すぎる日本の「暫定基準値」 乳児に与える飲料の基準は国際法で定められた原発の排水より上

 

読んでいただければと思うのですが、驚くべきは、

「政府が定めた数値を守るだけなら、原発の排水で作ったミルクを幼児に飲ませて良いということになる。」

などということが、今日も、また問題や議論になることなく、そのまま放置(継続)されているということですね。

なんなんでしょうねえ

 

自分たちの会社や、組織や、生活や利権や立場やお金の為に基準を作ったり、適用したり、「これ、基準値内だから」と、自分でも危険を半ば承知してでも、「政府が決めたんだし。俺のせいじゃないし」と、目の前の生活の為にモノを売ったり出荷させようとする大人。

・・・いや、これもわかるのです。生活が、そこにあるわけですから

でも、そんな人たちが、この世を去った後の、20年後、30年後、40年後、50年後・・・、日本を作って、動かしてくれるのは、当たり前ですが、今の子どもたちですよね。

「そんな先のことは知らないよ。その頃はもう俺、総理(or大臣or議員or社長or・・・)じゃないし。多分もう、その頃、トシで死んでるし。当然、今の政権だって、どうせ無いよ。だから今、俺たちがわざわざそれを議論しても仕方ないでしょ。どうせ、ただちに結果は出ないし。因果関係もまず証明できないし。証明されたって、知らないけど。それよりも、あの野党連中とどうやって戦うかだよ。あいつらめー。」

なんか、こんな感じだったりするのかな。

 

そりゃあ勿論、それぞれ生きているんですから、やっぱり自分の命や人生も大切ですが、

これから大人になる子どもたちの命や健康を守れなくて、・・・せめて、守ろうとすらしなくて、

なんのための“大人”なのだろうか、と思います。

(だから、当面、東電(また、立替として、政府)が、買い上げするべきなんです。でないと、やはり被災者でもある農家の方たちも立ち行かなくなってしまいますから。間違っても、その費用を惜しんで基準値を上げるのではなくて、補填すべきだと思うのです。今、芸能人を担ぎ出してキャンペーンでもしないと売れないような、グレーで心から安心できない野菜を無理やり売るのではなくて。)

僕たちが「今までの政治にはうんざりだ!彼らなら、きっと日本を良くしてくれる!」と、戦後はじめての大決断をして選んだ政治家の皆さん。

・・・どうか、お願いですから、と思わずにいられません。

 

 

 

自分たちだって、昔、子どもだったのですよね。

自分の親世代が、一生懸命、健康を考えて育ててくれたから、健康で年を重ねることができて、

そうして立派な政治家だったり、社長だったり、学者さんになったのでしょうにねえ。

 

子どもや孫もいるでしょうに。

100万歩譲って、本当に、大丈夫なんだとしても、

それがきちんと証明されるまでは、誰も心から安心はできないすよね。

苦しんでいる農家の方たちの為にも、そこ(出回っているものは本当に安全だと、証明すること。=そうでないものは絶対に出回っていない、という状態にする(戻す)こと。)に心を砕いて欲しいと思います。

 

不安と疑いをもって水を飲み、心配しながらご飯を食べる国。

日本がそんな国に“成り下がらない”で欲しいと、本当に願いますよ。

こんなじゃ、海外からだって、誰も遊びにも来なくなりますし、いつか、本当に見放されるかもしれませんよね。

 

子どもだけじゃないんです。

5月末で在宅避難者へ配給終了 山田町、不安の声も

震災から、三ヶ月も経っていません。

いくら、多少の義援金が渡ったとしても、生活を立て直すには、まだまだ短い時間しか経っていません。

なのに。

 

今日で、自宅が残った避難者の方への食料の配給が終わるのだそうです。

僕は、テレビで知りましたが、そこでおばあさんが、

「クルマが無いので・・・、欲しいものがあっても、買い物に行けないのが不安です」

ちかく、仮設住宅の方への配給も終わるそうです。

 

理由は「自立をうながすため」だそうです。

 

たとえば、その地域でお店がやっているとしてですが、若い人はともかく、お年寄りに(ただでさえ、震災の影響で疲れているのに)、日々、歩きで買い物に行け、一切、手助けはしない、というのは場所にもよりますが、辛い方もいらっしゃると思います。

大丈夫な方たちもいるでしょうが、大丈夫じゃない方々もいると思うんです。

なのに、一律、配給停止というのは。

しかも今日、最後に配給されていたのは、菓子パンとカップ麺でした。

この配給すら、もう無理だというのでしょうか。

 

いまだ、使い道の決まらない義援金。それで、当面のカップ麺くらい、配ってあげられないというのでしょうか。僕たち、たまたま被災を逃れた国民は、こういうことのために、と義援金を寄付したり募金に協力したりしたのではなかったのでしょういか。あるいは、お金が足りないのなら、そのためになら、税金を使ったっていいと思うんです。税は、人の為に使ってこそ、税でしょう。

そして「うちは、もういいですよ。大丈夫です」って言ってくれた方々から、順次、とかできないのでしょうか。

こういう一律な線引きをしてしまっては、かならず、困る人がでると思いますし、「見捨てられた」と絶望する方だっていると思います。日本を作ってきてくれた方々に、こんな仕打ちしかできないのでしょうか。

 

大好きな日本・・・なのですが、こんな、おかしな国だったのでしょうか。

はやく、正気に戻って欲しいですね。

 

 

ではー。



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さん

これは、金曜日のお昼だったでしょうか。

引越しまで、二週間ほどとなった事もありまして、家にある食材を頂こうと思い、レトルトカレーにしました。

頂き物だったのですが、なにやら有名な地鶏を使ったカレーということで、「これはそのままでは勿体無い」と思い、

冷凍してあった鶏肉のひき肉でそぼろを作り、炒り玉子を添えて、親子三代カレー(笑)、という感じにしてみました

うまーでした

 

カレーもですが、そぼろラブ

わあい。

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と、楽しいブログと行きたいのですが。

いい音楽を聴いてさ、戻るところは、こんな感じでいいはずなのにね。

でも、やっぱり、毎日、毎日、困ったニュースばかりが目に飛び込んでくるのですよ。

いやですねえ。

でも、現状を見ないわけにもね。

目を瞑って走り抜けるには、ちょっと距離がありそうですから、やっぱり、目を開けて見て行きましょう。

 

福島第1原発:5号機の冷却用ポンプ故障

またもポンプが故障とかって、ほんと困りますよね。

でも、一番びっくりなことは、

 

「仮設の海水ポンプが故障した」

・・・まだ仮設のままだったんですね。

 

「東電によると、28日午後9時ごろ、作業員がパトロール中にポンプが止まっているのを見つけた。」

・・・パトロール中に見つけた、って。警報とか、ランプとかで判ったんじゃないんですねえ。てっきり、中央制御室とかで、色々と制御できてるんだと思ってました。

人力ってことは、その人が見落としたら、終わりじゃないですか。

とか、これから放射性物質が出ちゃって、パトロール行けなくなったら、どうするんでしょうか。

 

つまり、まだこのレベルなんですよね、現場は。

勿論、想像を絶するような大変なことになっているのだと思いますが、要するに、・・・追いついてないんですよね。

こんな状況の中で、危険な最前線で作業されている現場の方々が、一番、もどかしいと思います(『作業員の被ばく検査 対象の40%以下』)。

政府や本店の方々のフォローなくしては、現場はますます酷くなるばかりのような気がします。

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【1㎏あたりのベクレル数(Bq/kg)】

************0.111 アメリカの法令基準(水)
************0.5 ドイツガス水道協会
************1 WHO基準(水)
***********10 WHO基準(野菜)


***********10 日本の3月16日までの基準値(水)


***********37 食品の種類に関係なく、子どもが口にしてもよい上限
       (チェルノブイリ事故で子どもを診察した医師・ベルラド研究所)
***********40 原発から排出可能な、排水(汚染水)の限度基準値
**********100 日本の乳児飲用に関する暫定的な指標値(水)
**********170 アメリカの法令基準(飲食物)
**********210 東京都金町浄水場
**********300 日本の3月17日以降の暫定指標(水)
**********370 日本の3月16日までの基準値(野菜)
**********520 栃木県大田原市の「黒羽茶」(5/17採取)
**********570 神奈川県南足柄市「足柄茶」
**********580 福島県伊達市の「ウメ」の放射性セシウム(5/28)
**********650 福島県いわき市沿岸の「ムラサキガイ(ムール貝)」(5/16採取)
**********850 福島県いわき市沖のシラス(5/13)
**********870 福島県北塩原村のワカサギ(5/13)
**********890 栃木県鹿沼市の「板荷茶」(5/17採取)
**********894 茨城県境町の茶葉(5/16採取)
**********965 福島県飯館村の水道水
**********985 千葉県八街市の茶葉(5/20発表)
**********990 福島県いわき市沿岸の「ヤマメ」(5/17採取)


*********1000 WHO基準 ←餓死を避ける為に緊急時に食べざるを得ない非常事態時の数値

*********1200 福島県いわき市沿岸の「ワカメ」(5/16採取)
*********1530 宮城県丸森町の牧草(5/11採取)
*********1760 福島県内の山中の雪、標高約1100m(4月~5月採取)
*********2000 日本の3月17日以降の暫定指標(野菜)
*********2050 長野県長野市内、焼却灰のセシウム137(5/18)


*********3000 IAEA基準(水)(緊急時、ヨウ素131)


*********5250 神奈川県川崎市多摩区の浄水場の汚泥(5/17採取)
*********5950 千葉県流山市の浄水場の汚泥(セシウム)
*********8300 千葉旭市の水洗いした春菊(3/26)
********13000 福島第一原発から50キロの沖合の海藻アカモク(5/3)
********17000 茨城県ひたちなか市、下水処理場の汚泥の焼却灰(5/4)
********24000 東京都内の下水処理施設、4/25採取の汚泥の焼却灰
********54100 茨城の水洗いしたホウレン草
*******446000 福島市の堀河町終末処理場の汚泥(5/8)
******5190000 福島飯舘村の水洗いしてない雑草
*****80000000 3号機から海に流出した汚染水(5/11に41時間で250トン流出)
***3900000000 3号機で作業員の足がつかった溜まり水
2900000000000 2号機の溜まり水

 

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うーん。気が遠くなりますね。

でも、これが、今の日本の現実なんですね。

とっても残念で、物凄く悲しいことですけれども。

 

そして、

通常炉水の1万倍濃度=1号機地下のたまり水

「1号機地下のたまり水の放射能濃度は、ヨウ素131が1立方センチ当たり3万ベクレル、セシウム134が同250万ベクレル、セシウム137が同290万ベクレルで、セシウムは通常運転時の原子炉の冷却水に含まれる放射能濃度の約1万倍だった」

つまり、通常運転している原子炉一万個分の放射能濃度の水が、今、まとめてあるんですね。

 

 

これ、1立方センチ・メートルあたりですから、上の一覧に直すと・・・えっと。

どなたか、数字に強い方・・・。

そしてこの汚染水、こちらの記事では、

「このまま上昇が続くとタービン建屋側へ流れ出す恐れがある」

とのこと。

 

そして、

2号機取水口付近で放射性物質の濃度上昇 福島第一原発

また海にも。

「シルトフェンスの内側」

とは言え、これからの梅雨、台風の季節。絶対に外に出ないなんて、・・・わけはないですよね。

 

 

最後に、ちょっと興味深い報告記事を。

警告:東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報

記事に寄せられたコメント欄も、興味深いです。

お医者さんからの報告もあります。

鼻血を出している子ども、大人が、やっぱり沢山いるようですね。

 

あ、僕はそれ以降は大丈夫です。どうか、ご心配なくです。

でも、こんなに同時多発的に起こるって、偶然なのでしょうか・・・。いや、さすがに、ねえ

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そんな中、孫さんが。

福島の児童の県外転校を希望する父兄の皆様へ、ご支援申し上げたく思います。ご連絡下さい。連絡窓口を作ります。

すごい。子どもだけでなく、高校生、大学生も。そして父兄も一緒に受け入れます、とのこと。

政府より、100万倍、100兆倍、頼もしい

 

ではー。



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二日続けて、今日もキースのピアノを聴きに。

数年前ですが、ソロのときに「こんな凄い演奏、本当に全部即興なの?」と、頭ではわかっているのに、

「でもホントに?ホントに?」とどこかで思っていて、次は、絶対にニ公演以上、行こう、と決めていたのです。

いやいや、ほんと、疑っていたわけじゃないんですよ(笑)。

 

でも、今日行って、はっきりと判りました。

キースは、毎日、違う演奏をしているんですね。

インプロ(ヴィゼーション)なのですから、当たり前ですが、もう、モチーフ一つとっても、全然違う。

 

これを、何十年も、世界中で、こんなにも沢山の(耳の肥えた)お客さんの前で、たった一人で、ピアノ一台で、ずっと生み続け、演奏し続けているキースって、

本当に、(褒め言葉としての)化け物(モンスター・オブ・ミュージック!)なのではないかと思いますよ。

 

でも、今日はまた珍しい光景も見れました。

なんとなく、モチーフが決まりづらかったのか、自分の演奏に納得のいかなそうな場面が何度かありました。

僕が聴いても「あれっ?」わかるようなミスタッチが3回(もしかしたら、4回かな・・・)、ありました(昨日は一つも無し)。

まあこれは、インプロなのだから、そもそもミスなんて話はおかしいだろう、と思われるかもしれませんが、流れの中で、明らかにディスコード、ミストーンというか、おそらく「その瞬間に欲しい音とは違う音」が入ってきて(≒弾いてしまって)、

これが、緊張感や面白み を生み出しているものではなく、作品の滑らかな手触りに、一筋の傷というか、口の中で噛んでしまった一粒の砂のような、そんな意味合いに思えた音があったのです。

現に、それらしき音が出てしまったわりと直後に、キースはその演奏をやめてしまい、その後の拍手にも、昨日のように立ち上がって応えることはなく、すぐに(まるで、前の曲をかき消したいかのように)次の演奏に入っていました。

 

立ち上がって拍手に応えない場面は、実は昨日は一度もありませんでした。

昨日は、全ての楽曲が終るたび、本当に大きな(まさに感動的な)拍手が巻き起こり、キースも満足そうに、毎度毎度立ち上がって、お辞儀をして、それに応えていたのです。

今日は、座ったまま、拍手を聞き、しばし下を向いて、何か模索しているように、沈黙するシーンもありました。

また、飲んでいた水を、ピアノにかけるような仕草もあり、客席からは笑いが起きましたが、僕には「なんか今日はちょっとキースとピアノが噛み合ってないのかな」とも思えまして、でも、こういうシーンを見れたのは本当に貴重でした。

 

さらに、印象的だったことが二つありました。

一つは、前半のセットの最後。

キースのコンサートは、曲目も、その長さも決まっておりませんが、大体40~50分程度演奏したら、それから20分の休憩に入り、その後、また40~50分、そしてアンコール、という流れになっているようなのですが、

今夜の前半のセットの最後。その前の曲で、さっき僕が書いた「ミストーンらしき」ものがあって、不本意っぽく終った曲の次に、これはお得意の少しゴスペル&ブルーズっぽい演奏で、一見ゴキゲンな感じで前半を締めくくったかのように思えたのです。

客席からは、口笛を伴った大きな拍手が巻き起こりまして、キースも立ち上がってこれに応えたのですが、ここでまたピアノの前に座ったのです。

僕は、なんとなくですが「前半、まだ納得できてないんじゃないかな」って思っていたので、「どんなのを弾いてくれるんだろう」って思って、まさに固唾を呑んで見守っていのたのですが、キースは、ピアノの前で、うなだれるようにして(まあ、彼は普通に弾いていてもこういう姿勢のことが多いのですけれども)、手も、ピアノにはおかず、膝の辺りにおいて、しばらく(といっても5秒くらい)じっとしていたかと思うと、あきらめたかのように再度立ち上がって、客席に向かって「これでファーストセット、終りね」といって、袖に帰っていったのです。

弾こうと思ったけど、弾くべきものが見つからなかった。なら、潔くあきらめ、間を取ろう、と。そんな感じでした。

拍手の中、袖に帰るキースは、どんな気持ちだったのでしょう。

 

そしてもう一つは、後半の途中で。

何度も書いてしまいますが、昨日はとにかく最高の演奏でした。

そして迎えた今夜、僕の感じですが、なんとなく前半が少し不完全燃焼っぽかったので、さて、キースは後どんな演奏をするのか、とても興味がありました。

その後半のセットは、リズミカルな演奏で始まり、その次だったか、もう一曲次だったか忘れましたが、僕の気付いた三回目のミスタッチ(←あくまで僕の主観ですよ!)があって、その曲もすぐに終え、

なんだかその鬱憤を晴らすかのように、かなり無調的な、テクニカルではあるのですが、かなりアブストラクトな演奏を始めたのですが、なんとこれを、30秒程度で切り上げてしまい、観客も「あれ?もう終わり?」とあっ気にとられ、それでも拍手をしようとしたら、キースは右手を上げて、その拍手を制したのです。(まるで、今のは拍手をもらうようなものではない。ただの場繋ぎなんだ。とでもいうかのように。)

そして、次の曲へ。

スピード感溢れる、高音部から始まる、きらびやかで軽快なモチーフでした。

これがとても美しく、キースお得意の半音の動き(モードっぽいというか)などを入れて、「おお、これは楽しみだ」と思って聴き入っておりましたら、1分ほどしたところで、突然演奏を止めてしまったのです。

そして、またもやまばらな拍手の中、「・・・バイバイ」と、言って、ピアノの中から何か取り出して、空に投げるような仕草をしたんです。勿論、おどけたような仕草でやってくれたので、観客も和んだ笑いに包まれていましたが、

僕は「今日は、なんか辛そうだなあ」と思ったのです。

 

もちろん、それでも演奏されるものは、全て素晴らしいのですよ。本当に、音楽的で、美しくて、力強くて、流れるようなアイデアに溢れていて。

でも、もっと凄いキースがいることも知っているわけで、そしてそれは、キース自身が一番よく知っていることで、

だからこそ、今日のキースは、悔しそうでもあったのです。

 

そして、この次に、とても美しいモチーフがでて、(多くの観客が望んでいるような)ロマンティックなキースが、突然戻ってきたのです(昨日と違って、今日はこういった演奏が少なかったです)。

この演奏が、慈愛と、優しさと、透明感に溢れた、本当に今夜一番の、最高のものでした。会場ごと、天に吸い込まれていくような音でした。

勿論、これには客席からも、ひときわ大きな拍手。キースも、ようやく満足そうに、立ち上がってこれに応えてくれました。

良かった。

そして、後半最後は、またブルーズでした。キースはブルーズも本当に上手。しかも、他の誰も真似できないような、ブルーズを弾きます。

コミカルな60’sのブギウギようなカッコイイエンディングでこの曲を終え、本編終了。

 

アンコールの二曲目では、「Over the Rainbow」を聴かせてくれました。もう、最高。

でも、やっぱりちょっと、集中力が途切れてしまっていたのか、テーマの最後の方で、やっぱりディスコードしてしまっていたように聞こえました。

こんなことも、あるんですねえ。キースの人間的な面が見れて、嬉しかったりね(といって、キースは嫌でしょうけれども)。

三曲目には、やはりブルーズ。

ブルーズはカタチが決まっているというのもありますし、スケールなどもおよそ決まってくるので(基本、ブルーノート・スケール)、ノリが良ければ、形としてまとまり易いと思います。

あくまで対比させればですが、いわゆるロマンティック・キースよりも、精神的負担は少ないのでは、と思えますので、本編最後もブルーズだったことも考えますと、やっぱり今日は、ちょっと辛いのかな、なんて思ったり。

「勝手なことをいうな!俺はいつでも最高だぜ」って言われたら、「ごめんなさい!」って謝って、靴を脱いで裸足で逃げますので勘弁してください。

 

そして、アンコール四曲目。これは、僕にとっては、まさかでした。でも、嬉しかった。

でも。

 

そこで弾かれたのは、曲名は判りませんが、

マイナーの、暗く、悲しい曲でした(勿論、美しく、荘厳でもありましたが、だからこそ)。

 

会場の多くの人が思ったかもしれません。

これは、キースから被災者へのレクイエム(鎮魂歌)なんだろうか、と。

そして、僕は、なんだか、ちょっと悲しいというか、怖くもなってしまいました。

 

これって、日本への鎮魂歌では、あるまいね・・・。

 

などと。

まさか、とは思いますが。

なんかね、そんな風に感じてしまったのも事実なので、書き残しておきましょう。

あ、原発のレクイエムだったら、いいな。

 

キース、また来て下さいね。

必ずまた、元気で、お迎えしますから

 

素晴らしい音楽を、本当にありがとうございました。

本物の音楽に間近に触れることのできた、最高の二日間でした。

人生にこういう日があるって、幸せなことだと思います。

心から、感謝です。

 

ではー。



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ピアノという楽器は、こんなにも美しい音を出すことができるんだ・・・。

勿論、それはキースだからこそ、なのだとしても、この喜びの大きさを、一体どうやって表現できましょう。

 

待ちに待った、夜でした。

指おり数えながら楽しみにしていた、コンサートでした。

チケットを取ったのは、今年の初めでした。

震災が起こるなんて、思ってもいない頃でした。

そして、原発があんな大きな事故を起こして、まさか数ヵ月後に、野菜や魚を買うのに躊躇するようなことになっているなんて、思ってみなかった頃でした。

 

震災の後、ちょっと落ち着いたころ、「そうだ、キースは来てくれるだろうか」って思った日がありましたが、

なんとなく「うん、キースは、来てくれそうだなあ」と、確信めいた気持ちもありました。

 

そして、今日、願いどおり、キースと同じ空間にいることができました。

20世紀から21世紀をまたぐ、世界最高のピアニストである、キースの生音を、聴くことができました。

 

キースのソロ・コンサートは、今回で、三回目になります。

 

まったく決め事のない、どう始まってどうやって曲が終るか、僕たちはもとより、キース本人さえ、決めていない。

その場で、全てが作られる即興=インプロヴィゼーションによるコンサート。

歴史的名盤、あの美しい「ケルン・コンサート」の演奏に魅了されて、キースのファンになった人は沢山いると思います。

しかし、それ以降、キースは「ケルンを求めて聴きに来てくれるお客さんが沢山いるのは知ってるけど、僕はもう、あれと同じことはしない」と公言し、

一時はかなりアブストラクト(抽象的)な世界に踏み込んでいった時期があります。

ケルンのような、ひたすら美しいタッチとメロディを、意識的に離れるかのようにして(まったく演奏しない訳ではないけれど)、かなり難解なものだった時期があるのです。

 

しかし、今日のキースの演奏は・・・、

もしかしたら、ケルンをも越えたのではないだろうか、と思うような、透明感に溢れた、美しく、とってもとってもロマンティックなサイドのキースの、オン・パレードでした。

お得意のゴスペル風の演奏や、現代音楽的(無調的ともいえるかな。フリーとか、構成音楽でも、スクリャービンとかの、あんな感じの)なものをはさみながらも、

とにかく、美しかったのです。

 

あの震災のニュースを、映像を、キースが見ていないわけもありませんから、やっぱり、日本でのコンサートということで、何らかの影響があったとも思われます。

あのキースのことですから、ただ「癒してあげよう」というような短絡的な発想をするはずもなく、きっと、もっといつものようにひたすら自分を追い込んだ末に、

自然発生的に出てきたものが、きっと、あの美しいメロディの数々だったのだと思うのです。

 

本当に素晴らしかった。あと1000回、素晴らしかった、と書きたいくらいですが、パソコンでは「なんだい、コピペじゃん」ということで、説得力がありませんから止めておきますが(笑)、

本当に素晴らしかったです。

 

キースも、とってもノッていたように思いました。

一曲あたりが比較的、15分とか20分とかではなくて、5~8分くらいという短めの演奏で、バンバンバン!と次々にいろんなモチーフが溢れてきてる感じでした。

盛り上がると入ってくる、あのうなり声も、独特の中腰ステップも、ほぼ全曲であって、

気持ちよさそうに演奏してるなあ、と思って聞いておりました。

 

そして、本編最後の曲では、もう魔法を見るような、まさに“ジーニアス・ボーイ(天才少年)キース”の最高の演奏で締めくくられたのでした。

ジーニアス・ボーイとは、あの帝王マイルス・デイビスが、当時まだ十代のキースを評して、付けた言葉です。

 

そんなこともあってか、アンコールも、初日にしては異例とも思われる3回。

しかも、その一曲目は、僕も、「ケルン~」と並んで、大好きな「The Melody At Night, With You」あの「I Loves You Porgy」でした。

キース自身が病気でピアノが弾けなくなった後、復帰第一作として、献身的に尽くしてくれた奥さんの為に、と自宅のピアノで録った、

めずらしいスタジオ盤の、その一曲目の曲です。

自殺まで考えたという、絶望の長い長いトンネルを抜けたキースの、その記念すべき復帰の曲。

 

この曲を、このアンコールに持ってきたのは、予定していたことだったのか、たまたまなのかは判りませんが、

僕は、この曲の意味と、今の日本の現状を重ね合わせて感じてしまって、涙が止まらなくなってしまいました。

 

本当に、どうもありがとう。素晴らしい演奏でした。

キースと、時代を一緒に過ごせていることを、心から誇りに思い、その存在に心から感謝します。

また、本物の音楽の素晴らしさを味あわせてくれて、ありがとう。

なんだか、魂が救われた気さえしています。

 

今年、67歳になられる、ジーニアス・ボーイ、キース。

またこうして日本に来てくれて、本当にありがとう。

どうか、少しでも素敵な滞在を・・・

 

 

ってか、グランドピアノ、また欲しくなったー(笑)。

キースのようには弾けなくてもさ・・・欲しいです、ほんと。

あーあ、なんて素晴らしい楽器なんだろう

 

ではー。



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パソコンにへばりついての一日でした。

といっても、調べ物をしていたとかではなく、作っていたほうなのですけれども。

今日は、インターフェイスの設定をしつつ、ソフトのインストール作業でした。

本当に昨今の音楽ソフトは、容量が物凄く、50GBとかが普通になってきおります。

DVD-Rで5枚組み、6枚組みなんて感じで、
「一枚をインストールするのにおよそ45分かかります。辛抱強く待ちましょう」などと表示されるんです(英語ですけれど)。

今日はそんな重たい(新しく導入することになった)ソフトを二種類、セッセとインストールに励みまして、今しがた、無事にJAKEさんに引き取りにきていただくことができました。

Windows7ははじめてだったので、32bit環境と64bit環境の違いや、ソフトやインターフェイスの対応具合など、色々と勉強になりましたねー。大変でしたが、ここ数日の引きこもり作業、面白かったです。


といいつつね、最近、ちょっと走ってるんです。

なんだか、震災の後、それこそテレビの前に根っこが生えたようになってしまっていた時期がありますので、身体がなまっているような感じがしてたんですよ。

気持ちいいですね、汗をかくのって。

実は二週間前くらいからはじめてるんですが、もう、汗をかかないと気持ち悪く感じるようになってきました(笑)。

ご飯も美味しいですしね(←これ大事)。

運動、されてますか?汗、かいてますか?

・・・って、ちょっと前の僕なら「はいはーい!してませーん!」だったのですが。


なんかね、もっともっと生きてることに感謝して、身体をもう少し、大切にしてあげなきゃ、って思ったのです。

そんな気になったのも、ある意味3.11がきっかけでもありました。

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放射性物質降下量 3/18日~5月7日までの累積

https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=0

単位はMBq/km^2


1 茨城県 212728
2 東京都 84940
3 山形県 68692
4 埼玉県 68593
5 栃木県 61348
6 千葉県 45786
7 福島県 24151
8 群馬県 21846
9 岩手県 8216
10 山梨県 8006
11 神奈川県 5772


チェルノブイリ 3844

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愛知からも、ごくごく微量ですが、出ましたね。

とにもかくにも、早く元栓を閉めてもらわないことには、いつまでたっても、このままなのかもしれません。

・・・が、どうにも、なんだか、そんな気配が全然ないのが寂しいですね。

写真は、実は昨年撮ったものです。

こういうの、ベクレルとか、そんなのなーんにも考えないで、お腹一杯食べたいな。

・・・(切実です、ほんと。結構、スーパーの真ん中で、空のカゴもったまま、呆然としてますから、このところ。)


ではー。

 

---追記。---

山本太郎「事務所、辞めました!これ以上迷惑かけられない」福島の子どもたちのため覚悟の決意表明

 

全文、転載させて頂きます。

「俳優の山本太郎が、27日、自身のツイッターで所属事務所のシスカンパニーを辞めたことを報告した。

 山本は、27日21時半ごろのツイッターで、「事務所辞めました!今日。これ以上迷惑かける訳いかないから。辞めるな、と社長、スタッフの皆さん何度も 引き止めて下さった。最後には僕のわがままを聞いて貰いました。13年もいたSISは正義感強く情に厚い事務所。もう関係ないから事務所への電話しないで ね。他の役者に迷惑かかる(原文ママ)」と報告した。

 福島第一原発で起こった原発事故のあと、「 反対。って言うと、芸能界で仕事干されるんです、 御存知でした?でも言ってやります、反対!」と山本は、脱原発を自身のツイッターで声高に訴え、デモに参加するなど原発反対運動を続けてきた。

 福島の子どもたちを疎開させるべく立ち上げられたプロジェクト「OPERATION KODOMOTACHI」では、7分以上にわたるメッセージを送 り、23日には文科省の前で、福島県の親たちとともに、福島県の学校に通う子どもが受ける放射線量を年間1ミリシーベルト以下にするように訴えた。 

 文科省前で、「何も行動しなければ、僕は自分を許せない」とわれわれの取材に応える一方で、長年所属してきた事務所に対しては、「たくさんの役者さんが 所属している事務所なんで、あまり迷惑はかけたくないんですが……」今は見て見ぬふりをしてもらっている状態なんです。本当に感謝しています。と複雑な気 持ちを伝えていた山本。今回、ツイッターで、原発発言が問題となりドラマがなくなったと告白したことが波紋を呼び、事務所まで取材攻勢の電話が及んだこと で、「これ以上迷惑をかけられない」という気持ちになったのだろう。

 27日、文科省の高木大臣は会見を開き「福島県の学校に通う子どもが受ける放射線量を年間1ミリシーベルト以下にすることを目指し、毎時1マイクロシー ベルト以上の線量のある学校に対しては費用の支援もおこなう」と、発表した。23日、山本太郎とともに文科省前で20ミリシーベルト問題を訴えた「子ども たちを放射能から守る福島ネットワーク」代表の中手聖一さんは、「本当に小さな小さな一歩ですが、皆さんの力が、国を動かしたと思っています」と声を震わ せ、孤立無援の状態でも、声を上げ続けた山本に、「福島出身でもない山本さんが、わたしたちと一緒に声をあげてくれたことは本当に心強かった。わたしは彼 に、勇気を出してくれてありがとう、と言いたいです」と語った。(編集部:森田 真帆)」

 

山本太郎さん。

自分の人生の中で、こういう大きな決断をするべき時、と判断されたんですね。

本当に、色々と考えてのことですよね。

僕は、山本さんを応援します。

 

ウルトラマン、仮面ライダー、いや、メロリンQこそが、子どもたちのヒーローだったんだ!・・・ってなってほしいです。

(動画も貼りましたが、茶化してるんじゃないんですよ。本当に、心から、そう思っているんです。こういう人生、いいじゃないですか。僕は、支持します。)

 

ではー。



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理不尽なことは、世の中に溢れているわけで、ある意味ね、「何を今さら」という感じなのかもしれませんが、

なんというか、こう、あからさますぎて、怒るとか、憤るというよりも、・・・まず、固まってしまいました。

山本太郎、出演予定のドラマ降板に 反原発発言が原因か

 

「25日夜、山本は自身のツイッターに、

「今日、マネージャーからmailがあった。『7月8月に予定されていたドラマですが、原発発言が問題になっており、なくなりました。』だって。マネージャーには申し訳ない事をした。僕をブッキングする為に追い続けた企画だったろうに。ごめんね」

とツイート。

山本は 23日に、福島から来た子を持つ親たち100人を含む多くの人たちと共に文部科学省前に集結し、文科省が定めた学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安「放射線量年間20ミリシーベルト」の撤回を訴えたばかり。わずか2日後のことだった。」

「23日(訴えに参加した日)、われわれの取材に応えた山本は、「電力会社はメディアの最大のスポンサーですし、さまざまな事情はあります」と言っていたが、言葉どおりの現実が彼を待ち構えていた」

 

なんというか、おかしな国ですね。

これが、海外から「良識にあふれ、にこやかで、争わず、穏やかで、常に礼儀正しい国民たち」とされる人びとの住まう国が、実際にやっていることなのですから。

誰かが「降ろせ」と言い、「そうですね」と決めた人がいる。

それを「仕方ない」と了解し、「あーあ、やっちゃったなあ」と、黙って見守る人たちがいる。

 

東〇そのものを非難したわけではないでしょうし、〇立、三〇、〇芝などの家電(&原発)メーカーの存在を批判したわけではないでしょう。ただ、

「子どもたちの未来を守ろう。福島の人たちに安全を。」

そう言っているというのに。

これを「ちっ、都合の悪いことを言いやがって」と思う人が、テレビの中(その裏側かもしれませんが)に、やっぱり、いたわけです。

しかも、その力が、物凄く強いんだということが、今回のことで、皮肉にも、またよくわかっていまいました。

 

 

「もう、自分に嘘を付きたくない」、と山本さんは言っておられましたが、

今回のことで、怖がって、こういった発言をしなくなる人が増えるでしょうか。

御用学者のようなコメントに、タレントさんも乗っかり、これから延々とテレビから流され続けるのでしょうか。

 

 

言い方や、表現方法は色々あるでしょう。

何か、模索できないものでしょうか。

というか、言論の自由がある国なのだから、どの立場に立っている人でも、堂々と意見を交わせばいいのではないでしょうか。

でも・・・表には出てこないで、黙って親指を下に向ける人が、やっぱり、いるのかもしれませんね。

 

 

今日、こんなことがあったそうです。

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モーニングバード(テレビ朝日の情報番組)での長島一茂のコメント

基準値ギリギリの野菜について出演者で試食


出演者「美味しそうですね~」


一茂「俺は食べない。安全かどうかはっきりわからないものを
   カメラの前で食べて 視聴者に安全だというメッセージを送りたくない。
   これを食べて本当に農家のためになりますか?」


出演者「……。」


司会「…ええ、さあ続いてのニュースは」

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そして、作家の室井佑月さんも、こちらはNHKの「あさイチ」で。

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NHKで室井佑月が爆発(給食の地産地消はやめろ)』

「福島の子供は地産地消で福島産の野菜を食べさせられていて、体の中からも被曝している」

これを聞いてスタジオが焦って火消し

「福島の野菜は基準値以下だから」「市場に並んでいるものは安全なものだけだから」

しかし室井は発言を続けます

「基準値ギリギリのものを食べさせなくてもいいじゃないか」
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全員が、こういう方向性で話をしたら、どうなるんでしょうね。正論だと思います、もしかして、干されてしまうのでしょうか。

としたら、テレビの情報番組とかで、そこに残るのは、どういう人たちになるんでしょうか。

庶民の代表であったり、味方のフリをした、そうでない人々で固められてしまうのでしょうか。

そして、洗脳のように、その言葉を聞かされ続ける、僕たち国民はどうなるのでしょうか。

言論統制、世論統制、情報操作・・・。

 

自分をしっかり持ちましょうね。

 

しかし、色々と、困ったことになりましたなあ。

 

最後、全然関係ありませんが、なすパスタ、美味しかったです。

全ての食べ物を、安心して、心から美味しく頂けた日々が、恋しいです。

何年後でもいいから、とにかく収束・・・そして、終息して、欲しいです。

 

ではー。



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ツアーなどで東北にいけば、美味しい野菜、山菜、海の幸が楽しみで仕方がありませんでした。

空気のいいところで、のびのびと育った野菜は、本当に水々しくて、新鮮で、美味しいものでした。

 

いえ、今でも美味しいのでしょう。味が変っているとは思えませんし、逆に味でも変っていたら、誰もが、「これはダメだねえ」って言ってくれるでしょう。

放射能の怖いところは、目に見えず、色もなく、味もまったくせず、

いつのまに、静かにそこに降り積もり、溶け込み、人や植物、動物などの生物に付着し、それを長い時間をかけて、静かに、じっくりと破壊していくことに尽きると思います。

 

火だったら、「あちち。」と、誰も近づきません。

冷たい水だったら、「凍えちゃうよ。」と、いつまでもその中に身を置く事はしないでしょう。

あからさまに目に染みるようなスモッグのようなものだったり、くしゃみが止まらなくなるような花粉のようなものだったりしてくれたら、どんなにか良かったことか。

触ればかぶれるような、ウルシや、痒みのでるトロロ芋のようなものだったら、どんなにか判り易かったことか。・・・あ、トロロ芋は、僕だけね。

 

東日本大震災:福島第1原発事故 土壌汚染、県内600平方キロに--NUMO研究員◇チェルノブイリ居住禁止区域と同レベル

「福島県内で土壌中の放射性物質「セシウム137(半減期30年)」の蓄積量を算定した。その結果、1平方メートル当たり148万ベクレル以上の地域は、東京23区の面積に相当する約600平方キロ。チェルノブイリ事故では年間5ミリシーベルトの被ばくを居住禁止の基準とした。」

148万ベクレルの範囲が、東京23区と同じ、だそうです。

 

生茶葉から放射性セシウム=千葉

お茶は、茨城群馬栃木でも出ましたね。福島や、最初に問題になった神奈川はいうまでもなく。本当に残念です。

 

そして、遠く離れた北海道で、

クジラからもセシウム 基準値以下、北海道釧路沖の調査捕鯨

海の汚染は、クジラにまで。生体濃縮の問題も、これから怖いですね。

今回、検査の対象となったミンククジラは、サンマやイワシなども食べていると考えられているそうです。あの巨大な身体に行き渡るほどのセシウムが、海にあるのかと思うと、恐ろしいです。

 

 

中原区の商店街で東北特産品販売、福島県副知事も街頭PR/川崎

「福島県の松本副知事は“原発による被害は健康被害ではなく風評被害。

福島の野菜や果物を食べていただくこと、福島に来ていただくことが一番の応援になります”と呼び掛けた。」

 

どうして健康被害でない、と福島県の副知事が言うのか、まるでわかりません。自分のところの県民が、こんなにも恐れ、苦しんでいるというのに。

 

岡山県が県庁食堂で「福島県産を食べよーでー」を展開 福島県産農産物のイメージ回復を支援 福島県産食材で定食や弁当

「福島県産の米やみそを使った定食を販売する事業“福島県産を食べよーでー”を展開、原発事故で風評被害を受けている同県産農産物のイメージ回復を支援する。」

 

福島を応援するのでしたら、そのお金で、汚染されていない、岡山自慢の安全な野菜や、瀬戸内の海の幸を買って、福島の子どもたちに届けてあげてください。

それこそが、応援だと思います。そもそも、せっかくクリーンで安全な(少なくともこちらよりは)岡山に、わざわざ持ち込まなくてもいいのに。県庁にだって、若いお母さんや、お母さん予備軍の女性もいるでしょうに。

 

新しい「信頼される」生産者・流通の時代に!

武田先生の昨日のブログです。

「世界の基準値としては、WHOが1ベクレル(リットルあたり(以下同じ))で、ドイツガス水道協会が0.5ベクレル、アメリカは0.11ベクレルです。これに対して3月17日までの日本の基準値は、ヨウ素が10ベクレル、セシウムが10ベクレル。」

 

「福島原発が爆発したので、各地の放射線量が上がり水道が汚染されました。そうすると、3月17日になって「暫定基準値」がでて、驚くことに、ヨウ素が300ベクレル、セシウムが200ベクレルに跳ね上がりました。国際基準が1、事故前10、事故後300!! 説明無し。それで「信頼しろ」と言っても、ノーマルな人間には無理です。」

「それと共に、牛乳や乳製品が ヨウ素300ベクレル(キログラムあたり)、セシウム200ベクレル、 野菜類は2,000ベクレルで、根菜類などは不明? 穀類500,肉・魚その他が500となったのです。」

「事故が起こってから国は「健康に影響がない」を繰り返してきました。また、多くの放射性物質が福島などに降り注いでいるのに、その事実を隠していました。そんな国であることを知りながら、消費者を守るはずの生協が「国の検査をクリア」というのは、生協を信頼していた私には理解できません。

生協で販売されている、福島、茨城、千葉、群馬、栃木の5県の野菜は「放射性物質で汚染されている」ので、購入してはいけないことが判ります。」

 

そして、

 

「未来をつくる日本の子供達のために、私は批判を受けることを承知で「個別・具体的に」危険な食材を指摘していきたいと思います.個別のことを言うのですから、私の名誉は傷つくでしょうが、子供を守ることの方がずっと価値がありますから。」

こう、締めくくられてています。

 

<放射性物質>福島の葉物野菜、出荷制限解除…原発周辺除き

ニュースのタイトルに<放射性物質>って書いてあるのって、慣れてきてしまってますけど、物凄く異常ですよね。

「国の暫定規制値を下回った」そうですが、

暫定基準値を下回る=安全、ではないのです。

 

そして、耳を疑う、ビックリな話ですが、

IAEA要請終了で、放射性物質拡散予測を中止

「気象庁は25日、放射性物質の拡散予測について、IAEAの要請が終了したため、予測を中止すると発表した。」

 

・・・えっ?

何があったのでしょう。どんな駆け引きが。どんな取り引きが。

だって、これは、まるで意味がわかりませんもの。

何もなく、いい大人がこんな決定をするわけありませんから。

 

「20ミリシーベルト基準」撤回を~福島の父母らが文科省に要請行動 』(Youtube動画 約15分)

先日の文部科学省での、訴えの様子です。涙が出る思いで見ました。こういう声が、届く国でなくては。

山本太郎さんも参加されていたようで、最後のほうで、インタビューに応えられています。真摯で、しかし、辛らつな意見を言われいます。

 

そして・・・・。

 

東京でも母乳から放射性物質が検出~茨城、福島、千葉でも 』(Youtube動画 約5分 文字ニュースはこちら。)

テレビなどで全然取上げられないのは、何故なんでしょう。

恐ろしいことですが、動画の最後で、「これから増えるでしょう」と解説されています。

自分の母乳からセシウムが出てしまうお母さん・・・一体、どんな気持ちで赤ちゃんをだいているのでしょうか。

何とか、しなくては。

 

今は、赤ちゃんだったり、まだまだ子どもだったりしてますが、日本の未来は、今の子どもが大人になって作るのです。

彼らが高校生や大学生、社会に出るようになれば、ネットなどで、当たり前ですが、この騒動を知るでしょう。調べる子も沢山でてくるでしょう。

単なる歴史の勉強ではなく、まさに自分たちの健康に関わることですから。

そして、政府や役所や、僕たち大人の対応を知るでしょう。

 

恥ずかしくない、日本の先輩でありたいですよね。

 

トップの写真ですが、

僕たちは、これからこの階段を下りていくのか、

今、この暗闇から駆け上がっていこうとしているのか。

どちらだとお思いになられますか。

 

勿論、後者であってほしいと、思っています。

何がなんでも、そうでなくては。

 

ではー。



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へきちゃんバンドのギタリスト、JAKEさんの仕事用のパソコンは8年前に、僕が(知人と一緒に)作ってあげたものでした。

今のコンピューター関係機器の進化の速さの中、音楽用のパソコンで8年前のものというと、結構にストレスのかかるものだったと思うのですが、

「まだ使えてるからいいよ」ってずっと言っていたのです。

それが先日、マニュピレーターのMくんと、楽屋でPCの話をしていると「えー、今はもう、そんな感じなの?全然知らなかった!俺のパソコンも新しくしたい!」と仰ったのです。

ですので、「そうですねー。そろそろ換え時かもしれませんよ。是非。」というと、

「よし!買い換える!ケン坊、頼んだ!」

と・・・。

 

また来ましたー(笑)。

 

でも、そのくらいでお役に立てるなら、ということで、お引き受けしまして、マニュピのMくんとも相談しつつ、新しいPCを組んだのです。

今回は、パーツを買ってきて組み上げるのではなく、ネット上で、まずはCPUのモデルを元に、スペックの合致するのを探し、あとは、こちらの注文どおりにパーツを組み替えたり、組み込んだりしてもらうやり方(BTO=Build to order)にしました。「このPCを元にして、マザーボードはこちらに、メモリはこれ位欲しいので、HDDを増設、IEEE1394のソケットが必要なので、これはPCIカードで買い足して・・・」などという感じです。中には、OS以外のソフトは一切入っておりませんし(というか、OSすらオプションだったりします)、ディスプレイやマウスなども付いていません。シンプルな分、安く上がるんです(勿論、希望すれば、色々なものは付けられます)。

しかも今はね、パーツを一つづつ買って来て自分で組むより、安いんですよ。勿論、組んでくれるのは大手メーカーとかではないのですが、使用には問題ないくらいのPCが、あっという間に出来上がってしまうのです。実際、一から組む楽しみもありますが(動いたときの達成感もありますしね)、やはり手軽ですし、・・・引越し前に取り組むなら、これで正解でした(笑)。

今日は、色々とインストールしたいも音楽用ソフトなどを持って、JAKEさんが僕の家にいらっしゃいました。

ケースはもともと、シンプルなアイボリーのものだったのですが、僕の独断で、「見た目も大事だよね」と、この青く光るLEDの付いたケースにしました。

JAKEさん、電源を入れた瞬間、「なんだよ、ケン坊のオルガンかよ」って笑っておられました。でも、気に入ってもらえたみたいです。たぶん(笑)。

勿論、音楽用のソフトは重たいものが多いので、一つのソフトを入れるのに、短くて10分。長いと、1時間~5時間、なんてこともあります。

ですから、今日完成とは行きませんでしたが、どうにかあと2~3日では上げようと思っております。(それから荷造りだー)。

 

 

PCもね、発熱が凄いんです。

ある意味、熱との戦いです。

 

大抵は写真のように、ファンで冷やす空冷式ですが、ここ数年は、水冷式なんてPCもあるんですよ。

そう、そのなの通り、水を循環させて、冷やすんです。

パソコンも冷却が命。

冷やさないと、CPUが熱くなり、そのうち熱暴走を起こして、メモリが飛んだりして、壊れてしまいます。

 

ただ、電源が落ちれば、CPUの動きも止まりますから、そのまま爆発したりすることはありません。メルトダウンを起こすこともありません。

むしろ、熱暴走してしまい、冷却ファンや水の循環器が壊れてしまったりした時は(PCの動きが、かなりおかしなことになったりします)、

最終手段として、電源を抜いてしまう、というのも手です。

 

ここが原発とは違うんですよね。

 

放っておくと、自らを始め、分厚い鉄や地面までもを溶かすような、何千℃にもなる高熱を出し続ける物質って、考えてみたら、物凄く怖いですよね。

 

太陽・・・が近いのかな。

でもあれは、程よく遠くにあるからいいのですよね。

自分たちでは、制御できそうにありませんよね。

 

『福島第一原発、メルトスルーの可能性も』

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4733695.html

2号機も、3号機も、メルトダウンしていることを認め、さらに、燃料は、圧力容器の底を抜け、格納容器にまで達している可能性もでてきました。

というか、多分、間違いなく、もうその状態なのでしょう。

でなければ、今までの発表の仕方をみている限り、可能性が相当高くなければ、こんな発表はしないでしょうから。

 

さて、ますます、収束が難しくなってしまったようです。

 

ほんと、もう東電だけの手には負えないと思います。

もう、二ヶ月前から言ってますけれども・・・。

なんで、どこも介入してくれないんだろう。ってか、頑なに、断ってるんだろうなあ・・・。

 

まあ、本当に世界的にやばければ、強制的に介入してくるだろうとは思っていますが、

日本は、東電に任せておいて、大丈夫なんでしょうかね・・・。どうも、危ういなあ、と思うのですケンども。

 

 

「国民の皆様からのご意見を募集しています」 内閣府原子力委員会

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

「今後の我が国の原子力政策の在り方に関する検討に向けて、引き続き原子力政策に対する国民の皆さまからの御意見を募集します。」

 

小さな声でも、集まれば、何かを変えることができる。そう信じたいです。

願いを、祈りを、言葉というカタチにして、届けてみる。

憤りを、ぶつけてみる。

わかってもらえるよう、一生懸命、話しかけてみる。

 

ではー。



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ようやく、と言っていいと思いますが、福島のお父さん、お母さんたちが立ち上がりました。

20ミリシーベルト、「撤回を」=子ども被ばく量、文科省前で訴え

 

先日、NHK教育テレビで放送された、あの番組(最後にパンダくんが出てくるあれです。NHKの、ここ二ヶ月で最も渾身の番組です。)が、Youtubeで見れます。

 

『ネットワ―クで作る放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月~』

http://www.youtube.com/watch?v=L0sDYIyf6i8

 

どうか、是非。(どうしてもお忙しくて時間の取れない方は、まず、54分~の30分間だけでも。現実には被災され、生活を奪われてしまった方たちの言葉。原発関係者でもなんでもない、まったく普通の農家の方々の涙。身につまされます。そして、20ミリシーベルト問題に関する原子力安全委員会の衝撃的な発言。真実はどこにあるのでしょう)。

もし、消されてしまっていたら、タイトルで検索をかけて、是非探して見てくださいね(すでに何度か消されては、アップが繰り返されています)。

きっと、誰かが、拡散してくれているはずです。この番組は、絶対に日本人全員が見ておいたほうがいいと思います。

(NHKは国民の為の放送局なのですから、この番組がネットであろうと広がることは、僕は禁止すべきではないと思います。色々あるでしょうけれども、できることなら、今は、・・・看過すべきです。)

 

 

ほんと、是非です。その分、今日のブログはもうこれで終わりにしますから・・・。

 

ではー。



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原発事故で給食拒絶し弁当持たせる保護者

福島県つくば市でのニュースです。

『保護者から「食材は何か」「どこの産地のものを使うのか」などの問い合わせが相次いだほか、「子どもに給食を食べさせたくない。弁当を持参させてもいいか」との要望もあった。

 こうした保護者の不安解消のため、同市教委では4月から弁当持参を希望する保護者に「希望書」の提出を求め、給食を停止。

その間、給食費の徴収を中断する措置をとった。今月6日現在で25人の児童生徒が弁当を持参している。担当者は「給食時間に弁当を広げている子がいるのはどうかとも思うが、柔軟に対応せざるを得ない」と話す。』

 

「どうかと思う」のは、原発への対応や、自治体の対応だと思います。

僕は、保護者の反応や判断は、極めて正常だと思いますよ。

 

福島県の小学校では鼻血をだして倒れる生徒が続出してます

記事の中では、

「放射性物質を含んだホコリなどが入らないよう、窓を閉め切って授業をしており、暑さで鼻血を出す子が相次いでいると話す子もいた」

うーん。ちょっとよくわからないのですが、子どもの頃、暑いからといって、鼻血を出す子って、続出してましたっけか。

本当にこれ、暑さのせいなのかな。

 

そして、これからどんどん暑くなるというのに、今後、夏のプールの授業の見合わせなどが行われているそうですね。

福島県の小中学校、屋外プール使用せず

「福島市や郡山市など、13市の公立の小中学校およそ500校で今年の夏は屋外プールでの授業を行わない方針を決めました。」

なんと、冬の間貯まっていた、プールの水の排水すらできないようです。勿論、汚染されている恐れがあるからです。

計算によると、例の汚染水を貯める船で持っていってもらう必要のあるレベルのところもありそうだとか。

学校のプールが高濃度汚染水って。

子どもたちの楽しみであるプール。

すだれの向こうから、子どもたちの「キャーキャー」という、にぎやかな声が漏れ聞こえてくるのも、夏の風物詩の一つですよね。

それが、こんなかたちで・・・。辛すぎますね。

でも、その汚染水の貯まったプールのある学校で授業をやるというのは、考えようによっては、原発のあの汚染水の近くで教室を開いているような恐ろしさを覚えます。

勿論、空間線量などは、原発とは違うにしても、異常であることには変りありませんよね。日が射せば、常時水蒸気となって、微量でも立ち上っているはずですし、

強い風が吹けば、水が飛沫なって飛んでくる事もあるでしょうに。

 

もう、こうなったら、自分で線量を計って、安全性を確かめる必要がでてくる日も、もしかしたら近いのかもしれません。

でも、ガイガーカウンター(サーベイ・メーター、線量計も同義)は、高い上、品不足で半年~一年待ちで、なかなか手に入らないというような状況だそうです。

 

そんな中、実は、海外から大量のガイガーカウンターが提供されており、政府はこれを受け取っているにもかかわらず、

一般(必要としている自治体など)に配布などはせず、実はその大半が、まだ成田の倉庫などにそのまま放置されているかもしれないということがわかりました。

 

『会見中ジャパンTVの記者の質問に対して、細野豪志首相補佐官は「幾つもらったのかは把握して
いるが、それらがどういう風に配布したのかを詳細には把握していない」と答えた。
 会見上具体的な配布例として答えられたのは、東京電力が「210個がJビレッジにある」と答えたのみで
他は具体例などが示されず、細野氏は「把握できたらお知らせしたい」とのみ答えた。

 また記者が「中国から粗悪品のガイガーカウンターが流入して価格が暴騰している。日本の下町工場の

底力を結集して、子供向けの小型ガイガーカウンターをつくる気はないのか?」という質問をすると、「調べないと分からない」「需要と供給を調べて対応する」と答えるに留まった。』

ソース:http://live.nicovideo.jp/watch/lv50524691?(ログインが必要です)

 

 

このYoutubeの動画もこのガイガーカウンターの行方についてですが、これまた驚きです。

厚生労働委員会「海外からの放射線線量計の行方」2011.05.19-1

福島社民党党首が、官僚に対して、ガイガーカウンターの行方について質問をしているのですが、もう、回答がしどろもどろで、めちゃめちゃ。しまいには、議長に怒られています。

しかも、事前に質問内容は通達してあったというのに、まるで答えられない、というのは、どうなんでしょう。事前に、それなりの答えすら用意しておらず、

最初に子ども騙しレベルの嘘までついてますが、これで適当に丸め込めると思っていたのか、と、驚きです。

福島党首自体の好き嫌いや、思想の合致、不合致は置いておきますが、ともあれ、この動画では、さすが弁護士としての面目躍如といった追求っぷりです。

 

しかし、こんなに高いものを、大量に用意して、無償でわざわざ送ってくれた海外の方々、政府は、どう思っているでしょうね。

「困っていると思って、せっかく送ったのに、倉庫に放置で、数の管理もしてない?・・・ちぇ、なんだよ」と思われてなければいいのですが。

日本は今、どんどん、世界の信頼を裏切っているように思います。

 

 

というわけで、今日の写真です。

こうなったらですね、自作で、ガイガーカウンターを作ってみることに・・・

 

なんてね。

 

冗談です。これは、楽器の一部です。

違う種類の楽器同士で、その音と音を繋ぐための「MIDI」という機能のための機械です。

とあるシンセに搭載させるために、アメリカから個人輸入しました。

いたって平和な、機械ですよ。

出来上がりが、楽しみです。

 

ではー。



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先日、名古屋にお邪魔した時に、炒め物の美味しいお店に連れて行って頂いて、

どうしてもその味を出したくて、食べながらギターのJAKEさんに訊いたら、

「うーん、醤油と、ガーリックパウダー、胡椒と・・・」と推測してくれた挙句、帰りしな、

お店の方に上手いこと訊いてくれまして、

「わかったよ!あと、鶏がらスープの素だ!」と判明したのです。

 

配合具合などはさすがに教えてくれなかったのですが、まあ、そこは常識的な範囲で何度か試しましてね、

こちら、どうにか、大分近づいたピーマンの炒め物なんです。とっても簡単で、美味しいので、お勧めさせて頂きますー。

 

大きめのザク切りにしたピーマンを、強火でササッと炒める。

鶏がらスープの素(僕はこのYOUKIのを使ってます)、をバラバラーっと。

溶けたところで、醤油をザッとまわし入れ(鶏がらスープで結構味は付いてるので、醤油は少しでいいです。入れすぎるとしょっぱくなります)、

白胡椒を適量、そして、ガーリックパウダーを、これは大量にドバドバー。

 

以上です。

ピーマンを袋から出すところからで、5分で出来ます

ぷ、によく合うんです。

 

 

さて、引越しですが、

色々と紆余曲折あったのですが、結果的に、東京都内に戻ることにしました。

 

これは、神奈川県がアレとかでは全然なくて、

たまたま、探していた条件に合った物件が、東京都内で見つかった、ということだけなんですよ。

今住んでいる、神奈川県東部も大好きです。

ってか実は、今度の家、東京と言っても、神奈川県東部へのアクセスは比較的近いので、

たまに買い物や、ご飯にと、今まで好きでよく行っていたお店などに寄りには、いつでも来ようと思っているんです。

この辺りは、この辺りならではの、色々と便利だったことや、いい所が沢山あって、引越しを決めた今、正直、少し寂しい思いもあるんですよ。

 

でも、新しい場所への期待とか、ワクワク感もあります。

引越しをする理由はね、これまた色々あるのですが、

ひとつに、仕事部屋を、少し広くしたかったこと。

実は、ちょっと機材が増えましてね。

例えば、高校生の時に親に買ってもらって、そのまま、大学生~デビューした頃も家でずっと使っていた電子グランドのCP80なども、

震災後になって、実家から持ってきたりしてしまった、ということなどもありまして(・・・ほかにも事情があって、数台、増えているんです)、

スペースがもう少し必要になってしまったんです。

倉庫においておけば、必ず壊れてしまいますし、やっぱり楽器は、弾いてあげないと可哀想ですからね。

CP80も(正確にはCP80M、とういうMIDI付きの最終モデルです)、実は15年ぶりくらいに弾いたのですが、

やっぱりちゃんと弦が張ってあるので、弾き心地がいいんですよね。今のデジタルピアノはよく出来ていますが、やっぱり、全然違うのですよ。

で、色々と楽器にもいい環境を作りたいな、と。

勿論、引越しの最大のキモは、海月の移動です。これはやはり、本当に大変かもです。引越しを手伝ってくれる予定の、友人のプロのローディーさんたちでさえ、「正直、これは、触りたくないですね」って(笑)。

オール・アクリル、オリジナル・カスタム、ということで、まるで前例の無い楽器ですし、どう移動したらいいかのノウハウもありませんから、下手に動かして、何かあったら・・・ということなんだそうです。

でも、やるしかないので、あらゆる手を使って、仕事部屋に搬入しますよー

 

あとね、その家にした決め手が、二つあるんです。

 

空と、餃子です。

 

そう、狭いのですが、プライベートの屋上があるのです。

チェアとテーブルを持ち込めば、誰からも見られることなく、空を独り占めしながら、ビールが飲めるんです。

 

なんかね、空、見れるうちに、感じられるうちに、もっと見たいな、感じたいな、と思ったんですよね。

今、なんだか少し汚れてきてしまってはいますよね。

この空や、空気、いつかまた、まっさらのキレイになるかもしれませんけど、

逆に、

もしかしたら、いつか、もう屋上で気楽にビールなんて、絶対にできないような国になるかもしれないな、

そんなになったら嫌だけど、絶対にそれは無い、とは、誰も言い切れない国なんだよな、と。

福島が収束したとしたって、政府は(=日本は)原発を止めることはしないそうですから(・・・うーん、浜岡の停止は、このG8の為の、スケープゴートだったのかな)、

何年後か、何十年後か、何百年後か、またいつか、こんな事態になる可能性が、ずっとあるわけですからね。

 

僕も、もう(まだ、でもいいんですけど、とにかく)、42歳です。

今、このとき、この日本に出回って、空や空気、野菜や海を汚しているセシウムが半分になる時には、72歳です。

半分になったって、無くなるわけじゃないすしね。その半分になる頃は102歳。

まあ、なんだかんだ言いながら、それまで生きていたらそれはそれで面白いですが(まだ四分の一残ってるぞ!とかって言ってたりしてね(笑))、

 

今のうちに、何日でも、何回かでも、そんな気持ちのいいこと、やっておきたいな、と。

 

勿論、餃子をつまみにね

 

 

最後に、ちょっとビックリかもしれないことを書きます。

原発事故から半月経った3月の下旬、それから、4月に入って、初旬と中旬のあわせて3回。

突然、鼻血が出ました。

二回はピアノを弾いていて。一回は、がっこーからの帰りの電車の中で、本を読んでいたら。

 

どれも、突然でした。

ピアノ弾いていたり、本を読んでいたりですから、特に鼻に触ってもいないのに、

突然、ポタポタッって。

別に、痛みもなく、わりとすぐに(1~2分で)止まるんです。

僕は、別に普段、鼻血を出す方ではありません。

人生でも、数えられるくらいしか出したことはありません。

それも、ぶつけたりとか、傷つけた、とかそういうのです。

 

東京 鼻血

と検索したら、同様の症状があった人が結構いるようで、ビックリしました。

症状も似ているんですよね。

 

これは僕が調べた範囲ですが、

この突発性の鼻血は、鼻呼吸の人に多くて、微粒子(ホコリ)のような放射性物質を吸い込み、

それが鼻の奥の粘膜につくと、それが毛細血管を刺激して出血することがある、というものでした。

で、身体の奥からの出血とかではないので、血もすぐに止まるし、

その微粒子は、鼻血と一緒に出てしまうので、そのまま被爆するとか、

そういう怖いことにはならないそうなんですが・・・(そもそも、内部被曝に関して、口呼吸の人のほうが、肺に入りやすいそうなので、ご注意下さいね。)

 

まさか、このブログをお読みの方には、同じ症状が出られた方は、いらっしゃらないですよね・・・。

こんなことで、ナカーマ、とか、なってもねえ

 

でも、こういうことがあったことは、やっぱり書いておこうと思いまして。

デマ、と言う人もいるようですが、自分の身に起こったことですし、こんな嘘を書いても仕方がないので、本当の話です(デマだ!と言っている人が〇電の人だったりして、なんて。・・・冗談ですよ)。ちなみに、ここ一ヶ月くらいは出ていません。

 

で、僕は今、全然健康です。これまで通りの判断基準では、ですが。

先週、また献血にも行きましたが、数値などは全て正常値でした。

どのくらい被曝してるか、とかの検査はしておりませんが、ゼロではないにせよ、成人男性としては、まあ大丈夫だろうとは思っておりますケンども。

ひとまず、ご心配なきよう、お願いします。

 

目先で心配なのは、海月のIDOであります。

 

 

ではー。

 

---追記。---

あらららら

同じような経験されている方が、思いのほか多く、ビックリしています。

そうですか・・・。

事故から約二ヶ月の間の出来事ですから、これは、ただの偶然というのは・・・ですよね。

・・・うーむ。

僕たちは、やはり、茹でガエルなのでしょうか。

今、お湯の温度は何度なのでしょうか。。

皆様、どうか、お気をつけて。

 

少なくとも、選択できる食物などは、少しでも安全と思われるものを摂って下さいね。

テレビなどでは、相変わらず「福島の野菜を食べよう」なんてキャンペーンをやってますが、僕は正直、う〇ざりです。

「美味しー!」なんていいながら、このキャンペーンに参加している芸能人の方たちも、個人的には恨みはありませんが、今後、責任を取れるのでしょうかね。

癌になった子どものニュースに、今度は「許せませんね」などと、ワイドショーのコメンテーターとして、眉間にしわを寄せたり、涙のひとつでも流すのでしょうか。

「私の紹介したのは安全だったのよ。これは、また違う原因があったはず」と、

心の中や、家族の前では、自己弁護するんでしょうか(答えがわからないのですから、それも可能でしょうけれども)。

 

元東電社員の証言

コメント欄でもご紹介いただきました。僕も友人から教えてもらって、見ておりました。

 

4月末に、元東電の社員の方が、疎開先の高知で語られた模様の収録です。

公園での、ゆるい雰囲気での公演で、語り口も柔らかいので、すんなりとご覧になれると思います。

自ら、避難の際に20ミリシーベルトを被爆したという、47歳の元社員の方の証言には以下のようなものがありました。

 

・東電は嘘ばかり。

・再臨海はまちがいなく起きていた(政府、東電、保安院はいぜん否定しているが)。

・被爆後、鼻血が出、鼻水が止まらなかった。

・自分は細胞分裂が遅くなっているのでもういいが、日々、新しい細胞分裂をしている子どもは、やはり心配。

・風があちら(原発方面)から来ている時の雨には、当たらない方がいい。

・特に、これから子どもを生む可能性のある、若い女性は雨の日には外に出ないほうがいい。

(放射性物質は、子宮や乳腺に溜まるので、癌になる確率が、その分高くなってしまう)。

・放射線は髪の毛から吸収しやすいので、雨の日の外出には帽子を。

 

そして最後は、・・・これは思考的に、もしかしたら好みが分かれるところかもしれませんが、

海とレゲエを愛するこの方らしく、「(収束を)祈りましょう」、ということで締めくくられていました。

 

などです。詳しくは、ご覧になってご確認下さいね。

こうした内部告発が、これからもっと出てくるかもしれません。

出てきてほしいです。

 

〇電は、長年一社独占でやってきた会社ということもあって、ブラックボックスのように不透明な会社に見えます。

今となっては、さらに色々な意味で、ブラック・・・という皮肉も入ってます。すみません。

 

ではー。



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昔、そんな携帯電話がありましたね。

僕の最初の携帯は、IDOでした。

あれは、25歳くらいでしたでしょうか。

ディスプレイは番号とアルファベットがようやく出るだけで、当然、メールもできませんし、今のようなアイコンやらタッチパネルなんて、考えられもしませんでしたね。まだ、ほんの十数年前なのに。

ただ、電話ができるだけ。

今のと比べたら不便だったのかもしれませんが、でもなんだか、妙な懐かしさと愛おしさを覚えます。

何事も、ただただ便利になればいいって物じゃないのかもしれませんよね。

僕たちが便利さを追求するとき、必ず、失うものがあるように思います。

 

 

えー、突然ですが、引越しをしようと思います。(IDO・・・イドー、移動、というつながりね。あ、I Do(アイ ドゥー)、でもあるかな(笑))

というかですね、少し前から考えておりまして、ぼちぼち色々と下調べなどもしていたのですが、

ようやく、引越し先が決まりました。

 

 

さて、どこでしょう

正解された方には、・・・えーっと、何にしましょ。

えー、えー(←面白い案が浮かばない)。

 

って、別にそんなに興味もないかもですが

とにかく、また、あの“引越しモード”に入らねばー。

今回も段取るぞー。

 

あ、引越し先と、写真とは別に関係ないですよ。

今日、仕事仲間と、お昼ご飯を食べに行ったので、これは、その写真です。

久しぶりに、アメリカン・ハンバーガーを食べましたよ。

多分、一週間毎日これ、とかは無理なんですけれども、こうしてたまに食べると、本当に美味しいんですよね。

友人と風通しの良いテラスに座り「美味しいね、美味しいね」と何度も言いながら食べました。

よく晴れた空を見上げながら、放射能の話なんかをしながらでしたが。

 

 

ではー。



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大阪で微量の放射性物質検出

「大阪府立公衆衛生研究所によりますと、健康に影響はないということです。」

 

熊本:福島原発の影響かセシウム134初検出

「県環境保全課によりますと、健康への影響はないということです。」

 

長崎:大村で放射性物質を検出

「県環境政策課は、健康への影響はないとしている。」

 

影響がないのかどうかは、今の段階で、誰にも判断できることではないでしょう。

 

放射線にはホットスポットという、極端に濃度が高くなっている場所もあることは、ご存知のとおりです。

家の中であっても、玄関、お風呂場、ほこりの溜まり易い部屋の隅などで、それぞれかなり値は違うそうですから、土地の平均値は、目安と考えるべきです。

 

勿論、この値は、これまで僕たちが目にしてきたり、知らされてきた値に比べたら、確かに少ないのかもしれませんが、

だからと言って、「うわ、気持ちわるいなあ」と感じる方がいても、それは正常な反応だと思います。

元々、無かったものですから。

 

自然界からの放射線と比べられても、それが「安心材料」としての説得力は、残念ながら失われていると思います。

ご存知の通り、怖いのは「内部被曝」です。

その可能性の無い、宇宙からの放射線の話や、飛行機旅行の話、温泉地の話などと比べることは、ナンセンスです。

 

空気から被曝することもあるでしょうが、それよりも怖いのは、空気中を漂うチリやほこりを吸って、それが肺などにとどまることによって、その間、被曝すること(いずれ体外に出るにせよ)。

そして、放射能汚染された水や食物などを取り込むことで、これまた、一時的でも(何日~何年?)、体内から被曝する。

そして、生物の間では、濃縮もされますから、僕たち人間は、食物連鎖の頂点に立っている以上、それなりに覚悟が必要だと思います。

 

だからこそ、普段から、気をつけて、少しでも被曝を少なくして身を守ることが大切なんですよね。

今まで、なんの被曝経験も無い人で(宇宙からの放射線などは、基本的に平等ですから、ここでは除外して考えていいと思います)、

空間放射線量のそんなに高くない地域に住んでいても、「何を吸い込むか、何を食べるか、何を飲むか」によって、被曝量に差が出てくるのですね。

人によっては、健康に被害を及ぼすようなことにもなると思うのですよ。

ヨウ素のように、半減期が8日で、実際に数ヶ月もすれば、もし体内にそれがあっても、被曝量は限りなくゼロになるものならいいのですが、

半減期が何十年というセシウムや、ストロンチウム、また、何万年というプルトニウムを、万が一にも体内に取り込んでしまった場合は、

一生、被曝し続けることになるのですから。

たとえ微量であっても、毎日24時間、家でも外でも、寝ていても、ずーっと被曝させられている状態って、ちょっと恐ろしいですよね。数秒で終るレントゲンなどとは違うのですよ。

例えば、赤ちゃんや小さな子ども、妊婦さんのように、敏感に反応してしまう状態にある人は、もしかしたら、早い段階で、何かしらの症状がでてしまうかもしれません。

現に、チェルノブイリや、核実験による被曝の例とその後という、前例があるのですから。

また、僕たちは、広島、長崎という、わが国のこととしての経験もしているのですから。

 

怖いのは「気にしすぎだよ」「過敏だなあ」「潔癖症じゃないの」などと、それぞれの自衛を、暗に妨げたり、揶揄したりするような発言や、風潮があることです。

 

わずかな線量であっても、こうして自治体や報道が公表しているからには、

「(・・・自衛する方は、して下さいね。)」

ということだと思っていいと思うのです。

 

後から、もし誰かが病気になったりしたときに、「だから、ちゃんと言ってたよ」と、「言い訳」にされるかも知れません。

「実は前からちょっとは出てたけど、言ってませんでした」では、隠蔽になってしまい、これこそ、裁判になったりした場合、大変な問題になりますから(福島第一原発に関する東電、政府の発表は、こればっかりですけれども。この先、どうなるのか。結局は、力負けするしかないのかな。悔しいですけれども)。

 

こうなると、もはや東京、神奈川などを含む関東はもう、場所によっては相当なことになっていると思っていいと思います。

西日本の方たちも、どうか、お気をつけて。

自分の身は、自分で守って下さいね。

 

前にも書きましたが、政府は、平然と勝手な線引きをします。

「大変だ!守ってくれ!」と言っても、線の外側にいると判断されれば、一切、守ってはくれませんから。

今回の震災で、痛いほどわかりましたよね・・・。

 

日本は、残念ながら「政府がしっかりしていない国」なんです。

これは、個人攻撃ではありません。本当に残念ですが、

「システムとして、しっかり機能しないような仕組みになってしまっている。そういうふうに出来上がってしまっていて、もう、どうにも動かせない政府」なんだと、思うのです。

 

「なんで今頃・・・」が、あまりにも多すぎますよね。

どんな意図があるのか。最初からわかっていた可能性の指摘されているメルトダウンの発表は、つまりは近々、IAEAが再度、調査に来るのが決まったから、「IAEAに暴露されるわけにはいかない。ならば」と、慌てての発表、だったのではないのか。などと、勘ぐってしまいたくもなります。

裏が、見え隠れしすぎなんですよ。真摯な政府、誠意ある政府と、とても思えないのですよ。

(え?そもそも最初は期待してたの?・・・などと、言われたら、辛いんですけどね)

 

ではー。



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『福島第1原発:厚労省の「荒茶」検査要請 静岡知事が拒否』

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110519k0000m040082000c.html

『「荒茶の検査やめて」 静岡県が厚労相に要望書、神奈川県も提出』

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110518ddm041040116000c.html

 

過去のこととは言え、お茶屋の息子として、この事態を本当に心苦しく思います。

うちが売っていたのは、静岡茶でした。

当然、安全でしたし、美味しいし、お店に来てくれたお客さんは勿論、

ちょうど今頃の新茶の季節などは、お盆を持ってお店の前に立ち、通りかかったお客さんに、

誇りをもって「美味しい新茶です。お茶、飲んでいって下さいー」って、僕もエプロンして手伝いをしていました。

下町の商店街、皆さん、ご近所さんですから、「あら、ケンちゃん、お手伝い?えらいわねー。頂くわね。」なんて顔見知りのおばさんがいたりして、

「じゃあ、一袋もらっていくわね」って、買っていってくれたものです。

「ありがとうございましたー!」

 

家の中には茶箪笥が沢山あって、言ってみれば家中で一年中、お茶の香りがしてました

新茶の香りは、深い香りのする(お値段の高い)玉露茶なんかと比べると、まだ青っぽくてね、これがまた、爽やかな香りなんです。

お味は、美味しいっていうよりは、これまた香り同様、さっぱりとしてて、飲みやすいのですよね。

まあ、ワインで言えばボジョレ-・ヌーヴォーみたいなもので、味そのものを楽しむというよりは、今年の新たな収穫を喜ぶ、お祭りというか、そういう位置づけだったように思います。

「また、一年、よろしくね。」

みたいな。

 

 

もうね、ほんと切ないです。

 

なんて事故が起こってしまったのでしょうか。

 

正直、涙が出ます

 

写真は、昨年亡くなった、岩手の祖母の家でのもの。祖母が愛用していた急須と湯のみです。母が、静岡のお茶、送ってたんですよ。

 

 

堂々と、検査してほしいです。自分たちのせいではないのですから。

そして、問題が出るようなら、生活を守るためにも、堂々と破棄し、堂々と東電に賠償を求めるべきです。

その賠償をどう補填していくのかは、今後議論されるでしょう。もしかしたら国民が(一時的か恒久的かはわかりませんが)、負担するのかもしれません。でも、それは、相身互い。狭い日本、いつどこで、どんな震災や事故がおこるのかわからないのですから、助け合っていきましょう。

とにかく、目先のことにとらわれ、静岡茶の長い歴史に、その名に、傷をつけてしまっては、取り返しがつきませんから。

これからも、愛され続ける日本の良きお茶であって欲しいです。

信用を失わないよう、判断を誤らないでほしいです。

 

お茶を(・・・勿論それ以外にも、全ての食べ物や、飲み物もですけど)、心から愛するものとして、切に願います。

 

ではー。



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日本のみならず、世界の注目でもありました、東電による収束への行程表の見直し。

僕たちは、この資料そのものを見てもおわかりのように、曖昧な表現の連続ですから、

これから何が行われるのか、「ほほう、そうですか」とはにわかには判りません。

 

そもそも、家を一軒建てるにしたって、ちょっと雨でも降れば工事が遅れるのに、

時期的な見直しはしないというのですから、信じろというほうが無理です。

 

というか、

記者会見した武藤栄という東電の副社長は

工程表を大きく変えるような状況の変化はなかった。全体としては、ほぼ考えた通りに進んでいる

と述べたそうですから。

 

これこそ「ほほう、そうですか」ですよねえ。

 

状況、変化しまくってますよね・・・僕たちの目からみたら。

これでも「考えた通りに進んでいる」のなら、それは、どんな悪意を持った人の考えてることなのか、と受け取れてしまいます。

人々の生活を壊し、日本の大部分を滅ぼそうとでも企んでる人の考えなんかいな、と。

 

原稿も書いているでしょうに、こういうコメントが出せるところが、

まったくもって、感覚が共有できていないと思っちゃいますよね。

 

トップの写真。

「マグナム20世紀の顔 ヒーロー&アンチヒーロー」

写真集団マグナムの撮った、20世紀を代表する世界中の人物たちの顔です。

 

21世紀が始まって12年。約10分の1が過ぎました。

この本の21世紀版を見ることはできないでしょうけれども、どんな顔ぶれになるのか、興味があります。

 

あの人は、入るよな。あの人はどうかな?

 

これから、日本が直面しているこの大問題を、スカッと解決してくれるまだ見ぬ人の顔も入るかな。

そんな人が、現れてくれるといいですね。

 

宇宙からウルトラマンが現れるよりは、現実味があるようには思うんですが、

・・・うーん、逆かな。なんてね。

 

2001年の9.11のテロから始まった21世紀。

前半戦から色々ありますが、結果的によい世紀になるといいのですが。

 

俳優の山本太郎さんのメッセージ動画が話題になっています。

こういうことを発信することで「それで業界にいられなくなってもかまわない」との決意があるそうです。

知り合いが、ミュージシャンでもある彼のデビュー当時にサポートバンドをしていたのですが、その時のエピソードなどを聞いたことがあります。

型破りで面白い人らしいですよ。まあ、そのエピソードはちょっとシモ系の話でしたが、飾らない人なんだなあ、と僕は好感を持っています。

(このメッセージでは、そんな感じの一面ではなく、いたって真摯に、誠実に、福島、東北、そして、日本の未来を考えて下さっています。)

そして、この発信内容には、僕は、100%、同意なのです。

7分間のメッセージですが、とっても大切なメッセージです。

是非、ご覧になってください。

 

ではー。

 

---追記。---

東京、一部で高濃度 土壌セシウム、茨城超す(2011年5月15日 朝日新聞 朝刊5面 より)

http://prayforjp.exblog.jp/13594347


「東京都の土壌で放射性セシウムの濃度が1㌔あたり3千ベクレルを超え、東京電力福島第一原発により近い
茨城県より高い地点があることが近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査でわかった。

 濃度は高い場所でも福島市の9分の1ほどだが、茨城県や埼玉県の一部の2~3倍。放射能による土壌汚染は、
原発からのl距離が同じでもばらつきが大きいことが指摘されてきた。

 東北3県と関東6県は、農林水産省の指導で水田や畑のセシウム濃度を調べているが、都は事故後の土壌調査をしていない。

 山崎教授らは、4月10~20日に採取した東京都の4地点を含む首都圏の土壌試料を分析した。
東京都江東区亀戸で1㌔あたり3201ベクレル、千代田区の二重橋横で同1904ベクレルだった。原発から約55㌔の
福島市南部(同市光が丘)の土壌は3月19日時点で同2万7650ベクレル。都内より福島に近い茨城県神栖市は同455ベクレル、
ほぼ同距離の埼玉県朝霞市は484ベクレルだった。放射性ヨウ素も同様の傾向だった。

 単位面積あたりに換算して農水省などの調査とそろえると、都内の土壌の放射性セシウム濃度は稲作禁止の制限値の
20分の1以下だが、1960年代の大気圏内核実験で年間に降った量の3~10倍あった。

 山崎教授は「放射性物質を多く含んだ雲のようなもの(プルーム)が飛来した地点では、局地的に土壌の放射能が高濃度になる。
首都圏でも細かい状況調査が必要だ」と話す。京都市である国際分析化学会議の緊急シンポジウムで24日は発表する。(鍛冶信太郎) 」

 

 

しかし、記事の中の「東京都は、事故後、土壌の調査をしていない。」ってのが、切ないですね。

近県はやっていたのですし、そもそも「排気ガスの濃度の高いトラックは東京に入れない。」って規制まで作って、あんなに、東京の空気をきれいにすることに必死だったのになあ。

この調査も、近畿の大学の方による発表だったのですから、情けないです。というか、・・・この山崎教授が公表してくれなかったら、また何ヶ月もこのままだったのかと思うと、恐ろしい話です。

 

しかし、亀戸の濃度がこれだけ高いと、すぐ近所の錦糸町や両国、そして秋葉原、上野・・・どうなんだろう。

こっち方面に、親戚もいます。小さな子どもがいる知り合いもいます。もう、明日は我が身とは分かっていますが、心配になります。放射能の問題そのものは勿論、皆の精神的な部分など、色々な意味で。

 

後から、後から、ずるずると、ほんとうにもうー。

「正直、いざとなったら」と、疎開する事も考えて居た人だっておられたでしょうに、その機会すら奪われてしまった感すらありますよね(勿論、今からだって遅くはありませんが)。

で、「放射性物質の放出は、3月中旬がピークでした。あれからは強い放射性物質は出ていません」と言っていますが、なら、あのころ、亀戸は、皇居周辺は、いったいどういう値だったのでしょうか。

 

もう、本当に細かく調べて欲しいですね。急いで、正しい値を知りたいです。対策も知りたいです。嘘くさい「安全です」キャンペーンは、今じゃなくて、1年後とか、3年後とか、いつになるのか分かりませんが、本当に安全になったら、その時必死にやってくれたらいいでしょう。

いまだ「暫定基準値以下のお茶、私も頂きましたが、とーっても美味しかったです。自信をもってお勧めします。安全です。」なんて、テレビで学者が言ってるのを聞くと、力が抜けますよ。

 

言葉面は柔らかいですが、第二次世界大戦で、最後の最後まで「日本は勝っている!あと少しだ!」と宣伝しまくってた大本営発表って、こんな感じだったのかもしれませんね。最後は「もうダメ、玉砕しかない!バンザーイ!バンザーイ!」ですからね。日本の本質は、実はあの頃のままなのだ、ということかもしれません。残念ですけれども。

 

千代田区には、皇居があります。官公庁も集中していて、国会、首相官邸など、政府の中枢機関もあります。東電の本社(本店って言うんですよね)もありますね。

そろそろ、本当に我が身のこととして、必死で考えて、正しい情報を公開して、最善の方法をとってくれませんでしょうかね。

 

政府の会見、“聞く価値なし” 海外メディアに渦巻く日本不信…震災で問われる日本の情報発信

記事には

「会見に出てもうそを教えられるので聞いても意味がないのだ」

とあります。

 

反省しましょうよ、今からでも。色々と。

 

ではー。



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