昨日、今日ととっても寒かったですね。冬が戻ってきたようでした。皆さん、体調を崩されたりはしていませんか?
Mちゃん(コウちゃんのお母さん)からメール・・・いや、手紙が、届きました。
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~前略~
もう一つの考え方もあるってこのまえ気づいた。
これは、ドラマ『風のガーデン』での緒方拳さんの渾身のセリフ、だったんだけど
「なくなったことを、そんなに、悲しんではいけません、って。
なくなった人は、
もう、今頃、
自分たちのことなんか忘れちゃうくらい
幸せな美しい、夢のような天国で
先にあっちに旅立った親戚やトモダチたちと、今頃、
めちゃめちゃ楽しくやってます。
だから悲しんじゃいけません、って。」
長生きしたお年寄りには特に、
ごくろうさま、幸せになってねと
天国に行けて、おめでとう!
って、お祝いしてあげましょうというような意味なのかな、と私は思った。
だから
悲しんだりして、
こっちに思いを引きつけちゃいけないってことなのかな。
もう、こっちのことなんか、なにも心配してない、
心配も苦しみもない極楽にいけたのだから、楽させてあげなさいって。
だから遺族は、悲しんじゃいけないという
そういう倉本さん(脚本家)の考えも、素敵かな、とも思うよね。
~中略~
寂しいかもしれない、
でも、
肉体的に、存在してる時間はとりあえずお疲れさま、ってことなんだよ。
身体はもういったん休ませて上げて、
その分、魂のパワーが倍増するはずで。
これから、ものすごい壮大な愛で
確実に家族を見守り続けてくれる。
これは、まちがいないんじゃないかと思うよね。
身体、休憩終えて、メンテナンスして(^^)
生まれ変わって、またそばに来てくれるのよ!
それは、子どもの姿や、犬や猫の姿になってかもしれないよね!
~中略~
生きてるものは、たくましくて、当然。
かなしくても、ごはんたべれたり、爆笑したりする自分を嫌悪したりした時期もあったけど(肉親を失ったのに、どうしてわたしはこんなに元気なんだろうと悩んだときもある)、
でも、それが生きるということで、そんなことで凹んでも仕方ないのよね。
生きて生きて、生き続けて、生きているあいだに
たくさんのことをして、いい思い、幸せ経験してチカラをつけて、たくさん、人にやさしく、よいこともして(天国にいけるようにね!おばあちゃんのように!)、
いつかもし自分が肉体的におわったとしても、
天国から、残してきた家族を守り続けるエネルギーをたくわえなくちゃいけないんだよね。
~中略~
私が今、いろんな人にお世話になったり楽しい時間過ごしたりすることで、作るいろんな空気や人間関係やらなにやら、全てのことが、
いつかかならず、残していかなくちゃいけないコウの力になると信じようと思ってる。
~中略~
せっかく残してもらったものを(それは目に見えるものも見えないものも)ちゃんと生かして、今度は自分がそんなものを残す人間になるように長生きしなくちゃなんだよね。
90歳近くまでお元気だったなんて、すばらしい!
そしてそんなにもお子さん、お孫さんたちに悲しまれるおばあちゃんなんて本当に素敵な方だったということだ。
悲しむ時期はもちろん必要、でもそのあとは、
必ず、
残されたものは、図々しいくらいに
強くたくましくなっていいんだよ!
おばあちゃんのことを忘れるくらい
なにかでゲラゲラわらっていいんだよ!!
忘れるくらい、幸せに元気に生きればいいのよ!
忘れるわけはないんだから^^。
・・・でもおばあちゃんは絶対にいつもすぐそばで見てるし
今笑ってる出来事は、
実はおばあちゃんの計画によるものかもしれない(^^)。
~中略~
生きていればおなかもすくし、
吹き出すくらいのこと、すぐでてくる^^
ちょっとづつ、笑っちゃうことふえていけば、
それは、おばあちゃんが
渾身の知恵で
笑わしてくれてるんだよ^^。
~中略~
もし万が一、残された人がとても繊細で、それで心が弱ってしまったとしてもそれはそれで、ちっとも悪じゃない。
~中略~
ピアノ、弾いてきたのね。
ほんとうによかった。
どんな大きな会場でやるライブよりも
ある意味、どこよりも大きな場所で弾いてきたのね、
大きな大きな愛情の中で!
~中略~
そんな貴重な経験なかなかできない。。かもしれないよね。。
川村くんはこの日のために
今まで何年も、ピアノを弾いてきたのかもしれないって思いたくなるくらいの大事な出来事だったね。。。
~中略~
深刻なときも
かならずユーモアをさがして生きてゆこう!。。。
でも泣けるときにいっぱい泣いておかないといけないよ~
がまんなんか、なんの意味もないよ。
~後略~
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Mちゃんは、プライベートなことなので、ここに詳しくは書きませんが、僕と同じ時間の人生の中で、僕よりも沢山、相当にタフな出来事を経験してきた人です(彼女がそれに耐えられる人だからこそ、与えられた試練なんだと思います。僕じゃ無理、と神様の判断があったとしか)。略させいていただいた部分には、そんな彼女の経験や、それから学んだと思う、深いモノの見方や深遠なる愛の捉え方に関する文面があったのですが、・・・そこはご想像にお任せするしかないのですが、僕は、涙なくしては読めませんでした。
本当に、心からありがたいな、って思いました。涙が出ました。
このMという友人と、高校のクラスで普通に同級生として出会って、24年(二年生の時に同じクラスになりました)。高校を卒業してから22年以上も、なんの連絡も取っていなかったんです。
そんな彼女から、こうしてね、お互い40歳になって、こんなにも心を打つ手紙をもらえるとは・・・、あの頃は、思いもよらなかったことでした。
縁、なんでしょうね。
Mちゃんが数年前、突然当時やっていたバンドのサイトの管理人宛てに「もしかして、あの川村くん、ですよね?」って、連絡をくれたのがきっかけでした。それはつまり、僕が音楽をまだやってたから、繋がれたんですよね。
全てに、感謝。そして、全てが繋がってるんだな、って思います。
これからも、ずっと繋がって行きたいと思える、心から尊敬できる友人です。
あ、最後に、こんなことが書いてありました。
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そうそう、コウ、
今日で1年生おわりました!
春から2年生だよ!!急におにいちゃんぽくなったよ。。。サミジー。。。
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・・・あはは、がんばれー、お母さん(笑)。
もうさ、そのうち、ってかあっという間にさ、声変わりして(コウちゃんの声が太くなる!?うはー(笑))、身長も見る見る見上げるようになって、ガールフレンドとか連れてきちゃって、そうなると、一緒に夜ご飯の買い物とか行ってくれなくなっちゃったりして・・・、
・・・サ、サミジーね、なんか(笑)。
でも、そんな日々も、きっとずっと毎日が楽しいね。楽しんじゃうよね。時々、幸せのおすそ分けをしてもらいに行かなきゃ。その頃、コウちゃんはどんなピアノを弾いてるのかな。
楽しみだねー。
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それからね、
3日に一緒にステージに立ったトミ(ヤ)ちゃんからも、それから北原くんからも、それからまたMちゃんとは別な高校の同級生(♂)からも、お手紙を(何度も)頂きました。本当にね、ありがとう。ホントに、力に、支えになってくれました。
突然のお別れは悲しい出来事だったけれど、同時に、沢山の温かな思いを、彼らから(そして沢山のここに来てくださっている皆さんから)、いただけたような気がします。もっとも、これも、おばあちゃんの愛の余波・・・なのかもしれませんね。うん、きっとそうだ。
よーし、じゃ、何か食べよう。
モワロンでも作るかー。
・・・って、またこんな夜中から(笑)。
ではー。