
1年生のオーディションが終わりました。
無事に、と添えたいところですが、オーディションという性格上、
無事ということでもない学生もおりますよね。
受かった学生も、落ちてしまった学生も、背負うものがあると思います。
またここから、そこから、しっかり、頑張って欲しいです。
当然ですが、音楽の世界は、競争原理が大きく働く世界です。
数字、ランキングなどの結果となって、目に見えて実感せざるをえない部分があります。
「音楽は芸術なのだから、人と比べるものではない」、という意見もあるかもしれませんし、それも理解できる部分は勿論あります。
が、しかし。
ともすると独りよがりになってしまう可能性も含む芸術としての側面といのもあります。
それだけでない、ポピュラリティという面を競う部分でもあるのですよね。
そもそも、芸術性だけを取り出して、これを競うとなると、これもまた難しいですよね。
いや比べないのだから競わない、となると、それもまた混乱がありそうです。
「好み」と「良しあし」も違います。
演奏や歌唱の技術だけを語るのも、偏りがあります。
考えると、難しいことですよね。
ですので、審査員も、必ず複数名必要で、多数決で決めているのです。
とはいえ、では審査員がどのようなメンバー構成になるかは、これは僕たちにとっても当日まで分かりませんから、
運の要素のようなものも、やはり入ってくるのがまた難しいところ。
ともあれ、本当にここからが受かった学生も、残念ながら落ちてしまった学生も、そもそも今回チャレンジが出来なかった学生も、
ここからが、大学生活の本当のスタートが切られたと思ってもよいのでは、と思います。
実際に、走り出したわけですから。
長いレースになります。
なんなら、何十年と走り続けなければならない、超ロングレースです。
頑張って行きましょう
。
明日は四年生のオーディションがあります。
こちらも楽しみです。
ではー。