ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




なんだか、軽いタイトルですみません

 

朝からの激しい雨も、午後にはひと段落。

出かける頃には、青空が見えておりました。

今日は、待ちに待った、キースの来日公演初日に行ってまいりました

 

待ちに待った、・・・とはいえ、こうして始まってしまうと、

あともう10日もすると、全ての公演が終わってしまうんだよね、という寂しさもあるのですが、

その分、しっかりと味わおう、噛みしめよう、・・・飲み込もう、消化しよう!という感じでございます。

 

一言でいいますと、初日の今日、本当に素晴らしい演奏でした

キースは、終始とてもリラックスした様子で、なんといいますか、

僕が見たこれまでの中でも、特に「Fun」な気が、満ち溢れていたように感じました。

本当にご機嫌で、まさか、まさかのアンコールラッシュ。

今日、ご一緒させていただきました(いつもT京音大でお世話になっております)宮城先生も「すっごいわねー」と喜んでおられました。

 

また、今日は客席も、とてもよかったと思いました

フライングブラボー(まだ、最後の余韻の中で拍手をしてしまうこと)も、・・・全くなかったわけではありませんが、

全体的に、素晴らしい集中力があったように感じました。

 

キースは、先日ご紹介した評伝本「キースジャレット~人と音楽~」の中で、

「僕は、実は聴衆(オーディエンス)を、演奏しているんだよ」

こんなことを言っておりました。

 

これは、ピアノのみならず、それを聴くオーディエンスの心そのものに、(まるでその心にあの柔軟な手を伸ばすかのように)訴えている、という意味だと、僕は受け取りました。

ですので、客席の空気が散漫で、不用意な咳払いやノイズがあちこちに、なんていう状態になっている時、

それは、それが、(この言葉を借りれば)キース自身の演奏になってしまっている、ということでもあります。

 

客席の音、また、空気、熱気、集中力も、すべてがコンサート。

実際、これはどんなコンサートでも同じだと思いますが、ホールにはPAはなく、生ピアノ一台の生音だいけ、という状況ですので、

ジョンケージの4分33秒ではないですが、特にそれが顕著になるのですよね。

 

今日は、すべてが、素晴らしかったです。

今回の公演が、この感じで、あるいは、これよりももっとまた凄いことになってくれるといいな、と思います

 

 

「ピアノってすごいな。もっともっと、僕もピアノが弾けるようになりたいな」

 

帰り道は、ずっとこんなことを思っておりました。

 

今夜も、素晴らしい体験ができました。

 

さて。

 

これは、さっそく、

 

・・・ぷ、しないといけないですな

 

ではー。



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




今、一年で一番、花が綺麗な季節ですね。

こんな僕でも、つい、カメラを向けてしまうのですが

パシャパシャとファインダーを覗いて撮っていて、「ふう」と顔を上げると、

通りがかりの人が、なんとなくこちらを見ていたり、なんてことがよくあります。

少し気恥ずかしい気もしますが、

逆に、花の写真を撮っている人を見ると、・・・なんとなく嬉しくなります。

 

・・・〇シでしょうか(笑)。

 

さて、レッスンに来た香港からの留学生のK君が、

「ケンさん、いつか香港に遊びにきたラ、お寿司連れて行クネ。」

「ほうほう、お寿司も美味しいの?」

「いや、まずイデス(笑)」

「え?」

「デモ、いつも長い行列、出来テル。」

「えー、それで美味しくないの?」

「サイテイです。」

 

どういうことでしょうか。

「デモ、支店も出してる」

「それって、美味しいんじゃないの?」

思い切り、首を振り、

「・・・ジゴクのようなお寿司です」

 

地獄のようなお寿司、って(笑)。

 

「日本語で、なんていうカナ。ほら、ゲームなんかで、最後に出てくる」

「・・・ボスキャラ?」

「ソレ!スゴク強いやつ。それみたいなお寿司。」

「うーん」

「若い人、みんな行く!でも、とてもマズイ!」

 

・・・いまいちわかりません

 

美味しいとマズイの使い分けくらは、K君は完璧にできます。

なら、勘違いではないのとすると、何だろう。

 

K君、iPhoneを探って、

「・・・あった!これね!」

と僕に、このページを見せてくれました。

 

香港の寿司屋『明将寿司』が独創的すぎる / ネットの声「殺人寿司」「地獄の門が開いたかと思った」

http://rocketnews24.com/2014/03/05/419579/

 

「なんじゃこりゃあ」。

 

見て、納得(笑)。

 

しかし、殺人寿司って、すごいネーミング・・・ダ。

 

長期滞在ならともかく、わずか数日香港に行って、わざわざ貴重な一食をここで費やすか、という問題がありますが、

Kくんは

「絶対、連れて行ク!でも、マズイ!ジゴクのヨウダー(笑)!」

 

・・・嬉しそうでした(笑)。

 

今日は、「日本のたい焼き、最高。美味しい。」とのことでした。

香港にもあるのかな、たい焼きって。

 

・・・あった

こちらは、ジゴクからきた〇人鯛ではないようで、一安心です

 

ではー。



コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




「緑の野菜」というネーミングだけで、

「ブログのネタに。おつまみにすればいいし」と軽い気持ちで買ってみて、

 

帰ってきて、よく見たら、

 

あらららら。

 

また入ってるのか

一枚に二億匹だった、以前のあのくクッキーと比べて、どのくらいのミドリムシが入っているのかは分かりません。

 

しかし、下記の「59種類の栄養素があり、成人に必要な必須アミノ酸9種も全てを含み・・・」なんて言われると。

まあ、食べてみようか、ミドリムシ。

悪いものでは決してないのですよ、ミドリムシ。

というか、完全なる、いいもの。これからの世界では、いわば、ヒーローのようなものだそうで、

 

ミドリムシの開発元(?)の会社のHPによりますと、・・・えっと、右上の方ね。

今、現在のミドリムシの生産量というのが出ており、まあ、14京4811兆云々匹、と、まさに天文学的な数字になっているのですが、

どこにどんな形態で居るのでしょうねえ。

 

この増えるスピードといいねえ。

 

なかなか、

 

こう、

 

そのう(笑)。

 

 

もしかして、お腹の中でも、この勢いで・・・

 

 

でもね、このミドリムシ、なんと、稲の80倍の成長率を持っているとか。

そして、栄養豊富で、動物性、植物性の両方の要素をもっていることから、消化率もだんとつだそうです。

 

将来の地球を救うかもしれないとか。

いつか、食卓は、全て緑色一色になってたりして。

 

緑黄色野菜も、緑緑色野菜と名前も変わり、

パプリカは、ピーマンと見分けがつかなくなり、

 

やがて、

 

・・・ラーメンもこればっかりになって

ミドリムシ6億匹(アメリカの人口の倍以上)入りのラーメン。(勿論、)

 

いつか僕も、

 

こんなか、

 

あるいは、

 

こんなんなったりして(さっきの写真をひっくり返してみました)。

 

いや、でもとりあえずスナックから食べます。

ってか、きっと大好物になりますよ。

それまで、これから、毎日食べます!

 

・・・と、ゆーぐらいならタダでしょう。

 

ユーグレナ、だけに

 

 

えっ、だめなの?だめ

 

ではー。



コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )




新茶、もう飲まれましたか

 

昔から、

「新茶を飲むと、一年間無病息災で過ごせる」

などと言います。

これは、寒い冬の間、厳しい越冬で蓄えられた栄養の約70%が含まれているといわれているから、なんだそうです。

 

やはりこれから旬の初ガツオなどもそうですが、

昔から、日本では、その年初めて収穫された”初モノ”には、他の食べ物にはない生気が漲(みなぎ)っているため、

それを食すると新たな生命力を得ることができると考えられているそうですね。

こういう、「見えないエネルギー」を頂くことで気力も養う、という意味があるのだとか。

 

新茶で、一日を始める。

あるいは、明日のために、新茶で一日を〆め、明日へのエネルギーを蓄える。

 

ええ、実は僕、似たようなことは、もう何年もやっているのです。

 

特に、夜の方ですが、

 

いつも、「おーいお茶」で焼酎を割って飲んでおります

 

そうなんです。

つまり、毎夜毎夜、

お茶で明日への活力を養っているのです

 

 

だから元気

 

まあ、冗談はさておき、美味しくご飯が食べられて、美味しくお酒が飲めるのも、元気な証拠と、

・・・自分に言い聞かせて、「あと一杯くらい飲んだ方がいいな」なんてやっております。

 

 

新茶は、

葉も柔らかくて、風味が豊かです。

 

頂くこちらは、もう「新」ではありませんが、

せめて新茶を頂く春のひと時くらいは、

 

頭も柔らかくして、好奇心も豊かな人間でありたいですねえ。

 

・・・「ようし、やるぞ」という決意をふにゃふにゃと柔らかくして、食欲ばかり豊かになってはいないかな、どうかな、どうかなー

 

さて、世の中はジーダブ(GW)に突入しているのですね。

読みたい本、読めるかなー。

手ぐらいは付けられるかなー

つけろよー、すぐ夏になっちゃうぞー、秋がきて、冬が来て、今年、終わっちゃうぞー

 

そしたら、また新茶だー

こうやって、毎年、当たり前のように飲めるって、ありがたいですね。嬉しいですね

 

ではー。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




せんべい、というと、アラレちゃんも浮かぶ世代ではありますが(連載第一回目から、リアルタイムで読んだ覚えあり)、

でも、お煎餅そのものが、僕ら日本人にちとってはトラディショナル・スナック。

お煎餅を食べたことがないという日本人は、おそらく、いないでしょう(まだ歯が全然生えていない世代は除く)。

 

お煎餅、大好きなんです

熱いお茶とお煎餅とかね、もう、言うことないですよね。完璧です。

焼きたて、とかを露店で売っていたりしますと、気が付くとお店の前で思わずお財布を出しております。

今は色々ありますが、やっぱり、昔ながらのお醤油味のがいいですねえ。

 

小学生の頃、塾に通っていたことがあるのですが、なんたって、学校が終わってから行くでしょう。

夕ご飯は、家に帰ってからだったんだと思うんですが、

とにかくもう、尋常じゃなくお腹が空きましてねえ・・・。

それが理由で、勉強になんて、ろくすっぽ身が入らないわけですよ(言いわけですが)。

 

そこで、塾の売店で売っている、一枚20円の醤油のお煎餅「石作」・・・ならぬ「名作」。

石作、って読めるので、そう呼んでいました。

 

ほらね。

で、これを袋のまま割って、ひとかけらずつね、

ほんと、ちょっとずつ、ちょっとずつ・・・味わいながら、食べるんですよ。

塾の廊下で。

 

・・・ん、廊下で・・・・って、なんか最近も聞いたことがあるような(笑)。

 

ともあれ、僕にとって、一番美味しいお煎餅は、この超空きっ腹にひとかけらずつ入っていく「名作」なんです。

また食べたいと思ったら、なんと、・・・製造元の会社は倒産してしまっておりました。探している人も多かったみたいですね・・・(こちら)。

 

先ほど知りましたが、この「名作」は、「第18回全国菓子博 総理大臣」を受賞しているお煎餅だったのですね。

「石作」とか呼んでしまっててすみませんでしたー。

 

僕たちにとってのお煎餅は、

例えば、アメリカ人にとっての、

ジェリービーンズか。

 

フランス人にとっての、

マカロンか。

 

イギリス人にとっての、

スコーンか(湖池屋のあれではないです)。

 

オーストラリア人にとっての、

 

タムタムか(これ美味しいです。好きです)。

 

あるいは、アフリカ人にとっての、

マンダジか(揚げパンです)。

……知らないですよね(笑)。

 

ともあれ、僕たちのソウルフード、せんべい、万歳。

 

わははははは。

 

日本では、

鹿氏たちも、毎日必ず食べてます

 

ではー。



コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )




キース・ジャレットのコンサートの初日の4月30日を前に、

ようやく、「キース・ジャレット―人と音楽」を読み終えました。

この本は、もう絶版になってしまっていて、中古でもとんでもない価格がついていたこともありまして、

読んでみたいなあ、と思ってはいたものの、なかなか手が出せずにいたのです。

ある日、ふと見たとき、お手頃な価格だったこともあり、ポチッしたわけですが、

実は、この本を手に入れ、読み始めたのは、もう一昨年、2012年のことでした。

緑ちゃん倶楽部で、キースについての課外授業を行った少し前の夏のことだったと思います。

 

この本は、キースの唯一の評伝(人物評を交えた伝記)です。

事実に基づいて、キースや周囲の人間の言葉も多く引用して、

キースの人生環境や、その時々での言葉を持って、特に音楽に関する考え方を多く知らせてくれるものでした。

生い立ち、家庭環境から始まり、学生時代の出来事や、その後のミュージシャンとしての活動の中での、

CDを聴いているだけでは、決して知ることのできないことばかり。

 

何と言いますか、

もっとも、これはキースに限らずなのですが、

 

・・・若いころというのは、その「作品」だけでよかったんですね。

逆に言えば、作品と、それを受け止めている自分だけで、一杯になっていた、ともいえるかも知れません。

もっと言えば、その奥にある本質に気づけなかった。

あるいは、興味が(持て)無かった。

 

しかし、自分もいいト〇になってきたからかもしれませんし、

生きていると色々と、気づくことがありまして(笑)、

 

結局は、音楽は(音楽に限らず、何でもですが)、つまりは「人」なんだな、と思うようになりました。

 

 

例えばこの場合ですが、

キースの音楽は、キースの音楽であるのみならず、それは、キースという人そのもの、なんですね。

 

ですから、キースという人の人生なり、その考え方を形成してきたもの(のたとえ一部だとしても)を知ることで、

「なるほど、そういうことか」

とわかることが沢山ありました。

 

勿論、全部はわかりませんが、

でも、経緯が分かるだけでも、理解が深まります。

 

例えば、あるアルバムの録音時のことについて、

「気温が2度程しかなく、吐く息が真っ白になる」

という状況で録音されたものだ、と知ると、

こちらの想像力が、自然により強く働くようになる気がするのです。

あるいは、キースが父親になって最初に録音したアルバムはどれだったのか、などを知ると・・・「ほほう」と。

ちなみに、記念すべきキースのソロ・ピアノ・インプロビゼーションとしてのデビュー作「フェイシング・ユー」がそれだったのです(なるほど、4曲目には「マイ・レディ,マイ・チャイルド」という曲があります)。

面白いですねえ。

 

この本では、キースの作品の理解に関することだけでなく、

「音楽というもの」について、また、「仕事として音楽をすること」についてなど、

様々な角度から、非常に多くの示唆があり、大変な勉強になりました。

 

手に入れて、課外授業の元ともなりました「ケルン・コンサート」の部分まで読んで、そこで止まっていたものを、

今年に入ってまた読み始め、数日前に、最後まで読み切りました。

読むからには、しっかり読みたい、と思っていたがゆえに、なかなか手が出せなかった、というのは言いわけですが、本当にそうなのです。

流し読みにはしたくなかったので、「いつか、時間ができたら」と思っていたのです。

 

読後、二年前に、自分で赤線を引っ張っていた部分を、読み返してみました。

大切な部分だと思って、線を引っ張ったわけですが、

「そうか、あの頃は、ここに反応したのか」

と自分の事も面白く思いました。

 

実質、一年半ですが、

・・・一年半という時間は、短いようでいて、長いのだな、とも思いました。

 

この先、また一年、一年半、二年・・・と経っていくうちに、

自分がどういうこと考える人間になっているのか、どういうことに心を動かされる人間になっているのか、楽しみでもあります。

世の中は、人間は、実に、面白いですね。

 

 

そして、来週30日の初日から、約10日間で3回、キースの東京公演の全てのコンサートに行きますが、

本を読んだことで、これまでで、一番楽しみにもなりました。

知ることは、やっぱり、面白いです

しかし、無で。

初心者で。

 

ではー。



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




「おひとりさまでしょうか」

と言われて、

「ええ

と答えることに、なんの抵抗もございませんが、

 

「では、こちらへ」

と案内されたのち、

 

「こちらのテーブルにもうひとり、よろしいでしょうか」

と言われた場合・・・

 

いわゆる、「ご相席」というもので、お店によっては、当たり前のように相席になることもありますので、

断ったことなどはございませんが、

 

「では」と、

 

目の前に

 

こういった方がお越しになった場合は、

 

何の抵抗も無く、そのままそこに居続けられるのか、

 

しばらく自問の時間が必要でした

 

皆さんは、いかがでしょうか。

 

はい、どぞ。

 

ムーミンカフェ、という所だそうです。

 

「日本で人気のムーミンカフェが一人ぼっちで訪れるお客さんのために大きくてふかふかのムーミンのぬいぐるみを用意した。

ムーミンと差し向かいでお茶を飲めば寂しくはない。」

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_22/271527238/

 

この空いている状況で、ムーミンと二人でお茶か・・・。

いや、まてよ、ムーミンは何も飲んでいない。

 

まあ、ぬいぐるみですからね。

 

でも、こうもじっと(もの欲しそうに)見られていたら、

「何か飲んだら?」

と言ってしまいそうな気もする。

 

もっとも、その場合、・・・お茶のお代はこちら持ちでしょうからね。

となれば、これは、一般的な相席という概念とも違うようです。

 

うーん

 

いったい、どうしたらいいんだろう。

じっと、見つめ合いすか?

それとも、何か話しかけ続けますか?

でなければ、

無視しますか(それもなんだか可愛そうに思えたりもするから困る)。

 

どれも、その後、何ともいえない気分になりそうな気がします。

いかがでしょうか。

 

ムーミンカフェ公式サイト

http://www.moomin.co.jp/shop/moomincafe/index.html

 

僕はですね、こっちの方が、良いです。

「怪獣酒場」

http://kaiju-sakaba.com/

 

 

こちらの、ここでお酒を飲む怪獣たちの様子が見られる動画など、まじまじと、見入ってしまいました。素晴らしいです。

「怪獣酒場」がついに期間限定OPEN!

 

見ている間、完全に小学生の頃に戻れました

 

 

・・・そうか、ならば、ムーミンカフェでも、あそこにいる間は、子どもになってしまえばいいのでしょうか。

 

 

 

レジでお財布を出すまでの間は、でしょうけれども

 

 

ではー。



コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )




昼間は、暑いほどの東京でした

今日は、T京音大での講義が本格的にスタートの日でございまして、

なるほど、このような一年になるのだな、ということが少し見えてまいりました。

 

僕のクラスは、必修のほかに、他コースの学生さんが選択で取れるコマが1コマございます。

授業の登録(履修登録)という作業が、まだ済んでいない期間ということで、

この僕のクラスに、今年、一体何人の学生さんが来るのか、今日、行くまで分かりません(でした)。

・・・もしも希望者が0名だった場合は、その授業は成立しませんので、無くなるわけですね。

ともあれ、今日はまだわかりませんので、漠然と「昨年くらいの人数になるのかな」、と思って行ってみたのですが・・・・。

 

授業開始時間前に、教務室でコーヒーを飲んでおりますと

「川村先生、教室の方、集まってきておりますよ」

と、助手の方が様子を見に行ってきてくれました。

 

で、時間になりまして、教室に入ってみましたら。

 

なんと、

 

一人、一つのデスクのはずが、後ろの方は、二人で座っている学生までおりまして

 

・・・いわゆる、「定員オーバー」でございました。

 

なんと、人数にして昨年の四倍以上の学生が、僕の授業を希望してくれたのです。

 

うむ、これは気合いを入れて、がんばらねば

 

と一生懸命、80分、喋って、音を出して、喋って、音を出して、とやっておりました。

 

真面目に、頑張ってやりました

 

そして、教務室でお昼休み

先ほど、選択で僕の授業を取ってくれた女子学生さんが、別件で教務室に来ました。

目が合いましたので

「あ、先ほどの。・・・授業、どうでした?やれそうかな?」

と訊きますと、

 

「・・・はい、もう、ずっと笑いっぱなしでした(笑)。」

 

と。

 

えっ、そうなんっ?(なんで関西弁。ってか、なんでなんで。)

 

結構真面目に、というか、普通に話していたはずなのですがー

 

というわけで、今年も一年、こちらでも、しっかりとがんがります。

ええ、ちゃーんと、音楽の授業でございますよ、まごうことなき(横道は覚悟して頂きますが)。

 

そして、学校から帰ってきてから(・・・と書くと、なんだか僕も学生みたいですね(笑))

昨日から書いていた、緑ちゃん倶楽部のメールマガジン「みどり通信」の続きに取り掛かりまして、

ようやく先ほど、会員の皆様へお送りさせて頂きました。

今回も15000文字(原稿用紙37枚)超えでございました。

 

えー、本当に、

皆様、どうも、お疲れ様でございます

 

書く方は楽しんで書いておりますが、読まれる方は、きっとあっちこっち(話に)振り回されると思いますので、本当に大変だと思います。

いつも、お読みいただいて、どうもありがとうございます

 

学校が笑いのほうだったということで、みどり通信は真面目に書いてみましたが(ほんまかいな)、

いかがでしたでしょうかー

 

さあて、ぷ、して、寝て、明日は・・・

 

・・・お昼を5分で食べる日でございます

 

食べていれば、大丈夫です

 

ではー。



コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




いくらと、うにを頂きました。

頂きものは何でもありがたいですが、これまた、とってもありがたいことです。

 

いくらはお醤油漬け、

うにはなんと、海水につかった状態で、出発先をみますと、北方四島からのものでした。

ずいぶんと長い旅をして、うちの食卓まで来て下さったものです。

 

ようこそ、いくらちゃん

ようこそ、うに・・・く、くん

 

うにはいないのかな、サザエさんには。

 

母の妹にあたります、叔母がおります。

大変に明るく、よく笑う優しい人で、40年以上も経過した今でも、

自分の中で「〇〇お姉ちゃん(←そう呼ばされておりました。まあ、僕が生まれたとき、20代になりたてでしたので)」のままイメージが全然変わらないのが不思議なのですが、

それはもしや、あちらも同じことで、

僕の話になると、よく

「ずいぶん、おむつ替えてあげたのよ」「しょっちゅう、おんぶしてやったんだから」

というのですが・・・ふむ。

 

お互いの初期イメージというのは、その時のまま、醤油漬けならぬ、

冷凍保存されているのかもしれませんね。

 

ときに、そんな優しい叔母が、記憶の中で二度だけ、僕に声を荒げて、大変に怒った記憶があります。

一度は、僕が下らないイタズラをして、あっという間にバレたのに「僕は、やってない!」と言い張った時。

 

100人が見ても、全員、完全に僕がやったことがわかるイタズラですので、

自分でも後ろめたさで一杯なのですが、

何でああやって

「だってやってないもん!やってないー!!」

なんて、言い張るのでしょうね。泣きながら(笑)。

 

最終的にどういう結末になったかは覚えていないのですが、

(自分に都合の悪いことは忘れるタイプなのです。見事に、完全に記憶から無くなります。僕の頭の中の消しゴムは優秀なのです。)

あれはあれで、いい経験になりました。

 

子どもって、かわいいですよね。

 

・・・かわいいですよね(笑←張本人のおまえがいうな、という)。

 

で、もう一回が、いくらを食べた時なのです。

まだ小学校1~1年生くらいのことだと思いますが、僕が、止めどもなく「もっといくら食べる!もっといくら食べる!」と、

、いくらを、”なんの遠慮も無しに”、自分のご飯にかけたか、そのまま食べた(笑)のだと思います。

 

何度

「生ものなんだから、子どもはもうやめときなさい」と母にたしなめられても、

「いやだ!もっと食べる!もっと食べる!」と、しまいには、テーブルに身を乗り出して、いくらに手を伸ばしたとき、

 

「もう!いい加減にしなさい!一体、いくら、いったいいくらすると思ってるの!!」

 

と、叔母が怒ったのです。

 

「いくら、いくらするとー」

 

「いくら、いくらするとーーーー」

 

 

僕の頭の中では、この時の記憶は、この言葉を聞いた瞬間以降の記憶がございません。

はたして、言うことを聞いたのか、あるいは、そのまま、食べ続けたのか。

 

叔母は覚えているのでしょうか。

こんど会う機会がありましたら、訊いてみようと思います。

 

あ、その時は、いくら、いくらか持っていかないと

 

ね(笑)。

 

ではー。



コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




緑ちゃん倶楽部の会員の皆様・・・ではない皆様、にお知らせでございます

昨年2013年12月8日(日)に行われました、

「川村ケンの人生を変えた魅惑の楽器1 オルガン その魔力と魅力。
再び、安全地帯・六土開正氏を迎えて。トーク&ミニセッションライブ」

の感想文を、どーんと一般公開させて頂くことにいたしました

しかもなんと、課外授業では初の、当日の様子が(ちょっとだけ)分かる写真付きです。

どうぞ、ご覧になられてくださいね(感想文は下の方にスクロールしてくださいませ-)。

第三回 緑ちゃん倶楽部 課外授業の感想文特集です(写真付)。

 

ご感想をお寄せいただきました皆さま、本当にどうもありがとうございました

 

はい、公開させて頂きました感想文、約67000文字ございます。

原稿用紙にして、・・・167枚ほどとなります。

 

こちら、会員の皆様には先月お送りさせて頂いているのですが、

緑ちゃん倶楽部のメルマガ、みどり通信史上でも、最長のものでした。

なんたって、このほかにも僕がなんちゃら、かんちゃら書きますからねー

 

 

・・・あ、いえ、大丈夫ですよ

毎回こんなに長いものが届くわけではございませんので(笑・・・たぶん)。

 

 

それでは、ちょっとした小説よりも長いかもしれませんが(笑)、

ご参加された会員の皆様のお心の詰まった素晴らしい感想文ですので、

どうぞよろしくお願い致します

 

 

というわけで、早速どうぞですー

ゆっくりお読みになっていると、空が明るくなってたり・・・して(笑)。

 

 

ではー。



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




SMGC氏の件で話題になっておりましたN氏が、先日テレビに出演された際の映像を見ました。

それぞれの会見からでも、結局よく分からなかったことが、勿論、これで全てではないにせよ、見えてきたように思います。

 

ゴーストライターの真実... 1/3

ゴーストライターの真実... 2/3

ゴーストライターの真実... 3/3

 

全部で45分ほどあります。

 

考えさせられるものがありました。

なんといっても、N氏のご自宅の様子には・・・。

ご自宅での練習、作曲に使われていたのは、一台の、電子ピアノでした。

ご覧になって頂くのが早いと思うのですが・・・、

写真のCDの・・・大変話題になっ(ってしまっ)た交響曲も、あのピアノで作曲されて、あの部屋で書かれたものだったというのは、インパクトがあると思います。

 

 

昔、スタニスラフ・ブーニンというピアニストがデビューした際、その超絶な演奏力に、日本でも大変に話題になりました。

ちなみに、・・・それで日本が好きになって、日本人と結婚もされたとか。

しかし、東京に住んでるとまでは知りませんでした。聞けば、世田〇区だとか。なんと、あのブーニンが、スペース緑のある市のすぐ隣の区にお住まいという。なんか、凄いです。

あ、それでですね、

そのブーニン・フィーバーの際に、本人のインタビューがありまして

当時ソ連の自宅は、狭い集合アパートで、そこには電子ピアノ一台しかなく、しかも、音に関して近隣から苦情が来るので、思うように練習ができないんだ、と語っていたのを聞いたときと、なんだか同じような気持ちになりました。

「それで、あの演奏かよ!」

と。

 

 

N氏が、あの部屋で一人、他人のために、コツコツと譜面を作られていた時間は、どのようなものだったのでしょう。

その音楽が素晴らしすぎたからこそ、このようなことが起こってしまったという皮肉。

ひとたび目を閉じれば、そこには、無限の空間が広がっていたのでしょう。

音楽って、人間の脳をどこまで開くことができるのでしょうか。

 

N氏の音楽力の高さと、プライドと、何よりも、その意志の強さには、本当に、

(こんな事件になってしまったことは残念ですが)、尊敬の念を禁じえません。

 

(ちなみに、このCDは、今はもう、なかなか手に入らないのですが、ご好意でお借りしたものです。どうもありがとうございました)。

 

ちなみに、N氏のご自宅にあった電子ピアノは、ヤマハのCLP-330というモデルでした(最高音のとこに「GH3鍵盤」というシールが見えたので・・・)。

 

ではー。



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




「白鳥の湖」という言葉、

皆さん、お聞きになったことがあると思います。

チャイコフスキーの有名な曲で、どうじに、バレエのお話でもあります。

バレエの方では、「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」とともに、三大バレエ、というのだそうです。

 

夜、ちびちびやりながら、三日に分けてですが「ブラック・スワン」という映画を観ました。

「白鳥の湖」を題材にした映画です。

あの名作「レオン」で映画デビュー、その後、「スターウォーズ(新三部作)」のアミダラ姫役などなどで、

押しも押されぬ大スターになっておりますナタリー・ポートマンが、さらにここでアカデミー賞主演女優賞を獲ったということで、

観たいなあ、とは思っていたのですが、ありがたいもので、ケーブルテレビの「アカデミー賞特集」でやってくれたのです。ありがたやー。

 

で、観てみましたら、

いやー、

 

思った以上に、というか、サスペンス映画だとは聞いておりましたが、かなり、ホラーでございました。

でも、質感はすべてがA級品ですし、映像も、勿論綺麗。

なんたって、ナタリーポートマン。脇を占める役者さんたちも、万全。

なので、ホラーはなあ・・・という方でも、楽しめると思います(予告編はこちら)。

 

なんかお化け屋敷的なショッカー系や、スプラッターなんかでは全然ございませんで、

いわゆる、じわじわと心理的に来る、でも、「こっちの方がこわいじゃん」的な、そういった意味でのホラーです。

 

ナタリーポートマン、確かに、素晴らしいです。あのマチルダ(レオンでの役名)がなあ、と思うと、感慨深いものがありますねえ。

また、前にもご紹介した映画「メタルヘッド」と同じ年の公開というのも、また凄いです。

ちなみに、ナタリーポートマンって、アメリカではなくて、イスラエルの女優さんなんですね。

 

そうそう、あの「シザーハンズ」のヒロイン役で、ジョニーデップ共々大ブレイクしたウィノナ・ライダーが出ていることは、事前にクレジットで知っておりましたが、

映画が終わって、「あれっ?そういえばウィノナ・ライダー、どこに出てた?」って思ってしまったことにびっくり。

 

でも、確かに出ていたのです。

でも、分からなかった・・・。

なんというか、刷り込まれたイメージってすごいですねえ。

まさかの役柄と演技でございました。

感服いたしました。

バレエが題材ですが、総じて「舞台に立つということ」ということについても、示唆的な表現もあり、良い映画でございました。

ホラーでしたが(笑)。

 

 

 

ときに、「白鳥の湖」という曲の方ですが、

・・・こちらは僕ね、小学生の頃からしょっちゅう聴いていたのです。

 

ただし、オリジナルバージョンではなくて、

 

オイゲン・キケロというルーマニアのピアニストの、こちらのバージョンです。

もう、カセットでしか持っていないので、ながらく聴いていなかったのですが、YouTubeで聴けました。懐かしいです。

The Swan Lake Ballet Op.20 Andante And Thema - Eugen Cicero

(「なんだ、普通じゃん」と言わず、1分半は聴いて下さいねー)

 

小学校5年とか6年の頃ですが、

当時、やはり家でよく流れていたキース・ジャレットなどは、まだ、それが「一体何なのか」よくわからずだったのですが、

オイゲン・キケロは、このように、子どもでもなんとなく知っているメロディを題材にしたジャズだったこともあり、

また、今改めて聴いても、実にわかりやすいといいますか、いわゆる・・・「凄そうだけどけどよくわからないドジャズ」ではなくて、

クラシックのキレイな部分とジャズのかっこいいところを絶妙に合わせることに成功した、

とてもポップセンスのあるピアニストだったんですね。

音も綺麗で、テクニックも素晴らしい、フレーズもとにかく素晴らしい。

 

「ああ、こういう人の演奏を生で聴きたいなあ。ライブとかやってないのかな。」

と調べてみたら、

もう・・・亡くなってしまっておりました(WikiPedia)。

 

改めてアルバムを買って、追悼したいと思います。

素晴らしい音楽をありがとうございました。

 

ではー。



コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )




考えてみますと、僕たちは色々なところでご飯を食べますね。

家の中のみならず、

学校、職場、

 

街中の色々なお店、

駅前のファーストフード、

建物の二階にある喫茶店、

駅のホームの立ち食いだったり(主に僕か)、

地下街にあるお店なんかでも食べますし、

高層ビルのてっぺんにある展望レストラン(・・・なんかにはあまり行きませんが)やら、

東京タワーやスカイツリーの上やら下やら(下はないか)。

 

 

乗り物・・・

自動車の中でドライブスルー、

電車の中で駅弁に、

飛行機の中でも、

船の中でも、

 

仕事によっては、

潜水艦の中から、

宇宙船の中など。

 

前に、水泳のイアンソープ選手が、オリンピックの競技の合間に、

カロリーメイトを、サブプールで泳ぎながら食べていました。

 

そういえば、僕もステージで、1万人の前でバナナを食べたこともあります(笑)。

 

ともあれ、食べる「もの」のバリエーションも凄いですが、

食べる「場所」の幅広さも、これは、僕たちの特徴でしょうね。

 

野生の単独の種類の生き物が、こんなにも色々な場所でご飯を食べてるのは、ちょっと想像がつきませんものね。

 

トラやライオンがが高層ビルにいて、キリンが地下街にいて(つっかえるー)なんてねえ。

 

うちの話で恐縮ではござじますが、猫の額ほどの屋上がございまして、

たまーにですが、ここででご飯を頂きます。

 

食べ物が一番おいしく感じる「場所」はどこかな、って考えてみますと。

 

もしかしたら、・・・公園とか、海辺とか、山の上とか、

つまりは、

空の下(あるいは、屋根があっても、屋外)、なんじゃないかな、と思ったりすることがあります。

 

これはもしかして、

僕たちも、もともとは、野生の生き物だったから、なのかな、なんて。

 

これからの季節、外でランチなんて、最高の季節ですよね。

 

ようし、うでん持って、ちょっと川原にでも・・・

 

ではー。



コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )




「チキン煮込み大盛りにイカをトッピングして、一辛で

と、定期的に呪文を唱えて、はや〇〇年。


このカレーにはまったのは、あの時。

ええ、2000年のKEIKOちゃん(globe)のソロツアーのリハーサルの時に、

その通り道にあったのをいいことに、約一週間でしたか10日でしたか、100%毎日、

この呪文を唱えましてね、毎日毎日、まったく同じこのカレーを食べてから、リハーサルに臨んでおりました。


ええ、完全に、


カレー臭がしていたことと思います。


・・・お弁当だったので、リハーサルルームが(笑)。

(とはいえ、まだ31歳とかだったのですねえ。まあ、『まだ』ってほど若くもないのかもしれませんが)。



にしても、美味しい

イカの味付けが、なんとも絶妙で、実にカレーに合うのです。

最後の方は、いつも「もう一皿いけるなあ」と、名残惜しく思いながら、スプーンを口に運ぶのです。



ってかですね、最近思うんですけど、

よくあるんです、この現象。


食べ始めて半分くらい進んだあたりで、『こりゃ、ちょっと多いかなー』と思うのに、

食べ終わる頃に『もう一皿(もう一杯)いける!』


という、いわば、

「食べれば食べるほどお腹が減る現象」


TTOH現象。


お腹の中に、まだ見た事がない新しい「TTOH細胞」が出来ているのではないでしょうか。

なぜなら、

実は、・・・もう、200回くらいは、確かに、感じているのです


・・・悪乗りしました。すみません。


でも、食事の最後の名残惜しーい気持ち、分かって頂けますでしょうか。


分かって頂ける方には、


きっと、


TTOH細胞がっ



すみませんっ



ではー。



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




本当に、あたり一面、花です。

ほんのちょっと前の、2月くらいまでと比べると、赤、黄、黄色、青、紫・・・と、なんともカラフルな世の中でございます。

色々な花がございますが、白い花というのは、なんとも可憐でよいですね。

いえ、他の色の花も勿論よいのですが、白は、なんかこう、透明感が好きでございます。

 

・・・ございます、ってのもなんかアレですが(笑)。

 

なんかアレ、ってのもアレですが(笑←どうする)。

 

はい、今日から、T京音大もいよいよスタートいたしまして、

また、新たなエンジンを始動でございます

ございます。

・・・なんか、今日は、あれですね。

かしこまってるのかな、やっぱり、初日感で(笑)。

(ところで、上記リンク先サイト内、2月5日のFACEBOOKに写真が載っておりました。今知りました・・・)、

 

Kくんが昨日、

「いつもなら、朝起きたら『あー、今日も何時から学校ダ』とか、『課題やらなきゃ、ダ。大変ダー。』と、毎日忙しかった。でも、卒業したネ。そうしタラ、突然、何もなくなった!ほんと、突然!なーんにもナイ!」

と、手を広げて、言っていました。

 

そうなんですよね。

 

学校にいる間って、遊んでるときはまあ楽しいとしても、

この授業めんどいなーとか、うわーテストやだなーとか、早く終わんないかなーとか、

時には、試験前とか「学校、今夜、爆〇でもしてなくなっちゃえばいいのに」って思ったりなんてまで、・・・しましたよね(ぼ、僕だけじゃないですよね(笑))。

 

でも、そうなんですよね。

卒業したら、なーんにもない日がやってくるんですよ。

ほんと、突然。

 

ちなみに、そのまますぐに就職をされた方などは、もしかしたらまた違うと思うのですが、

僕も、大学を出てからはしばらく、いわゆるプーだった時期があります。

幸せなことに、師匠の楽器を運ばせてもらったりして、『プロの現場』に出入りさせて頂いたりしておりましたので、夢一杯のプーではございましたが。

それでも、いわゆる「なにものでもない」というものだった時期。

 

朝、ちょっと遅く目が覚めて、

「あ、学校!」ってはっとして起きて、

「・・・って、もう卒業したんだな。もう、行くことはないんだな」

なんてことも、何度もありました。

そこまで、小学校から、人生の大半、ずーっと、学生だったわけですものね。

 

上にも書いた理由もあり、また、当時の僕は恐ろしく楽天的だった(と思うのです。・・・どういうわけか、将来に不安を感じる、ということが無かったので(笑))、

こともあって、まだ良かったようにおもいますが、

それでもね、あの、ずーっとあった支え棒がなくなったような、どこか心細いような感覚は、わかるのです。

専門学校や大学の卒業だと、本当に、もう、最後の最後。今後、学生というかたちでは、学校というところに立ち入ることが無くなるわけで、

慣れ親しんだ「学生」というものではなくなる瞬間が、あるんですよね。

 

Kくん、

「ケンさん、学校はじまった?そうデスカー。ああ、いいナー!学校、いいなあ!僕、もう、学校なくなったー!勉強教えてもらえないー」

 

Kくんね、学校に行っている間は、どちらかといえば、どちらかといえば、「大変だー」「早く卒業したいー」だったんです。

でも、出てみれば・・・なのですよね。

 

今日、大学で、まだ少し緊張した表情で、でもピカピカなオーラで教室に座っていた学生さんたち。

これから、4年間。

どんな表情を見せてくれて、

どんな笑顔で笑ってくれて、

時には、困って、

また、笑って、

どんな顔で、卒業の時を迎えて、

 

「学校が無くなった」

その時を、

羽ばたきの時を、

どんな顔で、迎えるのかな。

 

できることなら、

それまで、本人すらも一度も見た事がない笑顔だとよいよなあ、と思います。

 

 

・・・あ、僕にそそのかされて食べまくって、すんごく太ったからの「見た事がない」とかじゃなくてね(笑←こらこら)。

 

がんがろうねー

 

ではー。



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ