はい、揚げたてのコロッケを買ってきました。
コロッケ屋さんがあってね、基本、コロッケしか売ってない小さなお店で、
おじいさんが一人でやってるのです。
前を通ったら、まだコロッケがなくて、
でも、中が見えたら、おじいさんがコロッケを丸めてるところで、
もうトレイには一杯のコロッケ(まだ衣は付いてない)が。
じろじろと見てしまっていたのか(笑)、ふと目が合ったので
「どうもこんにちは。おじさん、そろそろコロッケ、揚げます?」
と訊きますと、
「あ、うん。揚げるよ、揚げる。」
「わお、ちょうど良かった。じゃ、頂いてきます。」
「そうねー、でもあと五分くらいかかるよ。大丈夫?」
「全然。ぶらぶらしてますー」
ということで、五分後にお店に戻ったら、まだ全然揚がってなくて(笑)。
「ごめんなさいね、もうすぐだから。今やってるから」
「大丈夫ですよー」
ということで、お店の前で待ち構える格好になってしまったが幸い、
本当に、ホクホクの揚げたてを頂いて帰ることができました。
コロッケ、ただでさえ好きなのですが、
こうして、作ってくれたおじいさんの顔が分るコロッケ、一層美味しく思います。
・・・温かいのは、コロッケだけじゃなくてね。
こういう美味しいコロッケ、とっても貴重だと思うのですよ。
大学時代にやっていたバンドのリハーサルスタジオの横が、やっぱり揚げたてのコロッケを売ってくれるお店でね。あそこは、お肉屋さんだったと思いますが。
よく、夕方からのリハの前なんて、お腹がへってるものですから、50円のコロッケを4つとか5つとか買って、
ソースをもらってね(「ソース下さい!」って言うとくれるんですよね。ボトルのやつだから、その場でかけるんですけど。)、
スタジオで食べるんですよ。
・・・あ、基本、スタジオは飲食禁止ですケンども、いつも行きつけのとこだったのでー(笑)。
ちょっと、あのコロッケを思い出しながら頂きました。
スーパーで売っているコロッケも、美味しいけれども、人の顔が見えるものは、やっぱりより美味しく感じます。
おじいさん、いつまでも元気でコロッケ揚げてて欲しいなあ。
僕の通っていたリハーサルスタジオは、もう10年くらい前に、
残念ながら閉じてしまいました。
隣のお肉屋さんは、どうかな。まだやっててくれてるかな。
でも、きっと10年前からは、長髪や金髪のお兄ちゃんのお客さんは、減ってしまったのではないでしょうか。
・・・そのスタジオ&お肉屋さんの真向かいには、・・・X JAPAN(当時X)さんの事務所があったのですよ。
当時は、まだ、マンションの一部屋でしたし、Xさんもインディーズでした。
ではー。