一昨日、「ネパールに住む4歳の女の子のスポンサーになりました」、というコメントをいただきました。
もうね、我が事のように嬉しく感じましたです。なんかね、知り合いというか、親戚というか、まるで家族が増えたみたいな気分です。そう、こんどはネパールに。ネパール、あらためて「山岳地帯は、・・・このあたりかな」って、地図やネットで調べてしまいましたよ・・・僕が(笑)。
末永き、素敵な交流になることを、心よりお祈り申し上げます。
さて、「識字率」って言葉を聞いた事がおありでしょうか?文字が読み書きできて、理解できる人の割合のことです。
僕も先日、フリーダちゃんに手紙を書いたわけですが・・・、手紙ってね、僕たちはまず確実に読めますでしょ?でも、世界にはまだ字が読めない人が意外に沢山いるのですよ。手紙をもらっても、読めないの。現在、世界の識字率は、平均で75%と言われています(15歳以上の成人での平均)。
つまり今でも、世界の4人に1人の人は、文字が読めないわけです。国によりますが、アフリカの一部の国では20%以下であるというデータもあります。成人でこれですから、子供はもっと低くなりますし、女性は一般に男性よりも識字率が低いようです。これは、世界的に見て、女性が教育の機会を奪われているケースが多いからなんですね。(識字率について→地図、ユニセフによる国別データ)
ちなみに、日本人は驚異的なの識字率を誇っています。なんと江戸時代ですでに男女とも100%と、世界でもダントツだったのだそうです(当時の「寺子屋」という制度によるところが大きいとされています。素晴らしいー。)。文字が読めないとどれほど不便なものか、読めて当然の国に生まれ育った僕たちは、あまり考えたことも無いと思いますが、「情報が読めない」ということですからね。極端な例を出せば「この先危険!立ち入り禁止!」という文字が読めない、というケースもあるわけです。・・・もっともこれは、僕たちでも、ありえますね。旅先で、例えばその看板がアラビア文字でしか書かれてなかったら、・・・僕は間違いなく、気付かずに突っ切っていってしまうかもしれません。
まぁ実際、こんな危険を知らせるな立て看板なら、雰囲気で分かるかもしれませんし、言語による違いはある程度仕方ないとしましても、でも母国語すら満足に読めないとなると、これは物凄く不便だと思うんですよ。新聞も本も、広告も読めないということですから、どんどん情報から遠ざかることになりますね。生活に大切な、有益な情報をも見逃してしまうことになりかねないわけです。まして、勉強をしたくてもその初歩が欠けているわけですから、おそらく一生その機会が与えられない、とういうことになります。これもね、その人たちだけじゃなくて、同時代を生きる僕たち全員にとっての、大きな損失だと思うんです。
フリーダちゃんの住むケニアでも、識字率は男性89%、女性で76%ということで、年を追うごとにどんどん上がってきていますが、この数字は当然、都市部で集められたデータが入っていると思われますね。一般にどこの国でも、都市部と農村部では、教育環境、生活環境、所得水準などが、かなり違ってきます。特に、開発途上国では、この隔たりは顕著なものです。ケニアでも農村部での女性の識字率は50%程度だというデータを読んだ覚えがあります。つまり、いまだ二人に一人は文字が読めないわけです。
先日、僕は手紙を英語で書きましたが、おそらくまだフリーダちゃんは英語は読めないと思います。ケニアでは、スワヒリ語が「国語」で、イギリスの植民地時代があった為、英語も「公用語」なのですが、実際には他に沢山の部族独自の言語があり、フリーダちゃんの住む村では、キメール語というのが使われているのだそうです。
彼女は幸いにも学校に行っているということでしたので何らかの文字の読み書きは習っていると思われます。これは、2003年から初等教育が無料になったことが大きいようです。それにしても、ケニアでは子供が無料で学校に行けるようになったのが、ほんの5年前から、なんです。それまでは、お金持ち(おそらく都市部に僅かにいる)の子供しか行けなかった、と想像できます。農村の人々は、皆とっても貧しいのですから。
超大国アメリカとて、識字率は100%ではありません。日本はラッキーなことに、特殊な国だと思います。本当に世界中には、文字の読めない子供が沢山いるのです(大人もいるのですが)。
だからこそ、例えば僕の参加してるプランでの、手紙での交流の良いところのひとつに、子供たちが「読みたい」「書きたい」と思わせるきっかけになる、というのがあります。僕たちが手紙を書くことで子供の向上心、向学心にまで、影響を及ぼす事が出来るなんて、素晴らしいことじゃないでしょうか。
そして勿論・・・僕たちの向学心も、アップしますよね。僕は英語がもう少しちゃんと使えるようになりたいと思っていますし(まとまった時間を取って勉強をしているわけではないので、遅々として進みませんが)、その国のことに興味も出ますし、さらには周辺各国の状況にも敏感になります。とうぜん、世界情勢にも、より興味が出てくるのです。なんたって、かの国に、親戚の・・・いや、心情的には、まるで自分の子供がいるようなものですからね。やっぱり、心配でたまらないわけですよ(笑)。
先日の洞爺湖サミットでも、初日にアフリカに対する支援の問題が会議されました。しかし、こういう先進国による会議(例えば三年前のグレンイーグルス・サミット)では、過去にも「アフリカを支援しよう。○○年までに△△ドルの資金援助をする」と言ったにも関わらず、結局そういった約束が破られていっているのではないか、というニュースがありました(こちら)。日本の政治家が約束を破ることには、悲しいことに僕たちは慣れっこにされてしまっていますが、なんだなんだ、世界の首脳が集まって決めた事すらも・・・と思わざるをえませんね。福○首相は、「いえ、日本はちゃんとやりますよ」って言ってますので、期待したいところですけれども(こちら)。ってもね、そもそもそれ、僕たちの税金なんですから、ちゃんと有用に使って欲しいです。間違っても居酒屋タクシーとかね、ああいうふざけたものになんか、一銭たりとも使って欲しくはないんですよ。ってか、怒りを通り越して、同じ日本人として、恥ずかしいですよ。寒々と奮えがくるほど・・・恥ずかしいです。
とはいえ、何億というお金なんて動かす力は僕たちにはあろうはずもないですが(いや、皆さんの懐具合はわかりませんが・・・実家がもんのすごい資産家なのよ、って方がいらっしゃるかもしれませんし(笑))、でも僕たちは僕たち、国は国で、それぞれ、出来る事を、ということですね。
また、昨日は、ペットボトルの蓋を集めてワクチンに換えることができる、ってのを実践されている方からのご報告もありました。これまたとっても嬉しいお知らせをありがとうございました。いやー、このブログが、こうして何か世の中の役に立つ事のきっかけになるなんてねー、最初は考えても見なかったなー。こんなに嬉しい事はありませんです。やっほーい。
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明日は、えー、ちょっとした用事がありまして(←そこまで言えないのかってゆー(笑))、大阪です。なんと今回は朝早い当日移動が多くてですね(帰りも結構その日に帰ってくるケースがある模様。ひゃー)、明日もなかなかにお早いのです。島津さんのおはよう日本を見ながら朝ごはんを食べてるかもしれません。で、朝の連続テレビ小説の頃には新幹線に乗っているかもしれません。って、朝のテレビ欄を確認してて今知りましたが、みのもん○さんって恐ろしく朝早くから喋ってるんですねー。ちょっとびっくりしました(笑)。
さー、食べて寝よ。
ではー。
---追記。---
眠い目を擦りながら、朝ごはんを済ませて、朝ズ○ッ!とやらのニュースを横目に見ながらブログをチェックしていて、只今、コメントを読めた自分の識字力と、そしてなによりもそのコメントを書き込んで下さった皆様に大変感謝しております。
「前のめりなのに、そんなに早いの?」っていうコメントを読んで、
「え、前のめりって、・・・どゆこと?」
って(笑)。
・・・で、よくよく色々なものを見たら、要するに、今日じゃ無い、んじゃない。
明日なんじゃない。ラ○ブ日程の予定を見ても、新幹線のチケット見ても、全部明日なんじゃない。
本当ーにありがとうございます。
なんだー、今日はこんなに早起きしなくても良かったのね(笑)。
まぁいわゆるおっちょこ・・・ですけど、それにしても、これは酷いなー(笑)。
ほんと、良かったですよー、
・・・新幹線に乗って気付かないで(笑)。
発車してから、席で「あのー、ここ、僕の席では(・・・ってか、まず『あれ?仲間が誰も乗ってないね』って不安に思うだろうなぁ)」
で、知らない方とチケット出し合って、しまいに「そのチケット、明日のではないですか」
なんてことになってた可能性がなにきしもあらず(←かなり笑えないと思うなー。ブログのネタにはなっても、・・・痛手の方が大きいだろうなー、精神的に(笑))。
カレンダーにずいぶん前に書き込んだ今週のスケジュールが間違っていたわけですが(これは、日曜日が最後にあるカレンダーから、最初にあるカレンダーに写した時に写し間違ったっぽいです。で、その間違った方をなぜか信じ込んでいた、という。ほんと、気をつけようー。)、これを機に、怖いので・・・もう一度、見直しまーす。
さて、ほんとね、こんな早起きしなくても良かったわけですが(←また言うか(笑))、何かしましょうね、せっかくですので(笑)。
で、大阪には明日、行きます、明日、7月29日、(火)、の朝(笑)。
ではー。