ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




このところ、連日、日本〇学院、〇京音大、そして緑ちゃん倶楽部のレッスンと、ピアノを弾く機会が多いのですが

でも家に帰れば、部屋には、ヤツがいるのです。

 

そして、こんなものを、手に入れてしまいました。

暗闇に光る「HAMMOND」のロゴ・パネル。

 

海月のLEDと同じ、青い色で光るっていうんですから、

 

・・・もうねえ、奥さん(←誰に話しかけた)。

 

 

いやあ、もうねえ。

なんでしょうねえ、この、

 

アクリル好きは(笑)。

 

 

またちょっと子どもの頃の話ですが、アクリルの棒を貰ったことがあるんです。

四角くて、透明の棒で、長さは1メートルくらいはあったでしょうか。

 

それをね、端からのぞくと、まるで万華鏡の様で

 

僕は、その棒が大好きでした

外に持っていくのは「危ないから」と禁止されていましたので、家に帰ると、その棒を取り出して、覗くんですよ。

 

太陽の光のある部屋。

柄のある壁紙のある部屋。

お店(←お茶っ葉屋さんね)。

そして庭。

ベランダから見える空。

雨の日の水滴のついた縁側。

 

覗きながら歩くと、模様がどんどん変るんです。

それがまた、とっても幻想的で、キレイでしてねえ

 

そして、光に当てるとね、棒が光るんです(←言ってみれば、この思い入れが、海月の原型なのですな。こちらのページの下のほうなど、まさにそれ(笑))。

 

 

「母さん、僕のあのアクリル棒、どこへ行ったんでしょうねえ。」

 

 

・・・これで、「お、あの映画か」と、おわかりなる方は、僕と同じ年くらいでしょうか。仲間、仲間(笑)。

 

 

「母さん、ぼくのあの帽子、どこへ行ったんでしょうね…」

 

そう、映画「人間の証明」の有名なセリフでもあり、キャッチコピーでしたね。

ふわふわと風に飛ぶ帽子の映像と共に、毎日のように、テレビのCMで聞いた言葉です。

 

 

 

昨年亡くなってしまわれました、ジョー山中さんが歌った、ソウルフルな「人間の証明のテーマ」

大野雄二さん(←あのルパン三世のテーマ曲などの作曲者)による、淡々として、それでいて実に説得力のあるピアノ、そして、途中から吼えるように登場するハモンドオルガンが素晴らしいです。

 

まさに、「Mama,Do you remember the old straw hat you gave to me…」と歌われています。

この歌詞の原詞は、こちらの西条八十氏のものなのですが、・・・味わい深いですね。

 

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『麦藁帽子』 / 西条八十  


母さん、ぼくのあの帽子どうしたでせうね?
ええ、夏碓氷から霧積へいくみちで、渓谷へ落としたあの麦藁帽子ですよ。
母さん、あれは好きな帽子でしたよ。
ぼくはあのときずいぶんくやしかった。
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。
母さん、あのとき向こふから若い薬売りが来ましたっけね。
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとしてずいぶん骨折ってくれましたっけね。
だけどたうたうだめだった。
なにしろ深い谷で、それに草が背丈ぐらい伸びていたんですもの。
母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき旁で咲いていた車百合の花は、もう枯れちゃったでせうね、
そして、秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかもしれませんよ。
母さん、そしてきっといまごろは
今晩あたりは、あの谷間に、静かに霧が降りつもっているでせう。
昔、つやつや光ったあの伊太利麦の帽子と
その裏にぼくが書いたY・Sといふ頭文字を埋めるやうに、静かに寂しく。

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あのアクリル棒は、ほんと、どこに行ったのだろう

あんなに大好きだったのに。

 

考えると、切なくなります

 

ちゃんとさよならもいわずに、どこかへやってしまったのです。

 

僕は、あのいつだってキラキラしていたアクリル棒のことを、

海月を見ると、いつも思い出すのですよ

 

 

とういうわけで、

・・・CP80の天板も、やはりどうしても、アクリルに(←あきらめてない(笑))。

 

 

ではー。



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昨日、ラーメンの話なんてするから(笑)。

 

自分のブログでミイラ取りがミイラになる現象って、本当に多いんですよね(笑)。

 

で、こちらのスタンドラーメン。

そう、立ち食いラーメン屋さんであります。

 

 あっという間に出てきますし(注文してからちゃんと作ってるのか疑問になるくらい(笑))、

美味しいのか、美味しくないのかといわれれば。

 

・・・んー

 

なんだ、ほら、

 

なんといっても、「うはー、ラーメン食べたいぜー」ってなってるときに、あっという間に出てくるのですから

 

美味しいんですよ

 

 

いや、あっという間でなくてもいいんですが、

時には、この“スピード感”ってのが、とても心地よいときがあるのです。

 

ラーメンが出てくる、スピード感

 

大事なのか、そうでもないんじゃないのか、といわれたら。

 

・・・んー

 

まあ、ほら、

 

ケース・バイ・ケースというやつで(笑)。(←よくわからんぞ)

 

 

 

でもさでもさ。

 

いつもいつも、本格的なのじゃなくても、いいじゃないですか。

 

すっごく美味しいお店とか、そういうのも、勿論いいのだとは思いますが、

反面、すっごく気楽に、なんなら寝巻きで立ち寄っても「らっしゃい!今日はどうする?」って、笑顔で迎えてくれそうなお店も、

僕は好きなんですよねえ。

 

まあ、寝巻きでラーメン屋さんにいくのか、こいつは

 

と思われるのもあれですので、お断りしておきますが、

 

行きませんよ

 

 

 

・・・今は(笑)。

 

 

寝巻きでお店とか行っていいのか、そんなのはダメじゃないのか、と言われたら

 

・・・んー

 

まあそのー(←田〇角栄さん風)、

 

 

寝巻きって言ってもね、色々ありますでしょ。

 

 

ほとんど、要するに部屋着というか。

 

 

前に、30歳頃の話ですが、渋谷に住んでいたことがありました。、

部屋から出ますと、ものの3分で、もうあの渋谷の人ごみの中に出れたんですよ。

(出れた、というか、出ちゃう、というか。繁華街に近いって、決して喜ばしいことばかりではありませんので・・・(笑))

5分もしないで、センター街という場所でした。

 

朝とかね、お腹が減って、買い物とかもしてなくて、

「仕方ない、何か食べにいくかな」と部屋を出て、

ここでもないね、あそこでもなく、さてー・・・

なんて歩いていると、

 

気がついたら、部屋着(=寝巻き?)で、センター街の真ん中にいたりしたことが、よくありましたよ。

 

夏なんかですと、足元はもちろん、サンダルだったりして(笑)。

 

 

「えーっ。だらしないなあ

 

なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

住むと、そうなります。だって、ただのご近所なんですから(笑)。

 

(・・・なると思うんだけどなあ。(笑))

 

 

なので、僕、例えば今、キース・ジャレットを聴きにいそいそと東急文化村とかに行くじゃないですか(オーチャードホールは文化村にあります)。

で、そのあたりで、手ぶらで(外の街から来た人なら、バックとか何か持ってますよね、大抵)、サンダル履きに、部屋着な感じで、ぶらぶら・・・でもどこか堂々と(笑)、あの辺りを歩いてる人とか見ると

・・・やあ、懐かしいなあ、なんて、ちょっと思うんですよ(笑)。

 

 

で、何が黄金のセットかという話ですね。

カレーとラーメンは勿論なんですけどね、

 

・・・部屋着と、ビーサン、かな(笑)。

 

 

ちなみに、僕の寝巻き、といいますか、部屋着というのはですね、

 

 

フレアの皮パンと、皮の長袖シャツ・・・

 

 

なわけないですが(笑)。

 

 

あっ、昔、師匠の厚見玲衣さんのお家に、朝7時に機材を取りに行ったら、

 

皮パンと、白いフリル付きのドレスシャツで、出てこられたことがありました!

 

やっぱり、ロックスターは違うんだなーって

しみじみ思いましたよ。

そして、憧れましたねえ・・・

 

 

よし、今夜から、僕も

 

本当に

 

フレアの皮パンと、皮シャツで寝ようか・・・

 

 

・・・朝、汗で痩せてるかも(笑)。

 

 

皆さんの部屋着は、どんなのですか?

 

やはり、

 

タキシードですよね?

あ、和服かな?

まてよ・・・アレかな?

 

アレに一票。

 

 

 

・・・そう、皮パン

 

(皆さんが全員皮パンでブログ読んでたら、それはそれで、おかしいだろう(笑))。

 

ではー。



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ありがとうございます。

昨日あれだけ書いた効能でしょうか、お陰さまで、どうにか、転ばずに済みました(笑)。

 

学校に着きますと、校舎のアチコチに、僕の講義の告知フライヤーが貼ってあり、

 

・・・僕としましては、

 

「おい、お前。なんでここにいるのだ!」

 

と時代劇よろしく、プリントの中の自分についつい問いかけてしまいたくなるような気持ちで、恥ずかしいやら、申し訳ないやら、なんやらかんやら(なんだよ(笑))。

 

 

でも蓋を開けてみましたら、とっても沢山の学生さんにご参加いただきまして、皆さん、真剣に聞いて下さり、また、時には「そこそこっ!」ってポイントで、大笑いして下さったり(笑)して、本当に楽しく講義をさせて頂きました。

あっという間に時間になってしまって、「では、また次回ねー!」とお疲れ様をした後も、教室のグランドピアノでセッションになったりして。

いやー、とっても上手な一年生がいて、びっくり!きけば”彼こそが主席”くんでしたが、その彼が「今日はとても有意義な時間をありがとうございました!」って挨拶にきてくれて。

 

嬉しかったなあ

そんなわけで、僕自身も、とっても楽しませて頂けた一日でした。

 

これから、また何回か、こちらの東〇音楽大学で、講義を受け持ちますが、

 

今日分ったこととを一言で言い表しますと。

 

 

・・・

 

 

ラーメン

 

 

 

ではなく(当たり前だ

 

 

 

いやあ、これは楽しみだー

 

 

ですね。

 

 

ここのは美味しい、と分っているラーメンを注文して、

席でじわじわとそれを待っている

 

 

 

・・・・その間くらい、楽しみです

 

 

うーん、例えがやっぱり、アレですねえ

 

 

ではー。



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「緊張してないか」、と言われれば、そうですねえ、・・・“緊張”はしてはいないのですが、

でも、責任感のようなものを、今、物凄く感じておりますねえ

 

いよいよ、東〇音楽大学での、僕の初講義が、明日となりました。

トップページに、僕の名前がありますよ

http://www.tokyo-ondai.ac.jp/

 

そして、フライヤーまで用意していただいて。

http://www.tokyo-ongakudaigaku.jp/lecture/pdf/2012529kawamura.pdf

こちらは、もう先週(緑ちゃん倶楽部誕生日の前日かな)くらいから、学内に掲示されているということです。

 

 

音大の皆さんのお役に、少しでも立てるよう、

あと、緑ちゃん倶楽部の代表しても勿論ね

しっかりと、

 

頑張ってまいります。

 

キレイなグランドピアノのある、A200という階段状の教室で、やります(下のリンク、A館の図をクリックすると出てきます写真の6枚目の場所ですな)

http://www.tokyo-ongakudaigaku.jp/gaiyou/shisetu.html

 

教室に入って行って、まず、

 

この壇上で転ばないように。

 

気をつけましょう。

 

笑いをとるのは、そこじゃなくて良いですものね(笑)。

 

 

この日の為に、明日、初お披露目になります、僕のオリジナル・メソッドを考えました。

果たして音大生の方に、どう受け止めていただけるか。

 

・・・土器が縄文弥生ですよ

(なにか出土するのか)

 

 

あ、ちがう

 

 

ドキがムネムネか

 

まあ、

本来的には、それも違うけどね(笑)。

 

とにかく、楽しく学んでいただいて、

いつか「あれ、役にたちましたよ」と言ってもらえるよう、

 

何が何でも、

 

転ばないように(しつこい(笑))、

 

行ってきます

 

 

ではー。



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僕のCPの調律師Aさんのお誘いで、とある教会に行ってまいりました。

といいますのも、その教会のピアノはAさんが調律をしているのだそうですが、

そこに今日、アメリカのミュージシャン、ジェラルド・ミッチェル(Gerald Mitchell)氏が、ゴスペルを演奏しに来るので、川村さん、見にいらっしゃいませんか、というお誘いだったのです。

 

ジェラルド氏は、デトロイトテクノ、ハウスという、いわゆるクラブミュージッククリエーター。

リンク先の写真や、こちらのYoutubeの音楽などを聴いていただければ、「ほほう、なるほど」という感じ。

こういうのは、やはり本場の方がやってると、一味違うと言うか、やっぱりかっこいいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=I58ML5lcj44

http://www.youtube.com/watch?v=l3PWl9cmSDU

http://www.youtube.com/watch?v=P-0E-juNSGc

 

どうやらジェラルド氏は、敬虔なクリスチャンで、今回の来日中にも「どこか、ちゃんと音楽ができる教会はないかな」ということで、

このA氏がピアノを調律している教会に来て、祈りを捧げ、また、音楽を演奏することになった、のだそうです。

そしてまた、こういったテクノのクリエーターとして、アルバムなども世界中で発売していたり、ワールドツアーして周っていつつも、

「僕のルーツはゴスペルなんです。夜のクラブで演奏することが多いけど、本当は、こうして教会で皆さんとゴスペルを演奏し、一緒に歌っているときが最高のひと時なのです。」と、今日も語っておれらていまして、

これは、なかなかに興味深いものがありました。

 

ちなみに僕は、いわゆる特定の宗教とかは持っておりませんで、広く一般的な日本人の方々と同じように、正月も節分もクリスマスもなんでもござれで、「神さま仏さま氏神さまー」という、いわゆる、多宗教(?)という感じですね。

前にも書きましたが、「無宗教」というのとは違って、やはり荘厳な景色、例えば初日の出などを見れば、敬虔な気持ちになりますし、例えば人の死に接した時、その魂の存在を否定することもありません。神社、仏閣、教会のステンドグラスなど、なんでも美しいと思いますが、といって、 毎日何かを拝んでいたり、神社や教会に足しげく通ったりということも全然無いので、まあ、多宗教、というか、・・・雑宗教、なんでしょうね。

教会に関しては、これも昔書いたかもしれませんが、子どものころボーイスカウトに入っておりまして、この集合場所が、たまたま、近くにあったカトリックの教会だったのですね。

なので、何がなんだかさっぱりわからないまま、ミサには時折参加したりもして(でも、考えいたのは、跪いたときに、膝が痛いことと、退屈なことと、お腹が減っているので、あの「パン」とやらが食べたかったことだけです。ごめんなさい・・・。)、そういったことで、別段、抵抗は無いんですね。

 

・・・なんて話はさておき、ともかく今日、本当に久しぶりに牧師様のお話を聞いたり、教会で賛美歌というものを聴きました。大人になって参加すると、色々と視点が違って、興味深かったですね。

 

さて、そして、ジェラルド氏のライブですが、祈りの言葉に続いて、4曲ほど、素晴らしいピアノと歌を聴かせてくれ、本当に有意義な経験となりました。なかなか日本に居ながらにして、本場のゴスペルとか聞けないですものね。

また、ピアノを始めたのが20歳からとのこと。それまではワルで、どうしようもなかったそうですが、友人の誘いで(20歳で)音楽に目覚めて、それがいまや、世界的な成功を収めているというのですから、人生、本当に分らないものですよね。

そして、20歳で初めて音楽や楽器に触れても、想いがあれば、プロにだってなれるし、こうして他国の人をも感動させることができるプレイヤー、ミュージシャンになることが出来る、ってことが何よりも素晴らしく思いました。

その実践者が目の前にいる。これは、インパクトのある経験でした。

 

全ての礼拝が終わり、A氏がジェラルド氏を紹介してくれました。

僕は、名刺代わりに、海月の写真を何枚かプリントアウトして持って行っておりまして(裏に連絡先を書いてね)、彼にプレゼントしました。

なんといっても、彼はキーボーディストでもあるわけで・・・、そしたら案の上、

「わお!これはすごい!」

と目を丸くして、海月の写真に見入って、それから「これは元はB3か?C3か?」とか「何年モデル?」とか、

奥に写っていたミニモーグを見つけて「これも君のか!?いやあ、ミニモーグはやっぱり最高だよね!」などと、すっかり話が弾んでしまいました。

・・・メイニアック・・・楽器オタクは、やはり世界中にいるのですな(笑)。

 

で、せっかくなので、「じゃあ、記念に写真撮らない?」って訊いたら、「勿論!じゃあ、あそこのピアノの前で」と、Aさんが調律しているグランドの前で、一枚。

 

 

でね。

 

せっかくだから、

 

もう礼拝も終わってるし(参加された皆さんは、三々五々、教会内でお話をされてました)、

 

と思って、

 

僕、

 

ちょっと、振り返ってピアノに向かって、ブルースを弾き始めたんですよ(笑)。

 

テンポはちょっと速めで、こんなブギウギに近い感じをイメージして。

 

そしたら、もう、4小節も聴いたか聴かないか位で、ジェラルド氏、すぐに「イエイ!」って僕の横に並んで、音を重ね始めたんです。

キーも決めてない。コード進行だって、ブルースってだけで、他は何にも話し合ってもいない。

 

でもね、さすが。すぐにグイグイとプレイしてくれてね、僕も楽しくなっちゃって。

だってね、すんごいのですよ、グルーブが。

やっぱり、本場の黒人。リアル・ミュージシャンの音。

僕はゾクゾクしちゃって、もう、何も考えずに、ひたすらジェラルド氏の音と、自分の音だけに集中して、

 

ただただ、

 

・・・弾き倒しました(笑)

 

こんな感じね。

動画で見ると、もっと面白いんですけど。・・・二人して、おしり振ってるので(笑)。

 

教会中の人が振り返っているのが、背中で分りました。

でも、もう、止まらない。

面白い、面白い。

さっき会ったばかりの人と、もうこうしてセッションができる。

音楽って、最高。ブルースって最高。

 

時折、緩急をつけたり、お互いの音の隙間を作ったり、譲り合ったり、バトルしあったり。

そして、あうんの呼吸で、エンディングもバッチリ決まりました。

教会中が、指笛と拍手の渦でした。

 

もう、次の瞬間には「イエーイ!」ってハグしてくれて。

 

スゲーよ!って。

 

そっちこそ!

 

じゃ、皆さんにご挨拶。

 

僕の手を高く掲げてくれました。

 

最高でしたよ、ほんと。

「また会おう!必ず会おう!メールするよ!」って言ってくれて、

何度も何度も、握手をして、ハグをしてくれました。

今日、思いがけず、デトロイトにアメリカ人の友達が、音楽仲間が、できました。

 

教会にいた幾人もの方から、僕まで握手を求められたのですが、

中でも一番嬉しかったのが、老婦人の

「素晴らしかったわ!まるで何年も一緒に演奏してる二人のようだったわ!でも今の、打ち合わせも、練習もしてないのよね?なんで、そんなことができるの?」

という言葉でした。

 

僕たちは、ちょっと顔を見合わせて、

「ミュージシャンですから(笑)」

って、答えました。

 

僕たちは、ブルースが好きで、やり方を知っているからなんですよね。

遠く離れたところで生まれ育っても、言葉が違っても、一度も会ったことが無くても、

楽器に向かった時に、共通言語となるものを持っているから、なんですよ。

 

練習なんていらないんです。

打ち合わせも練習もしないで始めるからこその楽しさ、音だけで会話する面白さが、また面白い(しかもいきなり、大勢の人前で即興で始めるのですからね(笑))。

でもそれがちゃんと成立して、音楽になって、「そうそう!」「そうくるか!」ってお互い盛り上がって、刺激しあって、讃えあって、

そして、呼吸を合わせて、見事にフィニッシュできた時の、何ともいえない・・・“通じ合えた感”。

 

音楽をやっていて、一番幸せを感じる瞬間の一つです。

 

初めて会って、1分話して、5分、一緒に演奏しただけですけど、

次に会ったら、「Hey,Bro!(よお!兄弟!)」で、もう大丈夫。

 

ジャラルド氏、来月、デトロイトに帰るそうですが、きっとまた、会えるような気がしました。

僕がテクノに染まっていたら、それはそれで(笑)。

 

で、このポーズは、彼を真似たものですが・・・、僕のはたんなる腕組みじゃないか・・・という(笑)。

 

 

いやあ、本当に楽しかったです。最高に楽しい一日でした。

音楽のおかげです。

いつも、ありがとー

 

ではー。



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思いどおりに作詞ができる本」という本が、5月25日に発売になりました

こちらは、田口俊さんという、業界で言う、大変な大先輩の作詞家、音楽家の方が書かれたもので、帯の推薦者には、松任谷正隆さん。

凄い方たちの名前と並べられてしまったたものです。恐縮であります。

 

タイトルもそうですが、見た目も、ご覧になってお分かりになるように、ロゴなども、このように、僕の本の姉妹本といった趣向のデザイン、装丁で作られております。

Q&A方式による一問一答、見開きでの完結、イラスト(僕の本と同じイラストレーターさんによって描かれています)、全体の構成なども同じで、まさに、姉妹本。

というか、どちらも男が書いているわけですから、兄弟本、かな

 

男同士

 

・・・って感じでもないですね(笑)。

 

きょ、きょー、

 

兄弟舟

 

なんでも言えばいいってもんじゃないっつー。

 

やっぱりこういうのは、姉妹本、のほうがしっくり来ますね。

 

 

表紙のデザイン等も、Itch氏の手によるものですので、ほら、このとおり。

ニ冊並んで本屋さんにあったら、なかなか目立ちますよねー。

作者が違うけど、こういう“シリーズ”というのも、面白いですよねえ

 

「思いどおりにシンセサイザーが語れる本」とか、

「思いどおりにラーメン屋さん巡りができる本」とか。

 

だめか、これじゃ(笑)。

 

じゃあね、じゃあね。

 

・・・「思いどおりにおつまみができる本

あ、これ、僕が書こうかなー、なんて(笑)。

 

裏表紙をめくったら、緑ちゃんが出てきて、やあ、どうもこんにちは

一緒に、仲良く、遊んでね。

 

遊んじゃだめね(笑)、勉強しなきゃね(笑)。

 

僕も、是非読ませて頂こうと思います。作詞って、全然勉強したことないので、楽しみですー。らららー

 

ではー。



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久しぶりの登場であります、古い友人ジャーナリスト、F氏のお誘いを受けまして、

映画「すべての若き野郎ども モット・ザ・フープル」を観てきました。


"バンドの面白さ"が良く伝わる、素晴らしい映画でしたよ。

今日はキーボーディストのモーガン・フィッシャー氏の舞台挨拶もあって、楽しいレイトショーでした。

イギリスバーで冷たいのを一杯頂きまして、今から帰りますー。

---追記。---

映画は、やっぱり映画館で観るといいですねえ

中学生の頃、毎週のように映画に行っていた僕としては、なんだか随分間が空いてしまうようになり、寂しくも思っております。

あの頃は、同じ映画でも、少しでも安い上映館を見つけたり、その時すぐに観たいのが無くても、ぴあなどを捲って情報を見つけては、「これ、観てみようかな」などと、とにかくテクテク行ってましたもの。

一人で映画を見歩くのが、大好きでした。

勿論、こうして、知り合いと観るのもいいですよね。

今夜も、終わったあと、冷たいぶわっ、を飲みながら、しばし映画の感想などを語り合い、

そのうち、F氏が「モット・ザ・フープルみたいなロックンロールもいいけど、俺は本当は、ピンクフロイドみたいなドラマティックな音楽が好きなんだよね」

なんて話し出したものですから、

「おお、なんとタイムリーな(笑)」

と、また話が弾んでしまったりもして(笑)。
(勿論、といいますか、来月の課外授業は、F氏は知ってはいませんでした。今夜、会ったのも、かれこれ3年ぶりくらいでた。)

F氏は、イギリス人ですからね、やはり、イギリスのバンドには、僕たち日本人とは違ったシンパシーを多く持っていると思いますし、
好きなアルバムや、その理由なんか聞くと、なるほどなあ、そういう視点かー、とかあってね



「自国のバンド」として、長く聴いてきたF氏は、色々とまた僕とは違った角度からバンドを見ていたり、感じていたりして、
「他国のバンド」として、憧れを持って聴いてきた僕にとって、今夜はまたとても新鮮で、興味深い話が沢山聞けました


しっかし、面白いなあ、音楽って


そして、楽しみだなあ。6月23日


(あ、いや、・・・ご事情でどうしても参加できない方、本当にごめんなさい・・・。僕も、残念ですー。)


ではー。


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さて、そろそろ一ヶ月を切りました、

第一回 緑ちゃん倶楽部 課外授業

「川村ケン プログレを語る その1 ピンク・フロイド安全地帯・六土開正氏を迎えて リスニング&トーク&ミニライブ・セッション 」6月23日(土曜日) 午後13時半(頃)~開催(=授業開始)

ですが、またここで、新たな内容を加えさせて頂くことができました

 

ライブセッションの後ですが、

 

なんと

 

なんとですよ

 

僕と六土さん、そして出演者の皆さんも勿論交えて、

「サイン会、握手会、記念写真撮影会付き、ミニお疲れ様会」を催すことが決定いたしました

 

当日は、色紙や、緑ちゃん倶楽部特製五線譜ノートなどは勿論、

安全地帯さんのCDや記念品などをお持ち頂いて、サインを入れて頂く事も可能です(六土さんは勿論、安全地帯事務所さんにも、ご快諾を得ています)。

そして、2ショットや3ショットなどで記念写真を撮って頂けます。

そして、かたい握手を交わしましょう(・・・スポーツの試合後か、というね(笑))。

 

ただし、サインはお一人様2点まで、写真は、1ポーズで、よほどぶれてしまったりの失敗でない限り、やはりお一人様1~2枚とさせて下さい。

限られた時間の中で、他の会員方もいらっしゃいます。また、ライブの後ということもあります。こ何卒、ご理解、ご協力をお願いいたします。

そうそう、握手は・・・一握り

・・・ひ、一握り?でいいのか

ともかく、そのくらいまで、とさせて下さい。こちらも、どうぞよろしくお願い致します。

 

課外授業もマニアックでレアですが、このお疲れ様会も、大変レアで、アレで(笑)、貴重な時間になることと思います。

簡単なものですが、ジュースなどもご用意させて頂きますので

リラックスしたムードの中で、楽しいひと時を過ごしましょう(←これはリラックスしすぎだけどね)。

 

勿論、参加していただけるのは、緑ちゃん倶楽部会員様だけとなります

 

課外授業へのご参加をご希望の方は「第一回課外授業 受講希望」とタイトル欄にご記入頂きまして、緑ちゃん倶楽部までメールをお送り下さい。おって、「お申込み受付メール」をお送りさせて頂きます。

また、緑ちゃん倶楽部への入会をご希望の方は「入会フォーム希望」と、やはりタイトル欄にご記入頂きまして、緑ちゃん倶楽部までメールをお送り下さい。おって「ご入会フォーム」をお送りさせて頂きます。

まだまだ、十分に間に合います(ホール、大きいですのでー)。

沢山の方のご参加、お待ちいたしておりますね

 

緑ちゃん倶楽部

info@midorichanclub.com

ではー。



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いやー、昨日は本当に大変眠かったというか、びっくりしましたよ

なにがって、もう、キーボードが打てないんですよ(弾く方じゃなくてね(笑))。

もう、8割方、眠りながら、手だけカチャカチャやってるんですよ。

で、「はっ」と起きて(←3秒くらいしか持たない)、見ると、「えおきょけてた緑ちゃB」とか書いてあって(笑)。

完全に、意味不明(笑)。

楽しくレッスンを終えて、あれこれして帰って、そこまではやたら元気だったのですが…つい、ぷ、をしてしまったのがアレでしたなあ(笑)。

でも、皆様からのコメントやメールを読ませて頂いて、完全に復活いたしましたよ。むしろ、パワーアップした感じですらあります

速達で出しましたが、遠方の方へは、まだもう一日かかるかもしれません。

明日には、お手元までヨチヨチと歩いていくと思うので(こわいよ。)、どうぞよろしくお願い致します。

 

さて、万が一。どんな交通事情があるかはわかりませんが、万が一、ご入会なさった方で、

25日(金)一杯お待ち頂いても「なんも来ないねえ。」という会員様は、お手数ですが緑ちゃん倶楽部まで、ご連絡頂けますでしょうか?(荷物は追跡できますので)

メールでもお伝えさせて頂きますが、そのメールがなんらかの理由で届かないということもあるかも知れませんので、

セーフティネットとして、こちらでも告知させて頂きました(今のところ会員様ではない皆様、どうもすみません)。

 

しかし今日のGoogleのトップは面白かったですね。

まさか、minimoog(・・・厳密には風なのでしょうが、もでるは100%間違いなく、ミニモグ(笑))。

われらが、キーボルズ(わが師匠、厚見玲衣さんを総帥とする、キーボードヲタクの、・・・ちょっとどうかしちゃってるかもしれない集団(笑)。詳しくは、僕のオフィシャルサイトにて、あれこれ“特に機材の話あたりを”ご覧になってみて下さい。)でも、

メールが飛び交いました(笑)。

モーグ博士、本当にどうもありがとうです。

博士が、ミニモグを発明して下さらなかったら、ロック界に金字塔をうち立てた、世界中の名キーボーディスト達は、その時、一体、何を弾けば良かったというのでのでしょうか。

いや、そもそも、歴史上の名キーボーディストが、スターとして存在しえた原因の多くは、もしかしたら、このミニモグ(はじめ、モーグ社のシンセサイザーの)だったのではないでしょうか。

 

もうまさに、シンセサイザーならぬ、

 

これは、

 

神聖サイザー。ビガビガビガー!

(・・・なんか、若干、安っぽいアニメみたいになったぞ。)

 

はい、すみません

とにかく、面白かったです。

まさに“世界中の人”が、何十億もの人が、今日、ミニモーグ(みたいなの)を見たのですから。

すばらしいです。google、やるなー

 

で、明日は、いよいよ、僕のCP80Mの“第一次最終調整”が、午前9時より始まります

“最終”なのに、“第一次”というね(笑)。

いや、ほら、新品の弦ですから、またすぐに調律がずれていくので、おそらく、数ヶ月は、何度かやらないとではないかなー、と思うんですよ。

「ボン線」は大抵、張った最初に分るようですが、後から「ジン線」とかも出てきますしね。(ボン線、ジン線

でもほんと、また完成に近づくかと思うと、ワクワクします。

楽しみなんですよー。

 

泣けるー(←笑ってるじゃん)。

 

ではー。



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冷やし中華ではなく(笑)、

「緑ちゃん倶楽部」いよいよ

 

そして、発送しました。

会員の皆様へ。

 

何がでるかな? 何がでるかなっ

 

本当に、どうもありがとうございます。

 

もう、今はこの言葉しか出てきません

 

そして、上のまぶたが、今完全に下のまぶたへ総攻撃(笑)であります、来るわくるわ・・・という(笑)。

 

短くて申し訳ありませんが、

緑ちゃん倶楽部は、

これから末長く、どうぞよろしくお願い致します。

 

ではー。



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さあ、いよいよ、2012年5月22日きっかりに、「緑ちゃん倶楽部」が生まれます

ドキがムネムネであります。

 

実はね、5月5日に、ブログの読者様への先行受付を開始させて頂きまして、今日までで、

 

なんと、すでに、

 

・・・80名を超える方に、ご入会頂きました・・・・・・

 

すんごいことですよ、これは

 

もう、頑張ります。ほんと、頑張ります。

 

緑ちゃん倶楽部ホームページ

http://midorichanclub.com/

(今後、色々と充実させてゆきます!どうぞお楽しみに!)

 

 

会員の皆様、

明日(22日)、例のアレとかアレとかアレを(笑)、アレします。

 

・・・いや、アレじゃないね(笑)、

 

・・・発送させて頂きますよ

 

どうぞお楽しみにです。

 

僕も、とっても楽しみです!

 

 

・・・でも、予想をはるかに超えておりますため(ノート、慌てて再発注しました)、

まだまだ、今夜は長そうです。

では、発送に向けた準備に戻ります

 

会員様も、会員様でない皆様も、緑ちゃん倶楽部共々、今後とも、アレとか、コレとか(笑)、

どうぞよろしくお願い致します

 

ではー。



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昨日のT子の結婚式では、もう30年以上ぶりにもなる、遠縁の親戚の方たちとも、沢山お会いしたのです。

 

そのお一人の叔父さん。T子の父親の兄弟のお一人なんですけれど、なにせこのおうちは、七人兄弟(笑)。もう、記憶が交錯するのです(笑)。

その叔父さんとは、もう30年ぶりどころか、聞けば

「けんちゃん、まだ、こんなだったよ。七歳か八歳か。まだ、小学校二年生くらいだったんじゃないかな。」

つまり、35年ぶりとかですね。

そして、

「皆で、旅行に行ったの、覚えてるかい?」

 

「はい、えっとー、・・・海でしたか、確か

「いや、山(笑)。ほら、俺たちと皆で、スキーに行ったんだよ。」

「ですねですね!」

そのロッジは覚えているんです。風景も、断片的ですが、しっかり覚えてる。真新しい雪を踏みしめた時の音や感触も今でもそのまま、覚えてる。ハアハアいいながら、大人に混じって歩いた、夜の雪道の楽しかったこと。僕が雪やスキーが今でも好きなのは、この子どもの頃の思い出があるからです。まあ、でも、子どもの頃のことですから、記憶そのものは曖昧・・・なので、海でしたか?などと(笑)。すみません。いや、海にも行ったんですよ。

 

すると、そこで、奥さんが。

「けんちゃん、この人ね、本当によくけんちゃんの話をするのよ。ね、あなた、いっつもするよね」

「・・・」

無言の叔父さん。

「その冬のロッジでね、この人、まだ本当に小さなあなたと、夜、遊んであげたことがあるんですって。覚えてる?」

「・・・いや、あー、でも、あれ、なんとなく・・・」

「あはは、昔のことだもんね。」

「すみません」

 

やっぱり、細かいところは覚えていないのです。

子どもの頃の記憶は、9~10歳くらいからは、大分しっかりしているのですが、どうもそれ以前は、本当に部分部分というか、印象的なシーンが幾つか、という程度なのです。皆さん、同じなのでしょうか

 

「この人ね、そのとき、あなたと真剣に遊んだんですって。一生懸命ね。何やったのかしら、トランプ?」

「・・・(こくん)。」

無言で頷く、叔父さん。

叔母さんの話しは続きます。

 

「そしたら、あなた、遊んだあとにね、、・・・『おじさん、僕と真剣に遊んでくれて、ありがとう。』って言ったんですって。」

 

「『僕、まだ子どもなのに、真剣に遊んでくれて、ありがとう。僕、とっても嬉しかった。』って、そう言ったんですって。覚えてる?」

 

・・・覚えてなかったです。僕は、そんなこと、言ったのか。

・・・なんだか、ませた子だなあ(笑)。

けど、なんだか、その嬉しかった気持ちは本当で、その心の中の出来事は、ずっと覚えていたような、そんな気がしました。

 

叔母さんによりますと、叔父さんは、その話を、本当にしょっちゅう、よく話すんだそうです。「けんちゃんが、あの時、こう言ったんだ」って。

 

なんだか、とってもとっても、嬉しかったです。

35年も会っていなかった叔父さんが、僕のことを覚えていてくれて、そうやって、僕の知らないところで、僕の話をしてくれてたんだ、って思ったら、

なんだか、泣きそうにもなりました。

 

そして、「けんちゃん、大きくなったなあ。でも、かわらないなあ」って。

 

・・・「すみません、たぶん、成長してないんですよ、全然(笑)」

と言って、「でも、こんど、また真剣に遊んで下さいね。」ってお話しました。

叔父さんも叔母さんも、テーブルの皆さんも、あはは、そうだね、と笑ってました。

 

人っていいものですね

 

 

そういえば、今でも、

 

“むしろ、遊びこそ真剣にやりたい”

 

のですから、要するに、

 

・・・大人げがないのじゃないかと(笑)。

 

でも、真剣に、一生懸命に“遊んでる”時って、めちゃめちゃ楽しいんだよなって、それはやっぱり、本当にそう思うんですよ

 

ではー。



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今日は、従姉妹の結婚式に出席してまいりました。

生まれた時から知っている、あの小さかったT子が、自分の家庭を築くことになった。

・・・素晴らしいです

従姉妹のお〇ちゃんとしては、本当に、心から、幸せを願わざるをえませんです(「兄」を入れてくださいよ(笑))。

 

「ケンちゃん、5月19日、ピアノ弾いてね」

 

これは、もう半年以上、ってか、去年の夏過ぎくらいから言われていたことで(計画が凄く、長いですよね。壮大だ(笑)!)、

勿論覚えてはいたものの、「まあ、一曲何か弾いてあげたらいいかな。2~3分だよね、きっと」と思っておりましたが、

結局つい先日、5日程前になって「連絡遅くなってごめんねーっ!ケンちゃんに、ピアノ弾いてもらうケンだけど、・・・15分ほど、お願いします!」と。

 

一年近くにもわたる壮大な計画だったようですが、結局、僕のピアノのケンの決定は、5日前だった、というね(笑)。

 

しかも15分かいな

15分、ピアノだけって、結構長いよー

 

まあでも、可愛い従姉妹の為。

がんがりやそしょう。

 

で、今日、弾いた曲ですが、

1.男が女を愛する時(When A Man Loves A Woman)

http://www.youtube.com/watch?v=B-RMSjYDbE0

ご存知の無い方の為に・・・。オリジナルは、パーシイスレッジという方でマイケル・ボルトンのカバーがとても有名ですが、あえて今日は、ベッド・ミドラーバージョンをご紹介。

 

2.Can You Celebrate?

これは、T子のリクエストでした。T子は、柑橘系二人組の大ファンですが、、奈美恵ちゃんも好きで、僕がこの曲をステージで実際に弾いた時も、観に来てました。すっごい久しぶりに弾いたです。

http://www.youtube.com/watch?v=L1qvN5KZN3c

ご紹介は、ライブツアーから抜粋して編集されたムービーで、3:11からの「So Crazy」ツアーと、4:00からの「Queen of Hip-Pop」ツアーの映像では、僕がキーボードを弾いてます。(暗くて見えないですケンどね(笑))。

 

3.君の瞳に恋してる(Can't take my eyes off you)

http://www.youtube.com/watch?v=EWtqH5KASWY

これは、T子の名前に使われている漢字が入っているのと(名前わかっちゃいますね(笑))、やっぱり、名曲ですものね。ちょっと切ないけど、なんか、とってもキュンとするメロディではないでしょうか。コード進行も大好き。

後半には、原曲から離れて、ブルーズスタイルのフリー・ソロなぞを盛り込んでみました。

 

4.愛の賛歌

http://www.youtube.com/watch?v=SbMtfYBlbm8&feature=related

有名な、美輪明〇さんのバージョンも大好きですが、もしかしたら、こちらが有名すぎて、こちらのエディット・ピアフのオリジナルはあまりお聴きになられた事がないかと思いました。本当に、素敵な曲ですよね。

 

ということで、以上4曲を、ピアノ・バージョンにアレンジして、弾いてまいりました。

 

恥ずかしながら、宴の最後の花束贈呈式で泣かされましたー。僕もとっても良く知っている叔父、T子の父親が、貰った花束を叔母に渡し、手をそっと広げてね、ギューッてT子を抱きしめたシーンで、僕、涙腺崩壊

そして、最後の最後に、新郎さんのお父様(今日が初対面でした)が、終宴のご挨拶をされたのですが、ここで、二人の門出を祝う言葉と、今日の式と披露宴の成功を讃えられたのですが(みんなまだ半泣き)、

そこでなんと、

「・・・特に、今日は、ピアノ演奏が、川村さんのピアノ演奏が素晴らしかった。とても胸を打ちました。」

と仰って下さったのです。

 

そしたら、会場の皆さんが、こちらを向いて、拍手を下さって。

 

でも、

 

僕、まだ涙腺崩壊中ですからね(笑)。

 

凄い顔で、お辞儀をして、逃げるように小走りで帰ってまいりました。ありがたかったですけど、恐縮ですよ、ほんと。

 

・・・

 

 

 

・・・いや、まあ、普通に帰ったのですが(なんだよ)。

 

優しい笑顔って、いいですね。

美味しい笑顔、もいいですね(笑)。

 

実は、その後、22日に公開になります、「緑ちゃん倶楽部のホームページ」の打ち合わせながありまして、

これに、そのままスーツで行ったら

「あれ?川村さん、珍しくフレアじゃないですね、今日は」と笑われました(笑)。

 

今度、フレアのスーツでも作りますか(←絶対おかしいって)。

 

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さあ、いよいよ、緑ちゃん倶楽部の誕生日まで、あと二日、であります。

明日は、また三塚さんと打ち合わせをしつつ、スペース緑にも行ってきますよー。

22日から、いよいよレッスンも始まりますからねー。レッスンのお申込み、ありがとうございましたー。

楽しみだなー

勿論、まだまだ受け付けておりますよ。

 

緑ちゃん倶楽部関連の記事を、ちょっとまとめておきましょうかねー(久しぶりに来てみたら、なんかやってた!なんだなんだ!?とおっしゃられた方もおられましたので)。

人生が変わっちゃうかも。」(緑ちゃん倶楽部、立ち上げの動機。)

どんなことをやるのかな。 」(緑ちゃん倶楽部でやりたいこと。)

オークションじゃないけれど。」(レッスン料金は入札で決められた!?)

緑の正体。緑への招待。」(いよいよ、正体が明らかに。)

花咲く緑」(レッスンには、バリエーションもあるのです。)

 

そして、

第一回 課外授業」へのお申込みも、絶賛受付中です

(課外授業は、会員様限定のイベントですが、ご入会+第一回課外授業へのご参加は、同時にお申込みも頂けます。)

 

是非是非、ご賛歌・・・じゃない(笑)、ご参加、下さいませー

 

入会などのお申込み、各種お問い合わせ、は下記まで!(24時間受付)

緑ちゃん倶楽部

info@midorichanclub.com

 

ではー。



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おこわ、大好き

 

お強=強飯(こわめし)。

強い(こわい)=かたい、ご飯、ということですね。

いわゆる、普通のお米よりかたいですから、こう呼ばれたようです。

このもち米の食感がたまらないのですよね・・・。

 

おこわ、っていわゆる「女房言葉」=室町時代から発祥した言葉の一つなんですね、

いわゆる「女房」、というのは、「平安時代から江戸時代頃までの貴族社会において、皇族や貴顕の人々に仕えた、奥向きの側仕えの女性」

という意味なのだそうですが、これも、現代で使われる意味あいとはかなり違っていて、面白いですね。

 

女房言葉、というのは、「宮中に仕えていた女房」さんたちの隠語なのだそうで、さすがに宮中ですから、言葉のあたまに「お」をつけてお話になっていたそうです。

 

ちょっと調べてみましたら、出てくる、出てくる。

僕たちは、いつも随分女房言葉を使っていたのですねえ。

 

    * おいた(いたずら)
    * おかか(鰹の削り節)

    「お」+「鰹節」の「か」を2回重ねたものか。

    * おかき(欠餅)

    当初は「鏡餅」を砕いて食べたことから。

    * おかず(御菜)

    惣菜は数々取り揃えるものであることから。

    * おから

    大豆から豆乳を絞った後の残りかす。

    * おこわ(強飯:こわめし)
    * おじや(雑炊)

    「じやじや」という煮える時の音からというが、語源不明。

    * おつけ(吸い物、味噌汁)、おみおつけ(味噌汁)

    「付け」は飯に付けて出すもののことを言う。本来は吸い物の意であったが、味噌汁のことを、味噌の女房言葉である「おみ」と合わせて「おみおつけ」というようになり、それが略されて特に京阪神で「おつけ」で味噌汁の意としても使われるようになったものである。

    * おでん(味噌田楽、煮込み田楽)

    おでんは本来は豆腐などを串に挿して味噌などを付けて焼く田楽の意であるが、焼かずに煮て調理する煮込み田楽が普及し、煮込み田楽の意で使われるようになった。

    * おなか(腹)
    * おなら(屁)

    「鳴らす」から来た語。

    * おにぎり・おむすび(握り飯)
    * おはぎ(牡丹餅)

    小豆の粒を萩の花に見立てた表現。

    * おはぐろ

    元は「歯黒め」と言った。

    * おひや(水)

    お冷。冷水のこと。

    * おひろい(歩行)
    * おまる(便器)

    「放る(まる、ほまる)」は排泄を意味する動詞(例:放屁)

    * おまわり、おめぐり(巡査)
    * おまん(饅頭)

 

いやあ、面白いですねえ。

おじや、の「じやじや煮える様子」ってが、いいですね。じやじや、じやじや。言ってみたくなります(笑)。

おでんの“でん”は、田楽だったとは。おでんでーん

おかか、おはぎ、の語源も、初めて知りました(これじゃないけど)。

 

そして、これらが全て、宮仕えの女性たち発祥の言葉だったとは。

今でも僕たちの生活に、こんなにも宮中言葉があったことに、驚きと、・・・そこはかとない、喜びを感じます。

 

いつまでも、大切にしたいですね、きれいな言葉。

 

そして、いつまでも、美味しく頂きたいですね、おこわ

 

・・・や、おはぎや、おじや、やおでん(笑)。

 

 

あと、あれもかな。

 

 

ほら、

 

お、

 

お、

 

お、

 

 

・・・おムライス

 

 

 

ちがうでしょーねえ(笑)。

 

 

ではー。



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今日は、午後から、ピアノの調律師のAさんに来ていただいて、張り替え後、第一回目の調整をして頂きました。

なんとは言っても、弦の総張替え。これは新品のCPでしたら、機械でやるのだそうですが、今回は全て手作業。

しかも、ハンマーも総取替えということで、これもまた、手作業。

それ以外にも、色々と稼動部分のフェルトなどを付け替えたりしていただきましたので、微調整が必要なんですよね。

しかも「しばらく弾いてみて、気になるところを、少しずつ」という調整の仕方なんです

 

「川村さん、この鍵盤、弾いてみてください」

「はい(ポーン)

「いかがですか?どうお感じになります?」

「・・・そうですねえ。ちょっとダンパーが戻った後の音の残りが長いように感じますが・・・

「なるほど。では、こちらの鍵盤は?」

「(ポーン)・・・これは、ちょうどいいです

 

例えば、こんな会話をしながら、一音一音、調整をしていくのですよ

 

弦は、張っているだけで、どんどん伸びるんですね。

弦が伸びると、ピッチ(音程)が下がっていきますね。

ピアノの場合、一音に対して複数の弦が張ってあるので、響きがウネウネと狂っていくのです。

これは困るのですが、なにせ、物凄ーい力で引っ張ってますからね

 

ましてや、張り替えたばかりですから、ものすごいスピードで伸びるんです。1分後には、もう音が違う弦が出てくる。10分で、全然違う弦がある

そして、弾けば弾くほど、振動で、また伸びます

というわけで、新しく張り替えたからには、これからしばらく、弦が落ち着くまで、定期的な調整が必要なんです。

 

弦の中にも、「ボン線」、「ジン線」といって、

鳴りがボンボンとして響きの悪いものや(交換が必要なことが多い)、ジンジンとビビリを感じるもの(調整で修復するケースが多い。弾いていて、弦が伸びて勝手に直るケースも)などがあったりもして、

しかもこれが「今はボン線だけど、ジン線に変った」などと、変化するのですよ。

今日は、このジン線の確認などもしました。いくつかありましたが、また時間と共に変っていくこともあり、経過観察が必要なんですね(なんかの病気みたいですね(笑))。

 

フェルトの針入れも、工房で「第一整音」という段階までは終えてもらっておりますが、

これから、実際に弾きつつ、一音ずつの音の響きを確認しながらの「第二整音」という作業も待っています。

これは、来週、また行われることになりました。

 

という感じでですね、まだまだ完成には至らないわけですが、

楽しいんですよねー。

この、ちょっとずつ、仕上がっていく感じが。

しかも、オリジナルのものが、ですから、ひとしおなのです。

 

あっ。そうそう。アクリルの天板。

 

・・・断られちゃいました(笑)。

「図面がないと、できないんですよ」と。

 

なので、今、ヤマハに「CPの設計時の図面、欲しいインですけど」ってお願いしているんです。

探してくれているそうです。

 

無ければ、

 

また考えます(←なんだ、やる気まんまんじゃないか)。

 

 

ではー。



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