本日は、我が師匠であります、厚見玲衣さんの還暦記念ライブ「厚見玲衣solo ~Sixty Yers on~」がございました。
今日の事は、昨年の秋に伺いまして、ですので僕も、かれこれ半年前から予定を空けて楽しみにして待っておりました。
厚見玲衣さんによる、グランドピアノ、ハモンドオルガン、デジタルピアノ+シンセサイザーによるソロ演奏+歌をベースに、
数曲で、ここずっと厚見玲衣さんのサポートを務めておられるドラムスの土屋敏寛さんが参加。
アンコールで、山本恭司さんとの素晴らしいデュオ演奏もございましたが、
とにもかくにも、今回は厚見さんの”ピアニスト”としての側面に、強く光が当たったライブだったように思います。
ライブのMCでご自分でも仰っておられましたが、
10代でジョンロードを聴いてハモンドに目覚めてから、「厚見玲衣といえばハモンドの人」と言われるようになっているのですよね。
でも・・・、
「厚見玲衣といえばミニモーグの人」だとも思っておりますし、実際、僕は、厚見さんのミニモーグが世界で一番凄い、と昔から公言しておりますし、
「厚見玲衣といえばメロトロンの人」だとして、アメリカでは本当にメロトロンプレイヤーとして活動されていたことがあったり、
「厚見玲衣といえばシンセサイザーの人」でもあるのです。
あの超絶テクニックを持つピアニスト三柴理さんが「僕はあまりシンセサイザーは弾かないけれど、厚見玲衣さんというプレイヤーのシンセサイザーは凄いと思う」と言わしめていたり、
過去のキーボードマガジンでも、プロのキーボーディストが、「厚見玲衣は、本物。」と何度も発言しています。
また、共演した他のパートのミュージシャンが、みんな、「厚見さん、凄かった」というのを、僕は何度も聞いています。
ということで、本当は、「厚見玲衣といえばマルチキーボーディストの人」というのが本当だと思うのですが(今日、ご自分でも、「マルチキーボーディスト」って仰ってましたね!)、
でも、やっぱり3歳からはじめたというピアノにベースがあることは、疑いようがありませんし、今日のライブではそれが、証明されていたように思います。
凄かった。
何が一番凄いって、
何を弾いても、どんなカバーをやっても、全ての演奏が「厚見玲衣印(じるし)」になっていること。
そして、どんなに「もう疲れましたよ(笑)」とか「指がヘロヘロになっちゃった(笑)」と冗談を言いながらも、
最後の最後の一音まで、その「情念」に、一片の曇りも、緩みも、甘えもないこと。
(今日、ご自分では「パッション」という言葉を使っておられましたね。)
僕は、
厚見さんが師匠で、本当に良かった。
と、今日も、また思いました。
こういう本物の人に憧れられたことを、本当に誇り思うと同時に、
めちゃめちゃラッキーだった、と心から思うのです。
今日だけの特製クリアファイル。
デザインも素敵。
そして、今日、先行発売されました
Rei Atsumi「sesdek~Sixty Years on~」(ブルー) (レッド)もあります。
僕も一枚、購入させて頂いたのですが、
もう、お客様がお買い求めになった後だったので、
厚見玲衣さんは、もうお帰りの支度に行かれてしまい、
・・・サインが貰えず(笑)。←ファンなのです。欲しいのです(笑)。
でも、サイン、ありますよね。
ええ、ここにあるサインも、厚見さんのサインなのです。
厚見さん、
・・・の愛娘のRちゃんの、サインなのです。
「えー、なぜ私が!?」
というのを、無理やりお願いして、書いてもらいました。
「だって、厚見さんのサインが欲しいんだもん!」
って(笑)。
「厚見さん」
には違いないですものね(笑)。
しかも、これは、貴重ですよー。
今日のお客さんの中でも、僕だけですよー。
わーい。
ありがとうー!
ちなみに、クリアファイルの写真も、イラストも、今回のライブのフライヤーも、全てRちゃんのデザイン、ペンによるものです。
今日は素晴らしい、生の「親子影アナウンス」も聞かせてくれて、場内を盛り上げてもくれました。
色々とステキなことだらけの一日でございました。
ではー。