今日は、午前の授業の後、午後はT京音大にて、録音実習がございました。
僕も学生に混じって、一緒にレコーディングをいたしました。
学生と一緒というのは、ある意味、プロ同士でのレコーディングとは違った緊張感があったりもします。
精鋭メンバーとはいえ、やはりまだ勉強中の学生ですから、時折、プロ同士では起きないようなことも起きるということもありますし、
また、どうしても立場的に、僕がヘタなプレイをするわけにもいかないというプレッシャーもあったりもしまして(笑)。
でも、お陰様で、今日のピアノ録りは、ワンテイクOKでございました。
これはプロアマ問わず、やっぱりレコーディングが早いテイクで終えられるというのは、嬉しいものです。
特に、ワンテイクOkは、ワンチャンスでの完全ノーミスということですから、当然、いつも目指しているとはいえ、なかなか。
でも、テイクというのは、ただ回を重ねれば良くなるというものでもないのも事実。
ギターソロやピアノソロなど、新鮮な気持ちで臨んだワンテイク目が、結果一番良かった、なんてことは、ミュージシャンなら誰しも経験するものだと思います。
写真も、一枚目が一番良かった、なんてこともありますよね、
なんていうお話も、以前にも書きました。
要するに、「もっといけるかな」なんていう「欲」が出てくると、いいことはない、ということなのですね(笑)。
無心が一番。
「全てを学べ、そして、全てを忘れてプレイしろ。」
これは、モダンジャズの始祖的存在のサックス奏者チャーリー・パーカーの名言ですが、それゆえに、難しいのですよね。
どっちもが、です(笑)。
今日の実習、ゲストボーカリストさんがとても素晴らしい仕事をして下さり、
良いムードの中で、学生のみんなもとっても良く頑張りました。
さて、明日は玉置さんツアーで福岡にお邪魔致します。
残り4本。いよいよカウントダウンに入ってまいりましたが、益々楽しみです。
どうぞよろしくお願い致します。
ではー。