昨夜、テレビで素晴らしい番組が放送されていました。
ご覧になられた方もおられるかと思いますが、この中で、多くのアーティストが自宅から演奏を届けてくれていました。
その繋ぎのMCなども含め、本当に素晴らしいプログラムだったのですが、こちらでは、下記、演奏部分だけを抜き出したまとめサイトをご紹介させて頂きます。
全演奏楽曲紹介:チャリティーライブ「One World: Together At Home」【動画付き】
たまたま、僕がテレビをつけたとき、エルトンジョンが「I’m Still Standing」という曲をピアノで弾き語り演奏をしているところでした。
この曲は1983年、僕が中学三年生の時にMTVでヒットしていた曲です。
マイケルジャクソンがスリラーを出したのが前年82年暮れです。
まさに83年は、MTV&洋楽80’sポップ開花の年でした。
同時に、僕が洋楽の面白さに目覚めた頃の楽曲で、実はエルトンジョンの楽曲で最初に好きなったのはユアソングではなくて、この「I’m Still Standing」だったのです。このサビで突然マイナーになる感じ。なんとも言えないこの不思議な感じにドキドキしたものでしたが、歌詞はなんとなくしか聴いていませんでした。
そして昨夜、この曲を自宅の庭で歌うエルトン・ジョン。
それがこちら。
ベッカム夫妻のメッセージの後に演奏が始まります。
テレビでは全編に渡って、日本語字幕をつけてくれていました。
その訳がまた素晴らしかったのですが、
こちらのサイトなどで、ご覧頂けたらと思います。
連呼される「I’m Still Standing Yeah Yeah Yeah」
俺はまだ立っているぜ
なんというか、今の世の中の為に書かれたんじゃあるまいか、と思うくらいの刺さり方。
1番ではサビはメロディを変えて低く歌っています。高音は出辛くなっていました。
「そりゃあもう73歳だもの。でも肌ツヤもいいし、さすがだなあ」
でもね、2番のサビでは、「やっぱりやってみるか」と言わんばかりに、声を振り絞って、あの音を出そうと、歌うんです。
途中、カメラを見て、ニヤリとしたりして。
最後のサビでは、もう元の高いメロディがすっかり戻ってきて(ノッてきた!)、素晴らしい歌を聴かせてくれました。
この数分の中の小さなドラマも、大半は僕の勝手な想像ですけど感じてしまって、
それも含めて、途中から涙が止まらなくなってしまいました。
他のアーティストさんも皆さん、本当に素晴らしかったのです。
コメントもね、どのスターたちであっても、あのビヨンセだって、いうのですよ。
「医療関係者の皆さん、スーパーの店員さん、そして宅配便のスタッフさん、心からありがとう!みなさんはヒーローです!」
本当に、僕たちが今思っていることと、全く同じことですよね。
この番組を観て、確信しました。
別に迷いがあったわけじゃないですけど、でも、この番組のお蔭で100%自信を持って、言い切れれます。
音楽は、絶対に世の中に必要なものだ、ということを、
・・・本当に思いました。いや、思い知りました。
たった一つのメロディーだけで、なんなら、ギターのワンストローク、ピアノのたった一つの音だけで、
心をほぐし、気持ちを優しくしてくれる。
しかも、どんな薬よりも、はやく効く。
前にも書きましたが、本当にこの災難が去った後に始まる
コンサートの一曲目では、号泣でしょうね。
多分、僕がね(笑)。
ではー。