今日、学校で、学生さんから「この音みたいのを出したいのですが、どう作ればいいんですか?」と質問がありまして、
聞いてみたところ、今年の春にリリースされた、GLAYのTAKUROさんの作曲で、僕がピアノ、キーボードと編曲を担当させてもらいました「僕たちはまだ世界を知らない」でした(笑)。
これのテーマになっている音(36秒~)が出したいというので、
「これは、MOTIFの音も混ぜているけど、メインになっているのはミニモーグという楽器でね」
と説明をしてみますと、
「それは、どこのどんなシンセですか?」
というので、写真を見せましたら
「あ!ソフトじゃなくて、本物のシンセなんですね!」
とびっくりしていました(笑)。まあ、そういう世代ですよね。
結局、一時間くらい、色々と一緒にネットの動画などを見ながら解説(ひたすら熱く語る(笑))をしてしまいましたが、
とても喜んでくれて「これは、絶対にいつか買います!」って言ってくれましたね。
もともと、ドラマーの子なんですけどね(笑)。でも今はクリエイターとして頑張っていて。
僕も、「買ったら、使い方詳しく教えてあげるから連絡して!」って(笑)。
僕も、このミニモーグを手に入れたのは、20歳(くらい)の時でしたので、ちょうど、今日の学生さんくらいの時。
多分・・・僕のあらゆる形ある持ち物のなかで、一番大切なものだと思います。海月(ハモンド)も大切ですが、稼働率が全然違いますからね(笑)。やっぱり、僕にはこのミニモーグが、一番です。
21,22日のみどり部屋にて、結構弾かせて頂きましたが、写真はその時のものです
いつもはパネルを立ててセッティングするのですが、今回は手元を見て頂けるように、寝かせた状態で。
実は、寝かせて弾いたの、生まれて初めてだと思います(笑)。
ちょっと事情があって、電源ケーブルとリバーブがいつも使っているものではなかったのが心残りでしたが(次は必ず持っていきます!)、今年の締めくくりに、弾いてあげられてよかったです。
やっぱりね、家で弾くのと、お客さんの前で弾くのでは、
ミニモーグも違うのですよ。
やっぱり、音が張り切るというかね(笑)。
そんな、生き物みたいな楽器なのです。
・・・あ、来週、大学のイベントで教え子の学生に弾かせてあげるんでした。
僕は、ステージ袖から、見守るのですが、・・・ということで、このミニモーグ、今年の最後はまた20歳そこそこの若者に弾いてもらうのですね。(笑)。でも、そうやって巡っていくのって、いいものだなと思うのです。
ではー。