ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




なんか天気図見ると、今日は本州全部水浸しな感じだったようですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

僕はあまり曜日は関係ない仕事なんですけれど、それでも雨の日曜日っていうと、多くの人の「あーぁ」な声が聞こえるようで、ちょっと。

だって、ピンポイントで今日、どこかに遊びに行く予定とか、入れてる人もいるわけですもんね。前から新幹線とか予約して地方から出てきて、例えばディ○ニーランドとか、雨だとちょっぴりがっかりですよね。そうそう、学生のときにちょっとホテルでアルバイトしてた時に見てて思ったんですけど、ガーデンパーティ形式の結婚式とかも、なんだかかわいそうだなぁ、せっかくなのになぁ、と思いました。列席する人も大変ですよね。もちろん、バイトくんも、それなりに大わらわになるわけですが

ても、降らなきゃ降らないで、これまた非常に困るわけですから、勝手な事言うなよー、ってことなんですよね。というわけで、何事も自然のままに受け入れましょう、という感じで、ひとつ。って、なんの〆だ(笑)。

 

このところ、なんだかアワアワしております。できるなら、猫の手も借りたいけれど、猫の手だとピアノが弾けるかどうか疑問なので、出来たら、もうひとつ身体が欲しい感じです

でも、身体だけ二つあっても考えたり指令を出す脳みそがひとつじゃあれなんで、いっそのこともう一人、自分がいたら・・・。いや、でもそれって、実際どうだろうか(笑)。

都合のいい時だけ押入れから出てきてもらって(←なぜ押入れに(笑))、「悪いけど、それやっておいてくれるかな?僕は、こっちのことやらなきゃだから。」って。

いや、でも僕でしょー(笑)。「いや、こっちを君がやりなさいよ。だって、そっちの方が楽なような気がしないでもないから」とか何とか、言いそうだなー(笑)。

で、実際は押入れってワケにもいかないでしょうから、結局常にいるわけですよね、もう一人の僕が。この部屋に。うーむ、どうかなー(笑)。

 

どうですか?皆さんだったら。自分と一緒に暮らせますか?

 

で、そのうち、「あと一人いてもいいんじゃないか?」「え、そうかなぁ」「いや、いっそのこともっと大勢いれば色々できるし、何やっても早く済むと思うがどうだろう?」「そうだなぁ、でもなぁ、どうかなぁ」とかいう話になって(これ、まさに「自問自答」ね(笑))、結局10人くらいになっちゃたりして。

「よし、オレ、写真撮ってくる」「じゃ、オレはピアノの練習かな」「えっと、じゃオレは映画観てるよ」「オレ、風呂にしようー」「♪オーレー、オレオレオレー」・・・

で、夜になると、リビングに集まるわけでしょ、10人のオレ。

で、いっせいに言うわけだ。

 

「お腹すいたー

で、それを聞いてるのは、この僕だとすると・・・。

いや、やっぱりやめとこう(笑)。考えただけでも頭痛が(笑)。エンジェル係数、高くなりすぎるし(笑)。

 

・・・あ、それエンゲルね、エンゲル(笑)。

 

というわけで、この身一つで、どうにかがむばりまする

 

ちなみに・・・今、まさかと思って調べたら、本当に「エンジェル係数」って言葉がありました(笑)。

「エンゲル係数にひっかけた語句で、一家の一月の家計の中で子供に費やした、学校や塾の授業料、子供の衣食住、病院、レジャーの費用、子供に与える小遣い、将来のための学費貯金、子供保険など、子供に関係する費用全てが総支出に占める割合を指す言葉である。」

だということです。面白いですねー。確かに、子供はエンジェルですものね

ではー。



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え、また?

・・・いや(笑)、これにはインド洋の沖合い300キロの海より深いワケが。

ってのも、昨日の皆さんが寄せてくれたコメントを読んでいたらですね「なるほど」「ほうほう」と思うものが沢山あって、

「・・・なんか、作ってみたくなってきたなぁ。」

というわけで、また作っちゃいました。

しかーし。改善点がいくつかございます。メモの用意は・・・別にいりませんね。テレビじゃないですしね(笑)。

えー、まずは中華三昧関東風を用意しました。・・・えぇ、本当に書きましたよ、マジックで(笑)。でも、写真だとあまりよくわからなかったので、アップはしませんけれども。

野菜は、今日は手抜きしました。近所のスーパーに行って、「野菜いためパック」ね。うち、前もそうだったんですが、スーパーが結構近いんです。部屋探しの時点で、必須項目だったりしてました。やっぱり日常のことですから、近いと便利ですもんね。「あ、しまった!乳牛買い忘れた!」って気付いても、すぐに買いに行けます。あ、乳牛は売ってませんけどもね、乳牛は。いや、・・・もしかして、売ってたかな?おいくらで来てくれる?・・・いや、あんたにゃ無理ー

あと、今日は豚肉ね。肩ね、肩。・・・いや、ほんとはどこでもいいんですけどね、お安かったので(笑)。

でですよ。昨日のように用意して、作り始めるわけですが、今日は片栗粉の量を昨日の三倍ほどにサービスしてね。そんでもって、お水も三倍。どうだ、これなら

そして、いただいたアイデアを元に、中華スープの素とお醤油で軽く味付けをば、しておきました。

それからね、ラーメンを茹でるのと別に、お湯を沸かして、スープをクリアに、というアイデアも頂きましたので、これも早速採用させていただきまして、やかんにお湯をね。あ、ウチのやかんはお湯が沸くと「ピ~ピ~ヒャララ」と鳴るんですよ(←なんでもそれかい(笑))。当然ウソですが。本当は「ウンダッタッター、ウンダッタッター」と・・・もういいか(笑)。

そんなこんなで、いよいよ麺も茹で上がり、野菜にはわりといい感じでトロリとしたとろみがついた気がします。

とにかくね、この段階では「今日はもらったな。」と思っていたのに。問題はここからでした。

あらかじめお湯で温めておいたマイドンにスープを入れてね、ヤカンからお湯を入れたわけですよ。えぇ、「目分量」で(笑)。「だいたいこんなもんだろー」と思って、お湯きりした麺を入れたところ、・・・麺がいなくなりました。沈む、沈む。

そう、スープが多かったのですよ。目分量作戦、失敗ですよ(笑)。

おまけに、その間に鍋の火を消し忘れてて(ってもほんのちょっとの間なんですけどね)、中華鍋のとろ~り野菜の水分がだいぶ飛んでいってしまったみたいで、・・・またボテボテ方面に。くー

まぁ、仕方ない。とにかく食べよう、とマイドンに野菜をボテボテと移していくと・・・、写真の様になりました。えぇ、もう玉子を乗せるのも躊躇するほど、いっぱいいっぱいに(笑)。これ、横から断面図で見たら、下の方三分の一に麺が押しつぶされますからね。すんごいとろみのついた大量の野菜が重たくて(笑)。なんで、こう、丼を覆うようにふわーっとかからないかなぁ。修行が足りん。またリベンジしますよ。・・・あ、いや、明日ではない・・・と思います。さすがに(笑)。

 

で、おわかりかと思いますが、これ、キッチンです。そして、食べたいのはリビングのテーブルです。そっちにはあらかじめ付け合せのタクアンも出してあります(←・・・まぁまぁ(笑)。好きなので)。でも、

「これ、持ってけないじゃーん

あらかじめ温めておいた熱々のマイドン。そこに、熱々のスープと、熱々の麺と、熱々のボテ野菜が今にも溢れんばかりに。こんなんね、僕がもって歩いたら・・・ほら、危険な香りがするでしょ(笑)。もはや、お盆に載せるのも怖い。ってか、それすらも、危険(笑)。

というわけで、仕方ないので

えぇ、キッチンで立ったまま食べましたよ(笑)。

半分食べて、やっと持てるようになってリビングに座った時には、ものすごい汗でした(笑)。もうね、まるでライブですよ、ライブ。

もちろん、結構にウマーでしたけどね(そらそうだ。味そのものはインスタントですから(笑))

 

ただ・・・どーも納得いかないのであります

 

ちょっと近々、どこか厨房の見える中華屋さんに行って、怒られるギリギリまでジロジロ見てくることにします

トロ~リへの道のりは遠く、果てしないのであーる(←大げさ過ぎ。みんな出来るのに(笑))。

ではー。



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はい、いつものテンションに戻しますよー。ぐーん(笑)。

 

みなさーん、ラーメン、食べてますかー

そうですか、勿論毎日朝から食べてますか。いやー、さすがだなー。っておい(笑)。

というわけで、バイオリズム的にそろそろ食べたくなったので、お昼に食べましたー

いーんです。インスタントで十分。お気に入りは、中華三昧の関東風ね。初めて食べたときから、それまで好きでよく食べてたサッポ○一番が、サッポ○二番になりました。すまんなー

昔はね(←なーんか最近良「昔は」、と言うようになった気がするのですが・・・気のせいですよね。・・・ですよね(笑))、今ほど種類が無かったんですよ。なので、中華三昧の、というかノンフライ麺の登場はね、本当に衝撃だったんですよ。

僕のラーメン歴は小学生低学年の頃からとなります(笑)。日曜日なんかに、「今日はラーメンで済まそうか」なんて話になると、「あーラーメンならやりますやります。拙者におかませあれー。」(←勘定奉行か(笑))、と、コンロの背の高さくらいしかないくせに、脚立に乗って作ってたんですよ。・・・ほんとですよ(笑)。

もうね、「作り方」通りにお水の量を計ってね、さらには、「お湯が沸くまでの間にも蒸発して減るんだからな」と、その分も計算して(笑)、その分大目に入れてね。(親とかって、こういうの大抵大雑把じゃないですか?「こんなもんよ」と、計らない。ま、それでちゃんとそれなりに出来るんだから大したものですけど(笑))

ただ、ネギは刻めないし、当時のメニューはワンパターン。「とき玉(卵)ラーメン」ね。当時から玉子は外せなかった、というね(笑)。でも、楽しかったですよ。

作ってた、っても、要するに、お湯沸かして、麺入れて、玉子落として、ザバザバとかき混ぜてただけなんですけどね。まぁそれでもね、自分で作るとやっぱりおいしかったですよ。親も文句言わずに食べてくれてましたしね(笑)。

 

今日は、・・・えぇ、もう大人ですからね。大人ってか、おじ・・・いやいや。

・・・コホン

やめよう!自虐ネタ(笑)!

えー。とにかく、お湯を沸かしてる間に、適当にサクリサクリと野菜刻んでね。大好きなもやしはたっぷりとね。玉ねぎやにんじんもおいしいですからねー。あとは、長ネギをわんさと刻んで、・・・そろそろ沸いたお湯にラーメンを入れたら、中華なべで野菜を軽くお酒と塩コショウと中華スープの素で炒めて。簡単ねー

今日は途中で「そうだ、あんかけにするかー」と片栗粉を水で溶いて、炒まった野菜に回しがけ。そして、今日はここでちょっと失敗。・・・水が少なかったので、トローリとならず、なんかボテボテしてしまいました。スープの量は蒸発まで考えるくせに、あんかけの分量は全然ダメダメでした。ざんねーん、次回に期待っ(笑)。

合羽橋で買ったラーメン丼に(←ちゃんと持っておるのです。マイ丼。略して、マイドンね、マイドン。・・・だからなんだー(笑))、出来上がったラーメンを移したら、野菜ボテボテあんかけをのっけて、玉子を割りいれて(絶対に必需品ですから。値上げ反対ー。)、長ネギ乗せて、黒コショウをガリガリして、出来上がりー。

よく、最後に焼き海苔とか茎わかめなんかも入れるんですけど、今日は写真撮ろう、って思ってて忘れてました。しかも、良く見たら写真に野菜も麺もあまり写っておりませんね(笑)。撮ったら撮ったで、「ラーメンは作るのも食べるのも、スピード命」、ということで(←え?そうなの?という声多数。)、よく確認もせずに食べちゃったんですよね

えぇ、おいしかったですよー。

でも、この夏を目前にした季節に、ボテボテとはいえ、あんかけはね、食べててものすごーく暑かったです(笑)。その分、食べたぞーって充実感がありますけどね

暑い夏に、熱いラーメン。ビバ

 

・・・ボテボテでしたけれども。・・・けれどもー(←実は、相当悔しい(笑))。

ではー。

----いやだなーもー。---

広東風ね、広東風(笑)。

関東で食べてるわけだから関東風でもいいけど、お店じゃ売ってませんよねー。

いっそ作るか。・・・普通にマジックで上書きしてね(笑)。

ま、いつものこととは言え、すみませんでしたー

ではー。



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いつのまにか、

知らないうちに、

誰かが、傘を差し出してくれている。

 

そしてそれは、もしかしたら親でも、友達でも、恋人でもないかもしれない。

 

 

そして時にそれは、人ではないかもしれない。

 

 

でも、

うつむいてたらそれに気付くことができなくて、また見過ごしてしまって、

 

・・・またあの大嫌いな孤独に、おちてしまうかもしれない。また、あの冷たすぎる雨に、ずぶ濡れになって、辛い辛い、ひとりぼっちの夜中を過ごすことになってしまうかもしれない。

それはそれで、もうどこかで慣れっこになってしまったのかもしれないね。

でも、やっぱり辛いじゃん。

・・・だって本当は、いつも楽しそうに生きているあの人のようになりたいんでしょう?私も、あんな風に生きれたらいいな、って思うんでしょ?

 

だから、ちょっとだけ、顔を上げる勇気を持てたなら。

見えるかもしれないよ。

今まで、・・・いや、昔は見えたもんね。

ただ、ここのところずっと、見えなくなっちゃってた、何かが。

そんでさ、気付くかもしれないよ。

実はずっと、すぐそばにあったものに。

 

「そんなの、わかってる。出来れば、最初からやってるよ。それが出来るなら、こんなには、ならなかったよ」

うん。そうだね。だよね。

 

でも、だから、もう一度。

あなたにとっては、その一度はとてつもなく大変なことなんだよね。

でも、だから、もう一度。勇気を出してトライしてみようよ。

 

そして、あなたが誰かに、またそっと傘を差し出してあげてね。

きっと今までもずっと、本当は人一倍優しいあなたが、いつもそうしていたようにね。

 

ではー。



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「キレイな花だなー。」と思いました。

でも、カメラを持っていたから、この花の存在には、きっと気付いてなかったと思います。写真に撮ると大きくみえるけど、とっても小さな花。マクロレンズってのをつけてたから、もっと近寄って大きく撮ることも出来るけど、なんだか、こう、ひとつの茎に、寄り集まってる感じがいいなぁ、と。でもほんとね、カメラのおかげで楽しみが増えましたよ。

 

さて。

昨日書いた映画は相当なインパクトだったので、・・・ってわけじゃないんですけど。いや、やっぱりそうかもしれない。きっとそうだ。で、なんかまたそんな話を書くわけです。楽しい話じゃなくて、すいません。

先週だったとおもうんですけど、がっこーへ行く朝の電車の中。僕はドアに寄りかかって本を読んでました。だんだん人が増えてきて、ある駅で、女の子が乗ってきたんですね。一見、普通の子。ほんとに若い、「女の子」。そしてその子は、僕のすぐ目の前に、僕に背を向けるようにして、ちょっとドアに身体を預けるようにして立ちました。

ふと気が付くと、その子は携帯を取り出して、サイトめぐりを始めたようでした。別に覗き込んだわけじゃないんですけど(そういう趣味はありませんです)、たまたま、ちょうど僕が本を読んでる視線の方向にその子の携帯の画面があったので、見るとも無しに、見えてしまったんです。

普通の朝の、普通の電車。でも、その中で彼女の見ていたサイトは・・・。

携帯の掲示板のようなものじゃなかったでしょうか。ちらりと見えたその画面には、ネットのカキコミにありがちな、まったく無責任な、匿名だから書ける様な、他人への思いやりや想像力が欠如したような言葉がずらりと見えました。何かへの文句を言いあう、不満を書きつける、そういうコミュニティなのかな(・・・ほんと最近、色々ありますものね)。でも彼女は、それすらも熱心に読む様子でもなく、さーっとスクロールして眺めて、自分も何か書き込んでるようでした。

「・・・」

そして、彼女は次にね(って書くと、なんかずっと見てたみたいに思われるかもしれませんが、そういうわけではないんですよ。誤解のなきよう。でもねちょっと、気になって。)・・・。

しばらく電車が走って、僕も本に目を戻して、またふと気付くと、今度は彼女はメールのアドレス帳を開いて、「○○さん」「△△△さん」などの名前を、ものすごい速さで・・・消去してたんです。それも、いくつも、いくつも、何十と。

なんかね、怖かったんですよ。理由も事情もわかりませんよ。でもね、なんかね。その消し方に、全く躊躇が感じられない様子が、なんかね。

そして、その携帯を持つ彼女の、五分丈のシャツから覗いてる左手にはね、手首から間接にかけて、無数の傷跡があったんです。もう、腕一杯に。あれは、ためらい傷、というか、いわゆる・・・。

リストカッター、という嫌な言葉があります。必ずしも死ぬ目的だけではなく、何がしかの心の重荷に耐えられなくなって、どうしても自分を傷つけなければならない衝動に襲われるのだそうです。もちろんその行動の先には当然、死、というものも見ているのでしょう。刃物で自分の手首を傷つける。尋常ではありません。心の病気というにも、あまりに危険で、重すぎる。

「切っているときは何も考えない。嫌なことも悲しいことも全部考えずに済む。ただそれだけ」というのは、「DaysJapan」の記事で読んだ、あるリストカッターの女性の言葉です。

「最初は、切って心配をかけたら、自分のことをみてくれるんじゃないかって思ってた」、「切らないと、自分が駄目になる」、「ストレス解消法がないから。でも、周りに当たるのが怖いから」「また切っちゃった・・・って自己嫌悪に陥って、また悪循環に」・・・記事には、こんな女性の言葉が続きます(「DaysJapan2007年12月号より」)。

途中の駅で、彼女は降りていきました。まったく普通の乗客のように。あの手首と携帯さえ見なければ、ほんとうに普通にしか見えない女の子です。

「色んな人がいるよなぁ」

・・・で済ますには、あまりにも重たかった。彼女が気になった理由のひとつに、「もしかして僕と同じ駅で降りるのかも。そして」っていう思いが一瞬だけよぎったからなんです。その「もしかして」は外れましたが、がっこーへ行けば、今の彼女とほとんど同年代くらいの子たちと接するわけですよね。勿論、学生さんたちは皆んな明るくて、音楽に夢を持っていて・・・

いや。

それは否定しない。

でも。

僕に、一体何がわかる?わかったつもりでいる?

いつもみんな言いますよね。

「まさか、あの人が」って。

 

今日は、学生さんたちの顔を、目を、今までよりもしっかりと見て話をしようと思って教室へ入りました。なにせ大勢の学生さんがいますから、対一人のコミュニケーションの時間としては、やっぱりあまりにも短い時間。しかも皆んなパソコンに向かってそれぞれ作業をしているわけですし、それに対してアドバイスをするわけですから、まじまじと顔を見て話すよりも、やっぱりどうしてもお互い画面を見ながら話す方が多くなってしまいます。でも、今日いつもよりもそう心がけてみて、「あ。これ絶対に大事だ」って確信はできました。思ってたよりも、彼らは、彼女たちは、僕のことを見てくれてました。

そして、彼らには、友達がいる。今はまだ一人ぼっちの内気な子でも、見回せば、どんな子にだって友達になってくれる子が絶対にいる。音楽でどうこうも大事な事だけど、まずは友達を、一杯作って欲しいな。できたら、・・・あの電車の子にも。

 

しかし、

・・・「なーんか、川村せんせー、今日はなんかやけにニヤニヤじろじろと見るなぁ。」って不審に思われてなければいいんですけども・・・ね。それは誤解です!せんせー、困りますー(笑)。

不審者がられたこと、けっこう多くてちょっとしたトラウマになってるんですから(←これ、カメラのせいね(せい、かい(笑)))。

ではー。 



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思わず笑顔になってしまうような、好天気。

こんな日は、仕事も大事だけれど、家中のを窓を開け放して風を通して、掃除機かけて、雑巾がけも(立ったままかけられるバーを買ったので、楽(笑))。汗もかくけど、それも気持ちいい。こうなりゃついでに、洗濯もしちゃいましょう。そうだ、ジーンズでも洗おう。乾燥機だってあるけれど、やっぱり天日に干した方が何倍も気持ちいい。お日様の匂いって、ありますよね。

 

昨夜、「明日、君がいない」という映画を、何の予備知識も無く観て、とっても考えてしまいました。いや、考えるというより・・・。

一言で言い表すことはできない映画でしたが、これも、いつか是非とも観てもらいたい映画でした。

 

なんか、色んな事を思い出してしまった。

女の子。中学時代の同級生。クラスが一緒になったこともなかったし、一度も口もきいたことがなかった。でも、とても記憶に残ってる子。なぜか。それは彼女の、身体が悪かったから。今なら、もしかしたら障がい・・・というのかな、でもとにかく病気だった。あまり学校に来なかったけど、来るとすぐわかった。障がいを、もっていたから。彼女は離れていても、彼女がいるとわかる特徴を持っていたから。病気のせいなんだけど。廊下でたまにしか擦れ違わないけど、彼女の笑った顔も、怒った顔も見た記憶がない。でも、一度、先生に付き添われて、下を向いて保健室に入る彼女を見た覚えがあります。体育はいつも見学の、びっくりするほど色の白い、とっても小さな子で、・・・見るからに「弱々しい」子だった。儚げな、の方がやさしいかな。でも今、彼女の名前が、出てきません。

 

そして、同じ頃。同級生に言われてみれば、という男の子がいました。何かあると、「いやぁだぁー」って、両の肩を腕とをすぼめるようにして、まるでマンガで見る女の子のような仕草をするし、いつもちょっとアゴを引いて首を傾げてて、左右にキョロキョロと上目遣いで探るようにモノを見る目の表情も、確かに女の子のようだった・・・んだと思う。幾人かの同級生は「あいつはオ○○だ!」って言って嫌ってたけど、僕はまだそれがどういうことかなんて良く判らなかったんです。なので、卒業して会わなくなるまで、一度も気にしたことが無かった。ノートの貸し借りをしたり、お互い家を行き来もして、くだらない話なんかも良くして、結構仲良くしてた。一度、二人で映画を一緒に見に行った覚えもありますが、何の映画だったかは覚えていません。足が速くて、軟式テニス部に入っていて、結構強い選手だった。

色んな子がいたな。お隣の国の子もいた。やたら明るい子もいたし、見ていて不思議な位、地味でおとなしい子もいた。「よぅ」で通じる仲のいい子も沢山いたけど、一度も話したことの無い子もたくさんいた。

・・・でも。

本当にあの頃、僕はどんな風にあの子のことを、彼のことを、皆のことを、見ていたんだろう。見ていたつもりだったんだろう。そして、彼らは、僕にどんな風に見られてると思ってたんだろうか。僕のことは、知っていたんだろうか。

 

人は、いや、僕は、どうしてこんなにも自分勝手なんだろう。都合の悪いことは、忘れてしまう。本当は、覚えておかなきゃいけないことのはずなのに。

 

この映画のせいで(・・・せいで、って事はないですけど)、そんなことを考えてしまっています。

 

・・・それでも、今日は天気がとても良かった。家を抜けていく風が、本当に気持ちが良かった。そのまま、眠ってしまいたくなるくらい。なんなら、ちょっと、ぷ・・・が飲みたくなるくらい(笑)。

あの子も、あの彼も、皆が、今日をそう思って過ごしているだろうか。そうであってほしいし、できるだけ、幸せであって欲しいと願います。

・・・僕?ですから僕は、ぷ・・・で、かなり。なんてね(笑)。

ではー。



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最近、ケータイの電池がすぐになくなるようになってきました。

ちょっと仕事の電話などをしてると「ピ~ピ~ヒャララ~、ピーヒャララ~」と警告音がなり、ついつい踊り出さざるをえなくなります。

いや、なりません。・・・決してそんな風には鳴りませんし、ケータイの電源アダプターを探してあちこちアワアワしてる姿が、アワ踊りを踊ってるようには見えるかもしれませんが、決して踊ってるわけではないのです。しかもアワ踊りじゃ、アダプターが見つかっても手に取れませんので、皆さん、どじょうすくいにしましょうか。・・・しませんか。そうですか。

・・・えー(笑)、

しかしなんで、こう急にバッテリーの持ちって悪くなるんですかね。今どきの技術なら、どうにでもなりそうなんですけどね。計算機みたいに太陽電池じゃ駄目なんですかね。うーむ、・・・これはやはりCIAの陰謀か。はたまたSIS(←イギリスの秘密情報部ね)か、はたまたDGSE(フランスの)か、KGBか・・・って、KGBはもうありませぬ。ソ連のですから。今はFSBですね。

いやいや(笑)、たぶん、携帯メーカーの策略(?)なんでしょうけれど。「そろそろ新しいのに買い換えなさい攻撃」なんでしょう。

そして、最近のケータイのお高いことと言ったら。高画質テレビやら高性能カメラやらがついてたり、他にも(僕はほとんど使わないような)便利機能がてんこもりなのもあるんでしょうけれど、ほんっとびっくりするくらい高いですよね。いっそ・・・あのお年寄りが使うようなのにしようかな・・・いや、ほんとあれでいいくらいですよ。ボタンも大きいし(←ほんとにお年寄りか(笑))。でもカメラはもうちょっといいのが付いてるほうがいいかな、パンダくんのは、さすがに撮ってて・・・ちょっとストレスが(笑)。

って、別にすぐに買い換えようとは思っておりませんので(・・・なぜならば、「これ、欲しいずらー!」というのが無いからなんですが)、変わりに電源アダプターを買ってみたりしました。パソコンから直接USBで充電できるやつね。あと、クルマのシガーソケットからのも欲しいかもです。だって・・・ほんとにすぐ「ピ~ヒャララ~」なんですもの(←無駄な絵文字)。

そして、電車に乗ると、皆さんものすごい確率でケータイいじってますねー。メール打ってたりするのはわかるんですが、多いなーと思うのがゲームですね。僕はそもそもゲームと名の付くものは何でも「あー、だめかー。死んだ。・・・まてよ、じゃあこうすれば、だめたら、ああすれば・・・よし」と、まるで止まらなくなってしまう仕様なので、昔はいくつかやりましたけど、今は一切いたしません。まして、ケータイでなんて、画面が小さくてまどろっこしくて(笑)。

ゲーム会社の広告で、岸辺シ○ーさんの顔のアップに「金は無いけど、時間はある」というコピーのものを見かけます。あの広告を電車で見て、そのまま視線をずらした先で、沢山の人がケータイでゲームしてるのを見ると・・・僕は、非常に怖くなります(笑)。そんなに時間が余ってるなら、僕にちょうだいって。さらにお金も余ってるなら、喜んで・・・それはないか(笑)。

でも、楽しいんでしょうね、ゲーム。だって、楽しめるように作られてるんですものね(それこそ策略かもですよ・・・(笑))。だから、ゲームをすることは否定しないです。僕もハマったことがあるから、判るんですよ。夢中になる感覚が。でもバランスは考えにゃあと、ですよね。

 

・・・それにしても、今日の写真の季節感は変だ、ということに気づかれた方、あなたは素晴らしいところに目をつけられましたね(笑)。さらに、これがどこの街を走る電車のホームかお分かりになるという方は、是非、・・・探偵に・・・いや、CIAでもSISでもBNDでも(ドイツですな)に入れるかもしれません(←大げさ)。

今日はちょっと今から高速に乗って、あるところまで行って、ある物をゲットしてきますので、今から車検から無事に戻ってきたマイカー(←古い(笑))で、出かけなければなりませぬ。なので、答えは後ほどー

・・・あと、この外国人さんの年齢や出身国まで判ったら・・・ほんと凄い。でも、いるんだろうなーそういうの、わかっちゃう人って。ドクター・ハンニバル・レスターみたいな人(←「羊たちの沈黙」ネタね(笑))。

ではー。

 

---追記。---

・・・。

・・・。

・・・。

いかーん

「上野駅 フィンランド人(24)」

よりも面白いのが出てこない。まいりました(笑)。

なので、普通に正解をば。

阪神本線 岩屋駅であります。

そもそも撮ったのが今ではないのです。そう、あの時です、あの時。あれは、3月13日。ブログでさかのぼりますと「1995.1.17→追記。」の日です。

神戸で、バスに無料で乗せてもらってしまって、帰りに寒さに挫折して電車に乗ってしまった・・・その電車の駅での一枚なんです。

携帯について書きたくて、「あ、そう言えば日本国内外のおじさんたちが大勢で一斉に携帯をいじってる写真があったな」って思い出して、探してきて使ったんですよ。

・・・って、

大勢じゃないじゃんね。そもそも手前の方は本読んでるしね。

でも、勿論、ブログ付けてるってのもありますけれど、こんななんでもない写真一枚からでも、あの日のことを、色々と思い出せます。

写真って、面白いですね

・・・でもほんと、何が閉じ込められてるかわかったもんじゃありません。もうすぐ、この写真の左の暗闇のトンネルの奥からね、

サダコが物凄い速さで走ってきますよ。そしてそのまま写真からニューっと手が・・・

(まだ怖い話には季節が早いか(笑))。

ではー。



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今日のお昼、僕はミートソースパスタを頂きました。皆さんもカルボナーラ食べましたか?

・・・なんじゃそらー(笑)。

 

そらーと言えば。

雨粒は、涙みたいな形じゃなくて、下が平らになってるんおまんじゅうみたいなんだって知ったのは、小学校に上がった頃読んだ本ででした。

「よし、それ、みてやろう」と、雨が降ってくると、雨の落ちてくるスピードに合わせて頭を何度も上下してみましたが、そのうち目がチカチカしてくるだけで、本当なのかどうなのか、自分の目で確かめることはできないまま、あれから30年以上経ってしまいました。

今日は雨。仕事で部屋に篭らなきゃだったので、「ま、ちょうどいいや」と思っていましたが、ふと、あの雨のカタチの話を思い出しまして、「もしかしてカメラなら」と、撮ってみることに。勿論、空から降ってくるのをそのまま捕らえることは出来ませんでしたが、手すりにワンクッションした後、ゆっくりと滴る雨なら。

ははぁ、なるほど、本当だった。よかったよかった

 

空から・・・と言えば。あ、あんまり書くとまずいんですけど・・・(笑)。昨日はちょっと難しい映画の話をしちゃいましたが、ほかにも最近ね、心が温まるとっても素敵な映画を観ました。「ANGEL-A(アンジェラ)」。「レオン」「二キータ」「グラン・ブルー」等のリュックベッソン監督の作品です。観終わった後に、なんだろう、なんだかじんわりとした元気が出るっていうか、ふんわりとした生きる勇気がもらえるっていう感じの映画でした。映像がとにかくスタイリッシュでカッコイイのは、もうさすがといったところなんですが、それを横に置いても、僕はこの映画、オープニングからエンディングまで、全部大好きです。いつかまた、もう一回観たいなーって思っています

 

あーそう言えばー(笑)。

おととい、「鳥居み○きさんが好きなんです」って書いたら随分な反応がありましたね(笑)。まぁ、なんとなく判らなくもないんですが、・・・ピンポイントで「鳥居み○きさん」ですからね。でも、それにしても、そんなにビックリしなくても(笑)。

勿論、好きな芸人さんは他にも沢山いるんですよ。オーソドックスな漫才スタイルの芸人さんで、でも感心しちゃうほどネタの持ってき方や話の上手なコンビなんかもいますし、コントがめちゃくちゃ面白いグループも。ただ、彼女はそんな中でもインパクトが飛びぬけて凄かった、というね(笑)。

単なる一発芸的なギャグに火が点いちゃったタイプでもなくて(一年も経って冷静になってみると、自分でも「あれ?」ってほどまったく面白くなくなってるケース。)、やかましく騒いでるだけの人でもなくて(・・・なので彼女には「ヒットエンドラーン!」みたいなのは僕は別に無くてもいいと思ってるんですけど。普通に喋ってくれるだけでいちいち最高なので(笑))、とにかく、発想というか、出てくる言葉やその方向性が、天然、なんて言葉や常識を遥かに超えてるじゃないですか。カンニング竹○氏とのからみの映像なんか、もう何度見ても笑えます(しかし竹○さんがまた、ほんとに扱い上手(こちら))。とにかく鳥居さんは、もはやギリギリというか。でも・・・あのギリギリさがいいんですよ。あれはね、ジャズですよ、ジャズ(笑)。しかもアウトしっぱなしですもんね(←「アウトする」っていうのは音楽の言葉で、スケールから離れて演奏することです。不協な方向へ外れて行くことです。でもそれがカッコいいのです)。彼女は、まさにそれ(笑)。

昔、ダウンタウンさんがデビューして売れ出した頃の(いや、売れる前とかかな)漫才なんかも、本当に凄かったですよね。漫才界では「ダウンタウン以前、ダウンタウン以後」なんて言われるほど、彼らの出現は漫才界のターニングポイントになってしまったそうで、島○紳介氏が彼らの初期の漫才を見て「あぁ、もう俺は漫才ではだめだ」って悟って、司会者などのタレントの仕事にシフトしたという話を聞いたことがあります。そのくらい、お茶の間だけでなく、芸人界でも大事件だったわけですよね。最近、テレビに出まくりの爆笑○題さんとかも、デビューの頃(オーディション番組)から時々見てましたが、やっぱり一味違ってましたもんね。

・・・鳥居さんがそこまで大ブレイクするかどうかは・・・こないだ書いた理由で正直わかりませんが、なんか久々に「すげーぞ、この人」って思ったんですよ。あんな芸風だけど、実はとっても頭のいい人なんじゃないだろか、って思うんですよね。実はね、最近、実際に彼女に近しい人とちょっと話をするチャンスがあったので「あの方、普段はどんな感じなんですか?あのままなんですか?」って訊いてみたら、「あはは、話せばちゃんと話せる子ですよ。まぁ・・・話は物凄くあちこち飛ぶけど(笑)」とのことでした。

なんて書いてたら、ちょっと彼女のネタが見たくなったんでYoutube開いてみたら、こんなのを見つけました。「鳥居○ゆき 戯言集」。彼女の語録のようですが、これは・・・ちょっと感動しちゃいましたよ。こういうアンソロジー的な作りに、さらにこんな音楽までつけられるとなー、弱いんだなー(笑)。

雨粒もANGEL-Aも、もしかしたら鳥居さんも(←・・・トリーだけに(笑))、みんな、そらから降ってきてるんですね。そーらーはひろいーなーおーきーなー

・・・あ、海か

さて、今日こそは、少し早めにお風呂にでも入って、で・・・(笑)。

ではー。



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目の下にクマだのウマだの、なんなら人が沢山住んでいようが、それでも、寝る前に一杯飲むとき位は、やっぱり映画が観たいのです。

今まで、「うーんと、今から二時間観ると・・・あー、そりゃマズいかなぁ。今日は諦めるか」

なんて思ってたんです。映画はやっぱり一本通して観たいし、って思ってたからなんですけど、最近、考えを改めました。

「眠くなったら、途中でも寝てもいいじゃん。観ないで悶々とするよりも、少しづつでも観たほうがいいじゃん。で、いい映画だったら、また通して観れる時間のあるときに、ゆっくり観なおせばいいじゃん。」

ってね。お風呂で本を読み出した理由と一緒です。「ふやけるからって言って、読まれない本は可哀相じゃないか。要は僕が内容を知れるかどうかなのだ。『豪華愛蔵版』ってわけじゃないんだしね」の思ったのと近いです。できれば勿論ノンストップで一本でも二本でも観たいですけどね。

というわけで、相変わらず映画はちょこちょこ観てます

ちょっと前からなんですが、アフリカに関する映画、そこから広がって、黒人に対する人種差別問題などを扱った映画に特に興味があります。

まだまだ勉強不足ですが、知れば知るほど、だんだんとそういうことに敏感になってくるっていうか、見えるようになってくるもんなんですね。そういうこととは一見全然関係なさそうな映画を観ていても、ちょっとしたセリフやシーンに、随分とそういう事が描かれているのがわかるようになってきたような気がします。それだけ、恒常的な問題で、とにかく根が深い問題なんだよな、と。

 

あの「ドッグヴィル」の続編である「マンダレイ」。主演のグレース役が、ニコール・キッドマンから、ブライス・ダラス・ハワードになってました。彼女は、かなり好きなM・ナイト・シャマラン監督の「ヴィレッジ」や「レディ・イン・ザ・ウォーター」でも主演を演じてた女優さんだったので、僕にはここも見所となりました。アメリカ南部における黒人奴隷問題をベースにしたお話で、とても興味深く観ることができました。ただ・・・、前作同様やっぱり最後がとても切ないです。あと、前作に比べて、僕にはちょっと説明(ナレーション)が多く感じちゃったかな。でも、メッセージを伝えるため、あれが考えに考え抜かれた脚本だったのでしょうね。

 

そして、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)と、その後の本格的な和解に向けての公聴会(黒人による、白人に対する裁判のようなものです。アパルトヘイト下で、いかに黒人が惨い目に遭ったかを大勢の人の前で告白し、白人を糾弾する。そして、加害者の白人は内容を認め、「○○の命令だったから仕方なかった」とその命令系統を吐露することによって、減刑の恩赦を施される。・・・このシステムも問題になるのですが。)の模様を題材にした「イン・マイ・カントリー」。主演は、サミュエル・L・ジャクソンと、「ショコラ」でジョニー・デップと競演していたシュリエット・ビノシュ。これはとっても良い映画でしたよ。全ての出演者の演技の、なんと素晴らしいこと。公聴会での模様など、演技であることをすっかり忘れて見入ってしまいました。

そしてこの映画で、とっても印象的だったシーンがあります(以下、ちょっとネタバレですのでご注意を)。目の前で白人警官に両親を殺されて、以来、口がきけなくなってしまった5歳くらいの黒人少年。公聴会でも、大きな目は宙を見つめたまま。まるで人形のよう。付き添い人が警官の罪を明らかにすると、警官のうち一人は横の警官を指し、「この○○の命令だったんだ!本当にすまなかった!」と本当に後悔した様子で謝罪を始めます。そして、少年の前までフラフラと出て行って「許してくれ!謝らせてくれ!・・・この子の面倒をみさせてくれ!君の・・・学費を出すよ!出させてくれ!」と、少年の前にと跪きます(初等教育をちゃんと受けられるということは、こういう地域ではとても大きなこと。これも日本にいると、わかりませんね)。

すると、うつろに宙を見つめたままだった少年の目が、ゆっくりとその白人警官に向けられます。固唾を呑んで見守る街の人々。僕もテレビの前でドキドキでした。「この子はどうするだろう・・・」。

そして少年は、ゆっくりと警官に近づき、手を広げると、犯した罪の重さに泣き崩れる彼を無言で抱きしめます。

自分の親を殺した人間を、抱きしめる少年。

映画のテーマのひとつに「許し」がありました。そして黒人は、他のどんな人たちよりも、許すことのできる人種なんだ、ということが、映画では何度か描かれます。許しあうことで繋がり、支えあう人種だと。黒人って、そうなのか・・・。僕の知らなかった一面でした。他にもとても興味深いシーンが沢山ありましたよ。お勧めします。よろしかったら。

 

最近、こちらで前にご紹介した「ホテル・ルワンダ」「ルワンダの涙」を合わせて見返していたのもあって、アフリカについて、色々とを考えてしまいます。差別、飢餓、不安定な政治、そして、虐殺。

ずっと気になっている昨年末からのケニアでの暴動のその後も、なかなかニュースで伝わってきません。実際、日本で手に入るアフリカ発のニュースはとても数が少ないです。まだまだ現地にメディアが発達していないのもありますし、本当に危険なので、海外メディアもうかつに近づけない、ということもあるようです。危険なニュースが流れなければ平和、という日本とは違うんですよね。実際現地では何が起こっているのか、僕たちは知ることはできません(これは例えば、チベット問題もそうですね。こちらはメディアの未発達、危険というより、中国共産党による情報統制ですけれど)。

 

そして、昨日「マルコムX」を観ました。ずっと観たかったけど、縁が無くて観てなった一本です。やはり、まぁ眠くなったらそこで・・・と思っていましたが、ぐんぐん引き込まれてしまい、結局最後まで観てしまいました。確認しないで観始めたんで、「おー見ごたえあるなぁ」とは思っていましたが、終わってみたら3時間20分あった映画でした。

名前くらいは知っていても、何した人?っていう方も多いかと思います。マルコムXとは、60年代のアフリカン・アメリカン(あえてそう呼びます)の黒人解放運動家の名前です。もともとはマルコム・リトルという名前がありますが、黒人としての自意識に目覚めた彼は、「リトル」というのは奴隷時代に白人に勝手につけられた名前だ。私は本当の自分の祖先の名前も知らない。つまり、自分の名前すら知らないのだ、ということで「X」と名乗ることしたわけです。

牧師だった父を白人に殺された彼でも、若い頃はやはり白人に憧れ、白人の真似をしてました。そしてやがて罪を犯すようになり、刑務所に入ることになります。そして、刑務所の中でイスラム教の教えに出会い、どんどん傾倒していきます。そして、出所後、彼はカリスマ的な運動家として差別撤廃と民族の棲み分けを訴え、白人からの黒人の解放を訴え、その演説の上手さと熱っぽさから絶大な支持を受けるようになります。が、やがて・・・なんと同胞であるはずの黒人の手よって、演説中に射殺されてしまいます。39歳。僕と同じ年です。ちなみに同時期に生きたキング牧師も、やはり39歳で暗殺されてしまいました(こちらは白人に)。

これは、そんなマルコムXの半生を綴った映画です。デイゼル・ワシントンはこの映画でアカデミー賞にノミネートされましたが、映画がノミネートすらされなかったのは、宗教に関するメッセージが強い映画だったからでしょう。いわゆる「キリスト教」を批判してますしね。「イエスは白人なんかじゃない。そんなはずはないのだ!」という持論をぶつシーンは、なかなか痛快ですらありました(いや、キリスト教徒の方にとっては冒涜なのでしょうけれども)。

マーティン・ルーサー・キング牧師が平和的な黒人開放運動家だと言われ、マルコムはその対極のような、過激な運動家とされていますね。でも、彼自身は、決してそのような暴力推進家ではなかった。僕はこの映画の原作である彼の自伝を読んだわけではないのですが、本当にそれは違うと思いました。確かに過激な発言はありますが、僕にはむしろ、彼の抑圧に対する怒りと、それを何が何でも打開しようとする覚悟の表れなのだから、このくらい言うだろうさ、と思えました。

 

あれー。長くなってるなー。なので、今日はここらでやめときましょう。マルコム?マルコメ?・・・何がなんだか・・・って方もいらっしゃるでしょうしね

確かに、例えばこの映画を何の知識も無く観ても、さほど面白くないかもしれません。よく解らないしれません。黒人差別問題に興味のある方向けかもなぁ、とは思います。あ、でもそうでなくとも、アメリカに興味があるならば、一度は観たほうがいいと思います。って、そういう映画は、沢山あるんですけどね。でもこれは間違いなく、その代表的な一本だと思います。素晴らしい映画でした。ラストでの、意外な人物の出演にもビックリしましたしね。画面に向かって「えーっ!」って思わず声を上げてしまいましたよ(笑)。・・・でもこのシーンも、彼の事を知らない人は「なんか、おじいさんが喋ってる」、って思っちゃうのかもなー・・・

でもこれってね、決してそう思った人に問題があるわけじゃなくて、「大切なことを教えてない日本の教育」にそもそもの問題があるんだと思うんですよね・・・。だって、全員最低でも9年も学校に行ってるんですもの。例えばアフリカなどとは違ってね。

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今日は一日カキカキ仕事のはずだったのですが、急遽誘われて大槻ケン○さんのデビュー20周年記念ライブに行ってきました。いやー、楽しかったー。やっぱライブは楽しいです。

サポートメンバー皆さんの演奏も素晴らしかったですし、行ってみたら実は大半が知り合いだった、ってのも面白かったですねー。いやー、しかし三柴さんのピアノはやっぱり強烈でした。唯一無二ですよ、ほんと。そして大槻さんの歌、曲、歌詞、そして喋りのセンス。これまた唯一無二。本当に素晴らしいオリジナリティーを持った人です。大槻さんの本も何冊か読みましたけど、どれもめちゃめちゃ面白いですよー。日本の誇る才能の一人じゃないかな。「あと20年くらいはやりまーす」って言ってたから、これからも楽しみです

で、帰りに本を読んでたはずなのに、いつの間にかウトウトしてしまって、降りる駅を乗り過ごして、「しまったー」って降りて、ベンチでまたウトウトして、次に来たまたその方向の電車に乗ってしまいましたよ(笑)。ドアが閉まってから気づいたんですが、車内で一人で、本気で笑ってしまいましたよ

ではー。



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渋谷に住んでいた頃ですから10年位前になりますが、深夜に時々飲みに行っていたお店がありました。

行くのは、いつも決まって深夜。ってかね、深夜じゃないと開いてないのです(笑)。

最初、友人に連れて行ってもらったそのお店は、通常のバーとしての0時までの営業が終わって看板を下ろしたあと、僕の二つ年上のマスターが、「仕事、終わり!あとは仲間だけで、楽しくやろう。俺も飲むぞー。」って感じで、時折、「時間外営業」をしていたんです。「飲み物は持ちよりね。グラスと氷は店の勝手に使っていいから。」ということで、僕も焼酎のボトルなんかを持ってね、夜中にお邪魔していたわけですよ。

おつまみは、お腹が減ったら、適当にそのあたりで買ってきてました。渋谷のセンター街ですから、ちょっと店を出れば何でもありました。たこ焼きとかね、あとたこ焼きとか(笑)。

お店ではね、持ち寄ったお酒もおつまみは、皆で分け合ってたんです。マスターという共通の一人の人で繋がってるだけの、それでも多い夜だと20人くらい集まってたと思うけど、ほとんど知らない人同士。それぞれ、2~3人の友人同士とかできてて、座ってるテーブルも違うんですけど、「ありゃ、お酒無くなったなー」って言ってると、「あ、こっち、まだありますよー。どうぞー。氷はある?」なんて、隣の知らない人からボトルがまわってくるの。なんか、居るのは普通のバーだから、ちょっと不思議な感じがしましたけど(笑)、なんかいいなぁ、こういうのって、思ってました。ちょっとした助け合いね、・・・酔っ払い同士の(笑)。

家で一人で飲んでるんだったら、ここで皆でわいわいしてたほうがいいね、っていうような人たちも結構集まってたんじゃないかな。ほら、持ち寄りだから、大してお金が掛かるわけじゃないし、無くなれば誰かが分けてくれるし。もしかしたら、友達が出来るかもしれないし。皆、マスターの知り合いなんだから、どこか安心できるし。

僕は行くときはいつも何人かのミュージシャン仲間なんかと行ってましたが、行くと本当に際限なく(笑)飲んでました。居心地がいいもんだから、必ず朝までコース(笑)。しかも僕は「近いから転がって帰れる」っていう頭もあったしね(笑)。飲みすぎて眠っちゃった人とかも出始めて、明るくなったセンター街にカラスが沢山集まってきたら、「じゃーそろそろお開きにしよーかー」という感じ。なんか、不思議な時間と空間でした。

マスターは昔ドラマーとして、プロではないけど、プロを目指して随分真剣にバンドをやっていた人だったらしくてね、僕は音楽の話でも話が合いまして、突然行っても「おー、ケンちゃんだ!来たねー」って仲良くしてもらってました。そして酔うと時々、「あー、オレもまた音楽やりてーなー」って言ってた。「でも、・・・もう全然叩けなくなっちゃってるよ、きっと。」とも。一度、「あのさ、これ、オレが使ってたスティックなんだ。見て見て」って見せてくれたこともありました。楽器なんて置いてないお店だったけど、何故かスティックだけは置いていたみたいで。きっと時々お客さんに見せたりして、それで、昔の話なんかしてたんじゃないかな。・・・本当にやりたかったんだと思う。音楽が好きだったんだと思う

そして、ああして疲れてても、お店を開放して仲間を集めて飲んでたっていうのも、今思えば何かのサインだったんだろうな、って思う。

僕はそれからまもなく引っ越してしまって、そのお店には行かなくなってしまいました。

そして随分経ってから、時々一緒に行っていた友人から「お店、無くなっちゃったよ。」って聞きました。「えー?で、マスターは?」って訊くと、「うん・・・。なんか、ちょっと色々あったみたいで、田舎に帰ったらしいよ。」って。

今も渋谷に行くと、そのお店の前はよく通ります。二階にあったそのお店は、今は全然違うお店になってしまってて、懐かしい看板もでも僕はつい見上げてしまうんですよね。

なんでこんな話をしてるかって言うとですね、実は全然きっかけは違くてね。

昨日、ご飯を食べながら某国営放送のお笑い番組を見てまして(あの、色のついたゴルフボール転がすやつね。しっかし何で100人の審査員がいて、最高が545キロバトルなのか、・・・いつも謎(笑))。前に「テレビはニュースくらいしか見ません」って書きましたが、実はお笑い番組は点けてたまたまやってれば見るんですよ。お笑い、好きです(笑)。

で、さっき話したお店には、ミュージシャンも多かったんですけど、お笑いの芸人さんも来てたんですよ。あの頃、テレビで「ボキャ天」ってのがあったんですけど、よくそれに出てた、結構有名だった芸人さんでした。

で、とにかく彼らがいるテーブルの辺りでは、ありえない位の間隔で爆発的な笑いがドッカンドッカン起こるんですよ(笑)。もうね、さすがプロ!って感じでね。僕もちょっと聞いていたことがあるんですが、あれはね、例えば仲間内では「すげー面白い奴」で通ってるような子と比べてもね、きっともうK-1ファイターと幼稚園児っていうか、・・・サバとイカくらいの差があるんだと思います。って、サバとイカじゃ、アレか、あんまりサバなイカ・・・差が無いか(笑)。

 

そうそう、そのちょっと前でしたけど、あるミュージシャンの友人の家のホームパーティーに呼ばれたことがあって、その時は30人くらい集まってたんですけど、その中に若手の芸人さんコンビが来てまして。誰かの友達だったみたいなんですが、僕はまるっきり聞いた事の無いコンビ名のお二人。これから頑張っていく、っていく二人みたいでした。程よく酔いが回ってきたころ、「じゃ、漫才やりまーす」って、二人が立ち上がって、いきなり「はいどーもー」ってお笑いライブが始まったんです。

全然知らない若手芸人さん。で、これがもうね、信じられないくらい、・・・面白いの。ありえないくらい。笑いすぎて、苦しくて「もうやめてー、いや、やっぱりやめないでー」って感じ(笑)。いつまででも聞いていたいと思いましたよ。

その時、お笑い芸人って、いわゆる「売れてない芸人」さんでもこんなに凄いんだって、実感したわけですよ。これでこんななんだから、テレビなんかで売れてる芸人さんたちって生で見たら、相当ヤバいんだろうなぁ・・・とも思いました。絶対に笑わないぞって覚悟で見に行っても、10秒でお腹の皮が捻じ切れるんだろうなぁ、って。そりゃなイカ。大げサバ・・・おおげさか(笑)。

 

で(笑)、話戻るんですけど、昨日のお笑い番組。芸人さんに戦わせるわけですよね。どれだけ笑いをとったかって。で、上位5組がオンエアーされる、というシステム。で、あの番組では「オンエアーされなかった芸人さん」たちのコメントが最後に流されるんですよね。そしてここでは、結構みんな素なコメントをする芸人さんが多くて、真剣に「あーくやしいー」とか「実力です。・・・また一から出直します」とかいうコメントが聞けるんですけど、僕、いっつもあのオンエアーされなかった人たちでも、生で見たら面白いんだろうなぁって思って見てるんです。その彼らでさえ、少しとは言え、テレビには名前が出た。そして、そのチャンスすらも掴めないでいる芸人さんは沢山いるわけですよね。

あのホームパーティで見た芸人さんの名前、あれからお笑いのテレビなんか見てると「出てくるんじゃないか。」っていつも名前を探してましたし、そのうち「おれ、生で見たことあるんだぞ」って自慢できるんじゃないか(笑)って思って、いっつも期待してたんですが、あれから・・・一度も名前は聞けませんでした。さすがに、もう13年くらい前の話ですからね、・・・どうしたかなぁ。あのお店に来ていた、当時売れていた芸人さんも、もう今ではまったく名前を聞かなくなりした。

もしかしたらまた、「仲間ウチで一番面白い奴」に戻ったのかな。でも、それもいいですよね。・・・人によっては、そのほうが良かったりもする事もあると思いますし。いや、変な意味じゃなくて、ほんと、人によっては、なんですけど。

お笑い芸人さんの世界、ほんとおそらく音楽の世界以上に流れも速いし、・・・シビアなんでしょうからね。

 

あ、ぼく、最近じゃ鳥居み○きさんが好きなんですけどねー、・・・ちょっとシュール過ぎて(笑)、お茶の間大ブレイクはしないかなぁ(笑)。いや、個人的にはして欲しいですよ。彼女が一人でパーソナリティやるような番組があったら、絶対見ます(笑)。なんか、破れかけたクマの縫ぐるみかなんか持って。・・・いや、ウソですよ。持ちませんよ(←なんか信じられても困るので(笑))。

ではー。



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昨日、そして今日と、せんせーしてきました

いつもはもう一人、一緒にクラスを受け持っているミュージシャンの仲間がいるんですが(←僕を誘ってくれた人です。クラスの内容的に、一人だとちょっときついのです)、この二日間はライブの本番が重なってしまい、僕一人ということになりました。

で、一人だから、というわけでもないのですが、ちょうどいい機会だったので、「今日はちょっとお話にしまーす。前に集まってー。バラバラだと・・・僕が大変だから(笑)」、皆に集まってもらって、お話をすることにしました。

あくまで僕個人の経験から学んだことですれど、でも20年近くこの世界にいてね、

大好きな音楽を仕事にして、それでご飯を食べていくということって、どういうことなのか、って言うことを話したかったんです。

 

でも今日の話は、多分彼らにとって、「うわー、やっぱりミュージシャンっていいなー。」、な話では、全然なかったでしょう。いえ、勿論ね、「・・・だからさ、頑張ろうね!」という締めくくりの話なんですが、途中、現実的な話や、辛い話を沢山しましたから。いわゆる、「学校では教えてくれない事」だったと思います。あ、こちらも勿論学校ですけど・・・なにせ教壇に立ってるのが僕ですから(笑)。

うーん、でも夢溢れる若者たちにとっては、やっぱりショックだっただろうか。

普段はちょっと無駄話なんかをしたり、隣の席の子と笑いあったりしてることが多い学生さんなんかも、話が進むにつれ、みんな、真顔に。出来るだけ笑顔で話そうって思ってたけど、話してる僕も、やっぱり真顔に。

決して楽じゃない。思っているほど楽しいだけじゃない。でも、その先にはちゃんと楽しいことが待ってる。辛いのが気が遠くなるほど長くて、楽しいのはたったの一瞬であっても、その一瞬ために頑張る価値のある仕事なんだよ、ってことを、どうしても知っておいて欲しかったんです。

でも、みんなにちゃんとそれが伝わったかどうか、ちょっと心配でもありました。僕の真意、読み取ってくれただろうか、僕の話し方で大丈夫だっただろうかって。・・・まぁ、ガラにもなく、かな(笑)。

でも勿論、どんな仕事だって、大変ですよね。もし楽な仕事なんてものがあれば、それはそれだけの喜びしか伴わないんだろうな、と僕は思っていますし。それでもいいなら、別にいいんですけども、・・・せっかくですからね(笑)。僕、楽しいの、好きなんで。もう出来るだけ、楽しい方がいいんで(笑)。そして、音楽、大好きなんで

伝えるって、難しいですね。まして、相手が大人数ですから。僕は一人一人に話したつもりではあっても、6クラス、トータルで150人からいるわけですから。

 

でも昨日、そして今日と、授業が終わった後、いつもは「お疲れ様でしたー」と言って帰っていく学生さんの中に、「ありがとうございました」と添えてくれた学生さんが何人もいました(一生懸命理論を教えたときなんかは言わないのにー(笑))。

それから、今日、最後の授業の後ね、一人の女子学生さんが、僕が他の男子学生さんと話してるのが終わるのを待ってるようにしてたんです。で、こちらの話が終わったので「おつかれー、どしたの?」と聞くと、

「せんせー、私。」

「ん?」

「・・・私、絶対に何年かしたら、エムステで○○さんの横に座ってますから!待ってて下さいね!」って言ってくれたんです。

 

(・・・あぁ、僕は、こういう言葉が聞きたかったんだ。)

 

授業中ね、きつい話をしながら、聞いてる皆の真顔の裏が知りたくて、ちょっと胸が詰まりそうになってたんですけど、・・・彼女の言葉と笑顔には、本当に救われました。彼女が教室から去った後、「うん。きっと、他の子たちにだって」、って思えましたもの。だといいな。

あ、彼女の言った「○○さん」、って彼女の大好きな有名アーティストさんの名前でしたよ。タモ○さんじゃないですよ(笑)。いや、必然的にタモ○さんの横にも座ることにもなると思いますけどね(笑)。

 

・・・前向きな人って、キラキラとして、とっても美しいですね。僕も、ちゃんと「待って」なきゃね

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帰ってきてさっき鏡見たら、目の下に物凄いクマーが大量発生してたので(←だからそれはー・・・(笑))、さすがに今日は少し早めに寝ることにします。まだご飯も食べてませんけどー。いそげー。

写真は、ベッドサイドに置いてるお気に入りのハロゲンライトの灯りです。直径6メートルほどあります(←あるかーい。焼けるわーい。いやー、さっきたまたまマクロレンズ付けてみたもので、ついつい寄ってみたくなってしまって。楽しいなー、マクロ(笑))。いつもこれで本を読むんですよ。そして、いつも眠るのが遅くなるんですよ(笑)。

ではー。



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「これはこれはー、お月さんやないですか。」

「はいどーも。まいど。」

「いやー、今日もえらい浮かれてはりますなぁ。」

「それ・・・敬語でっか?なんかちょっと、私がまるで浮ついてるようなニュアンスに聞こえるんやけど。」

「あ、そーでっか?そらーえらいすんませんでしたな。」

「そうですよ。なんか、浮かれちゃって地に足が着いてない人みたいな言い方せんといて下さいよ。」

「・・・でもそれはそれで、100パーセント当たってまへんか。」

「あー、言われてみればそやねー(笑)。」

 

 

「で、今夜は、満月のご予定で?」

「あんなー、実は私、こー見えても個人的にはいつも満月気分満々でしてな。でも太陽はんやら、あんたんとこの加減ひとつなんですわ。まぁ、今夜は満月の前夜ってことで『こもちづき』って言われてますなー。」

「はー、お子さんもいらっしゃる。それは知りまへんでしたなー。おめでとうございますー。いつ生まれはったんでっか。」

「いや、ちゃいまんのや。まぁあんたらの使う漢字ってやつだと『小望月』って書くんですわ。ってか、子供どこか、・・・私、ずっーっと独身ですねん。ええかげん彼女欲しいわー。でも近所には友達もおらんのでねー。」

「となると、合コンとかの誘いも無いんですなぁ」

「無いですなぁ。あっても、行かれへんしなー。」

「なんでですのん?」

「そら、あんたさんのとこがエライ力で引っ張っとるからでしょー。」

「あ、引力やね。」

「そーでんがな。あんまりつよー引っ張らんといてくれたら、たまには遊びにも行けるんやけどね。土星あたりまで行くとなー、なんか結構お仲間が多くて賑やからしいんですわ。あー、行ってみたいわー。ええ月、ぎょうさんおるんやろねー。」

「・・・(笑)。ま、ほならあんまりブワンブワン引っ張ルナー!ってお願いしときまひょか。」

「あ、頼んますわー。で、それ、シャレでっか?ルナって、私のことのロシア語での呼び名でっしゃろ。で、ブワンはタガログ語でしたかね」

「さすがやね。お月様はなんでもお見通しなんですな。」

「それ、お天道様は、やろね。たぶん。人違いですわ。」

「あ、これまたえらいすんませんなー。」

「いや、えーんですよ。どっちゃでも。私もいっつも見てますから。」

「あ、そりゃあご苦労はんどす。今後ともひとつよろしくお願いしますわ。」

「えぇ。まぁ、他にすることも無いんで、気長に見てますわ。あんたさんが亡くなっても、ずっーと。」

「あ、こらまたドキっとすること言いますなー(笑)。でも・・・、ほんまですよね。せやけど、それはそれで頼もしいことですな。今までもずっと見てくれてはってたんやもんね。」

「えぇ、見てましたよ。何もかも。」

「・・・あーなんか、すいません。・・・こんなにしちゃって。」

「あはは。まぁしゃあないですわ。でも、まだ何とかなるんちゃいますか?」

「せやなー、何とかしたいですわー。何とかせななー。」

「頑張ってくださいな。応援してますさかいに。まぁ、かなり遠くからですけどな。」

「えぇ、見とってもらった方がいいですわ。あんたさんが居なくなったら、・・・まさに『この世は闇』ですさかいにね。」

「えぇ、まだあと50億年ほどは生きていられそうやからね。頑張りますわ。」

「あ、そうですなー。50億年後かー。その時は一緒に・・・ですよね。」

「ですな。太陽はんが膨張して我々を飲み込みますさかいに。」

「・・・ちょっとサンみしいですなぁ。」

「サンだけに、でっか。」

「あ、オチ言わんといてくださいな。」

「あ、すんません」

 

「・・・で、なんで私たち、関西弁なんでっか?」

「しかもインチキなね。あんたんところのテレビやないんですから。」

「ほっといてーな」

「でも、なんでやろね。」

「なんででしょね。」

「・・・むーん・・・」

「・・・むーん・・・」

 

「それ、月だけに、むーん、ってオチでっか?」

「えぇ(笑)。まぁそんな感じで。」

「適当やなぁ」

「ですねぇ(笑)。」

「まったくなぁ・・・(笑)。」 

 

「ほなら、今夜のところはそろそろ失礼しますわー。最近ちょっと仕事が立て込んでるさかいにね、あんま寝られへんくて。このくらいの時間になるともう眠くてあきまへんのや。でも、まだやらないけんこともありましてなー。」

「何言ってますのん。私なんて、毎日徹夜ですよ。」

「ですよねー(笑)。ごくろうはんどす。ほな、私ももうちょっとがんばりますわー。」

「ほうでっか。ほな、またー。しっかりきばりやー。」

「おおきにー。ほなー。」

「・・・あ、ちょっと待った。私の写真、これ上下さかさまでっしゃろ」

「あ、バレましたか(笑)」

「そんなん、わかるわー。ウサギが引っくり返っちゃってるやないですか。」

「あー、徹夜続きで疲れて、今日は寝てるんですわー。」

「もうええがな。」

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・・・しかし関西弁って(・・・ほんとインチキですみません(笑))、なかなかうまいことパソコンで変換してくれないんで途中でちょっとメゲそうになったんですけど(笑)、やっぱりこういうもんなんでしょうかねー。それとも、関西弁用の入力辞書みたいのもあるんですかねー。ってか、メールなんかでは皆さん、いつも標準語なんでしょうか。地元の言葉で打ったりなさらないんですか?打つとしたら、変換ってどうしていらっしゃるんでしょうか。・・・素朴なギモンでしたー

しかし、キレイです

ではー。



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シャキーン!・・・じゃなくてー、

・・・しゃ、借金・・・

でもなくてー、

車検、であります(←それ飛行機だから)。

 

クルマは、ちゃんと整備しておかにゃです。本当に「ここぞ」って使いたいときに壊れたりしたら、こっちの気持ちも一緒に壊れますからね(笑)。動かない車ほど役に立たないものは無いです・・・あ、中で寝れるか・・・じゃ、いっか

いやいや、いっか、じゃなくてー(笑)。

あーパソコンに向かってしょーもないひとりボケツッコミしてる自分ってのもアレですなぁ。・・・何だ(笑)。

・・・あー(笑)。

 

というわけで、今日はVOLVOさんに行って、受付で「あのー、今日、借金の予約してる川村ですけど」と言ってみて、「はぁ?」と言われたところで、「いや、ですからあのクルマをカタにして、15万円ほど借金を」って真顔で言ったら、きっと・・・笑われたんだろうけど(←どうかな(笑))、これ今思いついたんで、昼間は使えなかったなー。・・・え?使わなくて良かったよ、って?またまたー

・・・あー話が進まないったらありゃしない(笑)。。

で、とにかく、逆に15万円ほどお支払いしてですね(高いですー)、お願いしてきました。

よく、あまりクルマにあまり興味の無いって人が、「クルマなんて、何でもいいよ」と言ったりするのを耳にしますが、これ、大切な大前提ありきの発言ですからね。

そう、『ちゃんと走れば』、なんでもいい、ってことです。ここ、とっても大事なポイントですよね。ちなみに僕、昔ね、「クルマにとって一番大切な機能は何でしょう?」という質問をされたことがあります。

「そりゃ、走ることでしょ

って言ったら、ブッブーでした。正解、お分かりになりますか?

答えは、「止まること」なんだそうですね。確かに、言われてみれば納得でした

でも、「走る」も、「止まる」も、そして「曲がる」も大切ですよね、人と一緒みたいですね(笑)。健康が大切なのもね。

日々、自分でエンジンルームやブレーキパッドの減り具合までチェックして整備できる人はともかく、ほとんどの人は、おそらくただドアを開けて乗りっぱなしー、って感じですよね。僕も、クルマは好きですが、さして詳しいわけではありませんのです。でも、ちょっとだけはわかります。好きこそものの何とやら、でね(笑)。

でも女性の方だと、もしかしたら自分でタイヤ交換も出来ないのでは、と失礼ながらなんとなく想像できたりします(男でも駄目な人いると思いますし)。でも、結局今のクルマはそんなに頻繁に壊れたりしないから、そういう技術も覚える必要が無いってことでもありますよね。そしてそれはクルマの開発段階の技術の進歩でメンテンンス・フリーになった、ってのもあるんですが、もうひとつに「車検」っていう制度がちゃんとあるからでしょうね。

よく「アメリカは車検が無いんだよね。いいよなぁ。」などとも聞きます。なので、日本では信じられないようなボッコボコに凹みまくったオンボロのクルマが普通に走っています。映画なんかでもよく、「このポンコツめっ!」って、大平原で動かなくなったクルマを蹴飛ばしてるシーンなんかがありますが、あれも納得ですね(笑)。

でも、アメリカは・・・、どころの騒ぎじゃないんですよね。だって、・・・世界中でちゃんとした車検がある国は、日本とドイツだけなんですから。でも今、この制度を見習って、他の国々にも徐々にですが広がりつつあるようですけれども。

ちなみに、ドイツの車検はなんと数千円で済むそうです。比べて日本は・・・。法定費用だけでも随分かかりますからねー。

例えば普通の乗用車でも(仮に1.3トンのクルマとします)、重量税(37,800円)、自賠責保険料(29,780円)、継続検査手数料(1,400円) 、リサイクル料(10,000円)、となるので、最低でも78,980円ほどかかります。これをクルマ屋さんに頼んで、書類の手続きやら、あと事前の整備(車検って、事前に整備をするんですね。でないと、車検を通らない。車検=検査ですから)もお願いして、交換しなきゃいけないものを交換してもらって、となると・・・ひゃあ。でも、知識があって、自分で整備できて、パーツの交換も出来て、あとは自分で検査場に持ってユーザー車検ってことで、検査を済ませることもできますから、これだと最低費用とあとちょっとで済むので、どこかに頼むよりは結構安く上がるみたいですね。でもね、正直、慣れないと結構大変そうですものね(笑)。

そんなわけで、どうせお願いするならば、せっかくなので(笑)。これからもいつも快適に走って止まれるように、しっかりと点検&パーツやオイルの交換もしてもらって、しっかり検査にパスしてもらって、また元気で帰ってきてもらうことにしましょう(いや、まだどこも不都合なところは無いのですけれども。でも、人も車も、悪くなる前に対処するのが大事ですよね)。

とまぁ、おそらく皆さんあまり興味の無い話を書きました(笑)。

 

でもね、タイヤ交換くらいは出来るようにしておいた方がいいかもしれませんよ。勿論日本でなら、連絡さえつけば山奥でもどこでも何らかのロードサービスが来てくれるとは思いますが、これが外国でとなると。

数年前に(こないだ行った時じゃなくてね)、ハワイでレンタカーを借りて、ほとんど人が居ないような隠れ家(隠れ海(笑)?)的なビーチに行った時、砂利道を走って何か踏んだみたいで、帰ろうと思ったら、後ろのタイヤがペシャンコになってたんです。うひょー

携帯なんて持ってなかったですし、見回したって日本人なんて当然居ないし。まして、初めて乗ったクルマですから、様子がよくわからない。

「しゃーない。スペアタイヤくらいはあるだろう。」とトランクを開けると、確かにそれはありました。ジャッキもレンチもちゃんとありました。子供の頃、何度かおじさんがやってるのを見たりしてたので「じゃあ、一丁やってみるか」と、水着一丁で(暑いしー)、タイヤ交換ですよ。下は砂利だから、木片拾ってきて、ジャッキの下に敷いて、クルマを持ち上げて、と。

でもね、どうしてもレンチが合わないボルトがあって、タイヤが外れないんです。どーすんだ、これー。って困っていたら、現地の子供たちや住民の方が集まってきて、その中の一人の、ここらの奥さんらしき大きな体をした女性が「それ、たぶん盗難防止の特別なボルトだよ。たぶんクルマのどこかに、それ様のアタッチメントがあるはずだから、探してごらんよ」って教えてくれて。「わお」って、ダッシュボードを探してみたら、確かにありました。そして彼女や子供たちの見守る中、慣れない手つきでしたけど、無事にタイヤ交換できました。いやー、ほんと助かりましたよ。彼女が教えてくれなかったら、どうしてたんでしょうね。いや、それはそれで面白い体験が・・・なんてね(笑)。・・・あ、別に電話借りれば済んじゃうか(笑)。

でもね、ほんと皆さんも、いつどこで必要になるかわかりませんから、タイヤ交換、一度練習しておいた方がいいかもですよー

 

そんなわけで、この赤いボルボを代車として借りてきました。ちょっと古い型だけど、なんかこのカクカクした感じが「これぞボルボ」って感じがして、これはこれで・・・好きですねぇ。

でも、おそらくゆっくり乗る暇が無いんですよね。もしかしたら次はまた、クルマ屋さんに乗っていく時だけかも。ちぇー。これでプチドライブ行きたいのになー。くー

でも、しばしよろしくねー。シャキーン

 

・・・ってかクルマと言えば、ガソリン、高すぎですよねー。ほんと、クマりますよねー(←それ、犬)。

ではー。



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いよいよ、前の部屋の明け渡し日となりました。

新しい部屋に越してきて、今日で三週間。少しずつですが慣れてきたかな、と思い始めてもいます。でも、今日久しぶりに、6年住んだ部屋に行ってみて・・・。

走り慣れた道、いつもの近所の風景。駐車場にクルマを停めるのも、何百回としたことなので、切り替えしなんてしなくても、一度でピッタリ。そして、トビラを開けた時の部屋のにおいが、まだ自分の家って感じがしてね。

でも、もう何も無い部屋。ガラーンとした部屋を眺めていると、初めてこの部屋の内見をした日のことが思い出されます。6年前の春。ちょうど桜の季節でした。まだ、柑橘系二人組の仕事にも関わる前ですから、ここにいらっしゃってる多くの皆さんともお会いしていなかった頃ということになるでしょうか。

実は、最初、同じマンションの他の部屋の内見に来たんです。こことは広さも間取りも少し違う部屋でした。その部屋の窓からは目の前に桜の木。それまで住んでいたい部屋と比べても、広くなるし、悪くないな、とは思いました。「うん。いい部屋ですね。」と、案内してくれた不動産屋さんと管理人さんに言いながらも、「(でも・・・)」と何か心に引っかかるものを感じてました。

なので、まだ時間もあるし、もう少し色々と見てみるかな、と思い、「どうもありがとうございました。わかりました。では今日のところはとりあえず」と言ったところで、管理人さんが「あ、ちょうど先日もうひと部屋空いたんですよ。まだ掃除もリフォームも入ってないけど、見るだけ見てみますか?」とおっしゃるので、「そうですか。じゃあ、せっかくですから」と、見るだけ見てみることに。「お探しの条件に合うかどうかはわかりませんが」と案内してくれて、「はい、こちらです。」と鍵を開けてくれました。

そして廊下を抜け、リビングに入った瞬間。

「あ、ここだー。」

服なんかの買い物と一緒ですよね。「あったあった、これこれ」という感じです。

考えていた平米数よりも3割くらい広く、部屋数も一部屋多い。家賃だって、当然考えていたよりも、ちょっと・・・。でも、一旦走り出した気持ちは止まらず、「その分、頑張ればいいんじゃんか」と思って、すぐに「ここにします」と決めました。

自分でも、思いもかけぬ決断でした。とはいえ、まるで不安が無かったわけじゃなかった。若い頃に次の家賃が払えるかどうか、不安で眠れない夜も経験してましたから。

でもね。初めて一人暮らしをしたワンルームの部屋にいた頃、ある人に言われた言葉を思い出したんです。そこは、初めての部屋ということもあって、とても気に入っていた部屋でした(・・・部屋の真ん中にお風呂があってね(笑))。ある日、4つ年上の友人が彼女を連れて遊びに来てくれました。その彼女とも以前からよく飲んだりしていたので、僕も仲が良かったのですが、部屋に来るのは初めてでした。その彼女もやはり4つ年上で、当時で30歳を少し超えたくらいの年齢だったでしょうか。彼女はスタイリストとして大成功を収めていた人だったのですが(今でもよく雑誌やテレビなどで名前を見ます)、全然気取ることも、奢ることもなく、とっても無邪気で元気な、素晴らしい人でした(そうでないと、あそこまで成功しないかも)。

その彼女が、帰る間際、「ケンちゃんさ、この部屋、出てみない?」って言ったんです。

「・・・え、なんで?確かにちょっと狭いけど、楽だし。今はこのくらいの家賃しか払えないしさ。結構気に入ってるんだけど。」と言いましたら、

「うん。それはわかる。勿論ここもいいんだけど。・・・これは私の考え方なんだけどね、人は、住んでる場所で大きく変わると思うのよね。その部屋の大きさ合った人になる、っていうか。だから・・・」

「ケンちゃんは、・・・もっと広いところに引っ越したほうがいいと思う」

彼氏も、「うん。それ、わかる。そうだ、ケン坊、引っ越しちゃえ!」って。

誤解しないで欲しいんですけど、彼女は確かに本当にお金持ちだったけど、ちゃんと気持ちで仕事をする人で、人を大切にするハッピーな人で、そして自分から率先して一生懸命働く人で、「でも、遊ばないと、働けないから。だから沢山働いて、沢山遊ぼうよ」って言って、眠い目をこすりながらでも、笑いながら仕事に行って、そのまままた遊びに行っているような人でした。いうならば、いつもエネルギッシュな人。決して守銭奴の様な人でもないし、成功第一主義の人でもないし、その言葉にも、なんのトゲもありませんでした。ただ、心から本当にそう思ってる、っていう人の言葉でした。

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あ。また間に合わないじゃん、とりあえず一旦(笑)。

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すみません。

でもその時は、「うん・・・、考えてみるね。ありがと。」って言うのが精一杯で、即答は出来ませんでした。

その部屋に住んでるのだって、当時は結構楽では無かったんです(笑)。住み始めた頃はまだバンド時代だったので、少ないながらもお給料が出てました(そしてワンルームの家賃で半分以上がなくなるという(笑))。やがてバンドが活動を停止して、当然その薄~いお給料すらも停止して、あとは時々少しだけ入ってくる仕事で、どうにかこうにか食べ繋いでいる、といった感じだったんです。だから料理もね、その頃にだいぶ覚えたんですよ。お手軽で安くて、お腹が膨れるやつね(笑)。もう、ギリギリ生活ですよ。まだ100円均一とか、無かったしなー(笑)。それでも何だかんだ言って楽しかったなー、と思えるのは、たぶん「若さ」の成せる技ですね(笑)。

でも、それから一ヶ月ほどしたある日、レコード会社に勤めていた大学の同級生から「あのさ、最近、ひま?」「うん。残念ながら、ひま(笑)。」「そうか、それは俺にとっては好都合(笑)。あのさ、ビジュアル系のバンドの○○○なんだけど、今度ウチからアルバム出すことになったんだよ。で、10日ほどでいいから、ちょっと面倒みてやってくれないかな。軽く音楽の基礎的なことをアドヴァイスしてくれる位でいいから。まだその辺もよくわかってないみたいだからさ。」っていう電話がありました。「いやー、おれでよければ、いいけど・・・」そして翌週からそのバンドと共に、いきなり山中湖の合宿所へ。赤や青や金色の髪の毛のバンドメンバーたちと僕だけで、いきなり10日間ほどの山暮らし。でも空気とご飯がおいしくて、いい所でしたけどね。

あー、どんどん話が逸れていってるような。まぁ、書いちゃってるものは仕方ないと、ご勘弁を(笑)。

で、最初、合宿所で合った時には「うーむ。すごい状況だな、これ。大丈夫か、おれ。」って、ちょっとだけ思ったんですけど、初日の夜には、もう仲良くなって大宴会(笑)。中日くらいには「ケンさん、うちのメンバーになっちゃいなよ」って言ってもらえて、勿論それはやんわりご辞退申し上げましたけど(笑)、結局そのままCDのプロデュースまで頼まれちゃうことになったんです。

そして東京に戻って、一日36時間スタジオ詰め、4時間睡眠、という強烈きわまるレコーディングの日々が始まりまして(←バンドも初めてのメジャーでのレコーディング。そして、僕も手探りでしたから、とっても時間が掛かりました)、まぁここは今詳しくは書きませんが(結構書いてるようですが、まだまだ話が尽きないですよ、この時のことは。凄い話も沢山あってね(笑))、でも、とにかく無事にレコーディングが終わり、やがて入ったそのプロデュース料といいますか、・・・ギャラを丸々全部つぎ込んで、とにかく引っ越すことにしたんです。躊躇はありませんでした。あれからずっと、彼女のあの言葉が気になってましたから。うん、もしかしたら、そういうものなのかもって。よし、とにかく信じてみよう、って。

そして選んだのが、渋谷でした。どうせなら、ど真ん中に行ってやれ、ってね(笑)。広さも、いきなり倍。「ほんとに大丈夫か」なんて、先のわからないことを考えてても仕方がありませんからね、もう思い切ってね。清水の舞台で助走つけて、ジャンプして法隆寺あたりまで飛んでみた、とでもいいましょうか(笑)。

そしてそれを機にですね、僕の人生は帆を高々と揚げた船のように、いきなり仕事がガンガン舞い込み始める・・・なんてわけはなく(笑)、まぁ色々とありました。あ、おっさ・・・いや、おにーさんの昔の苦労話ほど退屈なものも無いと思うので(笑)、ここらでやめときましょうね。

結果として、あの彼女の言葉は、僕は「あり」だと思っています。ちょっと背伸びしてでも、っていうか冒険してみるのって、本当に悪いことじゃないって思うんです。怖いから、ってセーフティ・ゾーンから出なければ、確かに、色んな事にそういう考えの人になっちゃうかも、とちょっとそれはそれで怖くも思います。

一人暮らしされてる方はわかると思うんですが、家賃って、毎月の支払いの中で間違いなく一番大きいものですよね。だから、これをコントロールすることで、張り合いにもなると同時に、仕事により責任感や危機感も出るし、ということなんじゃないかな、と。

もっともこれは・・・僕たちみたいな、不定期な収入の人の考え方なのかもしれません。彼女も、「仕事は自分で取るしかない。でもやった分、ちゃんと自分の価値としての収入を得ることができる。でも仕事が無ければ当然収入は無いし、へたしたら何ヶ月もゼロが続く時だって、決して無いことじゃない。」という、綱渡りのような生活を選んだ人です。なので、誰にでも一様にあてはまる考え方では無い、と言うことは、一応、お断りはしておきますね。ただ、経験を通して、僕もそれが実感としてわかったような気がする、というのは事実です。決してえらそうなことを言うつもりもありませんし、自分が大きくなったなんて、未だこれっぽっちも思っていませんが、でもなんか不思議とあの話は理解が出来た気はしているんです。

なので、あれから引越しでは、毎回ちょっとづつでも、部屋を広くしていくことにしてるんです。そのほうが、面白いことが起こりそうだから。もう、こうなったらね(笑)。

はい、そして話、ぐーんと急に戻ります。お気をつけて(笑)。

そして、6年住んだあの部屋。引越しもどうにか落ち着いて、それでもやはり別にいきなり仕事がバンンバン舞い込む・・・わけは、やはりありませんでした。そうそう、うまくはいかないもんです(笑)。誘われるままに細々とバンドなどを始めてはみたものの・・・「さて、どうなるか。どうするか。ま、どうにかなるだろうし、どうにかするしかなんだよな」という感じ。

そして、その年も終わりが見えはじめ、寒い冬が近づいてきたある日、一本の電話がありました。

「あー、久しぶり。元気?ケン坊さ、来年の頭から半年ほど、ひまじゃない?」「えー、残念ながら半年どころか、今のところこの先一生ひまですが(笑)」「そうか、良かった。あのさ、ピアノの仕事があるんだけど、興味ある?」「え、はい、あ、勿論!えっと、ちなみに、どなたのお仕事ですか・・・?」「うん、○○なんだけど。」

電話口から聞こえてきたのは、あの柑橘系二人組の名前でした。そしてなんとね、この電話の主は、つい最近も、俊くんやJYONGRIちゃんのライブで一緒にお仕事させていただいていたばかりの石坂さん、だったんですよ。二人組がひょんなことで僕の名前を挙げてくれたらしく、その前にKEIKOちゃんのソロ・ツアー、そして、宇都○隆さんツアーでお世話になっていた石坂さんがファースト・コールを引き受けた、ということでした。

結果として、あれからずいぶん長い間、沢山のツアーで、彼らと一緒にステージに立たせてもらうことが出来ました。日本全国の大きなステージにも何度も立たせてもったし、音楽的にも本当に勉強させてもらって、そして何よりピアノを弾くことの面白さ、楽しさを改めて教えてもらうことになりました。そして、今これを読んでくださっている皆さんとも、出会えるチャンスをもらったんですよね。そして、それはずっと繋がっていきました。へきるちゃん、奈美恵ちゃん、俊くん、JYONGRIちゃん・・・、いえ、アーティストさんに限らず、何時間かけてもここに書ききれないくらいの人々との沢山の出会いをもらえるきっかけになりました。

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そんな電話を受けたこの部屋も、今はもう何も無くガラーンとしています。ほんとに、見事にからっぽ。

本当に、今日でさよならだね。

でも、ここで沢山の思い出が出来ました。ここから沢山の街へ行って、沢山のみんなに会って、そしていつもここに帰ってきました。外で信じられないくらい楽しい事があった日も、ベロベロに酔っ払ってしまった日も、いつもここへ帰ってきてました。MP9500が来た日も、D40を買った日も、こないだまで色々と助けれくれてたパソコンを組み立てた日も、このブログを書き出した最初の日も、ここにいました。どんなことがあっても、最後にはいつもこの部屋に帰ってきて、この部屋のベッドで眠ったんです。

本当に、ありがとね。楽しい日々を、充実した日々を、だらーんとした日々を、文句も言わずに過ごさせてくれて。感謝してます。

もう、たぶん二度とここには戻ってくることは無いだろうけど・・・でも、またこの部屋に誰かの生活の灯りが灯っているのを、いつか見に来ます。・・・通報されない程度にね(笑)。

 

そして、少し慣れてきたとは言え、まだ夜中にトイレと間違ってお風呂のドアを開けてしまったり、お風呂と間違ってトイレに浸かってしま・・・いや、それは無いですけど(笑)、灯りを点けるスイッチの位置もどの部屋でも手で探ってしまうくらい、しかもそもそもスイッチすら無い壁を(笑)、と、まだまだ不慣れなことが沢山ありますけど、これからの生活の中で、馴染んでいくんだと思います。どうぞよろしくね、新しい部屋。もう、今日から僕は、この部屋の鍵しか持っていないからさ。ここが帰ってくる、唯一の部屋になったんだからさ。

ではー。



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今日はね、きっとまた一段と長いですよ。昨日のこと書きますからー。

 

「川村くんさ、土曜日、来るでしょ?ライブは7時半からなんだけど、5時からリハーサルやってるから、良かったらそこからおいでよ。時間、大丈夫?」

「はぁ、大丈夫ですけども

「じゃ、5時にね。・・・絶対に来たほうがいいよ。・・・おもしろいゲストも来るから。」

「はい、じゃあ、土曜日伺います

一週間ほど前、僕の師匠でもありますキーボーディストの厚見(玲衣)さんからこんな電話がありました。

「おもしろいゲストかー。誰だろか。で、『絶対』ね・・・

そもそも、「6月14日にセッションやるからさ。」とは、大分前に聞いてましたら、カレンダーにチェックは入れていたし、行くつもりではいたんです。でもあの時は、「まぁ、軽いセッションだけど、良かったら」って言ってたのに。わざわざ念押しの電話をしてきてくれるなんて。

着いたのは、5時をちょっと廻っていました。いわゆるちゃんとしたライブハウスではなくて、飲みながら生演奏が出来たり、聴けたりするロックバー。でも、ハモンド・オルガンとレズリースピーカーがあるってことで、なかなか貴重なお店。全国にいくつもこういった演奏できるお店はありますが、結構ね、鍵盤楽器は置いて無かったりしますから(笑)。

お店の階段を下りてゆくと、ものすごいボリュームの、ご機嫌なバンドサウンドが漏れ聴こえてきました。そしてドアを開けずとも、誰が弾いてるかはっきりわかる、このオルガンの音とフレーズ。そして、ギターも、とても聞き覚えのある音。「おー、やってるやってるー」って感じでした。

そっと中に入って、幾人かのスタッフさんに目で挨拶をして、しばらく厚見さんの手元が見える位置に腰掛けて、リハの様子を見てました。目の前数メートルくらいのところで、厚見さんのプレイが見れるなんてね。今まで、幸運なことに何度も見せてもらってますが、相変わらず、カッコいい。うん、ほんと、カッコいい

そして曲の合間を見て「どーも、お疲れ様ですー。」とご挨拶をすると、「あ、川村くん。どーもー。」と。そして、リハを中断して、一人の人のところへ連れて行ってくれました。って、さっきから僕の隣に座っていた人だったんですけども。そして、「こちら、人見元基さん。で、こちら、川村ケンくん」と、紹介してくれたんです。

・・・ひとみ・・・げんき・・・さん。

って。

ひとみげんきさん、って、あの、人見元基、さん?

この間、ほんのコンマ3秒ほどでしたが、その一瞬で頭の中が沸騰するかと思いました。

「あ、どうも、人見です」

この声は、一生忘れない。本当に、人見さんだ。

「ど、どうも初めまして!僕、たぶん川村ケンといいます!」

 

・・・いや、「たぶん」は言ってない。うん、いくら冷静じゃなくなってても、言ってないはず・・・たぶん(笑)。って、変な混ぜっ返しをしちゃったな。すみません(笑)。

 

僕が大好きな、VOWWOW。高校生の時、テレビの番組で初めて見て、「な、なんだこのバンド!?」って思わせてくれて、そして「うわー、キーボードってこんなにカッコいいことができるのか!」って、思わせてくれて、僕に真剣にプロになることを意識させてくれた、僕にとって本当に大切な、憧れのバンド。当時は本当に毎日のように、家でも、通学の時もウォークマンで聴いてましたし、レコードも予約して発売日に買いに行ってたし、朝の目覚ましまでVOWWOWだったという(←時間になると、カセットがかかるようにしてました。当時は朝からハードロックで目覚めていたのです(笑))。

時は巡って・・・、そのバンドのキーボーディスト、厚見さんが目の前にいて。そして、当時「なんでこの人はこんなにギターが巧いんだろう。なんで、こんなカッコイイ曲をかけるんだろう」って思わせてくれていたギタリストの山本恭司さんが、今すぐそこのステージに立っていて、「あ、川村君、おつかれー」と笑ってくれている。そして・・・。

先ほど言った「テレビ番組」で、初めて目にしたVOWWOWは「LOVE WALKS」という曲を演奏していまいした。そして、まず何が衝撃だったかって、その曲でのボーカリストのシャウトだったんです。「すっげーーー!超カッコイイじゃん!なに、このバンド!?」

あの番組で、あの日あの時、元基さんのボーカルにガツンとやられなければ、その後、厚見さんや恭司さんや、そもそもVOWWOWとも出会えなかったかもしれない。そしたら、今僕は、きっとここにいない。もしも、あの時、不幸にもトイレに行ってしまっていたら・・・なんてね(笑)。でも、ほんと、縁って、出会いって、そのなものかもですよね

VOWWOW解散後、元基さんが近県の公立高校の英語の先生になった、というのは知っていました。音楽は趣味として、たまに、という感じなのではないでしょうか。あれ以来、それほど表立った音楽活動はされていなかったと思いますが、それでもあの大好きな声も、シャウトのスタイルも、あの頃とまったく変わっておらず・・・胸が熱くなりました。でも髪型はすっかり変わっていてね(当時は長髪だった)、すぐに気づかなかったのはそんな理由もありまして。それにしても、「まさか」という人の登場に、本当に面食らってしまいました。

ほどなくリハが再開。

リズム隊は、元爆風スランプのベーシストの江川ほーじんさん(←爆風スランプも好きだったので、とっても嬉しかった)、そして厚見さんのお知り合いだというドラマーの土屋さん。そして、そのリズム隊の前に、僕の目の前の小さなステージにね、・・・あのVOWWOWのメンバーが、三人もいる。

厚見さん、恭司さんはモチロンですが、VOWWOWをVOWWOWにするのは、やはり元基さんの声がそこに乗ってこそ。本当に声も、声域も、現役時代と全然変わっていなかったのにはビックリしました。「あー、本当にこの人は天賦の才を持っている人なんだな」と感心していましたよ。とにかく、夢見心地で、贅沢なリハーサルを、一番前で見ることができました。

「これだったのか・・・厚見さんの『絶対来たほうがいいよ』の意味は

後で聞くと「本番になるとお客さんで一杯になっちゃうからさ、リハのほうがゆっくり見れるかな、と思って」ですって。・・・くー

約20年ほど前、最後に武道館にVOWWOWを見に行って(勿論、普通にチケットぴあで、チケット買ってね)以来、今までもこの共演は無かった。実現する可能性も、聞いてるかぎりではなさそうだった。そして、これかもまたあるかどうかも、やっぱりわからない。ほんと、貴重なワンナイト・セッション。そして、メンバーの生の声や音楽の組み立て方が伝わってくる、貴重なリハーサル。「当時もこんな風にしてコミュニケーションとってたのかな。こんな風に、あの曲たちが作られていったのかな・・・」って。メンバーが名前を呼び合う姿を見ても、「へぇ、そう呼んでるんだな」とかってね(←完璧にいちファン、ってか20年前に戻ってる(笑))。いや、ほんとうに感激でした。

本番は詰め掛けた沢山のお客さん方に席を譲り、会場で合流した斉藤光浩さんバンドのベーシストのDAISUKEさんと一緒に、後ろの方で拝見することに。すると、スタッフさんが「あ、川村さんは、こちらのお席でどうぞ。」って案内してくれました。

「予約席」って書いてありました。少し高いテーブルになっていてステージが良く見える上、しかも、ここ、・・・厚見さんの手元が見える、真正面。たまたまかもしれないですけれど。せっかくですので、ありがたく座らせて頂くことにしました。、・・・くー

もちろん、ライブは最高でしたよー。やっぱり憧れの人たちは、20年経った今でも憧れの人たち。みなさん、正真正銘の、本物のプロフェッショナル(なにせ、VOWWOWは世界に出たバンドですからね)。そして、みんな・・・とっても楽しそうで

厚見さんのプレイも、なんだかまた一層磨きがかかっているようでした。いったいどこまで上手くなるんだろう・・・全然追いつけないや(笑)。ま、もっともそれは無理なんですよね、違う人間なわけですし、そもそも僕なんかじゃ、まだまだとてもとても。・・・でも、今度いつか、昨日聴いたあのいくつかのおいしいフレーズの弾き方教えてもらおーっと(笑)。

 

昨夜の選曲は、全部60年代~70年代のロックのカバーだったんですが、一曲だけ、「YOU’RE THE ONE FOR ME」という、VOWWOW時代、厚見さんが作曲したナンバーを演奏してくれました。「VIBe」というアルバムに入っているのです素晴らしい曲なんですけどね、実は、先日の引越しブログの中でお話した「2000枚もあるCDも最初は一枚だった」という、その一枚目というのが、この「VIBe」というアルバムだったんです。

実家が新築した時に、「ふむ。じゃあこれを機に、僕もいよいよCDプレイヤーとやらを買うかなー」と(←まだCDが出始めて数年のころです)、中古で秋葉原で買ってきたプレイヤーで、毎日こればっかり聴いていたものです。

終演後、まっさきに恭司さんに「川村君、嬉しかったでしょ(笑)。」って言われました。・・・えぇ!そりゃあ、もう(笑)。

最後にご挨拶に行った時に、厚見さんにも「今日は川村くんにはどうしても見てもらわなきゃ、って思ってさ。だってVOWWOWファンとしては、これは外せないでしょ(笑)」って言われました。・・・えぇ!ほんと、ありがとうございました

家に帰ってくると・・・僕の部屋には、預かっている厚見さんのJUPITER-8が。僕にとっては、VOWWOWを象徴するキーボードである、あのJUPITER-8が、・・・ここにあるというのが、改めて不思議で、なんとも言えない気持ちになりました。

眺めながら、ぷしゅして、・・・ぷしゅして・・・ぷし

って、どんだけキーボード肴にして飲むんかーい。・・・いや、飲めるんですよ、これがほんとに(笑)。

ではー。

 

---追記。---

 

そうだ。昨夜放送になった俊くんの武道館ライブ、いかがでしたでしょうか?僕はライブに行っていて・・・ってそもそも、うちCSが入らないので、残念ながらどの道見れなかったんですけども。JUPITER-8、僕の後ろにちゃんと映ってましたでしょうか。実は武道館公演だけ、持っていったんですよ。もちろん、事前に厚見さんにOKもらってね。20年前にVOWWOWを見に行った時に、厚見さんと武道館のステージに立っていたJUPITER-8、今回、僕が一緒にステージに立てたこと、本当に嬉しかったんですよ

早く観たいなー

ではー。



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