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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (159) 渋沢詩子さん

2017年05月29日 | 日記

   

    

    

    この前、もう書く人がほとんどない・・・などとボヤきましたが、色々なことから出てくる
    ものです。現在福岡に住んでいる紺野ユカちゃんとは時々会って観劇や食事をして
    いますが、彼女が「渋沢詩子を覚えている?」と言うのです。私も思い出して「少し変
    わった女の子役が多かったねー」と話がつながりました。

    渋沢詩子さんは主役は張れないけれど、主役にからむ重要な脇役として貴重な女優
    さんだったと思います。幼い時から芸能界に憧れていたて、小学4年生の時に劇団こ
    まどりに入団、中学卒業には松竹音楽舞踊学校に入校、退団後に映画界入りを目指
    しました。

    映画デビューは東宝の「花嫁さんは世界一」(脚本・監督・新藤兼人1959)で、日活にも
    数本出て昭和36年(1961)あたりから大映で出演するようになります。
    大映では「若い奴らの階段」「うるさい妹たち」「男の銘柄」「団地夫人」「風神雷神」「真
    昼の罠」「すてきな16才」「閉店時間」「スーダラ節わかっちゃいるけどやめられねえ」
    「誘拐」「ある関係」「家庭の事情」「巨人・大隈重信」「温泉女中」「嘘」「八月生まれの女」
    「温泉芸者」など約20本に出演、大映終焉時には日活作品に出てダイニチ配給となっ
    た作品もあります。

    前にも書きましたように彼女が映画で活躍する場は、一寸変わった女の子役がほとん
    どで限界を感じたのでしょう、彼女は映画を飛び越えてテレビドラマや吹き替えに活躍
    の場を見出し、「家族そろって歌合戦」や「クイズタイムショック」のアシスタントなどを受
    け持ち、本来の持ち味を発揮しました。
    東京出身の彼女は1941年生れですから現在は76歳、元気だといいのですが・・・。

         




コメント (6)
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