映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ソロモンの偽証 後篇・裁判」

2015年04月22日 | 日記

     

     宮部みゆきが9年間にわたり連載して書き上げた「ソロモンの偽証」を、成島出
     監督のメガホンにより映画化した2部作の後編です。

     クリスマスの夜、校庭で起こった生徒・柏木卓也の死から始まった一連の事件に
     揺れる城東第三中学校で、前代未聞となる生徒による生徒だけの校内裁判が行
     われることになります。
     告発状で柏木殺害の嫌疑をかけられた問題児の大出俊次を被告に、校内裁判の
     提案者である藤野涼子は、検事として大出の有罪を立証しようとしますが、他校生
     でありながら裁判に参加する神原和彦は、大出の弁護人として涼子と対峙します。
     さまざまな思惑が絡まり合う中、涼子らは必死で真相を究明しようとします・・・。

     前篇の感想にも書いたように、後篇も事件の23年後にこの中学校に教師として赴
     任してきた涼子の回想形式で進行します。宣伝文句にある大作感は後篇でも味わ
     えず、むしろ後退して深みがありません。
     裁判開催が如何に困難だったのか、それをどうして開催にこぎ着けたのかなど、
     クライマックスへの手立てが下手です。

     前述のように前篇の方がまだ良かった・・・が結論になります。お客さんの期待度も
     下がったのでしょう、後篇の初日13時の部に上映館へ入りましたが、客数は11人で
     した。因みに前篇も初日に見ましたが、その時の客数は17人。ひたすら新人・藤野
     涼子の将来性が目立ちました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする