シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきん、ジャックと豆の木のジャックなど、お馴染
みのキャラクターたちが、その後がどうなったかを描いたブロードウェイの人
気ミュージカルを、ディズニーが実写映画化した作品です。
魔女にかけられた呪いのせいで、子どもに恵まれなかったパン屋の夫婦は、
子どもを授かりたければ「赤いずきん」「黄色い髪」「白い牛」「黄金の靴」の4っ
のアイテムを森から持ち帰れと魔女に命じられ、森へ向かうことになります。
時を同じくして、赤ずきんやラプンツェル、ジャック、シンデレラたちもそれぞれ
の願いをかなえるために、同じ森へとやってきますが・・・。
お話の進行役とも言える魔女役にメリル・ストリープ、赤ずきんのオオカミ役に
ジョニー・デップ、加えてエミリー・ブラント、ジェームズ・コーデン、アナ・ケント
リック、クリス・スパンらの共演です。
「ウエスト・サイド物語」などを手がけたスティーブン・ソンドハイムが、ミュージ
カル舞台同様に作詞・作曲を担当。監督は「シカゴ」「NINE」のロブ・マーシャル
です。
予告編が良かったし、何よりもロブ・マーシャル監督の手腕に期待して見たの
ですが完全に裏切られました。
まず肝心の筋立てが上手く整理されていないし、全般的に中途半端で消化不
良もいいところで、いくら大人向けのミュージカルと言っても少しも面白くありま
せん。
結果論ですがキャストも上手く生かされていませんし、この手の作品では美麗
ミュージカルシーンが魅力の筈ですが、それも見当たりません。完全な失敗作
です。