映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「天才スピヴェット」

2014年12月05日 | 日記

    

     「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督が、ラルフ・ラーセンの冒険小説「T・S・
     スピヴェット君 傑作集」の映画化で、気持ちが離れてしまった家族を元に戻そう
     と奮闘する、10歳の天才少年の心温まる日常と、人生を変える冒険物語です。

     モンタナに暮らす少年スピヴェットは、時代遅れなカウボーイの父と、昆虫博士
     で研究に夢中な母、アイドルになりたい姉と、たくましい弟の5人家族で暮らして
     います。
     スピヴェットと二卵性双生児の弟は体格も良く、父の農場は弟が継ぐものと思っ
     ていたら、その弟が事故で突然死んでしまったことで、家族は皆、心にぽっかり
     と穴が開いてしまいます。

     弟のようにカウボーイになれないと悩むスピヴェットは、実は天才的な頭脳の持
     ち主。彼の論文が専門誌に掲載され、スミソニアン博物館から栄誉ある賞を受賞、
     論文の主が実は少年とはだれも思わず、授賞式でのスピーチ依頼が届きます。
     少年は家族に内緒で家出をし、数々の困難を乗り越えて授賞式に出席すること
     になるのですが・・・。

     私的には映画の魅力が溢れる実に面白い作品だと思います。いろいろな要素が
     一杯詰まっていて心が豊かになりますし、映像がまたまた素晴らしいのです。
     ジュネ監督は彼自身初の3D映画として撮った作品ですが、映画ファンだったら誰
     でも3D効果くらいは想像で把握すると思いますので、私は2Dで充分満足です。

     更に出演者の一人一人の個性が光っていますが、特に少年役のカイル・キャトレ
     ットの見事な好演と、お母さん役のヘレナ・ボナム=カーターの相変わらずの名演
     には唸ります。絶対お薦めの一本なので、どうかお見逃しのないように・・・。

コメント
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