kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

彼岸花の不気味さ

2016年09月21日 | 
各地に甚大な被害をもたらした台風16号。
温帯低気圧に変わり、東京は幸いにして、被害を免れた。
やれやれである。

閑話休題。
この花が咲きだすと、なんだか心が落ち着かなくなる。
突然、雨後の筍のように、茎がにょきにょきと伸び、真赤な花が咲く。

花、茎、根がすべて有毒。
田んぼの畦や墓地に植えられるのは、ネズミやもぐら除けのためだ。
毒があることを知っているから近寄らないのだそうだ。

ちょうど彼岸の時期に咲くから彼岸花と名づけられた。
うまいネーミングだ。

仏事と重なるので、なお一層不気味さを感じさせられるのかもしれない。
彼岸は本来、悟りの境地のことだが、カメラ爺には、はるか遠い世界だ。