kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

ガッツリ系昼飯におすすめ 「築地食堂 源ちゃん」

2013年12月06日 | グルメ


汐留ミュージアム「モローとルオー」展を見た後、汐留シティセンター地下の食事処で、少し遅いランチ。
午後1時半を過ぎているのに、和・洋・中、それぞれ結構にぎわっている。
オフィスビルだけに、並ぶのが嫌いなリーマンがランチタイムをずらしているのだろう。
カメラ爺は、蕎麦でいいのだが、相方は「しっかり食べたい」という。
あちこちのぞいて「築地食堂 源ちゃん」に。
チェーン店だということは、ショップカードで知った。
築地直接仕入れ、海鮮中心の食堂だが、揚げものメニューも多い。



なまものはちょっと…とカメラ爺は「カツ煮定食(880円)」、相方はおすすめメニューの「源ちゃん丼(980円)」
カツは分厚く、それでいてとじ卵にみごとにフィット、
丼の刺身は、てんこ盛りの酢飯にどどーん、である。
炊き立てらしいご飯も、つやつやしていて、おいしい。
昼ビールの勢いを借りて、完食。
久しぶりのガッツリ飯だった。

およそ美術館のエントランスらしくない汐留MU

2013年12月06日 | アート
「G.モローとG.ルオー」展を、パナソニック汐留ミュージアムで見てきた。
この界隈、再開発で以前とは様変わり。
汐留シティセンター、電通、日本テレビ、資生堂ロイヤルパーク汐留タワー等々。
完璧おのぼりさんモードである。

旧松下電工(現パナソニック)が‘90年代から、社会貢献の一つとして、ルオーの絵画をコレクションをしていたことも知らなかった。
バブル時代にあり余ったカネを、一人の著名画家の作品に注いだのは、良い選択だったかもしれない。

ルオーの絵は好きだった。それが、あの「サロメ」で知られるモローとパリの国立美術学校で濃密な師弟関係にあったことは初めて知った。
45才も年が離れているためか、往復書簡によれば、はじめは「ルオー君」だったのが「わが息子」に変わっていく。

それぞれの代表作を見ると、一見、関係なさそうだが、画風が変化していく中で、ルオーがモローの影響を受けていることが分かり、モローもまたルオーに影響されている。
代表作しか見たことのないカメラ爺には興味深かった。

黒い輪郭線が特徴のルオーの作品は、ステンドグラスの職人だったことが影響しているのも、改めて納得がいった。

フォービズム(野獣派)のマチスもまたモローの教え子だったことも、初めて知った。
美術通には常識かもしれないが、カメラ爺にとっては新鮮な驚きだった。