kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

山師ではなく山法師

2013年06月25日 | 植物
5月22日をピークに、株式相場が調整に入っている。
ヘッジファンドという山師が、それまで異次元の買上りで、巨額の利益を手にし、
そこから今度は空売りを仕掛け、またもやボロもうけ。

それについていけない投資家は往復ビンタ、泣きっ面にハチだ。
投資ではなく投機。山師が暗躍する世界になってしまった。

くしくも、「自給100万円」とうそぶいていたネットトレーダーが、株価操縦容疑で逮捕された。
それも、2年も前の容疑である。

そういえば、ホリエモン引きいるライブドアのM&Aに関連して、インサイダー取引で実刑を受けた村上某がいたっけ。
いまは、かつてのように表には出ないが、豊富な資金力で、同様の仕事をしているようだ。
「お金儲けして何が悪いんですか」とのたまわった御仁だけに、したたかだ。

閑話休題。
そうだ、今日は山師ではなく山法師の話だ。

都議選の朝、投票所へ行く途中、密集する真っ白な花を見かけた。
(今時、ハナミズキが咲いてるわけないだろう)と思ったら、
同じミズキ科のヤマボウシである。

山法師の名は、真ん中の花穂を坊主頭、白い苞を頭巾、比叡山延暦寺の僧兵に見立ててつけられたという。
あの武蔵坊弁慶の装束を思えば納得がいくだろう。

ちなみに、100年前、日本からワシントンに贈られた桜の返礼として寄贈され、日本に定着したハナミズキは、別名アメリカヤマボウシ。
確かに似ている。