kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

白い煙が消えた日

2012年02月10日 | 建物
去る1月31日、30年にわたる、杉並・高井戸のゴミ処理工場への搬入が終わった。
施設の老朽化と建物が今の耐震基準を満たしていないため、建て替えることになったのだ。
ゴミ処理は、近隣の区のゴミ処理工場の施設に分散して運ばれる。

すぐゴミ焼却をやめるのか、と思ったら、2月9日まで白い煙がたなびいていた。
これまで収集していたものを燃やしていたのだろう。
煙突は耐震基準をクリアしているので、内側の筒を交換するものの、そのまま残すという。

工場は解体したあと完成まで5年。
その間、風の方向と強さのバロメーターになっていた白い煙は、もう見られないのだ。
しかも、この煙、水蒸気が冷やされて雲のようになるのに、有害物質が含まれているように誤解されるため、新施設は煙の出ないように改良されるそうだ。なんだかその方がかえって怪しいと思うのだが…