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アンコールの炎

薪ストーブを焚き始めたのは2003年の冬からだったんだが、その時はイントレピッドNC、つまり、ノンキャタリティック、触媒が無いクリーンバーン燃焼の薪ストーブだった。 しかし、イントレピッドでは、吾が家の暖房面積にはあまりに非力だったことと、そのくせ薪は大食らいで、て言うか、部屋が暖まらないからガンガン焚いてしまうことになり、結果として、薪は効率悪くどんどん減ってしまったということだ。

そんな訳で直ぐに薪ストーブの買い替えを決断した。 結局イントレピッドNCとはたった3~4ヶ月間だけの付き合いだったが、小さいなりに目一杯頑張って暖めてくれていた。 なので、別れ際、何となく寂しくもあったが、能力不足なんだからこればっかりはしょうがないね。

そんなイントレピッドNCに別れを告げて吾が家にやってきたのが、パワーの点で実に頼もしいアンコールだった。 それが2004年の確か1月のことだったように思う。 そして、あれからちょうど7年が経った。

やがて2005年になると仕事部屋にも薪ストーブが欲しくなった。 そして、ヨツールのF100を設置したんだが、またしても選択ミス、翌年には早々とダッチウエストのFA225に入替えてしまった。

部屋の広さからすればF100で十分だったんだが、今度はパワー不足ではなくて使い勝手、つまり、薪の投入サイクルが不満の種だった。 2時間に1回の追加薪はとにかく面倒で、仕事場なら尚更のこと実用重視、火持ちが良くないとダメだなということで、結局やっぱり落ち着く先は触媒機だった訳だ。

ここまで前置き、薪ストーブ歴を長々と書いてしまったが、今日の記事では何が書きたかったのかって言うと、そう、タイトルの通り 「アンコールの炎」 のことだ。 2台の触媒機を数年焚き比べて来て最近思うのは、アンコールの炎が好きだなということ。

もちろん、2台の触媒機は本体自体のスケールも違うし、煙突の長さや屋根抜き壁抜きの違いなど、設置条件も異なるから一概には言えないのかも知れないが、吾が家で焚いている限り、焚付の時も、安定燃焼にいたっても、そして熾き火になるまでの間と、どの段階でも炎の揺らめきがアンコールは優しい。 特に焚付時にはそう思う。

焚付が簡単、て言うか、しやすいのは間違いなくFA225の方だ。 アンコールのストレート屋根抜き煙突に対して、壁抜き煙突という点ではむしろ分が悪いんだが、それでも、前面パネルの両サイドから吸い込まれる空気の量は圧倒的で、状態のあまり良くない薪でも着火が容易だったりする。

その点アンコールは吸気口が背面にあってしかも小さいし、空気の流入経路がずっと長いからFA225のような力強さは無い。 アンコールの焚付は細薪から着火して徐々に火を大きくしてやるような、FA225よりも丁寧な焚き方が求められる。 なので、ぞんざいな焚き方をして放置して、あとで戻ってみると燻って火が大きくなっていないなんてこともあったりする。

しかし、そんなアンコールの炎が最近特に好きだ。
例えるなら、FA225は荒々しく男性的な燃え方をするのに対して、アンコールは女性的と言えそうだ。 それもちょっと気取りつつも駄々をこねるような・・・ そうなると、やっぱしアンコールは女だな(笑)

つまるところ、FA225の方が単純で解りやすいってことだ(笑)


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いつも駄文にお付合いありがとーございます。
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