ボストンのガードナー美術館にあったフェルメールの”合奏”が、盗まれたまま見つかっていない話は、前に読んだ”恋するフェルメール”で知った。
”盗まれたフェルメール”は、フェルメールの絵の盗難の話を中心に、絵画の盗難に纏わる様々な話を紹介している本だ。
先日も、ピカソの孫の家から盗まれた、ピカソの絵が見つかったという記事が載っていたが、この本を読む限り、絵画の盗難は、ほとんど成功していない。
盗むこと自体はそう難しくないが、それを換金するのは至難の業。誰でも知っている有名な絵の場合、悪徳コレクター(日本にいると信じられていたようだ)に売るか、保険がかかっている場合、保険会社と取引するか、盗んだ美術館に買い戻させるかぐらいしか、手段がなく、ほとんど成功していない。
一時期流行ったのが、IRAなどのテロリストによる盗難だが、これも、人質(人命)と違って、ほとんど成功例がない。
ということで、美術館から絵を盗んで、金儲けをたくらむ向きには、是非読んでもらいたい本。無駄な労力を使わないで済む。
アンコールのような遺跡から、仏像などを盗んで売りさばくのは、出所の特定が難しいことから、残念ながら、まだ商売になってしまっている。
いずれにしても、フェルメールは、その希少性から、何かと注目を集めている。
”盗まれたフェルメール”は、フェルメールの絵の盗難の話を中心に、絵画の盗難に纏わる様々な話を紹介している本だ。
先日も、ピカソの孫の家から盗まれた、ピカソの絵が見つかったという記事が載っていたが、この本を読む限り、絵画の盗難は、ほとんど成功していない。
盗むこと自体はそう難しくないが、それを換金するのは至難の業。誰でも知っている有名な絵の場合、悪徳コレクター(日本にいると信じられていたようだ)に売るか、保険がかかっている場合、保険会社と取引するか、盗んだ美術館に買い戻させるかぐらいしか、手段がなく、ほとんど成功していない。
一時期流行ったのが、IRAなどのテロリストによる盗難だが、これも、人質(人命)と違って、ほとんど成功例がない。
ということで、美術館から絵を盗んで、金儲けをたくらむ向きには、是非読んでもらいたい本。無駄な労力を使わないで済む。
アンコールのような遺跡から、仏像などを盗んで売りさばくのは、出所の特定が難しいことから、残念ながら、まだ商売になってしまっている。
いずれにしても、フェルメールは、その希少性から、何かと注目を集めている。