kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニング

2014-06-11 | 陸上競技
火曜日、この日は1人だけ朝練で別メニュー。本人が「筋力低下」について切実に感じているようだったので「安心させるため」に朝からシャフト補強を行いました。かなりきつい内容ですがここはしっかりとやっておかなければいけないと思います。効果云々ではなく本人が納得できるかどうかというのは本当に大きいことだと思います。不安要素を一つでも取り除いていくために練習をする。「強くなる」というのも大事ですが持っている力を最大限に出せるようになることが重要だと思いますね。一人だけでしたがしっかりと取り組めていました。よく進んでいたと思います。終了後はすぐに栄養補給をさせて回復に努める。

午後は中国大会組とそれ以外の者に分かれました。中国組は必要な刺激だけ入れていく。軽めです。それ以外の者は今は強化しなければいけない時期なのでしっかりと練習をさせました。トレーニングです。シャフト補強とバランス系の練習を時間をかけて行いました。完全に自分たちで練習をするという流れ。バランス系の練習時に中国組と重なったので少しだけ4人と話をしていました。中国大会のランキング表が送られてきました。100m・200mに関しては追い風参考などが影響するのでほとんどあてになりません。組も大変なことになる可能性はあるなと感じていました。4継やはりランキング7位。4番目が48秒38、5番目が48秒39、6番目が48秒48、7番目がうちで48秒61、8番目が48秒65、9番目が48秒67。6チームが0.3秒の間にいます。距離にして・・・。1~2m程度でしょうか。この間に複数のチームがいるということは「失敗が許されない」のです。バトンを少しミスをするだけで一瞬で順位が変わるレベル。ビビりますね(笑)。

しかし、話の中で「失敗したらどうしよう」という不安にならないことを伝えました。ミスをしたらどうしようと思ってもどうにもならない。不安になれば確率的にミスをする可能性が高い。「試合で力を出す」ことだけを考える。ミスをするという可能性を考えるのではなく、どうすれば上手くいくのかを考える方が絶対プラス。前向きにとらえていきたいと思います。また、中国レベルでもアンカーに絶対的存在を配置できるほど戦力がそろったチームは多くありません。うちは絶対的なエースをアンカーに配置しています。逆に言うとそここまでに「遅れてくる」という覚悟を持たなければいけません。その「差」が追いつけるものであれば大丈夫なのです。県総体よりも3人が1m分ずつ頑張ればよい。距離にして80cm速くバトンを渡せる。ここが勝負に大きく影響してきます。まー細かい部分というよりも「なんとなく速く走ろう」という感じでしょうか。

一人調子が悪い。それなら他の3人が少しずつカバーすればよい。それがチームです。3人が0.1秒ずつ速く走ればそれで0.3秒速い。リレーは「総合力」の勝負です。1人だけ速くても面白くありません。走る4人が力と心を合わせて走るから面白い。調子が悪い者が全ての責任を負う必要はない。全員で1つのレースをするのです。4人がベストの走りをするためにはサポートする1年生3人がどう動くか。それにより選手の負担が減ります。中国大会には7人で行きます。走る以外の3人の動きによって選手が安心して力を発揮できるようになると思います。さらには残りの男子が中国大会までに何をするか。全体が4人のためにどう動くかで結果は変わるのです。4人は「自分たちのレースをする」ことだけを考える。そこに集中するべきです。

そのような話をしました。これがどう響くか分かりません。それでも大事なことだと思います。色々な部分を感じ取ってもらいたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする