東京都の1部の区では入学区域を外して学校選択制にしている。
評判の良い学校に児童・生徒が集まることは当然の成り行きだろう。食堂に入り、そこにいた地域のお母さんに尋ねた。近くでもA校は4クラス、B校は2クラス、C校も2クラスと話してくれた。学校の先生方は特色ある学校作りに真剣に取り組んでいる。夜遅くまで電気がついているとのこと。
新入生激減した中学校では、地域のレスキー隊の協力を得て、消防署の指導により5年間で200名を超える生徒が、普通救助認定を取得した。平成18年からはAEDについて学び、地域の防災訓練に多くの中学生が参加し活動している。地域の評判が高まり、学校全体も活性化し、生徒数も増加したとのことである。
しかも、東京都では私立中学校への入学数が大変多い。学校によっては半数ぐらいが進んでしまう。このことも、学校間の競争に拍車をかけたいる。
学校は、昔のような安穏とした学校ではいられない。競争の原理が入ってきたので、それに負けないために大変な努力である。
柏市初め他の学市町村では、今も旧来の学区域制を維持しているのが現状であろう。
時代は大きく変化している。義務教育のおいても同じである。特色ある学校と学力向上を努力する学校作りに真剣にとりくむことが必至である。そうしないと父母や地域からの信頼がなくなるであろう。義務教育も難しい時代になってきた。
皆さんのお子さんやお孫さんの通う学校はどうですか。