kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

小林喜多二・蟹工船(1/3)・・・・柏シルバーAクラス講義

2009-03-13 05:58:02 | 柏シルバー大学院

2月26日、野村証券柏支店の講堂で、10時より12時まで、千葉県生涯大学校講師○○先生の講義が行われた。今回は小林喜多二の蟹工船であった。蟹工船は、社会が不景気になり、今日のように契約社員の契約切れ、雇用の解雇等の会的事象など、社会が不景気になると多くの人に読まれる。

あらすじは次の通りである。

カムチャツカの沖でを獲り、それをにまで加工する蟹工船「博光丸」。それは、様々な出自の出稼ぎ労働者を安い賃金で酷使し、高価な蟹の缶詰を生産する海上の閉鎖空間であり、彼らは自分達の労働の結果、高価な製品を生み出しているにも関わらず、蟹工船の持ち主である大会社の資本家達に不当に搾取されていた。情け知らずの監督者である浅川は、労働者たちを人間扱いせず、彼らは懲罰という名の暴力や虐待、過労と病気(脚気)で倒れてゆく。初めのうちは仕方がないとあきらめる者や現状に慣らされた者もあったが、やがて労働者らは、人間的な待遇を求めて指導者のもと団結してストライキに踏み切る。しかし、経営者側にある浅川たちがこの事態を容認するはずもなく、海軍が介入して指導者達は検挙される。国民を守ってくれるものと信じていた軍が資本家の側についた事で、目覚めた労働者たちは再び闘争に立ち上がった。

今日、契約社員の時間切れ、アルバイト等は、蟹工船の乗組員と同じように、身分が保障されず、会社に一番都合のよい形でやとわれていると思います。ここが蟹工船と現在労働社会の共感と思います。 蟹工船は小林喜多二は25歳前後の1928.10.28から1929.3.30に完成した。

次回は「小林喜多二の生い立ち」をアップする。<o:p></o:p>