迷っていた講演会、天気もいいし、体調も良さそうなので思いきって出かけた。
慶應大学三田キャンパスでの 西脇順三郎生誕記念 アムバルワリア祭Ⅵ 『西脇順三郎と芭蕉』
講師は三人で、
1、吉増剛造(詩人)「雑神と雑草」
2、高柳克弘(俳人)「芭蕉と西脇ー旅人ふたり」
3、杉本徹(詩人)「超『名利栄達』主義詩論」
一人の持ち時間が少なく物足りない部分があったが、講師の話ぶりに詩人と俳人の雰囲気の違いも感じられ面白かった。
詩人の西脇順三郎についてはなにも知らなかったが、年を経るにしたがい芭蕉に心酔し、芭蕉の目指したところを西脇も詩の世界で実現しようとしていたことを知った。250年後の、それも違う分野の人をこれほど魅了するのだから、やっぱり芭蕉はすごい人なのかも。
西脇が芭蕉のことを書いた文章には「芭蕉の精神」「はせをの芸術」(西脇順三郎著『芭蕉・シェイクスピア・エリオット』所収)がある。
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