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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

柑橘 西南のひかり

2014年01月07日 | 日記

今日の柑橘

西南のひかり

口之津の試験場で育成された品種でアンコールに興津早生をかけたものに更に陽香をかけたものです。12月に熟して年内に販売のできる品種で酸が低く甘さも12から13度有って食べやすい品種です。中袋も柔らかく今後人気が出るかもしれません。

 


 今日は1月7日、皆さんは七草粥を食べましたか。昨日やって来た友達はあちこちで草を集めてきてあと蕪がないと言っていましたので我が家の畑から蕪を抜いてきてあげると「これで全部そろった」と満足げでした。その友達は食べることにはとてもこだわる人で七種全部入っていないと気が済まないのでしょうが、今日の我が家の粥は二草粥でした。我が家の畑で調達できる大根と蕪だけです。でも美味しかったですよ。白い粥の中に緑が鮮やかできれいでした。

 


カバマダラの幼虫がまた2匹蛹になりました。

右側のが脱皮しているところです。左側の前蛹はまだです。

両方とも蛹になりました。

まだ幼虫もいます。

 


源明山の方の夕焼け



はるみ の収穫

2014年01月06日 | 日記

今日の柑橘

はるみ

はるみは昭和54年に国の試験場で清見にポンカンをかけ合せて作られた柑橘です。デコポンや山口県のせとみと同じ組み合わせの交配種ですが、特徴はそれぞれ違います。はるみは温州みかんに似ていて果皮は柔らかく剥きやすい柑橘です。大きさは100g位の小さなものから300gを超える大きなものまで幅は広いのですが食べごろとしては180gから200gくらいが手頃でしょう。近年新しく作られた柑橘の中ではデコポンが一番有名ですがはるみはそれに次ぐ品種ではないでしょうか。全国で5500トン作られていてどこの町でも買うことができるくらい普及しています。デコポンの味の濃さに対して食べやすいさっぱりした甘さです。酸の低いものは1月から食べられますが2・3月の方が美味しくなります。寒さに対して弱いので今頃収穫します。

 


今日も穏やかな天気に恵まれて収穫作業はとても楽でした。カミさんが「こんなに暖かくていいね」と言っていましたが確かにこの時期としては考えられないくらい暖かな日が続いています。これからまだまだ中晩柑の収穫は続きます。

はるみの収穫をしていると珍しい蠅がいました。写真には撮りましたがなんて名前でしょうか。

 


珍しい蠅


なんて名前でしょうか 

 


今日の蝶 カバマダラ

今日は飛んでいる蝶にお目にかからなかったので室内で飼育しているカバマダラの様子を紹介しましょう。

昨日から前蛹になっています。多分明日には蛹になるでしょう。

蛹になる場所を決めて前蛹になったばかりです。

こんな形の蛹は初めて見ました。奇形です。羽化するでしょうか。

こちらの幼虫は終齢になりました。餌のトウワタを離れたようです。

この幼虫はやや小さくてまだ餌を食べています。

蛹の数が8個になりました。今後どうなるか楽しみです。

 

 

 


クレメンティン

2014年01月05日 | 日記

今日の柑橘

クレメンティン・ド・ヌーレス

 

 

みかんと同じくらい剥きやすい柑橘です。

種はほとんどありませんがたまに有ることもあります。

 

クレメンティンについては日本ではあまり馴染みがないためか知名度が低く、我が家を訪れたお客さんでも初めて見たとか初めて食べたという方が多いものです。クレメンティンはスペインで沢山作られていてヨーロッパの国々に輸出されています。なぜならヨーロッパは緯度が北に偏っているため柑橘類は南部の地中海に面した国でしか作ることができません。日本で温州みかんが一般的に流通しているようにヨーロッパではクレメンティンが普通のみかんとして食べられています。日本の温州みかんもヨーロッパに移されて栽培されていますがヨーロッパの人々の好みはみかんよりクレメンティンに軍配が上がるようです。日本人はあまり香りの強いものを好まないので温州みかんのように香りの少ないものの方が受けるかもしれませんがこの頃の洋風料理で育った若者はクレメンティンの方を好きになるかもしれません。

クレメンティンは昔アルジェリアで偶発実生として生まれたものでクレメント神父がその美味しさを認めて世に紹介したものだそうです。その時生まれたクレメンティンは種が多く実も小ぶりだったようですがその後いろいろ改良されていろんな系統に分かれてきました。中でもバレンシアの少し北にあるヌーレス村で枝変わりとして生まれたクレメンティン・ド・ヌーレスと言う品種は種がほとんどなくて食べやすく結実性も良いということで現在広く栽培されています。

私もスペインに行ったときに食べたクレメンティンが美味しかったので山本柑橘園でも作ってみようと思いクレメンティン・ド・ヌーレスを手に入れて栽培を始めました。今日はそのクレメンティンを収穫しました。糖度は例年よりやや低めで13度くらいです。酸味は少なくてとても食べやすいみかんです。これから販売です。

 


 今日も三日続きの穏やかな天気で、みかん畑からは遠くに雪をかぶった石鎚山が見えていました。家の近くのみかん畑では蝶が飛んでいたので追いかけて写真に撮りました。テングチョウでした。この蝶は成虫で越冬するため冬の間も暖かい日には時たま飛んでいるのを見かけることがあります。

 


冬のテングチョウ


夏はなかなか翅を開かないのですが寒い時期にはこのようにいつも翅を開いて日の光を受けています。 

 


ユーポン

2014年01月04日 | 日記

今日の柑橘

 


 昨日、今日と穏やかな日和が続きますね。

みかんの収穫が終わりこれからは中晩柑橘の収穫が始まります。今日はユーポンの取り入れを行いました。ユーポンとはイヨカンにポンカンを交配した柑橘で私の町にある県の柑橘試験場で30年余り前に作られた品種です。両親の特徴をよく伝えていて実はポンカンに近く、香りはイヨカンの香りがします。形は球形で果皮は滑らかできれいです。1月から3月頃までが食べごろです。種は少し入りますがとてもジューシーです。

 


ユーポンの収穫


 

なかなかきれいでしょう。

 


柑橘の紹介 文旦

2014年01月03日 | 日記

今日の柑橘

 


 柑橘類の中で文旦の仲間は大きいものが多いようです。大きいものは晩白柚のように3kgを超えるようなものもあります。この写真の文旦は600gから800gくらいで大きさとしては中よりやや大きめでしょうか。我が家で生まれた新種でまだ名前はありません。特徴としては早い時期に食べられる早生系であることと甘みが強いことです。果肉は堅くて剥いてもべたべたしません。大きいけど皮は厚くて硬いので剥きづらいのは多くの文旦類と同じです。

 


文旦をむいで果肉だけを取り出しました

 

 

 

 

 

 

一個の実から果肉だけ取り出すとこれだけあります。このまま食べても美味しいですがフルーツサラダと言う手もあります。

果肉が固くて丈夫なので果汁が出てべたべたすることはありません。大変だけどここまでやると食べやすくとても美味しいです。

 


新しいカメラの試し撮り

2014年01月02日 | 日記

今日の果物

弓削瓢柑

 弓削瓢柑は私のブログで何度か紹介したことがあります。柑橘類の中ではとてもユニークな形をしていて目を引きます。食味的には4月以降で柑橘の中では遅い部類に属します。一般のお店にはまだあまり出回らないので食べたことのある人は少ないと思いますが、グレープフルーツを甘くしたような味で香りも味も爽やかです。熊本県で生まれた品種のようですが昭和の初めごろ台湾に持ち込まれ台北大学で研究されていました。それを日本から行った人が持ち帰り台湾の品種だと日本に帰って伝えたため戦後は台湾の品種だと誤った情報として広まったようです。柑橘の中でも文旦のグループは種をまくと種々様々な形のものが生まれ、昔から九州南部と高知にはいろいろな種類の文旦類が地方種として残されてきました。この弓削瓢柑もその一つです。弓削瓢柑の親はきっと江戸時代に南の国との交易船に乗ってやって来たかまたはベトナムの方から黒潮に乗ってドンブラコッコとやって来たのかそのようなことだったと思われます。

 


 今日は新しいカメラの試し撮りに大島の東部東和地区へ行ってきました。今日は初めてなので初期設定のままオートでカメラ任せで撮ってみました。動くものを撮るには多少設定を変えなければいけないので風景と花を中心にして撮りましたが幸い蝶の写真も少し撮れました。今日のブログの写真は全て新しいカメラのものです。トリミングはしていますが編集なしです。

昼間の光りの中ですから全体として明るく撮れていますがもう少し明暗をはっきりさせたい気もします。AFの速さはあまり早くありませんが向きを変えるとすぐに勝手にそこへ合わせてくれるのは便利です。これから徐々に私の好みの写真が撮れるよう設定を変えていこうと思っています。

 


海岸の風景

 

お詣り 

お正月ですからお宮さんへもお参りしてきました。100段くらいある石段を一気に上がると8分目くらい上がったところで少し息が切れてしまい後はゆっくり一歩一歩登りました。齢ですかね。

昨年も2日にこの神社にお参りしているのを思い出しました。この神社の森は珍しい植物が生えているのでとても面白いのです。

 

水仙

 

 

道端に咲く花

皆さんもお気づきでしょうが白い花はとるのが難しいですね。

 

 

 

 

 

 



〆は今日出会った蝶たちです

ベニシジミ

まだスイバに卵を産む気でしょうか。一昨年は1月6日に卵を産んでいるところを見ました。その後何度も見に行きましたがその卵が冬の間に孵化したのかどうかは確認できませんでした。

矢印の所にいるのが2齢幼虫です。

 

ムラサキツバメ

 

カバマダラの幼虫と蛹

少し暖かいからでしょうかトウワタの葉を食べていました。

一応写したいものにピントはあっているようです。

 

この頃のカメラはすごいと思いますが機能を覚えて使いこなすまでには相当かかりそうです。

 

 


元日

2014年01月01日 | 日記

今日の果物

赤い実 黄色い実  どちらも我が家で生まれたオリジナル柑橘です。

自然をつかさどる神様はいろんな実を人間にくださいます。私はそれを神様から受け取る仕事をしているので世界中の人たちの中で初めてその果実を味わうことができます。幸せです。 

 


林檎

アダムとイヴがいただいたリンゴの末裔を今日いただきました。王林と言うリンゴです。

カミさんがリンゴを出してくれたのですが「自分で剥きなさい」と可愛げのない言葉が付いていました。 自分で剥くくらいなら食べるの止そうかなと思いましたが正月早々もめることもないので少し遊び心を出して剥きました。ビーラーでリンゴをむくのは初めてです。私たちの子供の頃は刃物を上手に使えなくては一人前とは認められなかった時代ですから包丁やナイフでリンゴの皮を一度も切らずに剥くなんて当たり前のことでした。どれだけ長く剥くか兄弟で競争もしたものです。ビーラーは割に使いやすくて約3mくらいに剥けて私が満足しているとカミさんはバカなことをと冷ややかな目で見ていました。なにごとも遊び心でやれば楽しいものです。

 


 今年の元日はあまり良い天気とは言えませんでした。雲間から日の差すこともありましたが肌寒く風の冷たい一日でした。

大晦日の夜夕飯のすんだ後、毎年のことですが『さあ年賀状を作ろうか』とパソコンに向かい年賀状つくりにかかりました。毎年のことですがなぜもっと早く取り掛かれないのか自分でも不思議ですがテレビで紅白歌合戦の歌が聞こえてくるとようやくやらなくっちゃと言う気分になるのです。昔は年賀状とは元日に書くものだったという説もありますが私はずっとこのようにしてやって来ました。デザインもゆっくり構想を練る暇はありません。思いついた写真を取り出して貼り付けたら出来上がりです。11時ごろからプリンター2台をこき使って印刷します。それでも写真印刷は結構時間のかかるものですし、あて名印刷は修正しながらなので300枚出来上がったのは3時を過ぎていました。そのまま夜中に郵便局まで出しに行けば朝一番の便で全国に出てゆくのですがもう眠くってあきらめました。5時間ほど寝て朝一番で郵便局に行きそのまま港へ写真を撮りに行きました。さすがにこの寒さでは蝶はいないので鳥でも撮ろうと港で待ちました。海の鳥たちは正月に関係なく普通に飛び回っていました。

午後にはやはり蝶をと車で大島を一回りしました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

カナリア諸島にて


君は天然色


 あけましておめでとうございます。
年頭の「今日の音楽」はなかなか頭を絞る作業なのですが…
大晦日に突然の訃報が届きまして、ショックでした。
大滝詠一さん、ご冥福をお祈り致します。         (らんらんさんより)


元日の嵩山


 

カモメの飛翔


 

 

カモメの体は完全に空気抵抗の無いようにできていますね。無駄のない美しさです。 

 

アオサギと釣り人


釣り人にはアオサギのことなど眼中にないようです。

 

2014年の初日はこんな風でした。