曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

キアゲハ・ルリタテハ

2011年06月16日 | アサギマダラ飼育

今日の花

崖の上にたくさん咲いている小さなかわいい花ですが花弁が5枚の花と6枚のが混ざっています。星を緑の草の上に撒いたようです。名前は知りません。

 


 

 今朝からずっと雨が降り続いています。今日は静岡からみかん農家の方たちが来られました。以前から決まっていた日程とはいえ、こんな日に当たるなんて皆さん付いてないですね。10人くらいだったのでみかんの作業場で丸く椅子を並べ話をしました。いつものようにネコのソックスが現れてお客さん達の周りをうろうろと付きまとっていましたがネコの嫌いな人もいるかもしれないのでちょっと心配でした。しかしなんという性格なんでしょうね、ソックスは人が大好きでみんなかわいがってくれるとでも思っているのでしょうか誰か尋ねて来るとすぐにすり寄って行きます。
 しばらくすると雨も小ぶりになって来たので畑に出てみました。雨もやんだわけではないので傘をさしてみんなでしょぼしょぼと畑を歩きました。静岡は昔からみかんの大産地でお茶と並んで全国的に有名なブランドの産地です。静岡の青島みかんと言えば特に有名で私たち山口の青島はブランドではかないません。瀬戸内の少雨気候と安山岩の赤土土壌に水はけのよい斜面にある畑の条件を考えたら品質的には絶対静岡に負けてはいないと思いますがいかがでしょうか。まあ、そんな産地間競争はどうでもいいことでわれわれ弱小農家は助け合っていかないと流通の大資本に食い物にされてしまいかねないのが現状です。
 我が家で作っている南津海や弓削瓢柑の畑を案内しました。専門家である彼らにはみかんの樹を見ればどんなものか分かるはずです。私も全国のみかん農家を訪ねて歩きます。情報交換をしたり・新しい技術や知識を教わったりするのは役に立つと同時に楽しいものです。

 

 雨のため新しい写真はありません、蝶々の部屋は昨日の続きです。白木山山頂にいた蝶をご紹介しましょう。

 


 

キアゲハ

 キアゲハは普通に見られるナミアゲハととてもよく似ています。キアゲハはアゲハの仲間の中でも特に世界中に広く分布するものだそうでヨーロッパから極東までの寒帯から温帯までと、また北アメリカにもいるそうです。草原が好きで山頂付近の草地は特に多いそうです。昨日行った白木山の山頂はこの条件にぴったりで何頭かのキアゲハがチガヤなどの多い草原を飛び回っていました。幼虫はニンジンの葉やパセリによく付いているので見たことのある人も多いかもしれません。ナミアゲハは人里に沢山いるのでよくご存じだと思います。比較のため山頂で撮ったキアゲハと麓の民家の庭で撮ったナミアゲハを載せます。

お気づきかもしれませんがキアゲハはどの写真もみんな左から右へ向かって飛んでいます。私が位置を変えなかったせいもありますが蝶の飛ぶコースが決まっていて、左側に現れて右側に飛び去るのです。この場合私が撮る位置を変えるべきでした。アザミの花に一度だけ止まりましたが良いアングルになりませんでした。草原を低く飛び回る蝶を想像して見てください。

 

ナミアゲハ

 白木山麓の民家にきれいな花をたくさん咲かせた庭がありました。花もきれいでしたが蝶が沢山いたので師匠と庭に入ろうとすると車の音に気付いたのか家の人が出てきて不審げな顔をしてこちらを見ました。仕方がないので「お花がきれいですね。写真を撮らせてください。」と言うと納得して家に引っ込んで行きました。もちろん言葉に偽りなく、蝶の写真だけでなく花の写真もしっかり撮りました。アゲハチョウは吸蜜に夢中で楽に写真を撮ることができました。

キアゲハは名の通り黄色が濃くて鮮やかですがナミアゲハも夏型の中には黄色の濃いのがいます。色だけで判断するのは間違いのもとです。模様の異なる所が少しありますので憶えておいてください。


ルリタテハ

3月のころから暖かい日には越冬成虫が飛んでいますがさすがに羽が破れていたり表面に傷があったりできれいな個体は見ることができません。昨日飛んでいたルリタテハは生まれて間のない個体とみえてきれいでした。この蝶も飛ぶのが素早くてなかなか撮りずらい蝶ですが面白い行動の癖があります。お気に入りの場所があると人の気配にびっくりして飛び立っても、しばらくすると必ず同じ場所に帰って来ます。そしてとまる位置も決まっていますのでそこにカメラを向けて距離も決めておけば飛翔も素早いけれど比較的うまく撮れるのです。


こちらを向いている飛翔はなかなか撮れません。

サルトリイバラの木がお気に入りのようでした。葉裏に隠れてこちらを見ている所がかわいいですね。

 

最近は3D写真の撮れるカメラがあります。蝶の飛翔写真はそうゆうカメラで撮ると楽しいかもしれません。

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蝶生 (らんらん)
2011-06-17 07:30:58
おはようございます。
羽がぼろぼろの蝶も、なかなか味があっていいと思います。これはこれで美しい
蝶の厳しい人生(蝶生)が想像できますよね。

<感染性だじゃれ照れまん病> は絶好調ですね!蝶調さんもうつらないように、気を付けて下さい。(^^) 私も本家にはかなうはずないのに、時々…発症しそうになります。
スルガ (照れまん)
2011-06-17 09:17:09
コモチマンネン生 の蝶調さん こんにちはー
いきなり コモチマンネンセイ だなんて うらやましい 照れまんですよ。
五弁の花弁でごべんなさい!  ナンチャッテ! 
   もしもし、照れまんさん 小便でもして寝てなへれ!!
ハイ、そうします。

前日の記事にも 蝶の背景に 小さい黄色星型の花が咲いているのに、蝶調さんは なんで花を撮らないの~ と思っていたら、きっちり押さえていましたね。御見それいたしました!!

黄色の花 バラ目 ベンケイソウ科 コモチマンネングサ だと思われます。多肉植物。
実は 我が家の庭にも咲いていまして、写真に撮っていて 名前も調べているのですが、花があまりに小さすぎて 私のカメラでは 十分に撮れません。それで、何とかならないかと思案橋ブルース中です。

ヘテカラ、山口と静岡の対決ですが、山口は静岡にはかなわないと思います。
それは、静岡、 昔は 駿河・スルガ と言いますが、スルガとは 古代ミクロネシア語で 肥沃な土地で作物がいっぱい取れる豊饒の楽園 と言う意味だそうです。だから、山の口ではかなわないと思います。
ちなみに、隣の 相模・サガミ と言うのは、お魚がいっぱい取れる、みんなで漁労のできる土地と言う ポリネシア語だそうです。だから、東京湾から神奈川のあたりは、昔は魚の宝庫だったのではないでしょうか。
ただ、この スルガ の説は学会では全く認められていないようなんです。残念だけど、面白いでしょう。
古代ミクロネシア語を必死で研究している一人の学者さんの説のようです。

そういうことで、らんらんさんも 復活して・・・。
ピチピチ ちゃぷちゃぷ らんらんさん!!
オメデトウ ☆☆☆ 
ボロは着てても心は錦 (蝶調(山本))
2011-06-20 00:52:21
らんらんさんに照れまんさん こんばんはー

お便りありがとうございます。
お二方とも午前中のおつむの冴えわたっている時に書いてくださるのでしょう、私の気付かぬことをさらっと教えてくださるのはありがたく思っています。私がブログを書いている時は大概夜中で脳は半分寝ています。
またいろいろ教えてください。
復活 (照れまん)
2011-06-21 11:39:34
らんらんさん こんにちはー
復活 オメデトウ御座います。
この場をお借りしまして、蝶調さんの弟子にもなれない、照れまん君がご挨拶申し上げます。

ところで、ボロボロの蝶、ルリタテハさんですが、実はこの蝶は この形がオリジナルで、翅がギザギザ状になっています。
飛ぶのがすごく速くて、向きを変えるのもすばやいです。おそらく、鳥などの天敵から逃れる為に身につけたものだと思います。その時、空気の抵抗で翅が敗れやすいので、あらかじめこのようなデザインにしておくと、敗れにくいのではないかと思います。速く飛ぶため、又急旋回などがしやす為ではないかと思われます。但し、この意見は蝶調さんの弟子にもなれない素人の意見なので、個人的感想ですので、ヨロシク。
♪~ 「ボロは着てても心の錦・・」
普通に考えると、「ボロは着てても心<は>錦」 ですよね。それが、なぜだか 星野さんの作詞は 心の錦 になっています。
きっと その「の」に強いこだわりがあったのでしょうね。私なら 心は錦 にしたでしょうけど・・・・。
蛇足ながら、付け加えさせて頂きました。御免ちゃい!!

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