曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラが里に下りてきました

2014年08月30日 | 日記

今日の花

キジョランの花

キジョランはアサギマダラの食草です。蔓性の植物で大木に巻き付くと15m~20mにもなります。水気の多い沢などで見られます。

 


 今日の夕方、仕事の帰りにレモン畑のビオトープへ寄ってみました。まだ少し早いかなと思いながらもキジョランの葉裏にアサギマダラの卵がないか調べてみました。新しい食痕がないのでまだ幼虫はいないことが分かります。何枚か葉裏を見てゆくうちに真新しいアサギマダラの卵が見つかりました。真っ白で新鮮な感じから今日産み付けられたものと思います。アサギマダラは夏の間暑さを避けるため山の山頂付近にいます。例年ですと9月になって秋の気配が感じられるようになると里の方に下りてきます。そして秋の産卵を始めるのです。秋の産卵は9月から始まって12月の中下旬まで続きます。晩秋の卵は孵化して初齢か2齢で冬を越します。3月になり気温が上がり始めると幼虫も餌をよく食べるようになり急に大きくなってゆきます。大島では3月の末か4月の初めごろ蛹になり早いものは4月の末から5月の連休頃にかけて羽化します。羽化したアサギマダラは成熟するのに時間がかかりますのですぐには産卵することはないと思われます。しかしながらキジョランには4月の初めごろから卵が見られることがあります。これらの卵は南の島で早くに生まれて北上してきたアサギマダラの産卵によるものと思われます。大島では一年中アサギマダラを見ることができますが入れ替わりが常に行われているのかもしれません。不思議な蝶です。

 


私のビオトープのキジョランにアサギマダラの産卵が始まりました

夏の間はアサギマダラの幼虫がいないので新しい新葉がたくさん出ました。

赤い矢印の所の葉に卵がありました。これからどんどん増えることでしょう。

産み付けられたばかりのアサギマダラの卵

 


昨年の秋のアサギマダラ

 

 


今日は珍しく天気がよく秋らしい空が広がりました。

 

今年あまり見なかった入道雲も四国の上に出ています

 


ビオトープで見たその他の虫

 

憎きヤドリバエでしょうか ?

 

 


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